アズリールになったので自分に正直に生きます   作:ミレニア

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二人の王

───エルキア城王───

 

ここに新しく人類種の王となった二人の人間。

空と白。

その二人にパシリにされている少女、ステファニー・ドーラ。

通称ステフ。

ステフは今朝、空にゲームを挑み、負け、そして超適当に一日犬という要求に従っていた。

その姿が【十六種族(イクシード)】位階序列・十四位“獣人種(ワービースト)“と同じ姿という事を知り、空は獣人種の国『東部連合』をどう攻めるか考えていた。

 

「しっかし、情報がねぇんじゃ話になんねぇなぁ」

 

「情報?

だって、空達引きこもってましたわよね?」

 

「え、何?

俺達何もせずにずっと遊んでただけだと思われてたの?」

 

「一片の疑いもなくそう思ってましたわよ」

 

「…まぁ、んなこたどうでもいい。

例えば東部連合を攻めるとしよう。

俺達が知ってる情報は“第六感(心を読める)“、それだけだ。

他種族の情報が足らなすぎる。

穴も見つからん。

だから、どう攻めるべきか、分かんねぇ」

 

「それでも、何かしなければ──」

 

「あのな、一手でも間違えたら終わりなの、そんくらい追い詰められてんだ、忘れんな」

 

最強のゲーマーが今何も出来ないことに苛立ちを覚え。

 

「あーあ、アヴァント・ヘイムにいるっつー天翼種とコンタクト取れればなぁ。

どうやってあそこまで行けと…」

 

その言葉にとてつもなく言いづらそうにステフは。

 

「…あのぉ、その事でしたら居ますわよ…天翼種」

 

「…は?」

 

「そのぉ、エルキア図書館を掛けてゲームをして負けてしまい、そこに今いるんですのよぉ」

 

「へぇ、図書館あったのか。

じゃねぇよ!何人類の武器掛けてんだ!

アホか!そりゃここまで負けるわ!」

 

一旦落ち着いてから。

 

「で?その図書館はどこにあんだ?」

 

「ま、まさか、天翼種に挑みに行くなんて言わないですわよね…?」

 

「よく分かってるじゃないか」

 

「いやー!誰か止めてー!この男をー!」

 

「さ、案内するかもっと酷い格好されるか、どっちがいい?」

 

にこやかにそう告げ、ステフは諦めた顔になり、案内を始めた。

 

 

 

-----------------------

 

 

 

──国立エルキア大図書館前──

 

「「でっかぁ…」」

 

「あの、最後に言いますけれど、本当に行くんですのね?」

 

「あぁ、諦めろ」

 

と言い扉に手をかけ開く。

そこに広がるのは大量の本。

周りに本棚が沢山ありそれでも収まりきれない本は本棚ごと空中に浮いている。

 

「すっげ、少し見直したわ」

 

「いえ、前はこんなになかったですわ」

 

「…それ、に、浮いてるの、天翼種、の、技術…」

 

「…見直して損したわ」

 

入口付近で喋る三人に後ろから。

 

「あのにゃ、そこどいて欲しいにゃ?」

 

突如後ろから声がして振り向く三人。

 

「にゃ?もしかしてお客さんにゃ?

それなら歓迎するにゃ、早く入るにゃ〜」

 

「お、おぉ」

 

取り敢えず入れたしいいか、と空は思う事にした。

 

「ただいまにゃー」

 

「おかえりなさい、おや?その方達は新しい王の空様と白様ではありませんか」

 

「なんだ、俺達の事知ってんのか、なら話が早い」

 

三人は案内された椅子に座り二人の天翼種に対し。

 

「この図書館をくれ」

 

と、空は言う。

 

「我らは知識を尊ぶ種族、その知識が詰まっている本、それが収められてる書庫は、命と等価と言っても差し支えない程でございます。

…私に命を掛けよと申される以上、そちらは何をお掛けになるので?」

 

「異世界の書、計四万冊以上…!」

 

「!?ごほっがはっごほっ…し、失礼しました。

しかし、一体どこにそれだけの本が?」

 

「これだ」

 

空はタブpcを取り出して。

 

「つまり、異世界人…という事ですか」

 

「そうだ」

 

「…なるほど、分かりました、しかし、四万冊…うぇへへ(アズにどれだけ頼んでも少ししか教えて貰えなかった知識が目の前に…)」

 

「ところでさ、ずっと気になってたんだがよ、お前誰」

 

「あ、今にゃ?

うちは天翼種のアズリールにゃ、よろしくにゃ」

 

「アズリールか、分かった、しかし二人いるとはな、こりゃ驚きだ」

 

「あ、すみません、魅力的な提案に釣られて名乗るのを忘れておりました。

私の名前はジブリールと申します。

以後お見知り置きを。」

 

「それで、ゲームは受けてくれるのかな?」

 

「あ、それはもちろんお受け致します。

では、掛けるのは『一部以外の私の全て』でいかがでしょう」

 

内心、空はマジ?と思ったが一部というのが気になった。

 

「なぁ、その一部ってなんだ?あと、アズリールは参加しないのか」

 

「うちは別にジブちゃんと一緒にいれればどうでもいいにゃ」

 

「一部というのはアズとの関係です。

アズを一番に行動させて貰いますのでそこだけはご了承ください」

 

「つまり命令は聞いてくれるんだな?。

因みに何でそんなにアズリールを気にかけるんだ?」

 

「うちら付き合ってるからにゃ」「私達付き合っておりますので」

 

長い沈黙が続き。

 

「えっ、は!?つ、付き合ってるって、マジか!?」

 

驚きを隠せず。

 

「う、そ…百合…だ、と…」

 

信じられずに。

 

「お、おおお女の子同士ですのにににに」

 

顔を赤くし。

 

「という事ですのでそれで宜しければゲームはお受け致します」

 

「あ、あぁ、それで大丈夫だ…。

で、何をするんだ?」

 

「それは…『具象化しりとり』でこざいます」




トーク編


「よく本編のうちはジブちゃんに異世界の事話さなかったと思うにゃ。
うちだったら空達関係なしに全部話してたにゃ」

アズ先輩、大変です。

「どったの」

トーク編のネタが無いです。

「あ、そう」

めちゃくちゃ興味無さそうっすね。

「当たり前にゃ」

ジブリールさん。

「何ですか」

お、きたきた。
あのですね、トーク編のネタが無くなりました。

「だから何ですか。
まさかそんな事言う為に呼んだなんて言いませんよね?
ではネタ提供してあげましょう。
私があなたを殺します」

それただ殺したいだけだよね。
ただ自分が損するだけだよね。

「よくお分かりで。
ではさようなら」

嫌ですよ避けますよ。

「生き返るのですからいいではありませんか」

よく考えたらジブリールさんめっちゃ自分の事嫌いですよね。

「あなたがそうやってるからではありませんか?」

まぁそうなんですけどぉ。
取り敢えずオチなしという事で〜。
さよなら!
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