神様は星杯を手に入れてどこかに消えて、リクはシュヴィと飛んで帰っていった。
そしてアヴァント・ヘイム側は。
「本当に出来るとは思いませんでした」
「それは我らも同じこと、まさかアルトシュ自身が手放すとは思いもよらぬ出来事だった」
「それほど、認めてくださったのでしょうか?」
「そう信じたいものだ。
では、我らはこれにて帰還する。
さらばだ」
「えぇ、またいつか会える日まで」
アインツィヒを初めとする生き残った機凱種達が帰っていく。
一方天翼種は
誰一人死者は無し。
全員生還出来た。
時に機凱種が守ってくれたのだ。
それはルールに背くからなのか、それともこちらの心中を察してか。
ジブリールは見上げる。
「…空というのは、蒼かったのですね…。
先輩、終わりました、本当に大戦が終わりましたよ。
ですが、これだけ凄いことをしたというのに、何故こうも悲しいのでしょうか…!」
ジブリールは涙を流し俯く。
後ろから足音が聞こえ、徐々に近ずいてきて、そして。
「にゃはは、ジブちゃんを泣かせちゃうなんてなんと罪なうち!
だけど、泣き顔も可愛いにゃ〜」
その聞いた事のある声に、聞きたかった声に振り向く。
「ただいまにゃ!ジブちゃん!」
とびきりの笑顔で。
「せん…ぱい…せんぱい…!」
ジブリールは走り、そして抱きつき。
「せんぱあああああああああああい!
わあああああああああああああん!」
大量の涙を流し、叫び、アズリールの肩を大いに濡らしていく。
ジブリールを撫でながら。
「いっぱい…泣くにゃ。
よく頑張ってくれたにゃ。
本当に……本当に…!
ジブ…ちゃん!」
アズリールも抱きつき。
「ジブちゃあああああああああああああああああああああああん!!!」
泣いた。
あれから数十分後。
二人は泣き終わり、冷静になったあとジブリールは恥ずかしかったようで。
「にゃははは!ジブちゃん!顔真っ赤!
真っ赤にゃ!にゃははは!」
「せ、先輩は、は、恥ずかしくないのですか!?」///
「恥ずかしい?何でそんな事思わないといけないにゃ?
むしろうちはすっごく嬉しいにゃあ!」
「先輩がうらやましいですよ!」///
「にゃはは!真っ赤で怒ってる!可愛い!にゃはは!」
「本当に先輩大っ嫌いです!!!」///
「可愛い!可愛いにゃ!にゃははは!」
「何でこんな人の為にあそこまでしてしまったのでしょうかね!!!???」///
そんな言い合いを続けて数時間後。
そして今まで疑問に思ってた事をついに問う。
「先輩は、何故生きてるのでしょうか?」
「分からないにゃ、あの後目を開いたら暗闇にいたにゃ。
どこかも分からずどこに行っても同じで、正直凄く怖かったにゃ。
でも、光が近ずいてきて手を伸ばしたら起きたにゃ」
「それは、もしかしたら唯一神が助けてくれたのでは?」
「そーかにゃ?
まぁ、今生きてる事だし色んなジブちゃんを今日見れたしもう死んでもいいにゃ!」
「そ、それは忘れてください!」//
遥か遠くの一つの駒の上に。
唯一神として生まれた一人の少年。
テトは言う。
「ありがとう、アズリール。
君のおかげで二人は助けられた。
それに君が生き返ったのはお礼さ。
流石の僕でも死んでたら無理だったけど君がジブリールを思い、そして生にしがみついてたおかげで助けれた。
さてさーて、それじゃあ!」
──知性ありしと自称する
──
──
──唯一神の
──『十の盟約』を──
いざ仰げ。今日、この日、世界は変わった!
────【
────さぁ、ゲームを続けよう!────
-----------------------
大戦が終わり、変えれた部分は、リクとシュビィが生きていて、妹達が誰も死んでない事。
そして一番の変化は。
(ジブちゃんがうちと一緒にいる事だよねー)
ジブリールはほぼアズリールの隣にいる。
「にゃはは………うぐっ!」
忘れてはならないのが、アズリールは生き返ったとはいえ傷が治ったわけではない。
右翼はないし、左手は使えない、良くなった点を上げるなら黒焦げた部分がなくなったくらい。
そしてアズリールは定期的に失った部分に激痛が走るようになった。
「先輩!大丈夫ですか!」
それを知らない、否、知らせていないジブリールは心配する。
「(や、やばいにゃ)大丈夫にゃ、気にしなくていいにゃ」
いつもより引きつった笑顔で。
これ以上、ジブリールが自分自身を責めるのをやめて欲しい故に、言わない。
「…大丈夫じゃないです…。
先輩はいつも…一人で片付けようとします。
私のせいで出来た怪我が痛むのでしょう!?
先輩の事です、私が自分を責めて欲しくないとかで背負い込んでいるのでしょう?」
(にゃ、何でバレた)
「何でバレたって思ってますよね。
先輩はいつも顔に出てます。
…私にも責任を負わせてください!」
「………分かったにゃ。
それじゃあまず、話を聞いて欲しいにゃ」
「はい」
「実はうち…転生者にゃ」
「…転…生者…?」
「一度死んでこの世界に生まれたにゃ。
アズリールとして。
どうにゃ?ここまでは信じてもらえるにゃ?」
「正直…信じられません。
ですが、先輩ですし、本当何でしょうね」
「…前は人間だった。
今考えれば凄く短い十六年だったけど、その頃は凄く長い十六年だった。
毎日が退屈で、何もすることがなく、新しい事を見つけられない、そんなつまらない人生。
だけど、それは唐突に終わって、そしたらアズリールになってたのさ。
でも、どこかで見たって思ったよ。
実はさ、この世界と同じ物語がうちの元いた世界では本になってたんだ」
「この世界と同じ…ですから先輩は私の事を知ってたり大戦が終わる事を?」
「そう、結末は違うけどね。
きっとうちが違う行動ばかりしてたからジブちゃん達を苦しめちゃった。
これじゃあ、お姉ちゃん失格だよ」
「…その本ではどんな終わりが?」
「ジブちゃんとシュヴィが戦ってジブちゃんが勝ち、リクと機凱種だけで世界を変えようとする、機凱種は止めに来る天翼種を倒しながらアルトシュと対峙し、その後は分からない。
そして、リクは世界を壊し、唯一神が取ってリクは死んじゃうって終わり」
「確かに、先輩が行動を起こしたから私達は苦しめられたかも知れません。
ですが、今を見てください。
私達は全員無事、二人は生きている。
完璧とは程遠いかもしれませんが、最高ではありませんか?
私は…先輩が作ったこの世界がいいです。
自慢の…姉です」
「この世界がよかったとしても、うち自身がジブちゃんの姉失格だよ。
うちが死んだ時、暗闇に居たって話したでしょ?
凄く怖かった、何でうちはここに居るのか、何で何でってね。
そして思っちゃったの、ジブリール何か助けなければよかったって。
すぐ何言ってるんだって言ったさ。
でも、本当の事だろうってね。
頭がおかしくなりそうだったよ。
だからさ、うちは失格なの、好きになる資格もないよ…」
「…先輩は馬鹿なのですか!
たった数回思ったから?でしたら、それ以上に先輩は私にしてくれました!
それでチャラですよ!
どれだけ私が先輩に助けられ、そして感謝したか分かりますか!?
先輩がどう思おうと、私からすれば最高の姉です!
ですから、先輩も私の最高の姉と思ってください!」
「ジブちゃんはうちを許してくれるの?」
「えぇ!許しますよ!」
「ジブちゃんのお姉ちゃんのままでいいの?」
「私の自慢の姉さんですよ!」
「ジブちゃんを好きになってていいの?」
「当たり前です!私は姉さんの事、大好きですよ!」
「……………」
「…はぁ………はぁ…」
「……にゃはは、にゃはははははは!
深く考えてたうちが馬鹿みたいだにゃ!」
「先輩は大馬鹿者ですよ。
いちいち、そんなことを考えるなんて」
「ありがとう、ジブちゃん。
おかげですっきりしたにゃ」
「よかったです、正直、凄く恥ずかしいです」//
「にゃはは、それじゃあうちも恥を覚悟して言うにゃ」
ジブリールは首を傾げる。
アズリールは深呼吸して、片膝を地に付け、ジブリールに手を伸ばし。
「うち…いや、俺と付き合ってください」
まさかの告白。
「大丈夫、姿だけ見れば女の子同士だけど心は男だしそれにこっちの世界には百合という文化がある!安心!安全!
え?姉妹だろって?(あ、忘れてた)
し、知らない、愛にそんなの関係ないしぃ⤴︎ ⤴︎⤴︎」
予想外の言葉に理解が及ばないジブリール。
「えぅっと、え、その、あの、つつつ、つまり付き合うというのは付き合うという事(?)ですか?」
「にゃはは、面白い位にバグってる。
…今よりもっと仲良く暮らそうって事だね」
「…私とですか?」
「そういう事。
それじゃあ、俺の翼、左腕となって一緒にいてください、ジブリール」
「…はい、私を貴方の翼、左腕としていさせてください」
アズリールの手に乗せ。
告白成功で、いいのかな?
「やったにゃぁぁぁぁぁ!!!
めちゃくちゃはっっっずかしいけど嬉しいにゃぁぁぁ!」/////
「先輩、顔赤いですよ、ふふっ」
「そんな事知らないにゃ!
よーし、それじゃあこれからイチャイチャするにゃあああ!!!」
「それはお断りします」
「何でっ!?」
二人の天翼種による原作とは違う神話の物語。
トーク編
「甘い、めちゃくちゃ甘いにゃ。
それと、ジブちゃんが泣いてるとこってすっごく尊いと思うにゃ」
はい、まさかの告白ENDってね!
ぶっちゃけます、ただこれがしたかったからやった。
後悔はしてない、反省はしない。
ジブ×アズ増えろ。
テト×いづもリク×シュビィもジブ×ステもその他もいいけどジブ×アズの絵とかもっと増えて。
俺は!妄想を続けるぞ!
「見てるこちらが恥ずかしいですよ」
「にゃ、ジブちゃん。
うちらも付き合う?」
「言うと思いました、答えはnoです」
「絶対ジブちゃん本編とは違うにゃ」
本編とここは違いますし、それに二回目はいらないでしょう。
もしくはジブリールさん、アズ先輩の事嫌い何じゃないですか?
「おや、こんな所に豚の首が落ちてますね♪
よく切り刻んでおきましょうか♡」
え、普通に嫌ですよ。
あれ、というか怒ってるってことは好きなんですか?
やっぱり本編と変わらないですね。ひゅーひゅー。
「ぐっ、うるさいですよ!」
ずーぼーしー、はいずーぼーしー、はい。
「ストップストップー、ジブちゃんが十回殺すまで追いかける位に怒ってるから」
「絶対、殺してやります、ふふふ…」
こっわ、それじゃあ皆さん、さよなら。
「ばいにゃ」「はぁ、さようなら」
一応完結ですけどこれの続きかおまけ編みたいなの思いついたらやると思います。
出たらラッキー位にでも。
ここまでありがとうございました。