二人の転生鬼殺隊士と三人の鬼になった転生者   作:是非

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前回の続きです。
長くなっております。


上弦の月との遭遇と煉獄正寿郎

鬼舞辻無惨とは、千年以上前に、一番最初に鬼になった人喰い鬼の原種にして首魁であり、数多の人々を人食い鬼に変貌させてきた、全ての悲劇惨劇を生み出してきた残忍無慈悲かつ傲慢に生きる怪物。

 

そして、その鬼舞辻無惨が、変貌させ、生み出してきた鬼の中でも、特に、鬼舞辻無惨が選別した、直属となる“最強”の十二鬼に選ばれ、大量の血(鬼にとっては、これ以上ないご褒美と凄まじい力そのもの)を与えられ、その直属となる“最強”の十二鬼を通称

 

 

()()()()」と呼ばれる。

 

ただし、その十二鬼月の中でも「上弦」「下弦」とある。

 

上弦が真に“最強”にして、鬼舞辻直属たる六鬼。

下弦が、その“最強”に列席する事を許された六鬼。となっている。

 

文字通り、最強が上弦の壱であり、最弱が下弦の陸である。

それ故に、下弦の鬼達と上弦の鬼達とでは、実力差が天地の差ほどあり下弦の鬼達は、上弦の鬼から蔑まれている。

 

そして今、目の前にいる弱々しい外見で頭に角を二つ生えていて、涙を流しながら怯えながらも、数多の人々を喰らい、先程襲ってきたのが、十二鬼月で四番目に強く、真に“最強”の一鬼。

 

 

上弦の肆(じょうげんのし)を冠する半天狗(はんてんぐ)!!!

 

それに相対するのが、古より人食い鬼から人を守ってきた鬼狩りの組織『鬼殺隊』の最高位に立つ剣士で、一般隊士とは隔絶した強さを持っており、文字通り鬼殺隊を支えている、文字通り柱の一人の

 

炎柱の煉獄 正寿郎。

 

空夜side

時代が違うからまだ会えないと思ったら、まさかここで上弦の肆の半天狗に続き、煉獄さんのご先祖様に会えるとは、感激だ。

と思ったら、腕を斬られた半天狗が、

「ギャーー、いきなり、何するんじゃー!、」と、泣き叫びながら、言ったら、

「何を言っている?先にそこの少年を襲ってきたのは、おまえの方だろ、鬼」

煉獄さんが冷静に返したら、

「儂が悪いのではない!!この手が悪いのだ この手が勝手に!!、仕方なく.....」

半天狗が自分勝手な主義主張を述べていると、

 

「いやいや、何言ってる!手が勝手に動くわけないだろう!しかも、足でおもいっきり飛んできてから、「手が悪い」とは言えないだろうが!

そういう嘘をつく行為を二枚舌の大嘘つきというんだぞ!」

少年隊士が言い返すと、

 

「だ、誰が二枚舌じゃ!儂は二枚舌ではない!何より貴様よくもそのようなことを」

二枚舌という言葉に過剰に反応し、目の前の隊士を涙目になりながらも睨んだ。

 

「いやいや、さっきから矛盾した言葉と嘘ばかりだろうが。」

隊士が睨まれても、毅然とした対応で言い返すと、

「儂は生まれてから一度たりとも嘘など吐いたことがない善良な弱者だ 此程可哀想なのに誰も同情しない!」

耳を塞ぎ、泣きながら、頭を抱えた。

 

だが、俺は、知っているし、分かる。

こいつは、半天狗は、

「嘘をつくな鬼、その全身から漂う禍々しい感じと匂いから分かる、食ってきた人達は、百いや、二百人は、食ってきたのだろう!」

尚も言い逃れをする半天狗に対して、煉獄さんが言い放った。

 

「儂は悪くない悪くない、そんな儂をそこまで言うお主らこそ、力のない弱い者(自分)をイジメる悪者じゃろうが!」

半天狗は、尚も言い逃れしようとして、襲ってきたが、即座に煉獄さんが反応して、

「炎の呼吸 壱ノ型 不知火」

言いながら、技を放ち頸を斬り落とした。

 

「ヒィィィ!斬られたああ!頸を斬られたああー!」

喚いた、半天狗だが、

「命をもって罪を償え!」

煉獄さんが、そのまま刀を鞘に納めようとするが、

 

「待ってください!その鬼は、'まだ '死んでない!」

俺が叫ぶと同時に、斬られた半天狗の頸と胴体が、再生していき、それぞれが、二つの肉体となった。

 

一人目は、半天狗の頭部から下の肉体から生まれたのは、怒りを帯びた表情を浮かべる常時顰めっ面な風貌で、老人形態の着流しをそのまま着て錫杖を手に持つ鬼。

二人目は、半天狗の切断された胴体から生まれたのは、手にヤツデの葉のような羽団扇を持つ半裸の修験者のような服装という、いかにも天狗らしい姿をした鬼。

 

そして、その姿を見た煉獄さんがその鬼達の頸を斬ろうと、間合いを詰めていくと

手にヤツデの葉を持った鬼が、その葉を煉獄さんに向けようとして、それを見た俺は、煉獄さんを助けようと、彼の所に行こうとしたが、時すでに遅し、ヤツデの葉を振るわれ、直後に、突風が吹き、近くにいた隊士の人は、木にしがみついたが、煉獄さんが吹き飛ばされかけたが、俺が、彼の腕を掴んで、血鬼術を使い、指の力を強化して、地面を掴み、何とか、耐えた。!

 

「カカカ、楽しいのう!のう!積怒(せきど)!」

「何が楽しいものか、儂はただ腹立たしい!可楽(からく)、おまえと混ざっていたことも、鬼狩りを吹き飛ばせずにしまいには何故か鬼が鬼狩りを助けたことにも。」

「そうかい、それは、離れられて良かったのう、ならば、そこの鬼狩りと鬼を殺せばより楽しそうだのう」

 

途端に積怒が錫杖を振りかざすと周囲に雷が落ちた!

 

瞬間に俺は煉獄さんと隊士の方が雷に落ちないように二人を両手に抱えて一旦間合いを取った。

すると、煉獄さんと隊士の方が

「何の真似だ!お前!」

「何故だ。鬼であるお前が、どうして?」と煉獄さんと隊士の方が助けた俺に素直な疑問をぶつけてきた、

 

「貴方方、鬼狩り様達を助けると決めているもので、何より、目の前の人は必ず助けると家族との約束ですから。」と応えると、煉獄さんは、一瞬、何を言っているという顔から、突然笑い出すと、

「いい心がけだ。よろしい、共に戦おうぞ!」と言ってくれた。

 

隊士の方は、一瞬驚いた顔をしていたが、

「わかった!お前は信用しよう!ただ俺は隊士じゃなくちゃんと「村田 達郎」という名前がある、村田と呼んでくれ!」

嬉しくなった俺は「はい!」と応えたと同時に

 

(村田って、何処かで聞いたことのあるような?、否!今は力を合わせて戦うことに集中しよう!)と何かを思い出そうとしたが、今は戦うという決意の元、積怒達に向き直る。

 

 

「儂らを無視するな!腹立たしい腹立たしい!」

「楽しそうだのう」

と錫杖を持った鬼、積怒が錫杖を振りかざすと、雷が降り注いだ。

 

それを見て、煉獄さんと一緒に奴らの元に駆けていき、煉獄さんが積怒と、俺が可楽とそれぞれ、交戦することに。

 

「腹立たしいぞ、鬼狩り!」怒りながら言って、錫杖を振りかざそうとしたが、煉獄さんが、日輪刀で錫杖を止めて、

「雷は起こさせんぞ」と言いながら、攻防戦を繰り広げ、

 

俺はというと、可楽と格闘戦に、

「カカカ、楽しいのう、楽しいのう!」

「そうかい、だったら、そのにやけ面に拳を叩き込んでやるよ!」と俺は、格闘の最中、可楽の顎の横に拳を叩き込んだ。

そのまま、倒れ込んだ可楽が立ち上がろうとしたが、すぐに、起き上がれなかった。

 

「可楽!何をしている?!」

「カカ、カ?、なんじゃ、体が思うように動かん?」と可楽が、体を起き上がれずにいると、

「無駄だ、顎を揺らせば、脳も揺らしているからな、再生力がいくら高くても、これは、鬼でもすぐには起き上がれねえよ。」

と俺が言うと、

 

「だったら、頸を斬るのは、今しかねえだろうが!」と村田さんが可楽の頸を斬ろうとして、

「待て!やめろ!、こいつらは、斬ったら、斬っただけ、増えていくんだよ!」と俺が叫ぶが、既に、村田さんが可楽の頸を斬った後でさらに、煉獄さんも積怒の頸を斬った後だったために、体が分裂していき、鬼が二人から四人に増えた。

 

それを見た二人が、

「なんだって!」

「しまった!」

 

そして、分かたれた瞬間に、背中から翼を生やし、両腕の肘から先と下半身が鳥類の足の様な鉤爪になっている分裂体の中では一番の異形の鬼が、村田さんの方に「喜ばしいぞ」と言いながら、向かってきた、俺は、すぐに向かおうとしたが、

 

「カカカ、さっきは、よくもやってくれたな、」

「悲しいなあ、同じ鬼でありながら、人間の味方をするとは、」

と可楽が立ち上がり、襲ってきたと同時にもう一人の黒い装束を身にまとった哀愁漂う陰気な表情をし、身の丈以上もある十文字槍を手に持つ鬼も俺に向けて、襲ってこようとしたが、

 

「手を出すな、哀絶(あいぜつ)、こやつは、儂の獲物じゃ、お前は、他所へ行け!」

「確かに、悲しいことに、こやつより、積怒と戦っておる、鬼狩りを先に始末した方がいいのう」

と可楽が俺を獲物と言い、それを聞いた哀絶とやらが、今、積怒と戦っている煉獄さんを殺しに行こうとする。

 

「待て、煉獄さんの所へは行かせねぇぞ、てめえ」と、俺が止めようとすると、

「おっと、お前の相手は儂じゃ!」可楽が俺の前に立ちはだかる。

「くっ仕方ない、先にてめえを倒す!」と俺が、啖呵を切ると

「カカカ、やってみよ小僧」とせせら嗤いながら、可楽が、向かってきた。

 

煉獄side

「炎の呼吸 弐ノ型 昇り炎天」と同時に、積怒という鬼の頸を斬ったが、またも、分裂してきた。

 

「くっ、これではキリがない」

「儂の方じゃ腹立たしい鬼狩りめ!」と積怒が、分裂しながらも、再生しようとしてきたが、再度技を放ちながらも、回りを確認すると、

「加勢に来たぞ、積怒」と言い、十文字槍を突き出しそれをかわし、間合いを取る。

 

「腹立たしい!遅いぞ、哀絶!」怒りながら再生した積怒の隣に陣取るように哀絶という同じように頭に角を二つ生やし黒い装束を纏って、十文字槍を構えた鬼が来た!

 

そのまま、十文字槍で攻撃してきたので、こちらも技を放ち応戦した、

「炎の呼吸 漆ノ型 盛炎のうねり!」

何とか、打ち消したが、錫杖の音が聞こえたと思ったら、雷が落ちてきた!

 

咄嗟に避けたが十文字槍を襲ってきて防戦一方に

「くっ…雷と十文字槍の二つを同時に相手をせねばならないとは、だが、俺は俺の責務を全うする!ここにいる者は誰一人死なせない! 」

煉獄さんそう叫び、積怒と哀絶に切り込んだ。

 

空夜side

(まずい!非常にまずい展開だ!)

煉獄さんは、積怒と哀絶を相手に、槍と雷で防戦一方に、向こうの方で、隊士の方が空喜(うろぎ)に襲われている。

 

あの隊士は、何とか戦えているように見えるが、実際には空喜に遊ばれている!

その証拠に隊士が刀を振り回すのを見て、飛び回りながらニヤニヤと笑ってやがる。

 

俺も、加勢に行きたいが、

「何を見ておるのじゃ?ほら、もっと頑張れ小僧!」可楽と組み合ってる状態では動けない。

(どうすれば?)

 

その時、「ギャーー!」隊士の人が、叫び声を上げた、空喜が、鉤爪で切り裂いた瞬間、

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()姿()()()()()()()

 

 

「・・けんな」

「ん?何じゃ?」可能楽が怪訝な顔していると、

「ふざけんなーーー!ここでは誰も死なせてたまるかーーー!どんなことになってもいい必ず助けるーーー!」

 

叫んだ途端に、俺の懐から、お面が、飛び出してきた、そのあとに、そのお面の中から、それぞれにボコボコと何かが出てきた瞬間に、それは、人の形を成した。

 

翁のお面からは、忍者の格好をした爺さんが出て、

小面のお面からは、男装した白装束を着た武芸者の女性が出て、

童子のお面からは、体に鎧を纏って、頭には髪を後ろで纏めている青年の男が出て、

般若の面からは、頭に角を二本生やし、正に鬼の形相をした白い道着を着た大男が出てきた!

 

そのあとに大男が可楽を拳で吹っ飛ばした後に俺に向き直り、跪き、

 

 

「「「「我ら能面四天王参上致しました、殿!」」」」

 

 

「・・・・・は?、どういうこと?」

と俺だけじゃなく、この場にいた全員が唖然とした。

 

「殿、我らは、殿の血鬼術によってお面に込められた思いと共に生み出されし殿の分身でございます。」武芸者の女性がそう言ってると、

「はあ?何のことだか、さっぱりなんだが?」と俺が素直な疑問をぶつけると、

「詳しい話は後で!まずはあの二枚舌の大嘘つきどもをを倒しましょうぞ!」と大男が、大きな声で言った

 

「確認しておくが、お前たちは味方でいいんだよなぁ?」と俺が言うと、

「「「「無論!」」」」

 

「わかった、なら、一緒に戦おう!」

「楽しいのう、また、ワラワラと集まって来おったわ!」可楽が、笑いながら、向かってくると、

 

「こいつは、俺に任せろ!お前たちは、あそこにいる羽織を着た煉獄さんと今、翼を生やした鬼と戦っている村田さんを助けてくれ!」

「「「「御意」」」」というと、大男と女武芸者が煉獄さんの所へ、忍者の爺さんと鎧武者の男子が、隊士の方への向かった!

 

村田side

(くそ!くそ!このままじゃ)

「喜ばしいぞ、もっと、歓喜の血飛沫を上げてみせろ!」

俺が、肩を裂かれて、肩を庇いながら、立っていると、目の前の鬼が嘲笑いながら、そんなことを言っていると、目の前に忍者の格好をした爺さんと鎧武者姿の男子が来た。

「ここまでよく持ちこたえた!あとは、拙者らに任せろ」

「ファッファッファッさあて、始めようかのう空喜どの」

 

今、新たな増援が到着し新たな局面を迎える!




ここまで、ご覧いただきありがとうございます。
次回で空夜編ラストです。
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