BLEACH~ほんとはただ寝たいだけ~   作:真暇 日間

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BLEACH~98

 

 side 黒崎一護

 

 まあなんだかんだルヌガンガとかいうちょっと覚えにくい名前の砂の虚を倒して進む。こっから先はネル達でもわかんねえだろうし、これ以上一緒にいると裏切り者と完全に認識されるだろうからな。もう遅いかもしれないが。

 ……そうそう、遅いと言えばルキアと恋次が合流してきた。おせえよ。織斑さんに頼んでここに送りつけられたそうだが、仕事中はそういう話をされても間違いなく聞いてくれないのはわかっているから仕事が終わってすぐに話をしたそうだ。じゃあしょうがねえかな。仕事中の織斑さんは融通が利かねえから。

 

 そういう訳でやっとこさ到着したわけだが、やっぱでかいな。殺気石じゃあないみたいだから問題なくぶった切れるのが一番の幸運だろうか。と言うか、正直あの石マジで何なのかわからねえよな。霊子を分解する波動を出す霊子構造物ってなんだよ? 普通最初に自分を分解して消えるだろ?

 いやそんなことはどうだっていいんだ、重要なことじゃない。今重要なのは俺の目の前にあるこの巨大構造物が殺気石ではないお陰でそこそこ簡単にぶった切ることができるという事だ。このくらいなら月牙を使わないでも抜けそうだが、とりあえず剣圧で斬り捨てておく。風が通るようになったから多分これで抜けたな。

 

「よっしじゃあ行くか!どこに繋がってるかは知らんが!」

「まあ中に繋がってるのは間違いないだろうから別にいいけどね……」

 

 壁ぶち抜いて風が通るようになってるのに中に繋がってないとか笑えねえんだけど。あと、こっから先は本当に危なさそうだからネル達は置いてきた。自称ゴミ虫とか言ってたくせに割と速いのには驚いたが、まあ俺に追いつけるほど速くはねえのがな。

 ……なんか一瞬だけ凄まじい速度が出せるのには、もうお前それで逃げとけばよかったんじゃねと思ったりもした。何言ってももう遅いから気にしないことにしたが。

 

 で、ぶち砕いた壁の先、建物の内部に到着したが、そこから先はちょうど五つに分かれていた。ほんと、まるで計ったかのように五つだ。一人一つの道を選んで、それぞれが井上を助けるために走る。どこにいるかはわからねえし、もしかしたら途中で合流することもあるかもしれないが、それはここの構造がわからない以上期待することじゃない。

 ……つーか、なんで置いてきたはずのネルは俺についてくんのかね? 霊圧的に耐えられるとは思えないんだがよく当たり前に走ってこれる。

 

 後、もう二人。ペッシェとドンドチャッカも同じように石田と恋次の後を追っかけたみたいだ。ネルと一緒に居てやらないでいいのかよと言いたいところだが、ネルも迷ってるみたいだし多分あいつらも迷ったんだろ。始めてきた所なら仕方ねえわな。俺も迷ってるようなもんだし。

 霊圧感知で大体の事はわかるんだが、わからないこともそれなりに多い。石田くらいになれば霊子の濃度差によって壁か道かが全部わかるようにもなるかもしれないが、俺はそこまで感知能力鍛えてないからな。精々そこそこ以上に強い奴がいればその位置がわかるくらいだ。藍染の位置は……かなり遠めだな。助かる。

 井上は……ん? いや待て何やってんだ? なんか凄いことになってる気がするんだが?

 

 

 

 

 

 side 井上織姫

 

 ご飯の時間。私が敵にいると藍染さんの鏡花水月の催眠を解いてしまう可能性があるということを危惧して誘拐された私は、三食おやつとお昼寝付きで軟禁されていた。……軟禁って言っていいのかな? なんだか凄くもてなされてる気がするんだけど、まあいいよね別に。

 人間用のごはんを三食と、おやつにそのまま連れてきてもらったウルキオラさん。でも今日は間食が入るみたいだね。

 

 三天結盾を襲ってきた黒髪の女の子の身体に重ねるように発動すると、重ねた場所を綺麗に両断することができる。弧天斬盾でも同じことができるけど、そっちはもう一人の方に使っているから使えない。切断力なら弧天斬盾の方が上なんだけれど、三天結盾でもできないわけじゃない。

 そして斬り落とした下半身、今回は左の太股に歯を立てる。……ウルキオラさんよりちょっと甘め? あとちょっとシュワシュワする……かも?

 

「あぁぁぁぁぁっ!? 脚っ!? アタシの脚ぃぃぃっ!!」

「はむ……んー、いきなり襲い掛かってきたんだから、こうやって反撃されることも考えないと駄目だよ? ウルキオラさんだって現世に戦いに来た以上死ぬ覚悟だって持ってたはずだしさ。ね?」

「そうだな。あそこまで強いとは思っていなかったが、何らかの形で死ぬことは覚悟していたぞ。偶然俺が黒腔を開いた先が隊長たちの集まる場所だった可能性などもあったしな」

「ね? だから、いきなり襲い掛かってきたんだからこうやって殺さ(食べら)れちゃう可能性も考慮して動くべきだったと思うんだ。それでもやりたいなら仕方ないと思うけどさ」

 

 そんなことを言っても聞いていないようで、足が足がと泣いている。いきなり襲い掛かってきたんだから仕方ないと思うんだけどなぁ……。

 それに、まだ終わってないんだから。

 人間の私はおなかいっぱい。でもここからは虚の私がこの子を食べる。人間の私と違って虚の私は大食いだから、人一人分くらいなら簡単に食べちゃうから大変なんだよね。ごはんの準備。今日はご飯の方から……おやつの方から来てくれたから準備しなくてよかったし、虚の私は一度食べればしばらく食べなくても大丈夫だからこれでしばらく安心だね!

 

 それジャあ……イタダキマス。

 




Q.大分飛んだね?
A.ネルたちと会って進んだだけですからね。

Q.織姫さん?
A.今日も元気だおやつが美味い。

本編完結後にこの話の外伝的な物を書こうかなと思うのですが、大雑把な内容をアンケートします。なお、ちくわ大明神が頑張ることでこれらの話は実現されますので無理だろとか思わないで大丈夫です。

  • 原作世界に一護達in
  • 事前に見えざる帝国滅ぼしてなかった世界
  • 尸魂界でP1グランプリ開催
  • 虚圏でP1グランプリ開催
  • 全部やろうか(マジキチスマイル)
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