アズリールになったので自分に正直に生きます   作:ミレニア

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ゲームの最中

ロードが終わり意識がゲームの中、仮想空間へ飛ばされた。

目の前で組み立てられてる世界を見て。

確かに日本だなーっと思って、そして横に人類種全てを背負った二人が。

 

 

 

 

 

既に瀕死で見つかった。

 

「すまん、ステフ、ジブリール、アズリール」

 

「あ、はい?」

 

「……はっ。あ、あの、今お呼びになりましたか?」

 

「(知ってるけど)何にゃー」

 

「俺達もうダメだ。

すまん、人類種は終わりだ…」

 

「ガクガクブルブル」

 

「は…どう言うことですのッ!?あんな啖呵切っておいて…」

 

「ごめんなさいごめんなさいまさか東京が舞台なんて予想してないです僕達にここは無理ですホームはアウェーですもう僕達は役にたたないので申し訳ないですが自力でなんとか」

 

「ガクガクブルブル」

 

ちょんちょん、と空の肩を叩いて。

 

「あのにゃ?ここはゲームの中で空達の世界じゃないにゃ」

 

「…え?」

 

ばっと顔を上げ凄い勢いで周りを見渡す。

 

その瞬間。

 

脅かすんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!

 

「うるさいにゃ」

 

まだ何か言いたそうだが、まずは白をどうにかせねば。

 

「おい、落ち着け白!ここは東京じゃない!

似てるだけで連中が作った場所だ」

 

「………ひぐっ…ぇ…?」

 

空の声で戻ってくる白。

 

「一体何があればこうなるにゃ…」

 

原作でも語られぬ過去。

それにより興味が湧いたがいのが始めたそうなのでその思考は置いておこう。

 

『えー、では改めて。

ゲームを始めてもよろしいですかな』

 

「おし、もう大丈夫だ。始めてくれ」

 

『…おほん、では、オープニングムービーを』

 

撤回だ、さっきの思考返せ、うちはこんなの見たくない、と目をそっと閉じる。

 

…オープニングが終わったらしいので取り敢えず戻ってくる。

 

「あー、じいさん…少しいいか」

 

『何も言わないで頂けますかな。

孫は血生臭いのは嫌で作らせたゲームでして』

 

どっかの変態じじいからどうすればこんなにも健全でいい子が生まれるのかを本気で考え始めるところだったアズリール。

 

『それより皆様、足元をご覧ください』

 

言われた通り下を見ると小さな箱が置いてあり開けるとそこには。

 

「なんだこれ、銃か?」

 

「…変、な…形」

 

「マスターの文献にもアズのh…んん、登場する『銃』とは異なってございますね」

 

「ダサくないかにゃ」

 

「なんですのこれ。どう持つんですの?」

 

『ではルールを説明させていただきます』

 

…まぁ、何かルール説明があったけど要は。

 

『ラブパワー』はなんでも出来るよ。

使えば減るよ。

撃たれた人は撃った人の愛の奴隷になるよ。

ステータスは魔法が使えないだけで現実と一緒だよ。

 

という事らしい。

あ、空が撃たれた。

 

「唖々、妹よ。

こんな近くにこんな愛らしく愛おしい女性がいたと今の今まで気づかなかった己の両目を嗚呼っ!えぐりとってしまいたいっ!」

 

「…やぁ……にぃ、ダメ……白達………兄妹…」

 

もじもじと、頬を赤く染めて白が芝居がかった様子で応える。

 

目の前で見てみると面白かったので取り敢えず笑っとくアズリール。

 

「おぉっ!それがどうしたというのかっ!

そうだとも世間は許しはしないだろう、だが俺達の世間は何処へ行った!

ここはディスボード、ここはゲームの中っ!

全てがゲームで決まる世界、誰が文句など挟もうかいざ往かん!

倫理規定の彼方へとっ!」

 

「ちょっ、私が挟みますわよっ!!国民が観戦してるの忘れてませんのっ!?」

 

「それなら私も一つ」

 

にゃはは、面白かったな。

あれ、なんでジブちゃんはうちにそれを向けてるのかな。

確か…原作では白に撃ってたのに…あっ…反応出来ない。

 

パーンっと。

ジブリールはアズリールに向けて撃つ。

 

「ジブリール!うちは完全無欠の素晴らしい女性の君と付き合えてる事に前世では一体どれだけの善行を積んだのか本気で考えるほど幸せだ!」

 

「ア、アズ…!」

 

手を掴んでぐいっとジブリールを引き寄せる。

 

「本当はこんなものでは無いが伝わり易い例えをするならば、君さえ良ければ、今すぐに結婚したいぐらい君が好きだ!

さぁ、うちの本当の気持ちを受け取って欲しい!」

 

顔を近ずけてキスする。

 

「……んぅ…はっ!」

 

じーっと黙って三人が見る。

いや、ここにいないだけで数千人の観客にも見られているはず。

徐々に熱くなっていく。

絶対に顔は真っ赤であろう。

 

「あぅ、その、にゃは、は。

………恥ずかし」

 

目を合わせられず下を向く。

 

「…私はアズさえ、良ければ…」

 

ジブリールもジブリールで赤くして皆に聞こえない程の小さな声で呟く。

徐々に不安が増してジブリールを見れずに。

 

「あの、えと、体が言うこと聞かなくて……ごめんね。

嫌だったのなら…本当に…」

 

結構無理矢理だったので本気で不安になり、謝る。

 

「…嬉しかったですよ?

その…アズさえいいのでしたら、私は…」

 

それを聞いて不安は無くなって嬉しさが勝ったが、それと同時にまた恥ずかしさも出てきた。

 

「…うん、でも、うちが納得出来てないというか、なんと言うか…取り敢えず…その、今は終わりにしよう」

 

「…です、ね」

 

なかなか恥ずかしいらしい二人。

 

「全く!百合百合カップルめ!」

 

「う、うるさいなぁ!」

 

「それより、だ。ステフ。

さっきの説明理解出来たか?」

 

「ふっ甘く見ないでほしいですわね、一切出来ませんでしてよっ!」

 

清々しいまでに、誇らしげに胸を張るステフ。

 

「ふむ、じゃあまずその銃な、こういうふうに握るんだわ」

 

「ん、こうですの?」

 

「そうそう。で、その穴に人差し指を入れる」

 

「はいはい?」

 

「で、それを真下に向けて、人差し指を握り込もうとしてみ」

 

「こうですの?」

 

その瞬間、バーンと音がなり、床に当たり、そして跳弾した。

 

「…あ、あぁ……なんて素敵なわ・た・

く・し、うふふもう放さないですわぁ!」

 

「ふむ、やはり跳弾性能ありか。

これが鍵だろうな、白」

 

「…ん、分かってる……任せ、て」

 

「よし、ここをαポイントとする。

ゲームバランスを把握するまで隊列行動とする。

ルール通りならジブリールとアズリール以外論外な性能だろう。

NPCが獣人種のステータスなら、撒くのも怪しくなってくる。

ジブリールとアズリールは後ろ。

追っ手を蹴散らしてくれ」

 

「…いえっさー」

 

「…分かった、にゃ」

 

「了解で、ございます…」

 

「よし、行くぞ三人ともっ!

人類の命運はこの一戦にありっ!」

 

「おー」

 

「「…ぉー…」」

 

元気よく白が腕を上げた。

まだ恥ずかしく、小さく腕を上げて、小声の二人。

そして、誰にも突っ込まれず心配もされないステフはガラスに張り付きうねうねとして、ただ一人取り残された。




前から適当でしたけど更に適当になってきたタイトル。
自分にセンスはありませんです。
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