IS×DMC~赤と青の双子の物語~   作:storyblade

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ラウラの挑戦を受けて立ち、圧倒的な強さで終始優位であった海之だったが、ラウラの機体に搭載されたVTシステム?によって変貌したラウラに身体を貫かれる。
火影以外の誰もが最悪の展開を予感したが、海之はその怪我を気にせず、謎の黒い力に縛られたラウラを止め、救い出すと断言。見事に果たすのであった。


Mission47 パートナーはどうする?

先の戦いで負傷したラウラと千冬が話していた一方。

シャルロットによって別室に運ばれたセシリアと鈴の見舞いに火影、海之、一夏、箒、簪が来ていた。因みに二人が運ばれた後の事は火影によって説明されていた。

 

「ふ~ん、そんな事があったんだ。まさかあいつにそんな過去があったなんてね」

セシリア

「でもそれと私達を襲ったのは別問題ですわ!本当にいい迷惑です!」

「まあそれは確かに」

一夏

「あはは…」

 

三人の話だと、セシリアと鈴が訓練を始めようとしていた時に突然ラウラの砲撃を受けたらしい。最初は互角だったらしいがあのAICを受けて形勢は逆転。一方的にダメージを受けていた所に一夏が零落白夜で助けようとするも不発。一夏は自分が引き受けている間に箒に火影達を呼んでくる様頼んだらしい。そして帰って来たちょうどの所で倒れたとの事。

 

「すまん一夏。私がもう少し早ければ」

一夏

「気にしなくて良いって」

セシリア

「ですがAICを受けたからとはいえ私達三人で挑んでも勝てなかったのに、海之さんはお一人で圧倒されるなんて…。やはりお強いですのね」

海之

「大した事はない」

一夏

「そんな謙遜すんなって。物凄かったぜ、おまけに新しい武器というおまけつきだしな」

「新しい武器か…。ねぇ火影、海之。私達にもなにか造ってよ。確か簪だっけ?あなたは今造ってもらってるんでしょ?」

「うん。完成はまだ先らしいんだけどね。火影くんに使い方を教えてもらう事になってるの」

「…えっ?」

火影

「使い方が難しい武器でな。教えるようにと海之からの依頼だ」

「海之から?なんだそっか~」

シャルロット

「……」

海之

「そうだな。知り合いにも話しておこう」

「宜しくね」

海之

「簪の武器ももう少し待っていてくれ」

「うん、大丈夫」

「…専用機か…」

一夏

「どうした箒?」

「ああ…、ちょっとな」

 

とそこへ三人のISの状態を調べていた真耶が入ってきた。

 

真耶

「お待たせしました。皆さんのISの状態がわかりました。織斑くんの白式に関してはとりあえず大丈夫そうなのですが…、オルコットさんと鳳さんの機体は残念ですがトーナメントには間に合いそうにないですね。ダメージレベルが危険領域ギリギリまで達しています。一度大がかりな整備が必要です」

「ああやっぱり…。なんかそんな気がしてたのよね…」

セシリア

「残念ですわ…」

火影

「いいじゃねぇか。トーナメントは成績とかには関係ないらしいし。この機会にゆっくり休め」

「う~ん、確かにそうなんだけど…」

セシリア

「ええ、残念なのはそれだけでは無いのですわ…」

火影

「?」

 

その時、廊下から騒がしい音が聞こえる。

どどどどどどどどどどっ!!

どうやら足音のようだ。

 

 

一夏

「な、なんだ!?」

火影・海之

「「?」」

 

バンッ!!

勢いよく医務室の扉が開いた。

 

「織斑くん!」

「火影くん!」

「海之くん!」

 

大勢の女子が入り込んできた。

 

一夏

「なななな、何!?」

生徒1

「私と組んで!」

生徒2

「いや私と組んで!」

生徒3

「ずるい!私だって組みたいのに!」

 

生徒はみんな興奮している。

 

「これなのよ…」

セシリア

「ええ、これなのですわ…」

火影

「えっ?」

海之

「………ん?」

 

海之は足元に落ちているプリントを拾って見た。

 

海之

「……。二人共読んでみろ」

火影

「?…えーっと…今月開催する学年別トーナメントでは、より実践的な模擬戦闘を行うため、二人組での参加を必須とする。…ああ、そう言う事か」

一夏

「二人組…タッグって事か?」

生徒4

「そういうことなの!だからお願い!」

生徒5

「いえ私と!」

 

どうやら来週のタッグトーナメントで一夏、火影、海之と組みたいと押し寄せた様である。すると海之が、

 

海之

「みんな落ち着け。ここは医務室で見ての通り怪我人もいるんだ。騒いで怪我に障る様な事があったらどうする。俺達も今知ったばかりだから急には決められん。少し考える時間をくれ」

 

すると後ろからも、

 

千冬

「海之の言う通りだ。廊下をバタバタ走っただけでなく安静第一の医務室で騒ぐとは良い度胸だな?だが運が良い事に今の私は少しばかり機嫌が良い。不問にしてほしければ今すぐ出て行く事だ」

 

ラウラの部屋からこちらに来た千冬が生徒達に話しかける。

 

生徒全員

「「「!!失礼します!」」」

 

女子達は全員去って行った。静かに、廊下を走らず。

 

「…凄かったね」

シャルロット

「…うん」

一夏

「つくづく海之って大人だな」

千冬

「全く騒がしい」

火影

「織斑先生。ボーデヴィッヒは?」

千冬

「うむ。思ったより大丈夫そうだ。ただ今回の罰として来週まで自室謹慎とトーナメントの出場不可とした。あいつの機体に搭載されていたVTシステムについても調べねばならん」

海之

「そうですか」

一夏

「なぁ千冬姉。今回のトーナメントがタッグってほんとか?」

千冬

「織斑先生だ!…まぁしかし今は授業ではないから不問としてやる。そういうことだ」

(これがあるから、火影と組むために頑張ってたのに~!)

セシリア

(一夏さんとのペアが…、恨みますわよボーデヴィッヒさん!)

一夏

「とはいってもなぁ。俺なんかと組みたい奴なんているのかなぁ」

一夏以外の全員

「「「ハァ…」」」

 

一夏以外のみんなが深いため息を吐く。その時シャルロットが火影に話しかける。

 

シャルロット

「…あの…火影。火影ってもう誰と組むか…決めてる?」

火影

「えっ?いやまだだ。というかタッグの事は今初めて知ったからな」

 

それを聞いたシャルロットが嬉しそうに聞く。

 

シャルロット

「じゃあさ!僕と組んでくれない?…ダメかな…?」

火影

「いや、構わないぜ。宜しくな、シャルロット」

シャルロット

「!…うん!」

(…!)

 

その一方で簪が海之に話かける。

 

「あの…海之くん?」

海之

「なんだ?」

「あの、タッグの相手なんだけど…、もし…良ければ、私と組んでほしい…」

 

簪が顔を少し紅くして言った。

 

海之

「だがお前の機体は完成していないのでは?」

「うん、そうなんだけどね。でも訓練機に私の専用機に搭載する予定の武装の一部を積んで出る事が許可されたの。だからそのテストも兼ねたいの」

海之

「そう言う事か。構わん。宜しく頼むぞ簪」

「!…ありがとう」

 

火影とシャルロット、海之は簪とタッグを組む事が決まった。

 

一夏

「二人共いいなあ、スムーズに決まって。俺はどうす」

「一夏!」

一夏

「!ど、どうしたんだよ急に」

「あっ!す、すまん。そのトーナメントのタッグなんだが、私と組まないか?」

一夏

「えっ?あ、ああ。俺で良いなら」

「ほ、本当か!?約束だぞ!」

一夏

「わ、わかったってば。そんな必死にならなくても」

 

一夏も箒とペアを組むことが決まったようだ。それを見て悔しそうな人が一人。

 

セシリア

(本当に、本当に不本意ですが!今回は仕方ありませんわね…)

 

一方鈴はシャルロットに話しかけていた。

 

(ね、ねぇシャルロット。ちょっといい?…あんたって…もしかして火影の事)

シャルロット

(えっ!!……うん。って…もしかして鈴も…?)

(…うん。まあね…。ハァ~、私が好きになる奴ってなんで女子に好かれる奴ばかりなのよ)

シャルロット

(…ふふっ。それだけ火影が良い人ってことじゃない。負けないからね、鈴♪)

(!…いいわ。私だって負けないんだから。今回は残念だけど、絶対負けないからね♪)

 

二人はお互いライバル宣言?をしたがその顔は笑顔であった。

 

火影

「…?なんかえらく仲良くなったなあの二人」

千冬

「どうやらここにいる奴はタッグが決まったようだな。全員恥ずかしい結果を残すなよ」

全員

「「「はい」」」




※次回はトーナメントに向けてそれぞれの様子を書く予定です。
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