もっと早ければこんな展開になるだろうと思い、こうさせて頂きました。
『鬼滅の刃』とはジャンプで連載中の大人気マンガだ。
主人公、竈門炭治郎が鬼となった妹、竈門禰豆子を人間に戻すべく色々な人達との出会いと別れを繰り返して冒険する話。
そこで登場する多くの魅力溢れる個性的なキャラクター達と独特なセリフ回し、和風の大正時代の日本を舞台とした世界観、鬼の凄まじい程の強さ、特に上弦の鬼の「無理ゲー」と言わしめる程の圧倒的な強さ、それに対し剣一本と特殊な呼吸法で絶望的な状況化でも戦い続ける人間達の物語。
ダークファンタジーでありながら日常生活ではギャグもテンポ良く噛み合わさり、アニメ化を切っ掛けに一気にブームになった。
俺がそんな大好きな鬼滅世界に転生して早数十八年………
だが、そんな大好きな漫画において、俺が唯一大嫌いな鬼がいる。
それが今目の前にいる鬼の始祖にして最強最悪の敵ことスーパーパワハラブラック上司こと
鬼舞辻 無惨!!!
ようやく出会えた。
ーーーーー
和星は炭治郎に、竈門家に置いて、もちろん藤の花の香り袋を持たせて家で待つ様に言った後に生き残っている禰豆子を背負って遠くに行けという指示を出した。
気配察知により、禰豆子だけが生きていることは分かっていたが、無惨の目の前では、応急処置は出来ないと判断してそのまま自身を囮に、無惨にあえて挑発して、離れた場所に移動した。
無惨と確信した後に無惨に鬼殺隊に入ってからの鬼によって引き起こされたカナエ、しのぶ、実弥、それ以外にも会った鬼に大切な人達を奪われた多くの人達の涙を見る度に絶望の叫びを聞く度に和星の中に蓄積されて来た怒り、悲しみ。
だから鬼舞辻 無惨本人に会ったら必ず聞こうと思った事を努めて冷静になって質問した。
「………申し訳ない、それでは………鬼舞辻殿……」
「誰が喋って言いと言った?柱風情が口を開くな!!」
無惨は和星の話を遮り、怒り狂い、腕を巨大・変容させ無数の目と口をした怪物を向かわせ大口を開けて喰らおうとして来た。
(前世で見たときからただただ衝撃を受けたけど、生で見るとその衝撃感は、段違いだな!!)だからといって負ける訳には行かない!!」
和星は避けつつ覚悟を決め、、何より
(前世で見た時から……その腕を見た時から………)
「
和星がそう叫び、
雷の呼吸 参ノ型 聚蚊成雷
無惨の周囲を高速で旋回しながら無惨の異形化した腕を切り刻んだ。
「ギャアアアーー!」
「ぐうあーー!おのれー!」
腕を切られ、その異形化した腕が鳴き喚き、無惨も痛がって憤怒の形相で和星を睨んだ。
それを見た和星は、叫んでた。
「無惨!!貴方が、鬼を増やし続け、その為に多くの人々、ある者は両親を殺され、残された姉妹は、悲しみに暮れ、泣き悪夢にうなされる日々を過ごししまった。
ある者は、母親を鬼にされて、その為に子供達を食われ殺され、その母親を止める為に長男の子が殺してしまい、実の弟から誤解されて「人殺し」呼ばわりされて、仲の良い兄弟の仲を引き裂いた。
ある者は、ようやく女として幸せを掴める姉を目の前で殺された弟。
そんな多くの家族を引き裂いた悲劇を引き起こした元凶の鬼を増やし続けた事に何を思うんだーーーーー!!!」
ただ心の叫びを和星はそのまま無惨に叩きつけた。
それを聞いた無惨はただ無表情のままに
「
無惨の予想通りだが、冷徹な言葉に和星は絶句していると、それを見て気を良くした無惨は、微笑を浮かべ言い放つ。
「何をだと?笑わせるな。知ったことではない。
私にとっては人など、ただの脆弱な生物に過ぎん。
私には、
無惨の横暴な言い分に和星は涙を流して尚も聞いた。
「ふざけるな………失った命は二度生き返らない。
生身の人間は鬼の様に傷を回復出来ない。
何故命を踏みつけに出来る?
何が楽しい?
何が面白い?
貴方もかつては人間だった………痛みや苦しみに踠いて涙を流していたはずだ。」
ドギャーーーン!!!
同時に其処らの木々を無惨の腕がなぎ倒していた。
そして、無惨が般若のような表情にして
「前にもあったな………忌々しい!!………ごちゃごちゃごちゃごちゃ五月蝿いぞ!!
人間だった頃?笑わせるな!!
今の私は限りなく完璧な生物なのだ!!
私は、この千年もの間、神も仏も見た事は無い。
多くの人間を喰らい、多くの鬼を増やし続け人を襲わせて来た………それに関して何を思うことは無い。
何よりも私に罰は下っていない。
その無惨の身勝手な傲慢な言葉に和星は、絶句して涙を流して頭の中でブチっという音がした。
そして、改めて無惨に和星は向かい合う。
「………そうか………じゃあ!!この鳴柱の和星がお前のその傲慢さと罪をを裁く!!」
それを聞いた無惨は、
「やってみろ!!和星とやら!!」
再度今度は、もう一方の腕を向けて、
血鬼術
血液を無数の有刺鉄線のような触手を変化させ、触手を伸ばして和星に襲って来た。
それを和星は、
雷の呼吸 参ノ型 改 聚蚊成雷 円
本来なら敵の周囲を高速で旋回しながらの技を自分の周囲を刀を高速で旋回させて攻撃を防いだ。
それを見た無惨は、再度今度は、両腕を変容させて更に、
べべん!!
と言う琵琶の音と共に無惨の周囲に多くの鬼達が出てきた。
出てきた鬼達は困惑していたが、その内の黒髪の男と二人組の女鬼達が無惨に掴みかかり
「何をするのです!!これからという時に!!」
「そうです、ご主人様の楽しみの時間を!!」
「そうだ!!てめえ!せっかく人をいたぶって楽しい時にいぎあああーー!」
とすると突然その三人の鬼達の体がひび割れて更に無惨の両腕の異形化した怪物達に捕らえられ
「ひいー!たすけ………」「嫌ーーー………」「や、やめてくれーー!」
変容させた両腕で三人の鬼達を口を大きく開く両腕の怪物で鬼達を咀嚼し嚥下する。
それを見た鬼達と和星はただただ唖然としていた。
「お前達もこうなりたいか?」
無惨が言い放つと呼び出された鬼達は頸を横に振った。
「では、全員、あの鬼狩りを殺せ。殺せば血を分けてやる。」
と言う無惨の言葉に鬼達は困惑しながらも和星に襲おうとすると、
水の呼吸 肆ノ型 打ち潮・乱
で鬼達を一気に十体程倒した。其処に居たのは………
「義勇!!」
義勇が来ていた
「遅くなった和星。あれが新手の鬼達だな?」
と義勇が言い構えていた。和星はすぐに
「いや、ただの鬼じゃない!!あそこにいる洋服を纏った鬼こそが、
和星が叫びながら無惨に指を刺すと義勇は目を見開き、
(奴が!!)
眼光を鋭くさせすぐに和星と共に無惨率いる鬼達に向かっていった。
それを見て無惨は舌打ちをし、
「柱が二人?!……仕方ない」
同時に
べべん
という琵琶の音がしたと思ったら、無惨の背後に襖が現れて、無惨がそのまま逃げようと襖の中に入ろうとした、それを見て和星は叫んでた。
「逃げるなー!臆病者!!」
と言いながらも義勇と共に鬼達を技を使いなぎ倒していくが、鬼の数と中には、異能鬼もいて足止めをくらい、遂には、無惨が襖の向こうで勝ち誇った様に笑い、
「ふははははーーー!私を斬れると思ったか?残念だったな柱共!!」
和星と義勇が悔しがると無惨が笑いながら目を細めて
「確か名前は、
精々短い余生の中で恐怖するがいい!!」
という無惨に対して和星と義勇は声を張り上げた。
「ふざけるな!!無惨必ずお前の頸に刃を振るい罪を償わせてやる!!」
「無惨!!貴様だけは必ず斬る!!」
和星と義勇の言葉を聞いた無惨は
「やってみろ!!やれるものならな!!和星!!義勇!!」
そうして無惨は襖の奥に立ち去り、襖は閉じられた。
それを見て和星は、悔しげに叫んだ。
「クソ………チクショーーーーー!!!」
義勇もまた無念と怒りを内包した顔をした。
「ゲヘヘヘーー!」
「さっさとこいつらを殺そうぞ!!」
無惨に呼び出された鬼達はせせら笑い襲って来たが
雷の呼吸 陸ノ型 電轟雷轟
水の呼吸 参ノ型 流流舞い
怒りに満ちた和星と義勇は鬼達をなぎ倒して行く。
そうして朝日を迎えた……………
………それは、「原作」、引いては「正史」では起こらなかった出来事と邂逅、これが何を意味するのか誰にも分からない………
無惨との早過ぎる邂逅如何でしょうか?
では次回で。