鎮守府
かつて自身が暮らしていた鎮守府。勿論艦娘たちもいて、艦娘たちを出撃させて戦う。本人が殴った方が早いとか言ってはいけない。
「ボツ理由は完全にクロスオーバーになってしまうのと、最近の艦娘の事をあまりよく知らないからだ。ゴトランドis誰?」
side 織斑一夏
「ほいじゃまずお前さんだが、まずは自分の能力についてしっかりと知っておく必要があると俺は思う訳だ。自分の力に対しての理解ってのは大事だからな。ここら辺ができているのとできていないのとでは出力や扱いに天と地ほどの差が出ることもある。脚を早く動かそうとする時に腕に力を入れてもしょうがないだろう? まずはそんなところから始めていこう。ちなみにこれについてはお隣のでかい坊主も同系統の能力者だから纏めるぞ」
「オス!」
「ヌ……わかった」
いいお返事と悪くはないけど良いとはとても言えないお返事だ。だがまあ肯定の返事が返ってきているので一旦は良いとする。
まずは初歩から。霊力についてはまあ多少わかっているようだから良いとして、霊圧……は、理性でどうこうする類の物ではないからこれも後回し。完現術ってのがどういう物かについての説明からしていこう。内容については原作でも読み返して補完しておいてくれ。俺が説明した内容は要するにそれと変わらん。物質に宿る魂を引き出し、自身の霊圧なりなんなりと言う形で魂を加えて増幅し、様々な形で力を見せる術。また本人がにとって特別な思い入れのあるものを媒体にして発動するそれは物の形すら変えて特殊な能力を得ることもあり、でかい坊主こと茶渡の方は肌がその媒体であり、お嬢ちゃんの方は髪についてる小さな髪留めがその媒体だと言う事も話しておいた。ちなみに完現術ってのは尸魂界においてはくっそマイナーで総称としてそう言う名前があることすら知らない奴ばかりだから名前については覚えておく程度でいいと言う事。初歩はこんなところかね。
次に、完現術と言うのは完成したら変化しないと言う事。しかし逆に言えば完成するまでは色々と手を加えることができると言う事でもある。まあ結果が先にあってそこに向かっていく感じだから手を加えられると言ってもそこまで大したことじゃないんだが、とりあえずは完成を目指してみるところから始めよう。
そこで二人を分けてそれぞれの部屋に。お嬢ちゃんの方をまずは担当するが、こいつの場合能力的には相当キチってるんだよな。事象の拒絶、要するに『私はこの傷を認めないから怪我していると言う事実は消えろ』を現実で実行した挙句に実現させる感じだ。はっきり言って頭おかしい。
その上でまずは言霊を削るところから。まあ要するに能力を使い慣れるところから始めていくつもりだが、無理はさせない。この時期、と言うかもう少し先になると普通にそれをやっているから多分今でもちょいと練習すればでいるだろう。あと、盾の両面の拒絶を行う奴がいるが、これを三天結盾あるいは双天帰盾に加えることで拒絶の能力を底上げできるだろうことを伝えて実行させる。まあ後はできるまで練習あるのみだな。原作では戦闘力は最後の最後までつかなかったが、防御力だけなら原作有数まで成長したからその半分くらいはやってみようか。
もう一人、茶渡の方だがこっちはこっちでやりすぎると命を削ることになるからちゃんと休みを取らせておく。まず、自身の能力については知らせた。そしてその能力が何のための物なのかを自覚させた。まあ簡単に言えば、茶渡の右手に宿る力が攻撃のための物ではなく防御のための物だと自覚させる必要があった。
祖父の言葉を守り続けていた茶渡は、俺の言葉に大分感銘を受けたようだ。主人公と出会ってからもこいつの右手は常に何かを守るために振るわれてきていたはず。ならば思い入れを形にする完現術の性能からして防御に傾くのは当然のことだと思ったのだろう。実際そのはずだがちょろくて助かる。
そして、そのことを自覚することで茶渡の右腕は進化した。正確にはやや元の姿に近くなったと言った方がいいだろうか。具体的には虚圏に突入する直前のあの状態になった。そして、左腕にも同じような物が生まれる兆しが見え始めてきたが……今回はここまでだ。十分だろう。と言うか少々強化しすぎた気も……いや、大丈夫か。最終形態とも言える右腕盾状態にはなってないし、左腕も悪魔の左腕は出てきてないし。
そう言う訳で基本はできたからあとはその力を身体に慣らす作業だ。慣れない力を使おうとすると振り回される。ついうっかり自分の寿命全部一撃に込めてぶっぱしちゃいました、なんてことになったら笑えないからな。俺は『うわ馬鹿すぎるwww』と笑うかもしれないが流石に不謹慎だし。いくら俺でも実行は……するかもしれないが多分多少我慢しようとはすると思うしその時の俺の我慢に期待したい。それ以前にそもそも自爆するようなことにならないのが一番なんだが、残念なことに恐らく自爆覚悟の攻撃はすることになると思うんだよな。だって相手にあの京楽がいるんだから。あいつあんな風体あんな言葉遣いあんな行動してるくせにかーなーり強くて厄介なんだ。殺すだけならいくらでもできるがあの遊びを事実にする技はやばい。そして面倒臭い。あの遊びって本当にどうなってるんだろうな?
……まあ、この二人の修行パートはこんなところだ。あとは当人たちの霊圧の容量広げて無茶できるようにすることに時間を使わせるよしよう。
Q.どのくらいまで強化予定?
A.とりあえず完現術士二人は虚圏突入辺りまで。あとの二人はもう少し待って。
Q.夜一の強化はあります?
A.あるっちゃあるけど意味があるとは言ってない。