BLEACH~ほんとはただ寝たいだけ~   作:真暇 日間

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BLEACH~115

 

 side 黒崎一護

 

 決め手のないまま斬り合いをしていてわかったことがある。どうやら藍染には悪意と言えるような物はないらしい。ただ、現状が面白くないという理由が行動原理の大半を占めているようで、その現状をなんとかするために最低でも四十六室及びそれに連なる部署を壊滅させることを目標にしていたらしい。可能であればそれ以上の事もするつもりではあるらしいが、流石にそこまではわからなかった。

 ついでに戦闘に巻き込まれて拘突とかが消し飛んだが、まあ今は良いよな。仕方なし。

 

 ただ、一番の敵は黒いやつらしい。とにかく黒で、なんか黒を使って黒を支配している奴らしい。具体的なことは何も知らないが、なんかそんな奴らしいということはわかった。だからわざわざ制服みたいなのを作って白に染めたわけかと思うとできることはやるつもりなんだなということは理解した。只かっこいいとかそういう理由じゃねえのな……石田と違って。

 

「ああ、そう言えば滅却師の彼は服などの趣味が……その、アレなんだったっけかな?」

「なんで知ってんだよホモか?」

「ホモではない。故にせっかちではない」

「嘘はつくよな」

「ホモは嘘つきかもしれないが嘘つきが即ちホモと言う訳ではない。ホモは嘘つきに包含されてホモ全体が嘘つきである可能性はあるが嘘つきはホモの外にも広がっているため嘘つきであるからと言ってホモであるという断定はできない。そして私はホモではないしこのことに関して嘘はつかない。ついでに言うのであれば私は確かに織斑副隊長に尊敬の意志を抱いているし正直なところちょっとした用事と織斑副隊長との斬り合いの誘いであれば刹那どころか阿頼耶の逡巡すらなく斬り合いを選ぶだろうと予想は付くがそれはあくまでも織斑副隊長との斬り合いにおいて私が得られる物の多さとそのちょっとした用事で私が得られる物の大きさ及び逆の場合に私が失う物の大きさと重さを比較した場合に明らかに織斑副隊長との斬り合いに天秤が傾くからこそ誘いに乗っているだけであってもしも同じあるいはそれ以上に得るものが大きく失うものが少ないものがあるのならばそちらを弾指もなく選ぶことだろう」

「めっちゃ早口で否定すんじゃん。圧縮言語か?」

「一応聞いておくが君は結構な高等技術でありこれを使うことでほぼ全ての鬼道を詠唱破棄の速度で完全詠唱と同等かそれ以上の威力で連発することも可能である圧縮言語を君の前で初めて使っておきながら術を発動したりするのではなく自身がホモであることを否定するために使うラスボスが居たらどう思うね?」

「それまでやってきた事とかそれに掛かってる内容にもよるけど一瞬でやる気なくしてコントローラー投げ捨てるわ」

「君はやる気をなくさなくていい。私はホモではないと証明できる。win-winの関係を結べたところでこの話は終わりにして別の話をしないか?」

 

 正直に言って藍染がかなり本気で嫌がってるのがわかって笑う。まあ流石にな?

 ……とは言ったが、実のところ藍染がホモだろうが俺にとってはどうでもいい。その対象に俺が含まれないのであれば好きな相手を抱けばいいと思う。勿論相手との同意の上でだが。まあ好きな相手より織斑さんとガチの斬り合いしたりしてる方が楽しそうだが。

 

「ホモではない」

「何も言ってねえよ」

 

 確かに一瞬『女よりも織斑さんとの斬り合いを選ぶとか男としては不能に近いんじゃねえか?』とは思ったが言ってないしな。まあ確かに織斑さんとの斬り合いで得られるものは多いしそれで得たもので誰かを守れるのであればそれでいい気もするが、だからってそれで守るべきものを逃してしまうのは馬鹿だろ?

 あとさっきはスルーしたけどちょっとわからん言葉があった。なんとなく非常に短い時間を指すということだけはわかったがどのくらい違うのかがわからねえ。刹那は聞いたことが無くもないが、弾指と阿頼耶ってなんだよ? 多分相当短いんじゃないかと思うけど具体的にどのくらいかh

 瞬きの間と言うにも短すぎるほどの時間で藍染が距離を詰めて斬りかかってきた。四度の斬撃を弾き返し、詠唱も術の名前すらも無いままに発動された雷吼炮に天鎖斬月を突き刺して俺に当たる前に分解して取り込む。

 

「一度目の斬撃から二度目の斬撃までの時間が『弾指』、二度目から三度目が『刹那』、三度目から四度目が『阿頼耶』だ。覚えておく必要はないが一度伝えた以上は弐回目に聞いてきたら嗤うのでそのつもりでいてくれたまえ」

「そんな脳筋極まりない覚え方する奴この世に居るか?」

「更木隊長はこれで覚えたね」

「居たよ……死神的には普通なのかこれ? 普通であってほしくないんだが?」

 

 あと俺の気のせいじゃなければ弾指と刹那と阿頼耶の順にどんどん短くなっていって阿頼耶とか正直反応するのが限界ギリだったんだが。この速度で天秤にかけて結論出して答え出して返事してんのか? もはや怖いとか凄いとかを通り越してキモいな。どんな思考力してんだよ。

 ……仕方ない。正直あんまりやりたくなかったんだが、まあここなら察知されたりとかそういうのはねえだろ。されたとしてもどこだか正確にはわからないはずだしな。

 

 ───行くぞ。

 

本編完結後にこの話の外伝的な物を書こうかなと思うのですが、大雑把な内容をアンケートします。なお、ちくわ大明神が頑張ることでこれらの話は実現されますので無理だろとか思わないで大丈夫です。

  • 原作世界に一護達in
  • 事前に見えざる帝国滅ぼしてなかった世界
  • 尸魂界でP1グランプリ開催
  • 虚圏でP1グランプリ開催
  • 全部やろうか(マジキチスマイル)
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