アズリールになったので自分に正直に生きます   作:ミレニア

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お久しぶりでございますはい。
約一年ぶりです。一応続き出したいなーと思ってたんですけど超やる気低下と続きどうしよっかな〜って考えてました。
なんなら次出すの来年かもしれないですしね。
あと見てない間に3万UA行ってるのびっくり。一年出てないのに。
まぁそれはともかくお待たせしました。
因みに相変わらず文章力はミジンコです。


決着

ジブリールが身代わりになり自分が生き残る。

この事実にただ、腹が立つ。

 

自分の不甲斐なさに、腹が立つ。

正直、ジブリールを一度足りとも向こうに渡したくは無かった。

戦力的な意味でも自身の気持ち的な意味でもだ。

あの状況では仕方がないのかも知れないが、だからといって納得出来るものか。

 

だが、自分に対して怒るのはいいがそれは今することでは無い。

それくらい分かっている。

いち早くも空の元に行き伝えなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルに囲まれ上空、正面以外に遮蔽物がない見晴らしの悪い公園。

そこに集まる空、白、ステフ、アズリール。

 

「空、ほんとごめんにゃ。

いづにゃんには血壊を使われたし、ジブちゃんも…」

 

「あぁ、気にするな。それで、どうだ?白。

初手で決められなかった以上、ここからはアドリブだ」

 

「…ん」

 

そうは言うが空も余裕が無さそうに白は爪を噛んで地面を描きなぐる。

そんな二人にアズリールから。

 

「…少し、いいかにゃ」

 

「何だ?」

 

「一つ、お願いがあるんだにゃ」

 

 

 

 

 

 

 

「──どう、かにゃ」

 

「つまりお前はジブリールとやるから俺達にはいづなと戦ってくれ、そう言ってんのか?」

 

「…うん」

 

分かってる、言っていることは自分勝手。

このままあのステフの作戦をやればいいのも理解している。

それでも、うちはなんとしてもジブちゃんを取り戻したい。

だけどそれ以上に大変な事を目の前の三人に言っている。

 

「……いいぜ」

 

「えっ?」

 

「その提案、乗ってやる」

 

「え、でも」

 

「お前が今まで無駄な事をした事あったか?

まぁ、今回は自分の都合が入ってんだろうがな。

だが、お前が今までやった行動は意味のある事だけだ。

つまり、何か策があるんだろ?」

 

…何故ここまで信用されているのか分からない。

けど、こんなに信用されてるならそれに答えないとダメだよね。

 

「…もちろん、あるにゃ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは周波数を聞き取れる獣人種にしか聞こえない声。

東部連合の第二のチート。

ビルからビルへ飛び移っていくいづなへ。

 

『いづな、相手は西側公園にいる。

それに、何か企んでいるようだ。

気をつけろ』

 

「…はぁ、はぁ」

 

いづなの耳にいのの報告が届く。

 

(言われるまでも、ねぇ、です!)

 

分かりきった事を。

あれだけの事を出来る奴らがこれだけ終わるか。

それより、さっきから心臓がうるさい!

何を跳ねてる。何でそんなに喜んでる!

まさか、楽しいと思っている?

そんなわけない、楽しいわけない、楽しいと認めるわけにはいかない!

…早くあいつらを仕留めないと…さっさと終わらせないと。

 

そうしていづなは空たちを見つけて。

 

(早く、負けろ、です!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空達と別れ単体で行動するアズリールは。

 

「ジブちゃん、容赦、無さすぎにゃぁぁ」

 

ジブリールとの戦闘中、なお一方的だが。

アズリールが走り回って探していた所をジブリールもまた、探していたようで。

狭い裏路地でジブリールが放つ弾をアズリールは曲がって避けるなり白ほどでは無いにしろ跳弾を使って撃ち落としたりしている。

だが、それも長くは続かない。

細長く周りは建物で塞がって上に登ろうにもいやらしく塞がっていて唯一の逃げ道はジブリールによって塞がれている。

つまり、絶体絶命。

 

「にゃはは、めっちゃピンチ」

 

強がって笑ってみるが実際ジブリールを倒す他逃げる術は無い。

 

「ジブちゃんを撃たないとなのかにゃ…」

 

死なないのは分かっているが銃に対して苦い思い出を持っているからこそ撃ちにくい。

ましてや相手は自分が愛してる人。

 

「……覚悟、決めるかにゃ…」

 

じわじわと歩いて近寄ってくるジブリールに向ける。

 

「大丈夫、死なない、死なないから…」

 

自分に語りかける。

相手もこちらに銃を向けて。

アズリールが引き金を引く。

だが、その弾はジブリールの横を通り過ぎる。

 

「……はぁ、後でいっぱい謝らないとなぁ」

 

そしてジブリールも引き金を引いて、アズリールに当たり、そのまま後ろに倒れやられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その光景を神の視点から見ていたいの。

ちょうどモニターが変わり現在戦闘中のいづなが映し出される。

 

『いづな、アズリールはやられたぞ。

残りはそいつらだけだ』

 

いづなが戦っている相手は空と白。

ステフは意気込んではいたけど一瞬でやられました。

三人は高いビルの中で戦ってはいる。

だが、二人の銃撃が跳弾を利用しても当たろうとはしない。

物理限界を突破した速さについていけずそれでもなお食らいつく。

 

一方いづなは内心は焦っていた。

早く終わらせないとという思い。

だが負けてはいけない、それにいづなが思ってる以上に屋内での白の強さが刻まれていてあまり動けないでいる。

それと二人は余裕で避けられてると思っていたりするがいづなは結構ギリギリで避けているのが多い。

 

三人の撃ち合いは続き階層がどんどん上がって屋上へ集まる。

空と白は扉を見つめそこからいづなが歩いて出てくる。

 

「フゥゥゥゥ…フゥゥゥゥ」

 

「はぁ、はぁ…ったく、本当に大変な事を言ってくれたぜ」

 

「…はぁ…げん、かい…」

 

「こりゃ、後で文句の一つ言ってやんなきゃなぁ」

 

「ん…さんせい」

 

そう言って二人は空中に身を投げ出す。

いづなも二人を追いかける。

そうして三人と空中戦が始まったが、空と白はただ落ちるだけに対しいづなは空間を蹴り避ける事が出来る。

そうして上から注がれる弾をどうにか撃ち落とす事には出来はするがやられるのは時間の問題。

咄嗟に白は全く違う所に一発だけ撃つ。

いづなは狙って撃っても当たらないから適当に撃ったのか?と思いその弾を警戒対象から外した瞬間。

空は一発撃つといづなは首を横に倒し躱すと先程の弾が跳弾をしていづなより上からやってくる。

そして空の放った弾と当たり跳ね返りあたるかと思われたがくるりと避けられ二人に撃つ。

二人は打ち返そうとするがラブパワーが切れる。

 

「…うそ…!」

 

「クソが…!!」

 

そのまま二人に命中し地面に落ちる。

いづなはアスファルトに亀裂を入れ着地すると心臓を掴む。

 

「──ハァッ!──ハァッ!……フゥゥゥゥゥ」

 

いのが何か言っているがいづなの耳には届いていない。

報告などいらない、仕留めたという確信があった。

 

「…やった」

 

立つことすら重労働の体。

そうするだけの価値のある二人をようやく。

 

「……やった、です…!」

 

気がつけば後ろにジブリールが待機していた。

空と白はやった。

ステフは特に気にもせずやった。

アズリールはジブリールが仕留めた。

 

「…勝った、です!!」

 

───ぱすっ。

 

そんな軽い音が聞こえた。

どこからその音が鳴り響いたかといえば後ろからだ。

だが、そこにいるのはやられているはずの。

 

 

「えぇ、勝ちですよ。私達の、ですが」

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