何か至らぬところがあれば、誤字脱字、報告をお願いします。
鎹鴉の案内に従い、その村へ向かった。
(………というかなんで男だけが行方不明に?………ホモじゃあるまいし……)
俺が疑問符を頭に浮かべていると、件の村に着いた。
村を見ると、村には女の人ばかりがいたが、皆憔悴しているようだった。
もちろん男の人もいたから、そちらを見ると、
「離してくれ!頼む!行かせてくれ!君の弟の
「ダメよ!貴方も居なくなったら……」
猟銃を持った男が向かおうとしてそれを女の人が腕に縋り止めようとしている様子と何か言っている。
「すいません!少しお話しを聞きたいのですが、よろしいでしょうか?」
俺が男女二人に言うと
「よそ者は引っ込んでてくれ!」男の人が突き放すように言ってきた。
「確かによそ者ですが、私は件の行方不明事件を調査・解決するために来ました!ですので、どうかお話しだけでもお願いします。」
俺が頭を下げてお願いすると
「
「……分かってるよ、
そう言うと俺に夜に男ばかりが行方不明になっていること、用心のために家にこもっていた男子ですらも居なくなってしまったことなどを教えてくれた。
「わかりました。では、夜になるまでも出来る限り情報を集めますので、お二人は家にこもって……」
「そんな事出来るはずないだろう。俺も一緒に行く!」
「な!何を言っているんですか!貴方はまず……」
「美津子さんの弟であり僕の家族の秀太君が居なくなったんだ!僕が探さなければ……」
その後も必死に説得していたが、吉郎は頑として譲らず。
「(……どうしよう、このまま力づくでも帰らせればいいが、それでもこの人のことだ、すぐに家を出て探しに向かうつもりだろう。挙句に今度はこの人が鬼の餌食に……仕方ない )わかりました。ただし、俺から離れないことと勝手な行動を取らないことを約束してくださるなら、共に参りましょう!」
「ありがとう、助かる!」
ーーーーーそして、夜が来た。
「気配が濃くなって来た。こっちの方です。」
と俺は最終選別で鬼を探すのに匂いや音じゃなく、気配察知に磨きをかけた結果、気配察知がよく分かるようになった。
そして、吉郎さんと共に向かうと、
「やめてー!お兄ちゃんを返してー!」
女の子供の泣き声が!
急いでそこへ向かうと、そこには、
身の丈が大きい男がいたがその風貌は
厳つい顔の頭には角を二本生やして、体中が緑色で足が四本もあった、まるで
「ぎはははは」
笑いながら飛蝗鬼は手に持った男の子をそのまま食おうした!
雷の呼吸 肆ノ型 遠雷
俺はすぐに鬼の懐に入り、男の子を掴んでいる鬼の手を切り捨てたと同時に一緒に来ていた吉郎さんに男の子を投げて渡した。
「てめえ何しやがる!」
鬼は俺を睨みつけた。内心怖かったが、表情に出さないように
「お前こそ何をしている?人を、しかもまだ幼い子供を……」
俺がそう言うと
鬼が目をギョロギョロさせながら、
「ハッ、ガキを何人食おうと俺の勝手だろうがよ!それを邪魔しやがるてめえは必ず喰い殺す!」
「おい、化け物!一昨日に攫った秀太君はどうした!」吉郎さんが飛蝗鬼にくってかかる。
「一昨日……?ああ!そのガキなら……」と鬼は自分の腹を叩いて、嘲笑い、
「とっくに俺の腹の中だ。」
そう言うと吉郎さんは、顔面が蒼白して絶望したような顔をした。
俺もそれを知った途端に頭の奥の方で
ブチっと何かが切れた音がした瞬間、飛蝗鬼に斬りかかった!
すると飛蝗鬼は、後ろ足で曲げた途端に跳躍して家の屋根の上に立った。
「ぎはははは、惜しかったな!」
鬼が嘲笑い、
「何故だ?何故こんなことを……」吉郎さんが女の子と男の子を側に抱き寄せて、泣きそうになりながら鬼に聞くと
「
「……は?」飛蝗鬼の突然の言葉に俺と吉郎さんが疑問符を浮かべていると、
「女はダメだなぁ柔らかすぎて俺の口には合わねえ。だが男の肉と骨は良い。食いがいがあるからな。まあ最も最近は男のガキもうまいと感じるようになってきたから、家にこもっているガキや男を食いまくる!
……俺の楽しみだ。」
飛蝗鬼が手を広げて、酔い痴れるように自慢するように言い放った。
それを聞いた俺を含めた吉郎さんだけじゃなく、男の子もドン引きしていた。
更に飛蝗鬼は吉郎さんを目を向けて
「お前のことも知ってるぜ、永くこの村に居たからな。お前確かこの村の村長の息子だろう。
俺が食ったあのガキの家は貧乏でそれをお前が美人な姉の方に惚れてあの家を養う代わりにあの姉を嫁にもらうことになっていたんだろう?
感謝してほしいな。あのガキを俺が食ったからこそ邪魔なガキもいなくなって…」
「邪魔なんかじゃない!」
「あぁ?」
鬼に言葉に吉郎さんが叫んでた!
「俺が美津子さん惚れているのは確かだ。でもそれだけじゃない!
美津子さんを俺が惚れた理由は「貧乏にも負けずに家族と一緒に笑い合う姿」を見たからなんだ!俺は村長の息子だが、親父とお袋は俺を見ようとしなかった!
だからこそあの優しいあの輪の中に俺も入りたいと思ったんだ!秀太君共仲良くなってこれから家族みんなで幸せになろうと思ったんだよ……」
吉郎さんの涙ながらの突然の言葉に俺が衝撃を受けていると
「………お前……良いなぁ。骨太だなぁ美味そうだ。」
飛蝗鬼が涎を垂らしながらそんな気持ち悪いことを呟いた。
「そんなことをさせない!」俺は屋根に上がって飛蝗鬼と向かい合う。
「……お前も良いなぁ…その足の筋肉…食いがいがありそうだ……」
「……悪いがそうはならない。お前は俺が斬るからな!雷の呼吸 肆ノ型 遠雷」
雷の呼吸を使い、やつの懐に入って斬ろうとすると刀は空を斬った。
「残念だったな、俺の''血鬼術 跳躍速''は俺の足をバネのようにして関節の動きを操作して瞬時に反応するから、おまえの攻撃は当たらねえんだよ!」
と言いながら飛蝗鬼が瞬間に俺に向かってきたが、俺はすぐに避けた。
雷の呼吸は主に足の強化だ。速さならばこちらも負けない。
それを見た飛蝗鬼は舌打ちしてから標的を吉郎さんに変えて吉郎さんに向かって来た!
「させるか!」俺はその間に入って飛蝗鬼の攻撃を日輪刀で凌いだ。
「ぎはははは、いつまで持つかな?」飛蝗鬼が嘲笑いながら、攻撃を続けて来た。
俺もやられぱなしではいかない。だが、やつの攻撃は激しい。
だが…あと少しだ……あと少しで
そしたら吉郎さんが猟銃で飛蝗鬼の撃った。
だが、飛蝗鬼の体は猟銃が当たっても傷一つつかなかった。
それを見た吉郎さんが絶句していると、
「ぎはははは、俺の体はそんじょそこらの攻撃にはビクともしねえ!体は岩よりも固くしているからなぁ!」
「そんな……」
吉郎さんが絶望していたが、
「大丈夫…今反撃するから」俺はそう言うと
飛蝗鬼は笑いながら
「さっきまで俺になすすべなくやられた男が言うじゃねえか!ますます食いがいがありそうだ!」
「残念ながらそうはいかない!行くぞ!」
雷の呼吸 伍ノ型 熱界雷
衝撃でやつの攻撃全てを薙ぎ払うと飛蝗鬼が一旦引いて、手を再生させた。
「俺の速さに勝てるか!おまえを食ったら、次はそこの野郎だ!」
飛蝗鬼が向かって来た。俺は刀を鞘に納め同時に構えて
雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃
瞬間に俺と飛蝗鬼は交差した。
俺は傷を受けたが、やつの頸を斬った。
「そ、そんなバカなー!」と言いながらも飛蝗鬼は頸は地面に落ちたと共に体も倒れ、崩れていった。
そして、吉郎さんを見ると、涙を流して地面に座っていた。
「秀太君……!秀太ーーー!」
嗚咽を交えながら泣き叫んだ。
「吉郎さん……」俺が声を掛けると
「俺はどうすればいい……どうすれば……」
吉郎さんが絶望しているのを見て俺は、
「吉郎さん、大切な弟さんが居なくなって辛いのは分かりますか、それでも生きていくしかないんです。
貴方にはまだ帰りを待つ家族の美津子さんの元に帰らないと……」
地面に目を落としいた吉郎さんは俺の言葉を聞くとすぐに立ち上がって俺に掴みかかった。
「お前に!お前なんかに何が分かる!お前の子供に!」
俺はただただ悲しい気持ちのままに見つめ返していた。
今世の俺には、確かに誰も失っていないが
吉郎さんは俺の目を見つめているとハッとして手を離してくれた。
「す、すまない。君も……」
「……吉郎さん。どうかお願いがあります。この子達を家族の元に連れて帰ってくださいませんか?」
吉郎さんはおもむろに子供達を見ると、力強く頷き「分かった」
と言ってくれた。
俺は深々と頭を下げて
「ありがとうございます。では、私はこれで……」そうして去ろうししたら、
「待ってくれ!先程はすまなかった!」というので、俺は手を振りつつ、その村から出た。
「カアアア!次ハココカラ北北東へ進メ!」
「分かった分かった!」と言い、そのまま次の目的地に向かった。
和星の鬼殺隊としての始めて任務と人々の触れ合いどうでしたでしょうか?
ここまで読んでくださってありがとうございます。