二人の転生鬼殺隊士と三人の鬼になった転生者   作:是非

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タイトルにも書いてある通り、この作品は、群像劇であり、鬼殺隊の物語であると同時に、鬼の物語でもあります、それでもいいという方は、どうぞ、見ていってください。


時は遡り、江戸時代へと

ーーー火、火、火、町が燃えている、その中には俺のお袋や親父とまだ幼い弟が古くから知り合いの隣人のおじいちゃんとおばあちゃんやみんながみんな、あの炎の中で叫びながらもがき苦しんでいる。

 

なぜ…俺は…それを遠くで見ているんだ?

()()()()()()()()()()()()()なぜなら両手両足を縛られてこの悲劇を起こした張本人である鬼になった男達に抑えられているから。

 

「ぎゃっはハハハハハ!見ろよあいつらすげぇ声を出してるぜーー!たまんねーーー!最高ーーー!」

「本当にねあんな風に偉ぶった奴らが、燃えて叫び声を上げていると思うと痛快だわ!」

「本当に面白いね、何より正義感ぶってるこいつ、空夜(くうや)もこれから奴らが燃やされると言うとすごい抵抗してきてなんだか死ぬ前にもがき苦しんでいる虫を見ているみたいで滑稽で面白過ぎるし。炎が街中を覆い尽くしたらすごい抵抗して金切り声を上げたのもよかった。」と燃えている町を見て嘲笑している奴らを見ると思い出してしまうあの時のことを。

 

 

 

 

こいつらはもともとこの町の代官の息子とその取り巻き達だ。その権力と暴力をふりかざして同年代の子供やその家族を虐めていき挙句の果てに虐めた子供を自殺に見せかけて、殺してきたという人間の頃から、性根の腐ったクソ野郎どもだ、

 

それが許せなかった俺は、突然前世を思い出した。前世の自分は、まだ高校生で、車による事故で死んだということをそれと共に、古くからの友達が、いじめられて自殺未遂まで起こしたことと、犯人達をインタネットなどで調べあげる限りの方法を使い告発して更にいじめの首謀者とそれを見て見ぬフリをした担任教師も一緒に断罪したことを思い出してその方法をここでも使えると思った。

 

そして前世の知識を使って奴らの犯行の証拠を暴き、街中のみんなにも働きかけて旗本の侍でもある親父も手伝ってくれた。さらにたまたま視察に来た、将軍家の方が来るという情報を得た俺は作戦を決行した。

奴らをわざと挑発して、将軍家の方にも見える場所で虐められている振りをした、

 

そうとは知らずに奴らは、将軍家の方にも舐めた態度をとり終いには石を投げた。

その結果、将軍家の方の怒りを買った奴らは家を追い出され罪人となり、その親達も家の領地を剥奪され家は没落した。

 

その後には「終わったよ」と奴らに虐められていた人達や俺の友達の墓参りをしているとその子供達の親達が来て頭を下げてきた。

俺がそれに驚き頭を上げてくださいと言っても聞かずに口々にみんなが

「ありがとう、息子の無念が、晴れました。」

「死んだ娘の仇をとってくれてありがとうございます」と言った。

なんだか町のみんなが頭を下げてそんなことを言うのはすごい複雑だけど、俺自身悪い気はしなかった。

 

最初に鬼滅の刃の世界だと確信してからは、江戸時代ということもあり悲嘆にくれていたがこんな形で報われるとは思わなかった。

 

それからは、町のみんなからお礼と言って畑で採れた山菜を分けてくれて本当に幸せな毎日を送った。

そして、弟が生まれた時にはこれからの弟と町のみんなの明るい未来が見えるような気がして毎日が幸せだった。

 

さらに未来のために出来るだけのことをしようと前世で知った鬼殺隊の存在を探して見つけて協力したいと産屋敷の使いの方と鎹鴉に会って鬼から人を守るという方達の姿を見て感動した俺は、親父にお願いして鬼殺隊士から直々に教えを乞い呼吸法を身につけるために修行をして会得した。

親父からも鬼殺隊への助力を惜しまないと言って支援してくれたりと充実した毎日だった。

 

それがこんな形で終わるのかと思うと悲しいと思うと同じくらいに奴らが心の底から憎くなる。

 

「鬼ごっこをしないかい?」とその三人の中のやつが言った、

「鬼ごっこ?」と俺が聞き返すと、

「君には散々な目に遭わせられたからね。ただで殺すのはつまらないからな。

これから僕たちは君を逃がすから1分くらいは待っていてあげるよ。そのあと追いかけて君を殺す!

いやだったら今ここで死んでもらうけどね」

「さすが!」

「いい遊びね!」

こいつらは、どこまでも人をコケにしやがって・・・・・でも、これはチャンスだ、

「分かった、やるよ」

というとリーダー格の男は俺の頭を鷲掴み、

「ん?今なんつった?てめえ?分かりました、ご主人様だろうがよ、え?ほら、もう一度!」

「・・・かりました」

「んー?声が小さいなー?」

「分かりました…ご主人様」泣きながら言うとリーダー格の男は満足したように

「ほら、早く行け」と俺の両手両足を縛った縄を解いて蹴飛ばした。

 

それを見た取り巻きの鬼達がゲラゲラと下卑た笑いをしたがその隙を突いてすぐに胸元に忍ばせた日輪刀の小太刀を取り出し、まず一人目の女鬼の頸を切り捨てた。

「なんだ、それは?」という取り巻きの男の頸にも日輪刀を振るい斬った。

 

「てめえ!どういうことだ!それは!」

リーダー格の男は、先程までの態度がガラリと変わった。

 

実のところ呼吸法を身につけるために指導している鬼殺隊士の人の持っている日輪刀の美しさに見惚れた刀狂いの親父が、土下座しながら懇願してその刀を譲って欲しいと言った。

鬼殺隊士の人も最初は渋ったが俺が、鬼殺隊に入ることとこれからの鬼殺隊への惜しみない支援をを条件に鬼殺隊士の人が刀鍛冶の人お願いして小太刀を作って譲ってくれた。

 

そして、先日に正式に俺に家督を譲ると宣言した時に党首の証であり守り刀として親父が、俺にこの小太刀の日輪刀を譲り受けた。

結果的には家族を守ることは、出来なかったが憎いこいつらを斬ることは出来る。

 

先ほど捕まったのだって、暗闇から不意に背後から奴らに襲われたからだと言い嘲ると、奴は

「俺の仲間は、まだ、死んでねぇよ」

と言って、聞きもしないのに自分達はあの方に鬼にしてもらったこと、その際に自分達は三人で一心同体で一人でも生き残っていれば死なないことを言っていたがそんな奴の自慢話に付き合う時間と義理もなかったので油断している奴と復活した奴らの頸を切り捨てたら、奴らは呆気に取られたという顔から自分達がすでに斬られたことを自覚すると、

「ふざけんな!てめ「グチャッ」ぐぇ」

「いやぁー!助けてー!こん「グチャッ」ひでぃ」

「嘘だ!こんな馬鹿なー!やっと復讐できると思「黙れ」「グチャッ」ぎぐあ」と、

これ以上奴らの言葉は耳障りだとその頭ごと踏み潰した。

人間の頃から腐った奴らだった。

 

せめて、生き残っている人達の救出だけでも......

俺が町まで、行こうとすると、

 

 

 

 

 

???「先程の奴らは使えないなー。とはいえ三人の鬼を相手にしてここまでの戦いぶり面白い。お前を鬼にしてやろう。」

 

と、背筋が凍るような嫌な予感がして振り返ってみると額に指を突き立てられた。

その後には男は、去ったようだがあの言葉遣いと鬼にする能力。

間違いない。

 

 

 

鬼殺隊にとっても人類にとっても最悪の仇敵で鬼の首魁の鬼舞辻 無惨(きぶつじ むざん)!!!

 

そのまま倒れてしまった俺だがこのままじゃまずい。まず、まだ鬼にならないように呼吸を使い一気に町まで行って来る。鬼になりつつある影響か炎の中でもある程度人よりも早く動けた。

その時には、鬼殺隊士の方も手伝ってくれたおかげで多くの人達を助けられた。

 

そして、残念だが生き残ったのは町の3分の1の人達だけだった。

それも全員が全身火傷の重体。

それでもできる限り助けようと運んで来た後に町から持って来た薬と包帯を使い、鬼殺隊士の人と一緒にみんなの治療して回った。

そして、生き残ったみんなにはこんな姿は見せたくなかったのでそのまま会わずに去って行き。

もう亡骸になってしまったお袋と親父とまだ幼い弟達に自分が町を焼いた犯人達を倒したことや自分の体が鬼になりつつあること、こんな悲劇の元凶の鬼を生み出した鬼舞辻 無惨を倒してみせると話してそのままみんなの元から去っていった。

 

このまま鬼殺隊士の方に斬ってもらうことも考えたが原作メンバーの特に煉獄さんや炭治郎達にに会いたいという気持ちと彼らを助けたいと思い、彼らの悲劇を阻止しそれを見届けてから死のうと決めた。

 

そして、まずはこの食人衝動は全くなくなった。

呼吸法の影響と初めに長く眠りについたおかげで、更に長い眠りから目覚めた後に人を襲っていた鬼を食っていたおかげかもしれない。

 

これなら、彼らに……原作メンバー達に会える!

早く会いたいと決意した。




ここまでご覧いただき誠に感謝の至りです。
ここから先は仕事が忙しくてあまり更新も不定期更新になりそうですが時間の合間には少しずつやっていきますのでよろしくお願いします。
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