男のロマン、それはロボット —<Infinite Dendrogram>—   作:クーボー

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前に訂正していたものを書き忘れていたのでここに。
アルマの、ヤヨイのENDを上乗せする仕様をカットしました。今まで有効に働いたことがない上、この段階で神話級金属越えみたいなことになりかねないので……。ご了承ください。
あとスキルにも載っていないのはダメだろうと思ったのもありますが。


第24話 えくすとら・らうんど!!

 □<海焦活火山> 【鉄人王(キング・オブ・アイアン)】ヤヨイ・ベルダーウッド

 

「ふおおおおあつぅい!!」

 

『とける……!』

 

 奴から照射された熱線(というか口から吐き出されたマグマ)が、アルマの防御を徐々に貫通してこちらの身体を炙ってくる。負けじと体積を回復させつつ……あっ、これ普通に避けた方が効率いいな??

 

「っていうか必殺スキル使ったアルマ溶かしてくるとかどんだけだっつの!」

 

『ますたー! あつい!!』

 

 幼児退行してんじゃねー! お前がダメになったならなあ、死ぬぞ俺は!!

 

 いつかのようにアルマをローラー型にして足を動かさずに奴の周りを旋回し、隙があればそこにアルマを撃ち込んでいる……けどこいつ、体表にマグマを纏っているからアルマが付着したと同時に蒸発して消滅する。

 せめて金属を溶かして身に纏ってればまだいいんだが、それもないから相性が悪い。

 

「ラトラナジュ、必殺スキルはー!」

 

「無理よ! 単純に硬いし今はリソースからっぽだものー!」

 

「OK了解、やるしかねえな……!」

 

 俺にできるのは、俺が持つアイテムやスキル、それらにアルマと特典武具を組み合わせること。

 全力で脳味噌をぶん回せ、後のことなんか考えるなまたデスペナしたくはないだろう?

 

「ハッハー!! いいね、盛り上がってきたァー!」

 

 ちくしょ、やっぱり【鉄人】消そうかなーっ!! こういう時決定打がないのが一番困る!!

 

「まずは圧縮……!」

 

《キングス・ウェイト》で体積を回復したアルマを圧縮させていく。MP消費はそこまででもないから必殺スキルと併用できるのが強みだ、それを活かさない手はない。

 その影響でゴリゴリに削られる(これでも半分にはなってる)MPをポーションを飲むことで回復させて、さらに圧縮、圧縮、圧縮。どうせまた回復できるんだ、ならばありったけをぶち込む。

 

 やがて一本の大剣程度に圧縮されたアルマを担ぎ、バネ状に整形したアルマに《天属性付与》で風を付与して自分の身体ごと空に吹っ飛ばす。

 

「オラァ!!」

 

 掛け声とともに大剣を振り下ろす、が……表面にわずかに食い込んだだけで動かなくなってしまう。仕方なく固定を解いて流動体に戻し、俺を巻き込んで後ろに下がらせた。その際に、体表下から滲み出たマグマとアルマが少し溶けていることを確認する。

 

「重さと硬さを圧縮させてこれか……面倒だな」

 

『でも、光は見えた』

 

「ああ」

 

 今の圧縮したアルマは神話級金属にも及ばずとも、それなり以上に高い硬度と熱変動耐性を持つ。食い込んだだけではアルマが溶けず、下から滲み出したマグマに触れて溶けている。

 

 ということは、神話級金属ならあのビームに当たっても蒸発しないということで——!

 

「持ってんだよなァ神話級金属(ヒヒイロカネ)!! カルディナで仕入れといてよかったっー!!」

 

 でもカグラに使う予定があるからある程度加減しないと……えーっと、よしこんくらい!!

 

「あとはジョブチェンジ……【金工王(キング・オブ・ハードウェア)】に変更、《天上の金工具(ヘヴンリー・クラフター)》!」

 

 ふっふっふ、熱耐性を付与!

 アルマレールガンも準備OK!!

 

「来い、来い、来い……!」

 

 ルマ・ゴーレが口を開く。その内側には射出寸前のマグマが充填されていて——!

 

発射(shoot)ォ!!」

 

『GOGEE!?』

 

 ハッハー、口ん中に超高級な弾丸ぶち込まれて苦しんでら! まあ口の中で溶けて癒着するから当たり前だけどな!

 

「これで一部熱線は防げる、が……」

 

 今のダメージがどんくらいかわからん以上、ただ攻めるしか俺に取れる手はない。奴のマグマは確実に俺の身体を焼く、となれば守るよりも攻めるのを優先すべきなのは至極道理な話なのだ。

 ……最近ENDだけじゃどうにもならない場面が増えてきたなぁ……。

 

 まあそれについて考えるのは後だ。今はこいつを倒すことだけを考えろ。

 

 今の一撃で学習したのか、決して口は開かずにこちらを睨むルマ・ゴーレ。俺もジョブを【鉄人王】に戻して、ふっと息を吐いた。

 

 さあて、長丁場になりそうだ……頑張れ俺、アルマ………!

 

『ん!!』

 

 とりあえず大剣の空気抵抗を削除——おぉ!?

 

「うっわ上から降ってきたァー!?」

 

『とけるー!?』

 

 マグマを上から雨のように降らせるルマ・ゴーレは、それでは終わらないとばかりに下に潜る。そのまま……おっと、これゲームで見たことあるぞ???

 

「これモンハ——」

 

『GYOEEEEEEE!!!』

 

「——ンン!!?」

 

 上から降ってきたルマ・ゴーレを瞬間的に壁にしたアルマで受け止める。そのまま流動体の特性を活かして弾き飛ばして……、また壁に潜った。

 

「……………なるほど」

 

 これ……クソモンスだなぁぁぁぁあああああ!!?(直角で降ってきたルマ・ゴーレにビビる声)

 

『マスター!?』

 

 うっわ面倒くせぇ!! なによりも潜って攻撃してくるのが一番ウザい!

 まずい……これ、今日中に終わるのか……!?




モデルはアグナコ◯ル。例の如くジャバウォックの悪ふざけ、ゴ◯ラほどアレじゃないのでチェシャにもスルーされました。
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