side 黒崎一護
霊王が初めての食事を楽しんでいる間、俺もこっちの世界の俺に色々と話しかけられていた。完現術者である銀城たちに襲われたときの時間稼ぎの事の礼から入り、俺がどういう存在なんだとか、なんでそんなに強いのかとかまあ色々聞かれたが……大体織斑さん案件だから俺に答えられることってねえんだよなマジで。織斑さんにしごかれて最低限強くなってからもっと強さを求めたらこうなった、って感じだし。
ああ、あと藍染のせいか。
『急な飛び火に驚いているよ』
飛び火じゃねえよお前が出火元だ変な所で馬鹿野郎。
まあとりあえず、やっていること自体はここでやっていることと変わりない。壊れないように細心の注意を払いながら限界ぎりぎりまで身体に負荷をかけて、最低限治したら飯食ってそれから完全に治しながら超回復で強化して、また限界ぎりぎりまで負荷をかけての繰り返し。負荷はここの妙に濃厚な霊子でいいとして、回復はリーゼントのオッサンの所で、飯はここで、あとはまた負荷をかけて治していくループに入るんだが……その前にこっちの俺は斬月折られてんだっけか。
だったら多分打ち直しがあんのか。俺の場合は斬月のオッサンが滅却師の力で虚の俺が死神と虚の力で、それを短剣と長剣って形にしてもらって使いやすくして貰ったんだっけか。
……そういえば、俺の斬月は二刀に見えて鞘と本体ってことになってて、小さい方が俺の力を抑える滅却師の力の塊で鞘、でかい方が俺自身の力と融合している死神と虚の力の本体ってなると思うんだが、そもそも斬月って多分だけど斬魄刀じゃねえよな? さっきグラサン刀鍛冶を斬るついでに過去を見て大体の事はわかったんだが、浅打と俺の中の虚って虚化してるかしてないかってさがあるくらいで大体作り方はおんなじらしい。だから虚と死神の力が融合した方の俺が斬月として出てきてるわけだが、そもそも俺の力を写し取ったわけじゃねえから……斬月って何なんだ?
『気付いちまったか……実のところ斬月が『狒々王蛇尾丸』みたいなもんだってことに』
『いや、どちらかと言うと『藤孔雀』の方が近くはないかな? まあ結局のところ彼が志波一心の情報を虚から聞き出して適当にそれっぽく名乗っただけの名前であって実際の黒崎一護の斬魄刀の名前ではないと言う話なのだけれど』
『……まあ、実のところ天鎖斬月の方が始解みたいなところもあるな。うむ』
マジかよ俺ずっとまともな卍解なしで戦ってたのかよ? ってかこれ聞く限り自分の手刀に虎徹とかかっこいい名前を付けて振ってるのと変わらなくね?
『それで勝ててるのが一番の大問題だと思うぜ。あ、
やんねえ。
『聞く限り『天鎖斬月』が刀剣開放のような物なのだろう? ウルキオラの第二階層のような形で更なる強化は見込めないのかい?』
それ完全虚化して天鎖斬月振れって言ってるか? それともお前みたいに斬魄刀と同化しろって言ってんのか?
『まあ、正直なところ今浅打を受け取ったら浅打自体が一護の霊圧に耐え切れずに一護を写し取る前に摩耗して消えると思うがな。それに強化になるかも不明だし、どれだけ時間がかかるかもわからない。ここで急激な強化というのは求めない方が良いだろう』
……わかった。後で織斑さん頼るわ。
『『『わかってないなそれは』』』
多分織斑さんだったらそもそも俺が持ってるのが斬魄刀じゃないって知ってて新しくちゃんとした斬魄刀もくれると思うんだよな。斬月は斬月で今まで通り一緒に戦っていくと思うけど、それはそれとして戦力は多い方が良いってのは間違いないだろうからな。やろうと思えば和尚の特技で塗り潰して名前を付けて別の斬魄刀の能力とか使うこともできそうだし。流刃若火とか。
『『
『あー、そうだよな。アンタはユーハバッハだもんな。総隊長の爺さんに残火されて一回死んでるもんな』
マジで? ユーハバッハは普通に対応してたから大丈夫なんだと思ってたんだが。じゃあ少し考え直さないといけねえな。俺だって斬月のオッサンが嫌がることを無理に実行したいとは思わねえし。
じゃああれだ、俺に染めるための一つと名前を何度も塗り潰して名前を付けてを繰り返して何でもできるようにするための奴、二振り貰えばいいわけか。名前を付けて消してする方は普段は斬月のオッサンに預かってもらって俺に染めないようにして貰えばよさそうな気もするし。
『あ、だったら俺も欲しい。多分俺は俺で斬魄刀持てるぜ? 俺はお前だからお前が染めるのと変わらなさそうだけどよ』
『私も染めようと思えば染められるな。不要だが』
『私の分はもうあるから問題ないね』
『ジャアオレモホシイ』
機会があったら手に入れとくよ。ただ……シュウゴは、その、持てるのか……?
『モテナイケドホシイ』
……まあ、わかった。手に入れる機会があったらいくつか貰っとくな。シュウゴはシュウゴでこれから先成長して持つこともできるようににある可能性もあるしな。うん。
『ヨロシクタノムゼ』
……よし、それじゃあ一旦修行が止まる前に全部知らせておくか。どうせこのままだとこっちの世界の俺は次の所で浅打を手に入れることができずに三日ほど無駄にするっぽいし、そんな無駄な時間を使わせるくらいならさっさと次に進めるようにしておいた方が絶対にいい。そのあたり理解してねえんだよなここの奴ら。自分が絶対だとでも思ってんのかね? 今でさえ霊王と言う存在に寄生していないと存在を保つことすらできていない分際で。
本編完結後にこの話の外伝的な物を書こうかなと思うのですが、大雑把な内容をアンケートします。なお、ちくわ大明神が頑張ることでこれらの話は実現されますので無理だろとか思わないで大丈夫です。
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