IS×DMC~赤と青の双子の物語~ 作:storyblade
これは前話の間とその後にあったお話です。火影や海之は出てきません。
※UAが35000に到達しました!ありがとうございます。
今日は少女達が買い物の約束をした当日。
ここは島にある大型ショッピングモール。島半分を占めるIS学園に合わせてモール内は女子向けの店が約7割を占めている。そんなモールの入口広場に男子陣を抜いたいつものメンバーが集まっていた。
シャル
「ごめん!遅くなっちゃった」
ラウラ
「すまない」
セシリア
「気になさらなくて良いですわ。私達もそれほど待っておりませんから」
鈴
「…ってラウラ。あんたなんで軍服なのよ?」
ラウラ
「何を言う?これは外向け用の普段着だ」
箒
「いや違いがわからないぞ」
簪
「水着と合わせて服も買えばいいじゃないですか」
本音
「そ~そ~」
セシリア
「しかしこう見るとかなりの人数ですわね」
鈴
「そういえばそうね。…てかみんな火影や一夏達には気づかれてないわよね?」
箒
「うむ。問題ない」
ラウラ
「しかし何故内緒にするんだ?一緒に探せば良いではないか?」
シャル
「う~ん。でもお披露目は当日にしたいじゃない」
ラウラ
「そういうものか」
本音
「じゃ行こう~」
そして少女達はモール内に入って行った…。
…………
モール内の女性向けの洋服店。
夏本番に向けて特設の水着売り場も出来ていてそれなりに盛況だった。そして彼女達も、
ラウラ
「…ほ、本当にこんな薄いものを着るのか…?」
本音
「そうだよ~」
簪
「やっぱりセパレートは恥ずかしい…」
箒
「どんな物が一夏の好みだろうか…」
セシリア
「やはり私と言えば青色でしょうか」
シャル
「こっちも良いけど…こっちも捨てがたいなぁ…」
鈴
「前のとは違った色にしてみようかな…」
そんな感じでみんなお気に入りの物を選んでいたのだが、
女子1
「ねぇ聞いた?駅前の公園にあるクレープ屋さんの話」
女子2
「聞いたよ~!恋が叶う幻のミックスベリーの話でしょ!」
女子3
「私も聞いた!でも幻といわれてるだけあっていつも売り切れらしいんだよね~」
女子1
「あ~やっぱりそうなんだ。いつ買いに行けば良いのかな~」
全員
「…恋が叶うミックスベリー…?」
…………
シャル
「時間はかかったけどみんな決まったね」
簪
「うん」
ラウラ
「…ほ、本当にこんな薄いものを着るのか…?」
鈴
「いやあんたそれさっきの台詞の繰り返しだから」
本音
「ねぇあれ~、おりむーじゃない?」
箒&セシリア
「「えっ?」」
見ると向こう側から一夏が千冬と真耶と一緒に歩いている。どうやらこちらに向かって来ている様だ。
シャル
「一夏荷物持ちやらされてない?」
セシリア
「ど、どうしましょう。全員でいる所を見られたら感の良い織斑先生の事、からかわれる気がしますわ」
ラウラ
「うむ。教官ならありうる話だ」
箒
「しかも私達みんな手に持っているしな…」
鈴
「ねぇ。二人の水着持って帰ってあげるわ。二人は何気に探すフリしてなさいな」
シャル
「そうだね。二人だけなら特に何とも思われないかも」
箒
「…すまん。感謝する」
簪
「じゃあ私達は先に帰ってるね」
そういうと箒とセシリアだけ残り、他のメンバーはばれない様に帰って行った…。
そこへ、
一夏
「…あれ?箒、セシリア」
箒
「ギクッ…い、一夏。あ、それに織斑先生、山田先生。こんにちは」
真耶
「篠ノ之さん、オルコットさん、こんにちは」
一夏
「どうしたんだよ二人共?」
千冬
「…お前な。水着売り場で女がいる理由と言えばひとつしかないだろうが?」
一夏
「……あ、そ、そうか。悪い」
セシリア
「気になさらないでください。…所で一夏さん、そのお荷物は?」
一夏
「あはは。二人の荷物持ちやってんだ」
真耶
「ごめんなさい織斑くん…」
千冬
「軽い筋トレと思えば良い」
箒
「一夏、手伝うぞ」
セシリア
「私もお手伝いしますわ」
一夏
「いいのか?二人とも水着を探してたんじゃ?」
箒
「ああそれならもう大丈夫だ」
一夏
「?」
セシリア
「それより先生方も水着をお探しに?」
千冬
「ああ。たまにはと思ってな」
そう言うと千冬は水着を物色し始め、暫くすると色違いの2つを手に取る。
一夏
「白か黒か…。千冬姉だったら…俺は黒かな」
箒
「うむ。私もそう思う」
セシリア
「よくお似合いと思いますわ。先生」
千冬
「ふむ、そうか。ではこれにしようか。一夏、支払いだ」
一夏
「へ~い」
そう言うと千冬と一夏は会計に行った…。と箒とセシリアに真耶がこっそり話かける。
真耶
(…二人、いえ皆さん水着は決まりました?)
箒・セシリア
「「!!」」
二人は思い切り焦った。まさか千冬よりも先に真耶から指摘されるとは。しかも皆さんという事はもしかして…、
箒
(…あ、あの山田先生、気付いてらっしゃったんですか?)
真耶
(たまたま見ちゃいまして。安心してください、先輩と織斑くんは気づいていませんから)
セシリア
(そ、それならとりあえず安心です…)
真耶
(ふふ、可愛いって言ってもらえると良いですね)
箒・セシリア
((……))
二人は赤くなった。とそこへ、
一夏
「お待たせ~。ってどうした二人とも?」
セシリア
「な、なんでもありませんわ!」
箒
「そ、その通りだ!決して何でもないぞ!」
一夏
「?」
…………
やがて買い物も終わり、5人は帰路に就くために駅に向かっていた。
「ねえねえ聞いた!?街の喫茶店で強盗があったんだって!」
「それ私も聞いた!でもお客さんが解決したって聞いたけど」
「そうそう!なんでも男性が二人でだって!すごいよね~!」
千冬
(…強盗を退治した男二人?…まさか)
真耶
「どうしました先輩?」
千冬
「あ、いや何でもない。篠ノ之もオルコットも悪かったな。付き合わせて」
箒
「いえ構いません」
セシリア
「…あっ!そうですわ!みなさんちょっとお時間宜しいですか?」
一夏
「えっ?ああ俺は大丈夫だ。千冬姉と山田先生は?」
千冬
「構わん」
真耶
「私も良いですよ」
そして5人がやって来たのは…、
一夏
「このクレープ屋かセシリア?」
セシリア
「そうですわ。すみません、ミックスベリーってございますか?」
店主
「ああすみません。ミックスベリーは品切れなんですよ~」
セシリア
「そうなんですの…」
箒
「やはり幻なのだな…」
するとそこに千冬が、
千冬
「…失礼。小ぶりのサイズはできるか?」
店主
「はいできますよ」
千冬
「…ではストロベリーとブルーベリーを小ぶりで2つずつ頼む」
店主
「お客さんやるねぇ」
やがて出されたそれは箒とセシリアに渡された。
千冬
「ほら。今日の買い物に付き合わせたお礼に奢ってやる」
箒
「あ、ありがとうございます。でもどうしてこれを…」
千冬
「ストロベリーとブルーベリーを合わせて食べたらミックスベリー味になるだろう?」
箒・セシリア
「「……あっ!」」
一夏
「ああなるほど。そういう裏ワザもあるんだな」
真耶
「さすが先輩」
そして、
箒
「一夏!私のストロベリー一口やる」
セシリア
「では私のブルーベリーも」
一夏
「お、いいのか?サンキュー」
そして一夏は二人のクレープを食べた。
箒・セシリア
「「♪♪」」
二人は笑っていた。…とその時店主が千冬に小声で話しかけた。
店主
「ところでお客さん。あんたさっきの人の知り合いかい?」
千冬
「えっ?」
店主
「さっきお客さんと同じ様に注文した人がいたのさ。銀髪の青い目の兄ちゃんだったけどな」
千冬
「…銀髪の青い目?…!」
真耶
「先輩それって…海之くん?」
店主
「やっぱり知り合いか。一言一句全く同じ様に言ったからそうだと思ったよ。兄弟ってゆう感じでもないし恋人か?」
千冬
「な!!ばばば、バカなこと言わないでもらおう!私と海之はそんな関係ではない!」
一夏
「千冬姉~、海之がどうしたって?」
千冬
「な、なんでもない!!」
千冬は暫く顔の赤みが止まらなかった。
最近箒とセシリアが出番少なかったので書けて良かったです。