二人の転生鬼殺隊士と三人の鬼になった転生者   作:是非

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三人目の鬼に堕ちてしまった転生者です。


狂気の芸術気取りの弟子

明治時代ーーーーー

 

 

 

ここが、鬼滅の刃の世界だと気づいた時から、どれだけ経ったのでしょう。

あの時は、大好きな鬼滅の刃の物語に自分が入れたー!

 

と興奮と喜びに包まれたものの今の時代じゃ、炭治郎君に会えないとガッカリしたなあ………

 

 

私の名前は綾辻 桐枝(あやつじ きりえ)

ここ綾辻家の一人娘であり、大商人の家でもある。

ただ、父親の綾辻 剛造(ごうぞう)は「金が全てだ」が口癖で、その為なら手段を選ばない最悪の金の亡者。

 

金に物を言わせたやり方で自らの欲望を全て叶えてきた。

例えば、母親に恋した時には、彼女の周囲の人達を皆殺しにして何も知らず道端で泣き崩れる彼女を騙して自分の元に招き入れたり、子供を誘拐して奴隷にしたり、私が小さい頃に密かに家を抜け出し河原に行った時に知り合い、仲良くなった優しいおじいちゃんと頼り甲斐のあるお兄さんを町の奴らを金と権力で動かして、惨殺した。

 

損失を出した者は「不良在庫の処分」と称して秘密裏に始末し、その裏では麻薬商売をしながら裏社会と手を組んでおり、自分に敵対する者を金と裏社会と大麻の力による陰湿かつえげつない報復で徹底的に潰す横柄かつ尊大、傲岸不遜と冷徹を見事なまでに体現する男でもある。

そして、私の母親もこの男によって秘密裏に始末されたことを、酒に酔った父親から聞いた。

 

奴曰く「真相を知ったあの女がうるさかったので始末した。」と言い放った。

私は密かに固くこの男に復讐を決意した。

 

無論、私から大切な人達を奪った町の奴らもそれを実行に移し影で嘲笑った使用人達も全員殺そうと決意した。

 

まずは勉強して賢くなろうと思い勉学に励んだ。

 

更に父親が鬼殺隊と手を組んでいたのを知り(理由は産屋敷家が金を持っており、未来を予見する才能を見抜いていたから)

 

それで「金になるから」と説得して、私は鬼殺隊士の方から呼吸法を学んで、「全集中・常中の呼吸」を会得した。

それでも一人では、父親の持つ権力・財力に勝てない事に気付いたが、まずは従順な振りをしていた。

 

そんな日々を過ごし、習い事が終わり、家に帰って来ると、家の使用人達が出迎えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()姿()()()

 

 

 

 

 

桐枝がそれに驚いていると、

「ヒョッヒョッヒョッ」

「!?」

後ろから気味の悪い笑い声が聞こえた。

 

 

「どうですかな?私の芸術は?」

 

振り返るとそこには高価そうなな壺があった

そしてその壺から声が聞こえたと思ったら、中から目の位置には口があり、額にある目には「上弦」口の位置にも目がありその目には「伍」と描かれて、体?には小さい腕が虫の足のようにたくさん付いている非常に不思議な生き物が出てきた。

 

でも、私は知っている。前世の知識がある私には分かる。

この鬼の名は玉壺!

 

「題して"使用人の上半身のお出迎え''でごさいます!どうですか?この芸術は?おお!?この芸術を見て涙を流されますか!あなたは芸術を分かってらっしゃるようで!!」

 

それは河原に居た大好きなおじいちゃんとお兄さんの亡骸を抱きしめて私が必ずやり遂げると誓ったことだった。だが、私一人だけではやり遂げることは無理だと諦めていた。それをやって下さった。

「はい………感動しました。」

 

 

前世では、まだOLとしてブラック会社で働いて、唯一の趣味の漫画を読むことを生きがいとしていたがそのまま過労死したからこそ、今世では桐枝は幸せになろうした。

 

だが、父親の恐怖と某逆、ようやく出会えた回りの大切な者を奪われて桐枝の心はとうの昔に歪み狂ってしまった。

それ故に桐枝は、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

その為に常人なら受け入れられない玉壺の芸術と言う名の狂気の殺戮を見ても平然といや、むしろ()()()()()()

 

 

「ヒョヒョッ!この作品の良さを分かってくださるあなたには、この作品のこだわりをご説明させていただきましょう!」

「はい!喜んで!」

 

桐枝に続きを求められた玉壺は喜び勇んで話を続けた。

 

「使用人として顔を笑顔にしている彼らの顔をあえて恐怖という今まで前面に出してこなかったもの強調する。この部分がこの作品の味を出しているのですよ!」

「そうなんですか!!素晴らしい!!」

「……しかしながら、使用人という奥ゆかしさも表現せねばと思い、邪魔な下半身を取り除き上半身のみで主人に対する姿勢を表現しています」

「ほほう!」

 

作品の説明して桐枝が良い反応を返してくれるので玉壺は今までにないやりがいと達成感を感じる玉壺。

 更に、説明の続きを促されて、今まで同じ同胞である鬼、上弦達からも認めてもらえなかった作品を拝見して感動した桐枝の姿を見て、玉壺は充実した気持ちになった。

 

「世のはかなさを表現するために、一部は骨がむき出しにしてあります。赤い血に混じり白い骨の色がまた艶やかでしょう?」

「なるほど、それもこだわっていらしているんですね。」

「ヒョッヒョッヒョッ!極めつけは、ここの腹を押すと断末魔を再現する絡繰りが施されているのです! どうです、すばらしいでしょう?」

「成る程!成る程!」

 

 玉壺が自身の作品について熱弁するのを、桐枝が興奮した様子で返すと玉壺も喜んで熱弁した。

 そんなやり取りが小一時間続いた………

 

ーーーーー

 

その後には、玉壺との素晴らしい時間を過ごした桐枝は生まれて初めて生きた心地だった。

そして、玉壺の説明を最後まで聞いた後に桐枝は拍手した。

 

「ヒョッヒョッヒョッ!良い!とても良い!こんなにも素晴らしい審美眼を持つ者に出会えるとは!」

 

玉壺様に褒めてもらい桐枝は嬉しくなった。

 

「私も貴方様の作品を拝見させていただき光栄でございます。」

「ヒョッヒョッヒョッ!こちらこそ!!」

 

と玉壺と桐枝達の話が弾んでいるとドアを開ける音がして、

 

屋敷の主人の剛造が帰って来ていた。

そして玉壺の作品を見て言葉を失って、

「な、なんだこれは!?」

 

玉壺が父に話しかけた。

「ヒョッヒョッ!これはこれは、貴方様が、この素晴らしい審美眼があるお嬢さんの父親ですか。

私は上弦の伍の玉壺と申す………」

 

玉壺が話すのを遮りそのまま無表情で剛造が懐から拳銃を出して、玉壺様に向けて撃った。

 

ドォーン!!「ヒョッ?!」

 

壺の中に入ってそのまま瞬間移動して避けた。

 

それを案じた桐枝が

「玉壺様!」と叫ぶも剛造は構わずに大声で

 

「警備兵!さっさと私の屋敷に入った化け物を殺せ!」

剛造は銃を乱射しながらも大声で命令し、警備兵達が集まって来た。

 

「ヒョッ?!まずは話を聞かれよ!」

玉壺は必死になって静止しようとするが、

 

「黙れ!!こんな金にならん、くだらん気持ち悪い物をよくも私の屋敷に!!警備兵!!」

と言い、玉壺の作品の''使用人達の上半身のお出迎え''を壺ごと銃で壊した。

 

そして、それを見た玉壺は怒りに震えた。

「よくも………私の壺と作品を壊してくれましたね………芸術を!!………審美眼があるお嬢さんの父親だからと穏便に済ませようと思ったのに………審美眼がない猿め!!」

 

「はっ!何が芸術だ!世の中は金なのだ!!金が全て!!芸術とやらも所詮は金の前には()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

それを聞いて桐枝のはらわたが煮えくりかえった。

そして玉壺も………怒り心頭といった顔で、

 

「………そうですか。それもまた良し!!その大切な金と共に!!お前を我が芸術にしてやる!!」

 

ーーーーーー

 

その後には警備兵達と剛造の私兵達、剛造が秘密裏に作った直属の始末屋達全員が襲いかかった。

 

だが、玉壺の血鬼術により、ある者は体をねじ切られ壺に生けられ、ある者は水の壺の中で息絶えた。いずれも恐怖に顔を歪ませていた。

桐枝から大切な人達を奪った奴らが全員死んでいく姿を見て桐枝の心はは爽快と興奮が入り混じっていた。

 

そして、残ったのは、剛造だけとなった。玉壺の力に恐れおののいた剛造は体を切り裂かれ、服がボロボロになって恐怖に震えている憐れな姿だった。

 

「ま、待て!金ならある。ここは!………」

 

桐枝が、金で命乞いするが、玉壺は、不敵に笑い懐から出した金魚の鎌で斬りつけた。

それを受けた剛造がのたうち回るのを楽しみながら微笑んで

 

「ヒョッヒョッ!金でこの玉壺を懐柔しようとは、本当に間抜けな猿だ!それも良い!!

何より貴様の様な芸術も理解できぬ薄汚い猿を芸術にしてやろうというのだ!

感謝するがいい!!」

 

 

「ひっ!私には娘が「黙れ!」なっ!」

都合のいい時だけ父親面する剛造に桐枝は大声で怒鳴った。

 

「お前の様な奴が都合のいい時だけ私の父親を名乗るな!!私の母を殺し、私から大切な人達を奪った屑の癖に!!」

 

「貴様!!父親に対してよくも!!」

 

「貴様を親と思うかー!」

 

桐枝が怒鳴った後に、急に静かに玉壺に話しかけた。

 

「玉壺様、どうぞお願い致します。この愚かな金の亡者をせめて素晴らしい作品にして下さいませ。」

と桐枝が言うと玉壺は笑い

 

「ヒョッヒョッヒョッ!お安い御用ですよお嬢さん!!

………さあて、そろそろ私の作品になって頂きましょう!!

ああ!それとお嬢さん!

貴方はよく見てください。

このつまらなく、くだらない存在を素晴らしい芸術に変える姿を!!」

「はい!玉壺様!!」

 

「や、やめろ。桐枝!助け………」

そう命乞いする剛造を桐枝は笑いながら、蹴り飛ばした。

 

「あはははーー!では玉壺様!お願い致します。」

「ヒョッヒョッ!それも良い!喜んで!!お嬢さん!!」

 

「う、うぎゃああああーー!」

 

ーーーーー

 

そして、その其処には、顔が恐怖、あるいは虚ろな表情をした体をねじ切られた屋敷のかつての警備兵、私兵、始末屋達。

 

そして、その中央には、体の腕と足を千切られ逆の部位に付けられ腹の方には、無理矢理金を押し込まれ血だらけになった体、顔は恐ろしいものを見た様に絶叫と恐怖に歪んでいた憐れな姿だったこの屋敷の元主人の綾辻 剛造が巨大な壺に活けられていた。

 

それをやった玉壺は、満足した様に

「題して''憐れな金の亡者とそれに群がる愚かな従者の断末魔と末路''でございます!!」

 

それを見た桐枝は興奮していた。

「きゃーー!!素晴らしい作品ですね!あの汚らしいクズ共を、こんなに素晴らしい作品にするとは、感服です!!」

 

そう桐枝に絶賛され玉壺はご満悦の表情となる、

「ヒョッヒョッヒョッ!!こちらこそ、ここまで素晴らしい審美眼があるお嬢さんに会えて私は感激です。」

 

そしておもむろに玉壺は思い付いた

「………そうだ!お嬢さん!!」

「はい!なんでしょう?玉壺様!!」

 

玉壺は真剣な表情を浮かべながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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と言うと桐枝は無表情になった。玉壺は一瞬駄目かと思ったが、

「………こんな私で宜しければ、お願い致します!!」

 

と桐枝は土下座してきた。それを見た玉壺は嬉しくなり、

「良い!!とても良い!!では………」

 

懐から壺を作り出し、その中に自分の血を流し入れた。

そのまま桐枝に血が入っている壺を渡した。

 

「お飲みなさい。これは、あるお方の尊き血です。これを飲めば貴方も鬼になれます。因みに、ある者は、鬼になるのに、三日程かかったと言います。」

それを渡された桐枝は、真剣な表情で静かにゆっくりと壺を手にとって、壺の中の血を飲み干した。

 

「うぐあああー!」

その後に桐枝は呻きながら意識を失った。

「お嬢さん!!」

それを見た玉壺は心配そうに抱き抱えた。

 

そして、桐枝が生きているのを確認した玉壺は、安心してそのままベッドに向かい、寝かせた。

 

ーーーーー

 

そして、十日後………

 

桐枝は、目を覚ました。

そして、玉壺は、優しく、

「気分はどうですか、お嬢さん?」

桐枝はニッコリと笑って

 

「最高です!!」

それを聞いて玉壺も笑った。

 

ーーーーー

 

そして、玉壺と桐枝は鬼舞辻 無惨に会いに行き、そのまま無惨に認められて、桐枝は完全なる鬼となった。

 

その後、玉壺と桐枝は街を襲った。

 

ーーーこいつが私の大切なおじいちゃんを撃ち殺した。

 

「ギャーーー!やめてくれ!!

と官憲の腕を引きちぎって、そのまま頸をへし折った。

 

ーーーこいつらはお兄さんを嬲り殺した。

 

「いやあああー!」

「痛えーよ!うぐあああー!」

「ひい!た、助け!うぎゃああー!」

 

と不良達を、切り裂き、そのまま背骨を折ったり、女はそのまま顔ごと食らいついて、顔面の皮膚を喰いちぎった。

 

そして、その後には、その街には、大勢の悲鳴と助けを呼ぶ声が響いていたが、玉壺と桐枝は、それを聞きながら、街を焼き、多くの人達を惨殺し、玉壺と桐枝は、街にいた大勢の人間達を食い尽くした。

 

ーーーーー

 

そして、その街は、大商人の綾辻 剛造が治める街で日本でも有数の規模を誇る多くの品物と商人達が行き交う街として、名を馳せていたが、一夜の内に街が焼き払われていた。

 

その原因と真実には、誰も知る由がない。

 

 

それをやった張本人達とそれをやったのを確認し、鬼がやったのだと確信した鬼殺隊以外は………

 

 




ここまでお読みくださいましてありがとうございます。
今回の話も鬱描写満載で申し訳ありません。

因みに玉壺がここに来た理由は、剛造が人間に化けている無惨に対して「邪魔な商売敵」として、口汚く罵り、更に殺し屋を送って来た事に無惨が激怒して、たまたま近くに居た玉壺に''剛造とその周辺の奴ら全員を始末せよ''、という命令でここに来た為です。

ですが、次回の話は救いのある話になります。
ではまた次回で。
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