――クッキング――
「――というわけで、大怪我したおじさんに料理を作ってきたよ!」
とある日の昼下がり。”大地震”の後に起こったジェイクの一件から数日後。病院のベッドの上で上半身を起こしているレオンは、サリスの上機嫌顔を見て、猛烈に嫌な予感を感じ取っていた。
ジェイクとの対話(全力の殴り合い)を経て、全身余すところなく殴打されていた彼の怪我はかなりひどいもので、内出血多数、骨折複数、骨に入った罅は数知れず。彼の治療を担当した医師は「よく死ななかったね」と真顔で聞いてくる始末。
あのとき痛みなど全く感じていなかったため本人の自覚は薄いが、どうも死ぬ一歩手前あたりまで行っていたらしい。そして死にかけたというのに、僅か数日で回復しつつあり、医者からも首を捻られていた。人の体とは不思議なものである。それもきっと――
「ありがとな、サリス。毎日毎日顔を出してくれて」
「気にしなくて良いよ、おじさん。好きでやっていることなんだし」
毎日足繁く病室まで来てくれるこの子のおかげだろうか、とベッドの側の丸椅子に腰掛けたサリスを見て、申し訳なさと嬉しさが混じり合った、むずかゆい気持ちになる。――その手に握られたタッパからは目線を逸らして。
「……いつもすまないな……」
「それは言わない約束でしょ――なんて、えへへへっ」
レオンのしんみりとした言葉にお決まりの返答をするも、恥ずかしくなったのかはにかみ、ずいっとその手に持ったタッパを差し出してきた。――レオンの背筋が冷たくなる。
「……というわけで、はい! サリス特製――」
「いや、結構だ。すまない、今は腹が減ってなくてな」
タッパを開けようとしたサリスを押しとどめるように遮り、充分だ、と言わんばかりに片手を掲げるレオン。もうサリス特製という時点で食欲はなくなった。
――少年時代を思い出す。料理の練習、と称して基本をすっ飛ばし、独自の手法で”ナニカ”を作り続けていた幼馴染みのことを。一体いくつもの「ダークマター」を食したことか。幾度生死の境をさまよったことか。
――何度この世のものとは思えないほど美しい花畑で、これまた美しい女性に出会ったことか。数を重ねると、「またあなたですか」と呆れられていたのも懐かしい。
彼女がとある貴族――時の大帝ドライケルスに見いだされて爵位を賜ったという、皇族との縁がある立派な家に嫁入りすると聞いたときは、色々と複雑な気持ちを抱いたが、こと“家事”に関しては心配しかなかった。
そして目の前にいる少女は、その幼馴染みの娘である。以前戦々恐々としながらサリスの料理風景を見ていたが――母親の血をしっかりと受け継いでいた。
飯マズⅡ世爆誕である。
「もう、そう言わずに。ほら、おじさんの好きなロールキャベツ! 名付けて、”一発全壊黒色紫ロールキャベツ”!!」
「……全”壊”……壊す……?」
壊す、とは一体何を壊すというのだろうか。体をこわすのだろうか。ともあれ、けが人に食べさせる料理のネーミングではないだろう。後黒とか紫とか色が二つも入っているのが引っかかるが、きっと気のせいだ。そう思いたい。
黒はちょっと焦がしちゃった-、とかで、紫はきっと紫キャベツを使ったとかだろう。きっとそうだ。――普通ロールキャベツに紫キャベツは使わないだろうがっ。
混乱しているのか、一人突っ込みをするレオン。恐る恐る呟いた彼に、サリスは慌てて首を振って補足する。
「違うよ、壊すって言うのは、悪い病気を壊すって意味だよ!」
「あぁ、なるほど………いや、俺怪我人……もう病人で良いわ」
どうやら病人食を作ってきたらしい。ますます混乱するレオンだが、彼が混乱する原因に気づいていないサリスはなおも捲し立てる。
「それに、ダーゼフさんも大丈夫って言ってくれたよ! これなら文字通り一発全壊だって!」
「ダーゼフのおやっさんが……?」
元有名レストランの凄腕シェフだったという過去を持つダーゼフの名前を持ち出され、レオンは悩ましげにタッパに入れられたロールキャベツを見やる。一見、至って普通のロールキャベツに見え――焦げてもいないし、普通のキャベツが使われていた――迷いながらもひとまず頷いた。
「まぁ……そこまで言うのなら……」
ダーゼフが大丈夫だと言ったのなら、おそらく大丈夫なのだろう。それに見た感じではそこまで異変は感じられない。それに折角作ってくれたのだ、一口ぐらいなら、と警戒しながら了承すると、サリスは嬉しそうな笑顔を浮かべた。
「わかった! ちょっと待ってね、今切り分けるから」
そう言って持参してきたスプーンで一口サイズにしていく。充分に煮込まれたキャベツは柔らかく、スプーンでもあっさりと切り分けられ――
(―――――あっ………)
その時に気づいてしまう。切り分けた際にあふれ出てきた汁の色合いに。黒、もしくは紫――不思議なことに見方によってはどちらにも見えるという謎に満ちた汁。おさまりかけていた嫌な予感が再燃する。
「さ、サリス、ちょっとま――――」
「――レオンの兄貴? わりぃ、入るぞー」
彼女を止めようと手を伸ばした矢先に、病室のドアがノックされ見慣れたヤクザが姿を見せた。昔からの舎弟であるマルコは、気安さを感じさせる声音で断りを入れ、病室のドアを開き、中に入ってくる。そこで室内の状況に気づき、
「……取り込み中だった?」
「いや、大丈夫だ。………むしろ助かる」
「ん?」
最後の一言は小声で呟いたためか、マルコとサリスの耳には届かなかったようだ。安心したようにため息をついた後、レオンは彼に向かって、
「それよりマルコ、どうしたんだ?」
「まぁ、ちょっと色々あって……少し空き時間が出来たから顔を見せに来た。これ、土産です」
肩をすくめながらそういうマルコ。あの一件では彼も衰弱が激しかったのだが、今は回復しすでに退院しているはずだ。その彼が病院に用事があるというのは少し気になるが――土産らしき手荷物を持ち、レオンのベッドまで近づいた彼はサリスの隣に座ろうとして、そこで彼女の手にある物に気づいた。
「ん、ロールキャベツ?」
「あ、はい、そうですよ。もしよかったらマルコさんもどうです?」
「あ、待て―――」
上機嫌な表情を浮かべながら件の物を差し出すサリス。危険物疑惑が浮かんでいるものを差し出す彼女の所業を止めようとするレオンだが、時すでに遅かった。
「あ、良いねぇ。サンキューな、まだ昼食ってなくて腹空いててよ」
ありがたそうな笑みを浮かべながら頷き、スプーンを受け取ったマルコは迷いなく口に運び――突如、顔面から床に倒れ込む。受け身すら取れていなかった。
「ま、マルコさん!?」
「マルコ大丈夫か!! 生きてるか!?」
あまりにも派手に倒れた彼に驚くサリスと、生存確認をするレオン。彼らが見つめる先で、マルコはピクピクと謎の痙攣を起こしていた。だがそれはすぐにおさまり、数秒ほどの時間をかけて彼はゆっくりと立ち上がる。
引きつった、しかしそれでも良い笑顔を浮かべながら、彼はスプーンをサリスに返した。
「――これつくったの、サリスちゃん?」
「はい、そうです……あの、なにか……変なところ、ありました……?」
急に倒れ込んだ彼を見て、不安に満ちた、今にも泣き出しそうな顔を浮かべたサリス。よほど不安なのだろう、まるで警戒する小動物のように涙ぐんだ瞳でじっと見つめられた彼は数秒言葉に詰まった後、やや擦れた声音で呟く。
「い、いや……変な……所はないよぉ……? うん、強ぇ……めちゃくちゃ強ぇ味がした!」
「ホントですか!! よかったぁ~!!」
必死に言葉を選んだマルコの感想を聞いて安心したのか、安堵の息を吐くサリス。そんなやりとりを尻目に、レオンはフルフルと首を横に振った。――料理の感想で、強いという言葉は使わない。
「じゃ、じゃあ俺はこれで。料理、ご馳走様」
「え、もうですか?」
「あ、あぁ、うん。よくよく考えれば、そんなに時間があるわけでも……っ! わりぃ、ちょっと……っ」
徐々に白くなっていく顔色を隠すようにマルコは踵を返し、早足に出て行った。その間振り返ることもせず、猛烈な勢いで病室の扉を閉め、
『あ、マルコさん。ダーゼフさんも一命とりとめたって――』
『ガハッ!!』
『ま、マルコさん!? どうしたんですかマルコさん!?』
『サラの姐さん……わりぃ、俺は、もう……』
『しっかりして! 何があったの!?』
『男の務めを……果たしてきた……あぁ、目が……よく、見えない………』
『この痙攣、ダーゼフさんと同じ……!?』
『わりぃ、兄貴……兄弟……先に………逝って………――――――』
『マルコさん!? マルコさ――ん!!』
扉の向こう側でばたばたと慌ただしい騒ぎが起こり、やがて無音となった。散っていった同士に、レオンは内心最敬礼を行う。――お前のこと……忘れやしない――
「……何があったんだろうね」
扉を見やりながら呆然とした表情で呟くサリスに、お前のせいだよと突っ込みたくなったが、辛うじて言葉を飲み込んだ。なおも首を傾げていたサリスだが、やがて時計を一目見てあっと声を漏らす。
「ごめん、そろそろ約束の時間なんだ。今日はこれで帰るね」
「約束?」
「ナギサちゃんとお買い物。まぁエルガさんも一緒だと思うから三人だけど。何か欲しいものあったりする?」
「いや、特には」
――強いて言うなら、手料理はもう――いや、それはだめだ。彼女はあくまで善意で作ってくれているのだ。それを無下にするのは、彼女の父代わりとしては如何なものか。だがもし、これを持って帰って貰おえるのであれば、と思い直して――
「じゃあ、これ置いておくね。後で食べてね」
「―――えっ? いや、ちょっと待て――」
それじゃ、と言い残して、サリスは引き留める間もなく病室を後にする。静かな音を立てて閉じられた扉から、テーブルの上に置かれたままのタッパへ視線を移す。
「……………」
脳裏に、料理にいそしむ娘の姿が思い浮かぶ。料理はあまり得意ではない彼女が、自分の事を思い、苦労して作ってくれたであろうロールキャベツ。それを食べないというのは、彼女の親代わりである自分には与えられていない選択肢であった。――長い、長い逡巡の末、レオンはスプーンを手に取る。
「……躊躇うな。迷えば、敗れる……」
手の震えを無理矢理に押さえつけ、覚悟と決意を固めた彼は――――
『――お久しぶりですね、レオン――』
――その日、レオンはこの世のものとは思えないほど美しい小川で、ダーゼフとマルコ、そして例の美女に再会したという。
なお、彼の退院は数日ほど延びたらしい。
ーーマルコのお土産から、サラスバティーの復讐鬼3巻を入手しましたーー
甘え下手な巫女様と鈍感野郎
ある日の夜。以前エルガの自室で占いをして以降、ちょくちょく顔を出すようになったナギサは、テーブルの上で本を読んでいた。彼女が入れてくれたお茶を飲みながら、エルガはその本のタイトルを見て首を傾げる。
「それ、依頼先とかでちょくちょく渡されていた娯楽小説だよな?」
「ん。……エルガって本読まないの?」
「読まないってわけじゃないんだが……どうもな……」
ちらりと視線を上げた彼女の問いかけに、エルガは頬をかきながら明後日の方向を見やる。その仕草から、読書は得意ではないと断じた彼女は、ふーんと興味なさげに頷き、本に視線を落とした。
「だから部屋の隅で無造作に置かれていたんだ。帝都だと最近ブームみたいよ。……一部の地方だと規制されているみたいだけれど」
「へー」
「………」
興味ないのか、相づちを打つエルガ。彼女の対面に座り、本を読むその様子を何となく眺めていると、居心地が悪いのかナギサは椅子ごと場所をずらしてきた。
「何で隣」
「……別に。こうだったらじろじろ見られなくてすむから」
隣に移動してきた彼女に思わず問いかけると、つっけんどんな口調でそう言われた。――じろじろは見てないんだけど、と内心思いつつ、そうかと頷く。
「…………」
「…………」
(…………なんだこの空気)
二人ともそのまま口を閉ざしてしまったため、何とも微妙な空気が流れてしまう。ちらりと様子をうかがうと、ナギサは決して視線を合わせようとはしなかった。東方由来のお茶を啜りながら、エルガは口を開く。
「……その小説、どんな内容なんだ?」
「……タイトル通り復讐劇。サラスバディー家っていう貴族の当主が殺されて没落。その殺された当主の息子が傭兵になって復讐するって言うストーリー」
「中々にハードだな。……ていうか貴族主義の帝国でうけるのか、それ」
色々と一悶着ありそうなストーリーであった。没落貴族で傭兵、という主人公の立ち位置は、この国の貴族達に受け入れられるのだろうか。問われたナギサは首を傾げ、
「私貴族じゃないしわからない。でも帝都だとそこまで貴族主義じゃないから、問題ないんじゃない?」
「あぁ、それは確かに。けど、それなら何で一部とは言え規制されるんだ?」
「……これ、実話なんじゃないかって噂があって」
「……は?」
思わず目を丸くするエルガ。しかしナギサは確信がある、といった様子で、
「レオンさんが教えてくれたんだけれど、このサラスバディー家って実在していたらしいの」
「へぇ…………していた、か」
――過去形。それはつまり、今はもうないということ。お茶をすすりながら、エルガは彼女の説明に耳を傾ける。
「それで一年ぐらい前に、ラマール地方? だったかな……そこで、大貴族が殺されてたらしいの。……『我復讐を果たしたり――“S”』っていう文書が残されていて……」
「……俺も分かったぞ。規制している地方って、ラマールだな?」
ラマール地方。帝国西部にあたる海都オルディスを中心とする地方。現在の帝国では、貴族主義が色濃く残る地方である。エルガ個人としては、行きたいとは思わない地方だ。
――その地方でのみ規制されている。それはきっと、ラマール地方の貴族にとって、”貴族同士の殺し合い”という醜聞を晒す羽目になるから――臭いものには蓋をする、といわんばかりの彼の推測に、ナギサも頷いて、
「うん。だから実話なんじゃないかって言われてる。……噂話を元にした創作だとは思うけれど」
「ま、普通はそうだろうな。事実だったら、作者はその件に関わっているって大声で言っているようなものだし」
そう言ってエルガはちらりと彼女が読む本の作者名へと視線を向けた。オーレル――少なくとも知らない名前であった。先輩方だとなにか知っているかも知れないが。首を捻りながら湯飲みを啜るエルガの袖が、突如引っ張られる。
「どうした、ナギサ?」
「ところでコレ……四巻はないの?」
「ないよ。持ってない」
「……………お茶請けがなくなったんだけれど」
「図々しいなお前……」
思わず素の声が漏れてしまった。勝手に人の部屋に上がり、勝手に本を漁って、本の続きがないと知るや若干ふて腐れ、あげくお茶請けを要求してくる巫女様に、エルガは若干頬を引きつらせる。しかし結局、ため息をついて彼は席を立ち、
「ダーゼフさんには内緒だぞ。あの人、間食の食べ過ぎには結構うるさいんだから」
「……ん。…………」
戸棚に入れておいたお菓子を取り出してやる。何だかんだいって甘いな俺、とため息をつく。つい数時間前は彼女とサリスのおかげで大変な目に遭ったというのに。ふぅ、と息を吐き出す彼をじっと見ていたナギサは、彼がくれたお菓子の包装を解いて、
「……エルガ」
「ん? むぐっ」
振り向いた彼の口に、そのお菓子を強引にねじ込んでやる。口の中に入ってきた甘い味から、チョコ菓子の類いであり――結構好きなお菓子であった。その菓子を突っ込んできたナギサは、なぜか頬を赤らめ、決して視線を合わせようとせずに、小さな声で呟いた。
「…………アリガト」
――まだ抵抗というか恥ずかしさというか、その手のためらいと堅さを感じさせる声量と口調。チョコ菓子を咀嚼して飲み込んだ彼は、再び読書に戻った彼女を見つめながら一人首を傾げる。
(……こういうことをしてくるような奴じゃなかったと思っていたんだが……)
これまでナギサと接してきて、今のような強引かつ若干わがままな振る舞いも、普段の彼女からは考えられない立ち振る舞いであった。これも彼女の素なのだとしたら――徐々にではあるが、彼女が心を開いてきてくれている証拠でもあるのかもしれない。
(……俺もその辺、成長しなきゃだなぁ……)
今でこそ平凡並になったが、それでもエルガのコミュニケーション能力は特別高いとは言えない。本当に彼女が心を開いてくれているかはわからない。――そのあたりの感情の機微も、察せられるようにならないと、と彼は独りごちる。
実際、彼女の立ち振る舞いは、照れ隠し、気恥ずかしさという点から来ているが――察したら察したで、彼女が悶絶することは間違いなかった。そして当然、鈍感である彼がそのことを察せられる機会は、永久にないことだろう。
おまけ
綺麗な小川で
マルコ
「……ダーゼフの旦那、あの子に料理修行させてやってくれ……」
ダーゼフ
「わかりました。アメとムチ、アメ抜きでいきましょう」
レオン
「いや、いい。俺がかわりに作れば良いんだから」
ダーゼフ
「そうやって甘やかすからダメなのでは……?」
マルコ
「見つけたぞ、世界の歪み……っ!」
未来の犠牲者
『お前かぁぁぁぁぁ――――!!!』
数年後の巫女様
ナギサ
「……何やってたんだろ、何やってたんだろ~~~~~っ!!?」(数年前のことを思い出しベッドの上で悶絶中)
ナギサ
「昔だったとはいえあんな態度……っ!? もう、穴があったら入りたい……っ!!」
ナギサ
「黒歴史……! 黒歴史確定ですぅ……! 今更のような気もしますけどぉッ!!」(ベッドの上でゴロゴロ)
エルガ
「……何やっているんだアイツ……」
レオン
「お前………」(呆れ)
・クッキング
軌跡シリーズでも珍しい飯マズキャラ(本人自覚無し)。今後料理系の話しになったときに彼女は高確率で絡んでくるでしょう。そして煉獄を創造する。
彼女の料理の腕が更生するかどうかはダーゼフとレオンにかかっていることでしょう。甘やかしは良くないですよレオンの旦那。ちなみにサリスはあと一つ属性を持っています。
・甘え下手な巫女様と鈍感野郎
彼女なりのエルガとの接し方(感謝の伝え方)。現状、こんな感じで接するのは彼だけという。なお本人にはよく伝わっていない模様。とりあえず君も爆発すると良い。
そして娯楽小説の内容。噂話を元にした創作? いえ、”実話”です。多少誇張は入っていますが基本ノンフィクションというどうでも良い設定が。モデルになった人(本人未許可)は頭抱えてます。