東方崩壊伝   作:パッパ

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ああ、ゆかりん可愛いよゆかりん。ゆかりんの髪にリボンを結んであげたい。ゆかりんの帽子を奪って涙目にしたい。ゆかりんの首に巻いてあるリボンを思いっきり引っ張って締めたい。そしてその引っ張って伸びたリボンを手に持ってゆかりんを四つん這いにして人里を散歩したい。ああ、可愛いよゆかりん。

あ、この前書きは本編とは一切関係ないでーす。


語る皇甫

皇甫が営む居酒屋の奥の部屋。そこには霊夢の夢想転生やら藍の憑依荼吉尼天を食らいまくってボコボコになったみんなのアイドルゆかりんが皇甫の横ですやすやと眠っていた。

 

「すぴー...すぴー...ふごふごっ...ふえへへへ...すぴー」

 

「なんの夢を見てるんだか...」

 

「ほらはやく教えなさいよ紫の過去を。本人眠ってるから今がチャンスよ」

 

私の右に座っている霊夢がつんつんと脇腹を小突いてくる。

 

「反省する気は無いのか...」

 

「うん!」

 

うん!...じゃねぇよ!全く無駄にいい笑顔だなこんちくしょう!

 

「私も知りたい。教えてくれないか?」ムギュウ

 

藍が皇甫の左腕を掴み胸の間に押し当てる。しかし皇甫は慣れているので涼しい顔で注意をする。

 

「はしたないから辞めなさい。元から教えるつもりだ...いや、教えるから離せよ」

 

「ふふ、では教えてくれ。でなければ手を離さないぞ?」

 

 

 

はぁ...俺は昔、旅をしていてな。紫と出会ったのはその時だ。

 

「へぇー、皇甫って旅してたんだ。私てっきりこの店の付喪神だと思ってたわ」

 

ああ、よく勘違いされるよ。この店も結構古いしな。

 

「それで、紫様とは一体どこで出会ったんだ?」

 

どっかの河原だったな。魚焼いてたらいきなり背後から口論が聴こえてきたんだよ。

 

そしたらと紫がてゐが口喧嘩をしててな?

 

「「てゐ?」」

 

あー、兎の妖怪だ。俺と旅をしていたんだよ。確か幸運にする能力を持っているらしいんだが俺は詳しくは知らない。だが、その能力の所為で人間にも妖怪にも狙われてたんだ。誰しも幸運になりたいだろうし。紫はなんとか言いくるめててゐを連れて行こうとしてたな。

 

「紫も幸運が欲しかったのね」

 

まぁな、誰しもが欲しがるだろ。

 

「では旅の間ずっと側にいた皇甫は一体どんないい事があったんだ?」

 

いやそれがな、能力を使って貰った事はあるが何も起きなかったんだよ。

 

「なんでよ?」

 

わからない。多分何か条件がいるんだろう。

で、そしてその口喧嘩を止めようとしたら紫に言われたわけだ。

 

『チッ、邪魔よ雑魚妖怪。あんたみたいな雑魚に構ってる暇はないの。失せなさい』ってね。

 

「「ギリィ」」

 

顔こっわ...ゴホン。まぁ、それを聞いててゐが怒ってくれてな。ちょっと待っててと言われて紫を連れて森の中に入って行ったんだ。そして...三十分後くらいかな?泣きじゃくってるボロボロの紫を引きずって帰ってきたんだ。

 

「森の中で一体何が...」

 

「紫様が負ける程強いのかその兎の妖怪は」

 

戦った事無いからわかんないな...でもてゐは喧嘩どころか殴った事もないって言っていたから...たぶんてゐが強いんじゃなくて当時の紫が弱かったんだと思う。

 

「なるほど、紫様が...ふむ」

 

「それでそれで?」

 

謝ってきたんだ。『ごめんなさい』って。

 

「へー、今もそれくらい素直ならいいのに」

 

「全くだ」

 

そう言ってやるな...それで、素直に謝ってきたので許してあげました。んでもって一緒にお菓子食べて一緒に寝た。

 

ガタッ

 

「寝た(意味深)だとっ!?」

 

急に藍が立ち上がる。

 

「淫藍は黙ってなさい。で?その後は?」

 

紫がてゐの奴隷になった。

 

「「!?」」

 

どうやら森の中で喧嘩をした時に約束したみたいでな、負けた方は勝った方の奴隷になるってな。

 

「つ、つまり紫様は今でもそのてゐとか言う妖怪の奴隷なのか?」

 

わからん。てゐとは途中で別れたんだ。その時に紫も一緒に別れてな。紫には再開した時に聞いたんだがはぐらかされてしまって...何か事情があるんだろうとそれ以来聞いたりしていない。

 

「ふーん、そんなことがあったのね。紫の奴隷時代ねぇ...」

 

「紫様にも雑魚妖怪時代はあったという事か」

 

「雑魚妖怪な紫...なにそれ見てみたい」

 

などと2人がくっちゃべっていると。

 

ガララララッ

 

いらっしゃ「霊夢はいるか!」あー、呼ばれてるぞ霊夢。

 

「はいはい、またあいつね...何なのよ一体」

 

そう言って声の元へ行く霊夢。

 

居酒屋の扉を乱暴に開け霊夢を呼んだ白黒の彼女。

彼女の名前は霧雨魔理沙。まぁ、なんというか...五月蝿い奴だ。

 

「あ!霊夢!やっぱりここに居たのか!神社に居ないからここしかないと思って来てみたけど正解だったみたいだな!」

 

「で、なによ?」

 

「相変わらず冷たいやつだぜ。外に出て空を見てみろよ!びっくりするぜ?」

 

「外?どれどれ...え?」

 

外に出て空を見上げた霊夢が抜けた声を漏らす。

 

「なんだなんだ...え?」

 

藍も同じく抜けた声を漏らしてしまう。

 

何故なら2人が見上げだ空は真っ赤に染まっていたからだ。

 

「ほら!異変だぜ異変!行くぞ霊夢!」

 

「えっ、ちょ、まっ.....」

 

そう言って箒に跨ると霊夢の腕を掴み強引に空の旅へと向かった。

 

「皇甫!これは一体...」

 

「心配しなくていいわ藍」

 

紫がむくりと布団から起き上がる。

 

「おはよう紫」

 

「ええ、おはよう皇甫」

 

「おはようございます紫様。それで、心配しなくて良いとは?」

 

「この異変の企画者は俺だからな」

 

「えっと...つまり...どういう事なんだ?」

 

「この異変はな、霊夢を一人前にする試験だ」

 

「ああ!なんだ。霊夢の博麗試験か。つまり、霊夢を博麗の巫女霊夢として認める気になったのか?」

 

博麗試験とは、博麗の巫女が一人前になる為の試験である。代々の試験全てを皇甫が企画し、実行している。難易度はnormal。

 

「まぁな、紫色に髪を染めるのも辞めたみたいだし、博麗の巫女としての実力もある。いくつもの問題を解決した実績もある。試験なんて要らないと思うが、一応代々やってるからな。後、霊夢だけ景品がないなんて可愛そうだからな」

 

「そうか、博麗試験合格の景品は皇甫が出来る限りの願いを叶えてあげる、だからな」

 

博麗試験を合格した巫女には皇甫に何か一つお願いを叶えてもらえる。なお、叶えられなかった願いは今まで一度もないという。

 

「おう、って事で霊夢を追いかけるからじゃあな!棚とかの食べ物は勝手に食べていいぞ!」タッタッタッ

 

残された二人は見つめ合い

 

「紫様...」

 

「藍...」

 

「霊夢が羨ましいです」「早く棚を漁りなさい」

 

「「えっ?」」

 

 

 

 

紅魔異変開始

 

 

 

 




紅魔異変開始ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
紅魔郷での推しキャラ?そんなの始まってすぐ左側から現れる五体の青色の妖精の一番後ろにいる子に決まっています!一番最初に出るにもかかわらず場所は一番後ろ。謙虚で可愛いではありませんか。まるで調子に乗って先陣をかって出たのはいいけど怖くなって一番後ろに隠れているように見えて愛らしいですね。

よし、紅魔郷やろう。
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