アズリールになったので自分に正直に生きます   作:ミレニア

13 / 34
幽霊と機凱種と天翼種

ある日、“幽霊“達が集まった洞窟にて、この世界にゲームを挑んだ者がいた。

 

【一つ】誰も殺してはならない

──心は誰も殺したくないから。

 

【二つ】誰も死なせてはならない

──心は誰も死なせたくないから。

 

【三つ】誰にも悟られてはならない

──悟られれば死ぬから。

 

【四つ】如何なる手も不正ではない

──悟られなければ如何なる不正も不正に当たらないから。

 

【五つ】奴らのルールなど知ったことではない

──心は殺し合いなどクソ喰らえだから。

 

【六つ】上記に違反する一切は、敗北とする

──心はこれらに違反した勝利に、価値を感じないから。

 

以上──やりたいようにやる。

 

さぁ、ゲームを始めよう

 

-----------------------

 

その洞窟に、幽霊の長、一人の機凱種…そして、一人の天翼種。

 

「………何で天翼種がこんな所にいるっ…!」

 

「リク、シュヴィが、足、止めする、から逃げて」

 

「そんな事したらお前が!」

 

「……あの」

 

「何だ!」「何…!」

 

「さっき説明致しましたよね、私は戦いに来たわけじゃないと」

 

「知ってるよ、この状況でいちゃつくのもアリかと思っただけだ」

 

「ん…」

 

本当にこの方達何ですか、先輩…?

 

「まぁ、警戒はしてるけどな」

 

「私の前でそんな事しておいて、よく言えますね」

 

「お前なら大丈夫だと思っただけだ、それで?何の用だ」

 

「あなた方はこの大戦を終わらせようとしてますよね」

 

「…何で知ってやがる」

 

「我らの長がその情報を持っていましたから」

 

「くそ、どっかから漏れたって事か、ならほかの種族にも…」

 

「いえ、それは無いと思います、元々知っていた…が正しいです」

 

「知ってた?俺らがこんな事する事をか!?

ナニモンだ?お前らの長ってのは、一度会ってみたいもんだ」

 

「長は不思議な方でしたから、それに…会う事はもう叶いません」

 

「ん?何故だ?」

 

「死んだのであります」

 

一瞬、少しだけ手が震えたのを、リクは見逃さなかった。

 

「そうか…そりゃあ悪かったな。

で、話を戻すが、何の用だ?」

 

「要件は…我ら天翼種をその作戦に入れてもらいたいのです」

 

長い沈黙が続き、そして。

 

「…えっ、あっ、は?」

 

予想外の要件に間抜けな声を出す。

 

「マジで…?何でだ…?」

 

「それが長の願いだからです」

 

「つまり、アルトシュを裏切るってか!?

天翼種が!?」

 

「更に言えば全天翼種です。

それで、入れてもらえるのでしょうか?」

 

「あ、あぁ、本当にやってくれんなら大歓迎だが、アルトシュを裏切らせるお前らの長って本当に何なんだ?」

 

「アルトシュ様以上の姉でございます」

 

 

-----------------------

 

その後、リクはジブリールに作戦内容を話す。

 

「ふむ、なるほど、ですが、貴方達は重大な事をお忘れのようで」

 

「あ?何だそりゃ」

 

「貴方達が虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)髄爆(ずいばく)崩哮(ファークライ)神撃(しんげき)の力を集め、星を穿ち『星杯(スーニアスター)』を顕現させようともそれが現れるのはほぼアルトシュ様の手の中でしょう」

 

「なっ嘘だろ!」

 

「精霊回廊の潮流を穿ったとしても、アルトシュ様の『神髄』によりそれすら上回る力を持つのでアルトシュ様を討つ他我らの勝ちはありませんよ」

 

「だが、それだとルールに背く。

ちっ、どうすりゃいい!」

 

「ならば、アルトシュの『神髄(しんずい)』だけを奪えばよかろう」

 

突如見知らぬ声が発せられる。

 

「あら、そちらから出ていただけるのですか」

 

「さっさと、出て、くるの」

 

物陰から現れたのは…シュヴィと同じく機凱種。

 

「…すまない、盗み聞くつもりは無かった。

だが、天翼種を味方に付けた、という事に少々警戒していたものでな」

 

「まぁ、聞きたいことは山ほどあるが、取り敢えずお前誰だ」

 

「我らには名前はないが、そうだな、

全連結指揮体(アインツィヒ)“、とでも名乗っておこう」

 

「あー、わかった。

なら、次だ。

神髄だけを奪うなんて出来んのか?」

 

「…可能だ。

神撃を放った後ならばアルトシュは弱体化。

その隙に神髄を剥奪。

それにて我らの勝利が確定する」

 

「…なるほど、確かにそれなら、ルールには背かねぇな。

だが、それを誰がやる?」

 

「我らがやろう」「我々でしょうね」

 

「天翼種は分かるが、機凱種はやるメリットがねぇだろ?」

 

「そこの解析体(プリューファ)が心という物を知れた。

その物のおかげで天翼種を味方に付けたというなら、我らとしてはぜひとも手に入れたい物だ。

それに、人間が天翼種を味方に付ける事すら不可能極まりない。

更に大戦を終わらせるという野望を成し遂げようとする、確率的に不可能というものを可能にしようとしている。

それが心という物なら手に入れる代償としてはこの位がちょうどいいのではないか」

 

「解析体じゃなくてシュヴィな。

それに心っつっても、そんな大層なもんじゃねぇよ。

それにどうやって手に入れんだ?」

 

「そこの解析体、訂正、シュヴィと同期し、心のデータをコピー、共有してもらいたい」

 

「…シュヴィはそれで大丈夫か?」

 

「…ん、リクが、望む、なら、シュヴィは、そうする、よ?」

 

「ありがとな。

じゃあ、頼むわ」

 

シュヴィとアインツィヒが同期、データ共有し終わる。

 

「それと作戦の不備が一つ。

予定通り“通行規制(アイン・ヴィーク)“を設置、起動し全陣営の攻撃を下方誘導すれば、力は衝突し指向性を与え収束させるのは不可能」

 

「マジかよ…、ならどうするか…」

 

「なので、報告する。

通行規制、二十四個で逸らす。

それにより、力は収束したまま誘導可。

機凱種は受けた攻撃を再現、作成する事が可能。

複数の連結体を代償に70%以上を再現し、任意のタイミングで起動可。

アルトシュの神髄を剥奪後起動すれば我らの勝ちとなる」

 

「おい、待て、それじゃあお前らが…」

 

「ルールには背かない。

我らは機凱種、ただの道具である故、敗北はしない」

 

「何でそこまでするんだ!」

 

「シュヴィがくれた心が、意思がそう言うのだからだ」

 

「シュヴィ……」

 

「シュヴィは、リクの、為、にしたい、から」

 

「…お前らの覚悟は分かった。

改めて作戦を言うぞ」

 

「どんな命令でもこなして見せよう」

 

「我らは長のために、従いましょう」




トーク編





「何か機凱種仲間にするの雑に見えないかにゃ」

すいません、シュビィと戦う天翼種居ないもので、それに頭パンクする寸前だったんで後半雑だったり…。

「まぁ一応お疲れ様って言っといてやるにゃ」

あざっす。

「もう私はツッコミません」

あ、ジブリールさんが遂に放棄した。

「ジブちゃんかっこよかったにゃ!流石うちの自慢の妹にゃ!もっと褒めてあげるからぎゅーってしに来てにゃ!」

「面倒くさいので無理です」

「何かジブちゃん本編とここ比べるとうちに対して酷くないかにゃ!?」

一応本編と同じですけどね。
したいけど恥ずかしいんじゃないですか?

「おや、こんな所に人間の首以下の物が落ちてますね♪
天撃で処分致しましょうか♡」

いや、マジですいません、ごめんなさい。
絶賛土下座中です。本当にすいませんでした。
まだ死にたくないです。
というか、否定しないってことはしたいんですか、そうですか。

「さようなら♡」

作者権限発動!
瞬間移動で逃げてやる!
おさらば!

「ちっ、逃がしましたか」

「それよりジブちゃん!
実はしたかったりするの!?
にゃはー!ジブちゃんはやっぱりツンデレにゃー!そこも可愛いにゃ!」すりすりすり

「次あったら絶対許しません♡」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。