男のロマン、それはロボット —<Infinite Dendrogram>—   作:クーボー

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風の目覚めと、いずれ会うもの

 ——ふわふわ

 

 ——ふわふわ

 

 ——たのしいな

 

 ——たのしいな

 

 ——でも、このままは……つまらないな

 

 ——どうしよう

 

 ——どうしよう

 

 

 ——そうだ

 

 ——かぜのあつまるところに行こう

 

 

 ——あ、りゅうだ

 

 ——でも、せなかになにかのってる

 

 ——よくわからないけど

 

 

 ——うちおとしておこう! 

 

 

 

 ——うわ、ちょやめるで、吾輩はああああああああ!! 

 

 

 

 /

 

 

「もうちょっとで着くな、つかれた」

 

「オーナーは飛べるからいいよねー、私たちが山登りしてる間に悠々と空飛んでたし」

 

「そのあと純竜に撃ち落とされてたのは笑えたけど」

 

「おまえら関係ない話するなぁ!」

 

「うわーオーナーが怒ったー!」

 

 

 /

 

 

「ここ、だよな。【レムの実】に匹敵する美味しさの果実を作ってるってとこ」

 

「確か収穫手伝ったら無料でもらえるんだよね? 盛り上がってきたー!」

 

「ふぃー、風が気持ちいいぜー」

 

「ここが山間の村……ドライフでも数少ない、まだ農地が生きてるところか」

 

 

 

 

「ふぅ、やっと【踊子】がカンストした。次はどのジョブがいいかな」

 

「そのまま進んでも【舞姫】がいるしなぁ」

 

「僕の<エンブリオ>からして、やっぱ前衛も取らないと」

 

「うーん……よし」

 

「まずは【武士】でも取ろう。で、その後は——」

 

「——【舞神】でも、目指そうかな?」

 

 

 

 

「【レムの実】がない!」

 

「まぁ王国と皇国は戦争した後だからねー」

 

「普通の麦とかだと5分くらいしか動かないぞこれ、わりと燃費悪くないかなぁ」

 

「造形とスキルにリソース全ツッパしたのかなー?」

 

「屑人形」

 

「これアルマ、蹴るでない」

 

「あ、そういえば聞いたことがあるよー。まだ土壌が生きてて、【レムの実】に匹敵するくらいの美味しさの果実を作ってる村があるってー」

 

「へぇ」

 

「今は収穫の時期で、手伝えば優先的に買えたりもらえるらしいからー」

 

「行ってみたらー? 僕は所用で行けないけどー」

 

「んー……まあ、暇だし、レベル上げも兼ねて行こうかな」

 

「アルマの特性も活かしたいし、いいかもしれない」

 

「行こうか、アルマ。目標は山間の村——ウォトラ村だ」

 

「あ、ついでにこれあげる。【ブラック・デンドロン】の【ガレージ】と、『即時放出』付きのアイテムボックス。修繕が必要だったらガレージ、普段はアイテムボックスの方に入れときなよー」

 

「ん、ありがとう、メルクさん」

 

 

 

 

「ホゥ、風の精霊が動くか」

 

「そしてこの進行ルートは……フム」

 

「これは早速、と言ったところか。……だがこの能力ではすぐに討伐されてしまうかもしれんな」

 

「それは望ましくなく、好ましくない。相応の苦労を背負ってこそ、得られるものに意味がある」

 

「<UBM>にするにも充分か」

 

「ならば——■■■■■を投下しよう」




別名フラグ集。
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