BLEACH~ほんとはただ寝たいだけ~   作:真暇 日間

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「今回のボツ斬魄刀だ。ちょっとネタ色が強すぎると思ってな……」

丸太

丸太である。それ以上でも以下でもない。丸太である。
ちょっと流刃若火の炎を受けても焦げ目一つつかず、完全版の天鎖斬月を受けても傷ひとつつかず、ユーハーヴェーハーの能力でへし折ったり無かったことにしたりもできないだけのただの丸太である。
いい丸太だな……

「何よりこの設定だと『みんな!丸太は持ったか!』ができない。困るだろう?」



BLEACH~37

 

 side 織斑一夏

 

 原作との相違を説明しようと思う。

 まず主人公。この時点で卍解習得。さらに虚化も習得し、自身に滅却師の能力があることも自覚。ただし、滅却師の能力については自身で完全に制御することはできず中にいるユーハーヴェーハーに任せているらしい。

 ヒロイン。言霊を削って術名すら言わずに術を使うことが可能に。強化版の盾である四天抗盾を会得し、防御力と回復力に磨きをかけた。まあ回復についてはやっぱり霊圧の回復は遅いようだが、肉体を治してから霊圧の回復をさせるのは容易なことだし問題は無いだろう。

 ヒョロガリメガネモヤシ。流石に常時最終形態とはいかないが、相手に意思が無くかつ自身の傍に存在するものであれば霊子の隷属を行えるようになった。これにより某十二番隊隊長を務めるバイキンマンみたいな声の男の卍解の毒は問答無用で分解できるようになったと言う事だ。頭おかしいね。

 ゴリマッチョこと茶渡。こいつだけ苗字が二音だから覚えられるのはありがたいが、結局あれから成長はあまりしていない。攻撃よりも防御の方を大事にしすぎているからだろうが、まあそれについて俺は文句を言うつもりはない。多分だが本当に必要になったら出てくるだろ。保証はしないが。

 

 主人公達に関してはこんなところだが、ともかく今日一日の間に色々と話を付けに猫一と一緒に花火師の所に邪魔することにした。ちなみにだがここの兄は原作では死んでいたが、普通に生きている。そのためここの弟の方もそこまで死神嫌いではないようだが……はてさて一体どんな風に変わっていく事やら。一応霊圧とかの操作を主人公にも多少教えはしたし、主人公も自分の中にいるユーハーヴェーハーに聞いて学んでいたからそこそこはできるようになっていると思うんだが……さてどうなることか。

 

「で、お前どうやって入る予定だ? 西流魂街に来てるってことはあれだ、空から入る感じで合ってるか? つなぎは取ってるのか? あとお前の跡を継いだ砕蜂だが毎夜毎晩お前の姿がプリントされた抱き枕を抱きしめながらお前の名前を呼び続けるようになったぞ気を付けろ。それとお前が尸魂界を離れることになった理由が浦原の奴に性的に襲われ食われた結果の新婚旅行みたいなものだと思ってるはずだから未だにお前の事大好きだぞ。声をかければ協力してくれるだろうから一遍合っとけ」

「頼むから待て」

「『夜一様!夜一様!夜一様!夜一様ぁあああぁぁわぁああああああああああああああああああああああん!!!あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!夜一様夜一様夜一様ぁぁあぁわぁああああ!!!あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくんんはぁっ!夜一様の射干玉のような御髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモ」

「砕蜂の声で妙なことを叫ぶのを止めろォ!」

「いや俺じゃないし。これ録音だから俺が言ったんじゃなくて本人が叫んでるのを記録しただけだから」

「嘘だ!嘘だと言え!」

「別に言っても良いが事実は変わらんぞ?」

「ぐぬぁああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 猫一が俺の膝の上から落ちて床にビタンッ!ってなった。しかしそれを意に介せずごろごろと転がっているのは何なんだろうな。見た目美人な猫なのに。

 前にも何度か思ったが、俺は人間状態の夜一より猫状態の猫一の方が好きだ。特にモフモフがいい。

 

「……なぜ儂が喜助に嫁いだと思われておる……?」

「俺が筆跡と霊圧を真似て砕蜂に手紙を書いて残しておいたから」

「貴様の仕業かぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!?」

「腹心の部下に何も言わずに出て行ったりするからそれを利用されてこんなことになるんだよ。良かったな、利用したのが俺で。もしお前が何らかの理由で戻ってこれたらちゃんと味方にできるように動いてやったんだぞ」

「ぐっ……!!」

 

 まあ何も言えんわな。実際それは助かることなわけだし。もしも俺が何もしていなかったらまず間違いなく一度は敵対することになっていただろうし。

 

「ああそれと、お前が置いて行った斬魄刀だが砕蜂が持って行ってたぞ。ちゃんと毎日手入れをしているそうだ。何に使ってるかは知らないと言うことになっているがな」

「なんじゃその含みのある言葉怖いんじゃが」

「何に使っているかの予想を聞きたいか? お前の絵の描かれた抱き枕の丁度股間の部分に斬魄刀の柄を入れるのにちょうどいい穴が開いていてな?」

「もういいわかったいやわかりたくないがわかったからそのことについては触れるな頼む」

「全く仕方のない奴だ。いくら急いでいたからと言って普通斬魄刀置いて行くかね? だからこんなことになってるんだが?」

「ぐぬぬ……」

 

 ぐぬぬと言っても現実は変わらない。まあ精々後悔しているといい。あと、多分だが砕蜂なら猫一ならともかく夜一が瀞霊廷に入ったら匂いで大体の位置を掴んで接近してくると思うぞ。言わんが。

 あれだ、精々頑張れ。錆落としくらいは手伝ってやる。

 




Q.うわぁ……。
A.事実だからね。仕方ないね。

Q.夜一って斬魄刀持ってたの?
A.持ってるはず。でも使ったところは見たことがない。名前も知らない。だからこんな扱いになりました。

夜一の斬魄刀ですがどうしてほしいです?

  • 出さなくていい
  • オリ斬魄刀作っちまえよ
  • ネタ斬魄刀にすれば使わない理由になるよ?

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