言い訳はしません。構想に時間がかかり投稿が遅れました。
これからもこの様に不定期更新になってしまうと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
前回の続きであり鏡屋敷の下弦の肆達との死闘の決着です。
和星side
下弦の肆の金城に向かって行く俺達だが、
「無駄だ。」
鏡の中から無数の手が俺達に向かって襲い掛かって来た。
雷の呼吸 陸ノ型 電轟雷轟
一気に広範囲の手を切り落とした。
更に俺達が向かって行くが、
「ほう。大したものだ。ならば''血鬼術
途端に無数の鏡から無数の矢が俺達に向かって放たれた。
花の呼吸 弐ノ型 御影梅
炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねり
雷の呼吸 陸ノ型 電轟雷轟
それぞれの広範囲の技で防いだが、次々と放たれる矢の数に防戦一方に………
金城は不敵に笑い
「ふふふ。いつまでもつのかのう。」
俺と杏寿郎はお互いに目配せして
「だったら攻め込むまでだ!共に合わせるぞ!杏寿郎!あとカナエは俺達の後ろを頼む!」
「無論だ!和星!」
「任せて!」
雷の呼吸 伍ノ型 熱界雷
炎の呼吸 伍ノ型 炎虎
俺の衝撃の伴った斬撃と虎の形をした炎を出す斬撃により金城に一気に近づくと、金城は長椅子から立ち上がり、
''血鬼術
金城が両手を広げて呟いた途端に鏡が一斉に光って、俺達がその光に一瞬目を瞑るとそこには、先程会った屍鬼よりも大きく透明な角の生えた鬼が居た。
「これで最後だ……小僧供。」
その透明な大鬼が拳を振るおうとすると、
ドガッという音が響いた。すると、金城が慌てて、
「
という声が向けられた先には
「うう!ぅゔがう!血肉!がるるゔぅらああゔぅ!」
と少女の姿からは考えられない唸り声を発した。
「おお…待っておれ!今ここに上質な血肉があるからな………」
さっきまでの高慢な態度とは違う優しげな表情を浮かべ
「今の方は誰ですか?」
俺は呆然となりながらも質問すると金城は
「
「何故…娘を鎖で繋いでいるのですか?」
続けての質問に金城は鼻を鳴らして
「すぐにここを出ようとするからだ。ここに居れば、血肉には困らぬというのに、せっかくあの方に鬼にしてもらっておきながら、血肉を最初は食べようとしなかったのだ。
まぁ、もっとも今ではあのように血肉を欲しがっているがな。」
金城がせせら笑うのを見て俺はある確信を抱いた
「まさかと思うが………
という疑問を口にすると杏寿郎とカナエが驚いたと同時に金城が怒鳴った。
「変な言い方をするでないわ!
娘の真子は、不幸な事故になって死にかけておった所にあの方が、私と娘を鬼にして下さったからこそ娘もこうして元気になることができたのだ!
そう!全ては娘の為に「ふざけんな!」ん!?」
金城の言葉に俺は叫んでた!
「何が娘のためだ!分からないのですか?多くの人達を喰らい、挙句に娘さんを鎖で繋いで自由を奪って、無理矢理血肉を食わせ、何が娘の為ですかー!」
俺がそう言うと金城は無表情になり、
「お前には分からぬ………親の気持ちなど………」
という金城の言葉に俺は
「少なくとも、娘を苦しませるような親の気持ちなど分かりません!」
俺が言った瞬間に金城は俺達に憤怒の形相を浮かべ、
「もう容赦はせん!片付けてくれる!」
同時に透明な巨大な鬼の中に入って、俺達に襲いかかって来た!
「こっちのセリフだ!終わらせてやる!貴方の自分勝手な愛を!」
ーーーーー
錆兎と義勇side
一方の錆兎達の方でも、激戦を繰り広げていた。
錆兎と義勇が卓蘭の操る屍鬼達と戦っているが次々と屍鬼は、湧いて出て襲って来た。
それでも錆兎と義勇がそれぞれの
水の呼吸 壱ノ型 水面切り
水の呼吸 肆ノ型 打ち潮
斬り倒し続けた。
それでも屍鬼は元に戻り襲いかかって来た。
「クケケケ!お前達は、どんな命乞いするのかな?楽しみだ!精々足掻いてくれよ?」
下卑た笑い声を上げながら、卓蘭が錆兎と義勇を追い詰めていく。
かに見えたが、
「義勇。男としてあの鬼の暴挙を許すわけにはいかない!そろそろ行こう!」
「無論だ!錆兎!」
錆兎と義勇は一気に駆け上がって行く。
「はっ!俺に向かって来ようが屍鬼達はいくらでもいるんだぜ!一気にとどめを刺してやる。」
屍鬼達が、前を走る義勇に襲い掛かりそれを義勇が
水の呼吸 肆ノ型 打ち潮・乱
間合いに入った屍鬼達を全て切り裂いた。
それを見た卓蘭は一瞬驚いた。
その隙に階段を上って遂に卓蘭の元に来た。それでも卓蘭は周囲を屍鬼で囲んでいる。
それを錆兎が、
水の呼吸 弐ノ型 水車
その瞬間を狙って屍鬼達を切り裂いた。残るは卓蘭のみ。
「舐めるなー!俺の血鬼術は死体で作った人形を操るだけじゃねえぞ!」
卓蘭が言った途端に卓蘭の元に死体が集まって正に死体での肉団子の姿となった。
「クケケケ!これならお前達の刀が届くことはねえ!」
それを見た錆兎と義勇は最終選別で戦った手鬼を思い出していた。
「驚いたな…まるで最終選別で戦ったあの鬼のようだ。」
「確かに…だが、俺達はあの時より強くなっている。」
「全くだ。行くぞ義勇!」
「無論だ。錆兎!」
そして、二人は卓蘭の元に向かった。
「はっ!無駄だ!」
それに応戦しようと死体で作った体から無数の手と刀で攻撃して来た。
だが、二人での
水の呼吸 参ノ型 流流舞い
水流のごとく流れるような足運びによる、回避と攻撃を合わせた技により全ての攻撃を躱され、斬り落とされた。
「嘘だろ?!だが、それでも俺の頸には届かねえ!」
「ならば、錆兎。あの技で」
「ああ!男として引く訳にはいかない!」
途端に義勇の
水の呼吸 拾壱ノ型 凪
が無数の手と刀をいなし死体で作った肉団子を切り裂いたが、直ぐに後退して更に体が分厚く卓蘭の頸には届かない。
「残念だったな!これなら離れればいい。死体はいくらでも………」
瞬間に背後から錆兎が
水の呼吸 拾ノ型 生生流転
うねる龍の如く刃を回転させながらの連撃が卓蘭に迫る。
「無駄だと言ったろうが!」
途端に錆兎に無数の手と刀が襲って来たが連撃が切り裂いた!
「な、何故!」
瞬間に死体の肉団子諸共に卓蘭の頸を斬り裂いた!
そして、頸を斬られた卓蘭は、死体の側に落ちた。
「ぎゃあああーー!何でだ!俺の防御は完璧だったはずなのに!」
「この技、水の呼吸 拾ノ型 生生流転はな回転すればするほど一撃目より二撃目の、二撃目より三撃目の威力が上がっていくんだ。それを俺はさっき攻撃を仕掛けた時から技を出し、更に義勇が引きつけたおかげで充分な回転が出来た。おかげでお前の肉の壁をも超えてお前の頸をも斬ることが出来たんだ。」
それを聞いた卓蘭は唖然とすると同時に卓蘭が喚いた
「ふ、ふざけんなー!何で俺がこうなるんだよ!
俺はいじめられ裏切られたからこそ全ての人間に復讐すると決めたんだ!それを邪魔したお前達こそが、」
「黙れ!お前が無関係な人達をも殺した時点でそれはもう「復讐」じゃなく、ただの「八つ当たり」だ!
挙句にそれを愉しんだ時点でお前に対しては全く同情も憐れみもしない!
何より、真に強い男とは弱き者を守り導いていく者のことだ。お前のような人を見下し多くの罪無き者から奪って弄んでいるような奴が強い男である者か!!!」
錆兎が一括し、それを聞いた卓蘭は
「そ、そんなー!や、やめろ!俺はやっとここまで来たのにー!いやだーーー!」」
卓蘭の断末魔の叫びを聞いた錆兎と義勇が
「「地獄で罪を償え!」」
叫びその頭ごと切り裂いた。
しばしの沈黙の後に
「さあ、みんなと合流しよう!義勇」
「ああ。錆兎。」そして、二人は走り出した。
ーーーーー
しのぶと真菰side
そして、場所は変わり錆兎達が戦った所とは違う鏡屋敷のある一室で鬼の折江としのぶと真菰が対峙していた。
「あらー。卓蘭の気配が消えちゃった。」
折江がつまらなそうに言うと
「次は貴方の番ですね。」
「私の家族の鱗滝さんとしのぶちゃんの大事な家族を侮辱したことを後悔させてあげる!」
しのぶと真菰が折江を睨んでいた。
「あらあら?私に勝てると思ったの?」
言いながら折江が野太刀で襲いかかった。
それをしのぶと真菰が避けたが、それを予測されたように回り込まれ野太刀を振るまれたしのぶが何とか刀で防御したが、弾き飛ばされた。
「しのぶちゃん!」
「大丈夫ですよ!真菰!」
真菰が叫び、飛ばされたしのぶが何とか着地して難を逃れた
「記憶を観たからその動きも分かるのよ!」
折江が言い放ち、再度襲いかかった。
それに真菰が
水の呼吸 弐ノ型・改 横水車
で応戦したが、避けられて上から攻撃を迫るが、それにしのぶが
虫の呼吸 蝶ノ舞 ”戯れ”
の複数回の突き技により、野太刀をいなして真菰を助けた。
「大丈夫ですか?真菰。」
「うん、ありがとう。しのぶちゃん!」
そして、改めて折江に向かい合い、
虫の呼吸 蝶ノ舞 ”戯れ”
水の呼吸 参ノ型 流流舞い
で再度斬りかかるが、動きを読まれ攻撃を受けてしまった。
「くっ!」
「厄介だね。」
「あははははー!無駄よ!あんた達の動きと剣術は記憶を観た時点で把握しているのよ!……………にしても、残念ねー!
しのぶちゃんは腕力が無いから鬼の頸を斬れないから毒に頼らざる得ないし、真菰ちゃんも腕力があまりない変わりに動きは早いけど動きを読まれちゃ、意味ないからねー!
鱗滝とか言う爺さんも哀れよねー!」
「!!!黙れ!」
突然の折江の嘲笑と鱗滝を嘲笑う発言に真菰がキレた!
同時に真菰が
水の呼吸 肆ノ型 打ち潮
で斬りかかるが、それに折江が対応して、真菰を斬ろうとした瞬間にしのぶが刀でいなして助けた。
その後にしのぶが真菰と目を合わせて
「真菰!
鱗滝さんが大好きだからこそ怒るのは分かりますが、大好きだからこそ、必ず帰らないと鱗滝さんが悲しむという事を理解して下さい!」
「はっ!………ごめん、しのぶちゃん。うん!そうだよね。鱗滝さんならこんな所を見たら「落ち着け!判断が遅い!」って怒るだろうし………」
しのぶの叱責に真菰が落ち着きを取り戻し、改めて折江に向かい合う二人。
それを見た折江は嘲笑い
「あら、今落ち着いた所で記憶を読まれた時点でもうあんた達の敗北は決まっているのよ。」
それを見たしのぶと真菰は無表情のままで
「記憶を読んだくらいで調子に乗らないで下さい。」
「鱗滝さんの教えてくれた事を見せてあげる!」
途端に二人が走り出した!
それを迎え撃つ折江だが、一瞬で二人の姿が目にも止まらない速さで来た。
「なっ!」
しのぶと真菰は実は既に「全集中・常中の呼吸」を会得していた。真菰は、錆兎と義勇がやっているのを見て兄弟子達に負けたくないと思い会得していた。
しのぶは和星から教えられて、カナエもやっているのを見て自分も出来る様になりたいとカナエの監督の元に会得した。
更に
「確かに私には鬼の頸を斬れませんが代わりに押す筋力、突く筋力が強いとある人に教え貰い、更にそのある人に「君には、力がないけど速さを鍛えれば誰よりも早くなる!」と言われ、鍛え上げました。」
「私も確かに腕力はあまりないけど、速さだったら、家族の誰よりも上なんだよ!」
「はっ!記憶を読まれといて、さっきまで、防戦一方だったくせに………」
折江が言うとしのぶと真菰はクスっと笑い
「私達が先程本気を出した様に見えますか?」
「貴方の動きを読むために、探っていただけだよ。」
「なっ!」
折江が戸惑っているのを隙に真菰がまず
水の呼吸 参ノ型 流流舞い
水流のごとく流れるような足運びによる移動で翻弄し、折江の気を引いて
次にしのぶの
虫の呼吸
の相手に反応をさせない鋭く力強い突きで防御しようとした折江の持つ野太刀をも貫いて折江の顔に刀を突き刺し怯ませ、とどめに真菰の
水の呼吸 壱ノ型 水面切り
で遂に折江の頸を斬った。
斬られた折江は呆気にとられながらも自分の頸が斬られた事を理解するとなきじゃくった。
「そ、そんな!嘘よ!なんで私が斬られるのよー!
全部、全部私に暴力を振るった奴らのせいなのにー!そうよ!あんた達のせいで………」
折江の自分勝手な言い分を見た真菰としのぶは怒りに震え
「ふざけないでください!貴方が傷つけた人達が、その全員が貴方を傷つけましたか?命を持って償わなければならないことをしたのですか!?
多くの人達を苦しめ惨殺し私と真菰の家族を侮辱しておいて被害者ぶらないで下さい!」
「誰かのせいだというなら、
しのぶと真菰が一喝した。
「そ、そんな………」
という言葉と共に折江は、自分の頭に受けた毒の進行と頸を斬られたことにより、灰となって崩れていった。
それを見た真菰としのぶは、
「やったね!しのぶちゃん!」
「そうですね!」
言い二人は喜びあった。
「さあ、先を急ぎましょう!」
「うん!行こう!」
そして、二人はそのまま走って錆兎達と合流した。
ーーーーー
場面は変わり、和星達と金城との決戦。
鏡巨魁が、拳を振るう度に周囲が破壊され、衝撃が和星達に来たがそれを避けつつ、腕を斬っていく和星達だが「全集中・常中の呼吸」を会得した和星達でも容易には斬れず、更に斬ったとしても、すぐに再生してしまう。
「無駄だ。この鏡巨魁の体は鉄と同等の硬度だ、何よりも再生力は早い!」
という金城の声と共に大鬼の腕が伸びて来たが、
「ならば、本体を狙うまでだ!」
という杏寿郎の掛け声と共に、皆で鏡巨魁の腕の上を駆け出して、鏡巨魁の懐に入り、それぞれの技の
雷の呼吸 参ノ型 聚蚊成雷
炎の呼吸 肆ノ型 盛炎のうねり
花の呼吸 伍ノ型
鏡巨魁の腹を斬り割いて金城に目掛けて
雷の呼吸 肆ノ型 遠雷
で金城に斬りかかると
「
の言葉を皮切りに金城が体術を使い、和星の攻撃をいなし、拳を叩き込んで来た。何とか防ぐが、吹っ飛ばされた。
更に続けて来た杏寿郎の
炎の呼吸 壱ノ型 不知火
で斬ろうとしたが、躱され蹴りを食らうも防いで、次にカナエの
花の呼吸 陸ノ型 渦桃
による宙で体を捻りながら繰り出す斬撃をも腕が少し斬られただけで終わる。
「私は接近戦であろうとも、負けはせん!何より私の体は鏡巨魁よりも硬い!」
金城がそう宣言するが、和星達は諦めずに構え直し
「今までの鍛錬の成果を見せる時だ!」
「無論!」
「ええ!」
という和星の掛け声と共に奴に向かった。
「悪あがきを………」
という言葉の後に金城は再度鏡巨魁の中に入った。
更に鏡巨魁が和星達に襲いかかった。
「和星!カナエ!まずはあの巨体の鬼を倒そう!その後にあの十二鬼月には、俺の持つ「炎の呼吸 奥義」で倒して見せる!」
その杏寿郎の力強い言葉に和星達は頷き、
「ああ!分かった!杏寿郎!」
「うん!任せて!」
襲いかかった鏡巨魁に俺達は、全身全霊の技の
雷の呼吸 陸ノ型 電轟雷轟
広範囲に雷の様な斬撃を炸裂させて、鏡巨魁の手足を斬り割いて腹にも亀裂をつけて、そこにカナエの
花の呼吸 伍ノ型 徒の芍薬
による九連撃で金城の周囲の鏡巨魁の壁を斬り割いて道を作った。
「何度やったところで無駄だ!」
金城が構えるのを見て杏寿郎が走り出し、そこに俺とカナエが援護しての
雷の呼吸 弐ノ型 稲魂
花の呼吸 伍ノ型 徒の芍薬
和星達の連撃を金城は食らってもいなして来たが、そこに杏寿郎が突進して来た!
金城も構えた瞬間!
「舐めるなー!小僧!」
「炎の呼吸 奥義…」
次の瞬間!!両者のは咆哮と共に激突した!!
「 玖ノ型 煉獄!」
突然の衝撃と轟音に俺達が、一旦引いた。
そして、土煙が晴れた後に見ると
「ば…馬鹿な…!な…何故……人間……なんぞ…に………」
そこには広範囲を焼け野原にした場所に杏寿郎が立ち、金城の体がかき消えて、頸が宙を舞っていた。
「おお!遂にやったんだなぁ!杏寿郎!」
「凄い!」
俺とカナエが杏寿郎の奥義の凄さに感嘆していると、
ガッシャーン
という音がして見ると、鎖で繋がらていた真子が居た。
先程の衝撃で鎖がが千切れた様だった。
その後に奇声を発して俺達に襲いかかった。
俺がすぐさまに斬ろうとすると、真子は立ち止まって
「……ウゥヴウゥ…お願い………」
と言い自ら頸を差し出して来た。
瞬間に俺は新たに作った技にした。
雷の呼吸 肆ノ型・改 遠雷・
義勇と錆兎から水の呼吸 伍ノ型 干天の慈雨を教えてもらった時に肆ノ型 遠雷を改良・応用して作った技だ。普段の遠雷よりも早く、更に
そして、俺が真子の頸を斬ってるのを見た金城は憤怒の形相をして
「ま、真子ーー!おのれー!許さんぞー!貴様らー!こうなれば貴様らまとめて屋敷もろとも………」
と金城が言った後に屋敷全体が大きく振動した!
「このまま貴様ら全員屋敷の下敷きにしてくれるー!」
それを見て俺は
「いい加減にしないか!まだ分からないのですか?貴方の娘さんが自ら頸を差し出していたのかをよく考えて下さい!」
俺が一喝して斬った真子の頸を金城の方まで持っていくと、
「
「な、何を言っとるんじゃ!?」
突然の真子の言葉に衝撃を受ける金城。
カナエと杏寿郎も驚いていた。続けて真子は
「私はこんな風に誰かを殺さないと生きられないのは耐えられません。何よりも多くの人を殺し苦しませてまでこんな風に殺し合いをしてまで、私を生かし続ける為だけになんて悲し過ぎます。」
真子の言葉に金城は
「で、では、私が今までなんの為に?!」
金城の疑問にカナエと杏寿郎は黙り込むが、俺は俺なりの言葉を言った。
「
言葉を聞いた金城はハッとした後に悲しげになり、
「そうか………すまない。」
と金城が言った後に三枚の鏡がひとりでに動いて俺達の方に動いた。
悲しげに微笑み合った金城と真子は
「せめてもの償いだ。」
「お父様、共に冥府で罪を償いましょう。」
「ああ、そうだな。」
という言葉を最後にボロボロと灰になっていった後に俺達は鏡に吸い込まれた。
ーーーーー
そして、気がつくと俺達七人全員は、最初に入った大鏡の前に投げ出されていた。
そして、俺達は下弦の肆を倒した事を伝えた。
「やったんだな。和星、杏寿郎、カナエ。」
「見事だ。」
「凄いよ!三人頑張ったんだね。」
「姉さん達やったんですね!さすがです!」
錆兎、義勇、真菰、しのぶから賞賛された。
でも、俺達は、内心あまり喜べなかった。
確かに金城は許せない事をして来た。だが、あの悲しい親子のことを思うと、居た堪れなかった。
それでも、みんながみんな生きてここに居る事を感じて、あの悲しい鬼の親子の事を胸に秘めて向かおうと思った。
カナエが悲しい顔をして、杏寿郎もいつもの顔から悲しげに微笑み、俺も微笑み返した。
すると、しのぶが
「何かあったんですか?」
と聞いて来たが、
「話が長くなるから藤の花の家でいいかな?」
という提案にみんながみんな頷いてくれた。
そして、ボロボロになったおれと杏寿郎とカナエの三人はそれぞれに肩を持たれて藤の花の家に入った。
ーーーーー
傷が癒える頃にみんながみんなそれぞれに鎹鴉の任務を言い渡されたのでまた、別れて行動することになった。
「また会おうー!みんな!」
元気よく錆兎が言ったのを皮切りに
「さらばだ。」
義勇が言い
「みんなー!ありがとうー!」
真菰が言い
「今度会う時も宜しくね。」
カナエが言い
「みなさんとまた会えるのを楽しみにしています。」
しのぶが言い
「次に会う時は、より強くなっているぞー!」
杏寿郎が言い
そして俺も「みんなー!また会おうー!」
俺も言った。
そうして時が流れたーーーーー
ここまでお読みくださりありがとうございます。
では、次回で。