アズリールが死んだ。
それは全天翼種からすれば絶望である。
今まで明るく、アホっぽくて、そして元気をくれた存在がいなくなった。
自分達は助けてもらったのに、アズリールには何も出来なかった。
ラフィールでさえ、頭を抱える。
だが、それでも1番辛いのはジブリールなのだ。
目の前で死んで、自分が作られてからずっと居てくれた人、こんな自分を常に笑顔で接してくれた人、そんな人を突然失ったのだ。
ジブリールの目に光はなく、俯いて表情も無くなり、誰から話しかけられようとも言葉さえ失っていた。
実は本当に気絶ではないか、行ったらまたその笑顔で私と居てくれないか、そんな思いを抱きながらアズリールの修復術式部屋に向かった。
次の日もその次の日も。
そして3ヶ月が過ぎた頃。
ジブリールは意味もなく向かう。
でも、今回はアズリールの部屋にいた。
自分でも何でここに来たのか分からなかった。
ふと、本棚を見ると、1枚の封筒が。
遺書
「やっほー、アズリールにゃ。
これを見てるって事はうちは死んだかにゃ?
うちが死んで皆落ち込んでないかにゃ?
さっさと立ち直るにゃ、うちはそんな子達に育てた覚えはないにゃ!ぷんぷん。
それより、これを見てる子にはうちの変わりにやって欲しいことがあるにゃ。
…もうすぐ、この大戦が終わるにゃ。
その大戦を終わらそうとしてる子を手伝って欲しいにゃ。
場所は一緒に入ってる地図に書いてるにゃ。
その場所に行ったら人間と機凱種が居るはずにゃ、そしたらその作戦に入れてもらうにゃ。
その人間の指示を聞いて欲しいにゃ。
いくら下等種族でも見下すのは禁止にゃ。
…つまり、アルトシュ様を裏切って欲しいにゃ。
これを引き受けて欲しいにゃ。
というか見たんだから強制にゃ強制にゃ。
それじゃあ、よろしく頼むにゃ!」
それを見て、生きる希望を見つけたように、目に光を戻し、3ヶ月ぶりに言葉を発する。
「ふふっ、先輩…らしいですね、先輩の願い、どんな事でも叶えるつもりでしたが…これはなかなか大変そうでございますね。
この遺書を知らせれば…殺されるかもしれませんが、やってみましょう」
ジブリールは全天翼種を集める。
「皆さんに聞いて欲しい事があります!
アズリール先輩の遺書を見つけました!
その中に先輩からのお願いが書いてあります!」
手紙の内容を読む。
それを聞いたザワつく天翼種達。
「というわけです、このお願いを確実に叶えるには皆さんの力が必要何です!」
それでも一向に決まらない。
その時、1人の少女が。
「私は賛成だぞ?」
「ラフィール先輩!」
「アズリールから初めてのお願いだ、聞いてやらなければな、それが主を裏切る事でも。
あいつには借りがあるからな」
それを聞いた天翼種が、どんどん賛同していく。
そうだ、アルトシュ様は確かに我らを作ってくださった、ですが、それ以上に我らが長は救って下さった。
それに、我らは長に何も出来ていない、その長からの願いというのであれば、我ら天翼種、アルトシュ様を裏切ろう。
「それと、先輩から最後に一言「妹達、生きてにゃ」」
トーク編
「何か見てて思ったけど妹達、アルトシュ様の忠誠心結構低めに見えたにゃ」
「あの先輩、平然と出ないでもらえますか?
あなた一応死んでるんですよ」
「何か作者から紙もらったけど、説明として書いてたら地味に楽しかったのでトーク編にしてやろって思いました。てへ。
、だそうにゃ」
「あの作者は本当に自由ですね…。
天撃でも撃ち込んだら少しは観念するでしょうか♪」
死ぬから、死んじゃうからやめて。
「何にゃ、いたのかにゃ。
いるんだったらうち読んだ意味無かったにゃ」
何となくアズ先輩に読んで欲しかっただけですはい。
いいじゃないですか、これ自分の妄想から出来た話ですし。
自分の好き勝手やって何が悪いのだ。
「あ、開き直りましたね」
まぁ、こんな感じに緩くやるのでお願いします。
「おなしゃすにゃ」「お願い致します」