憧れながら、鬼に全てを奪われて、それでも、未来のために人々を守るために戦う道を選んだ空夜編のひとまずの区切りです。
長いですが、どうぞ、最後まで、お付き合いください。
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空喜side
鬼狩りを切り裂いて、肩から血飛沫を上げている鬼狩りが睨みながらも恐怖で体が震えているのを喜ばしいと歓喜極まる思いで空から眺めてると、突然目の前に鎧武者の小僧と忍者の姿をした老いぼれが現れた。
「
「ファッあいわかった。」といつ間にやら老いぼれが儂の目の前から消え、鬼狩りを肩に乗せた。
「なんだ、貴様らは?」と尋ねると、
「我が名は
「実に喜ばしいぞ!そのような妄言を垂れるとは。」儂が笑いながら言っている隙に
「村田殿、こちらへ。」
「待て!奴は強い!俺より、彼に助太刀した方が…」
「ご心配めされるな!天羅は強い!それ故に今は逃げましょうぞ村田殿。」
いつのまにか、老いぼれが、鬼狩りを連れて行っていた。儂が追いかけようとすると小僧が立ち塞がり、
「彼らの元に行かせん!」
「喜ばしいぞ!ならばお前からじゃ!八つ裂きにしてくれようぞ!小僧!」空喜が両足の鉤爪を広げて向かってくると
「やってみろ!鳥頭め!」少年武者は受けてたとうと八相の構えをした。
激突の瞬間に少年武者の鎧が切り裂かれ血が吹き出た!
「どうだ!儂の鉤爪は金剛石を切り裂くほどの切れ味は!震えるがいい 歓喜の血飛沫をもっと上げてみせろ!!」空喜が少年武者を切り裂きながらいうと、
「お前もな鳥頭!」
という言葉と共に空喜の体が真っ二つになった。
それでも半分に分裂した口二つから音波を出そうとするとすかさず少年武者が
「血鬼術
と言い、目の前から消えたと思ったら、体がバラバラにされた。
それでも再生しようとするが、またも斬られた!
「どんな再生しようとも、その時に切り続けるだけだ!」
積怒side
「何者じゃ貴様ら!腹ただしい!」鬼狩りを追い詰めた所で、道義を着た大男と白い装束を着た女が立ち塞がり、
「我が名は、
「私の名は
鬼狩りの前に守ろうとするとかのように立った。
「実に腹ただしい!腹ただしいぞ!貴様ら、一体何者じゃ?」儂が苛立ちながら聞くと、
「我ら!殿の血鬼術により能面から生まれし殿の分身なり!」と大男の方が訳の分からんことを言いおった。
「・・・・・悲しくなってくる、いくら雑魚がこようとも儂らには勝てぬ」哀絶が涙ながらに言うと、
「雑魚とは言ってくれますね、ではその雑魚に切り殺されても同じことを言えますか?」
沙生が殺気を放ちながら長刀を構えた瞬間、哀絶の前に移動していた!白装束の女が哀絶を袈裟斬りをしてから畳み掛けようとすると哀絶が十文字槍を振り回し、それを避けた白装束の女が一旦距離を置いた。
「悲しいのう」
「貴方は哀れですね。」
「腹ただしい!可楽も哀絶も空喜も何をしているのか!何より何者なのだ!あやつらは鬼狩りに与しおって!腹ただしい腹ただしい!」
積怒がほかの三人の不甲斐ない無さと新たな敵の増援に対して怒り狂っている時
「それよりも自分の身を心配したらどうだ!二枚舌め!」
と般若丸が正拳突きで積怒に放ち、気づいた積怒は錫杖で防いだが衝撃が強く吹き飛ばされ、地面に仰向けの状態で倒れた。
「お前たちは一体?」
と煉獄さんがいきなり現れ、さっきまで雷と十文字槍で猛攻をしてきた鬼二人組みとの間に割って入り、目の前の鬼達に戦闘を仕掛けた新たな鬼達に対し疑問を投げかけると、
「我らは、鬼狩り様の味方なり、安心されよ!まずは目の前にいる二枚舌どもを殲滅しましょうぞ!」
と般若丸が高らかに応えると、煉獄さんは内心
「(・・・・・訳がわからんが、今は「味方」と思っていいかもしれん)良かろう、こちらも敵二人に苦戦していたところだ。共に参ろうぞ、般若丸とやらよ。」と煉獄さんが般若丸の隣に立った。
「鬼狩り様、よろしいか?我は鬼であるが?それに体の傷が.....」
般若丸が心配して言うと
「先程言っただろう、「共に参ろうぞ」とそれにこの程度の傷で引く訳には」と煉獄さんが言いかけると
「腹ただしい腹ただしい!儂を前にして何を喋っている!何より先程はよくもやってくれたな!雑魚どもめ!」
積怒が倒れた状態から起き上がり、苛立ちながら錫杖を振りかざし、雷を落としてきたが煉獄さんと大男の二人が避けて、左右から積怒に向かって行く積怒は雷を降らせていくが二人がジグザグに動き、全く当たらず先に大男が正拳突きで積怒を攻撃してきたが、同じように錫杖を盾に使い、今度は耐えていると後ろから煉獄さんが
「炎の呼吸 壱ノ型 不知火」
と積怒の頸を斬ったがすぐに分裂してこようとしたが、
「させぬぞ二枚舌!血鬼術
と奴の拳が炎に包まれ、儂に正拳突きをした直後に拳が当たった場所から炎が広がっていく!
「ぎゃあああああ、貴様よくも!」
「自身の犯した罪の苦しみを味わうがいい!」
空夜side
「全員すげぇ・・・・・」と俺の血鬼術で生み出されたという奴らが半天狗の分身体達を追い詰めていることに感嘆していると、
「お?なんじゃ!あっちで戦っている奴らの方が楽しそうだのう!小僧!お前はもういいぞ!」可楽が組んだ状態から足で俺の腹を突き破ろうとするが、
「血鬼術
「ぎゃあー!なんじゃ!儂の蹴りが通じぬ!」と奴が痛がっている隙に
「今度はこちらの番 細胞変異層
「ぎゃあー!離せ!離せ!」と言うのを無視して、片手だけを離して、奴の顔面を思いっきり殴った!
「ぐぎゃあ!」
「いくら再生するとはいえ、再生する前に、殴り続ければいい!」と俺が連続で殴っていると
「調子にのるなー!小僧!」と可楽が団扇を出して振ろうとしたが、その団扇を持っている手ごと握りつぶした!
「ぎゃあー!おのれ!小僧ー!」
「そろそろ決めるか! 血鬼術
「なんじゃ!ぐああああー」塊が当たった所から粘土のように可楽の体中に広がり、遂には、顔まで覆い尽くした。途端に固まった。
「どうだ、俺の細胞凝固弾は、この塊は当たったものにへばり付き、覆い尽くし最後には固まるからな!いくら再生しようとも固められてしまえば何も出来まい!」
と言いながら、周囲を見回すと、あと残っているのは、哀絶だけだが、白装束の女が既に奴の腕を切り落として十文字槍で哀絶を木に貼り付けた!これで全員を倒したと思いがちだが、前世の知識のある俺には分かる!
「(まだ五体目の
俺がそれを伝えようと大声で叫ぼうとすると、
???「何を無様な姿…を晒している…半天狗…上弦の肆…ともあろう者が…」
瞬間時が止まったようだった、その場で戦っていた鬼殺隊士柱である煉獄さん、能面から生み出された四人、半天狗の分身体達でさえも動かなかった何故なら、この静寂とこの冷え切った感情は
「
哀絶が悲しみを抱えながらも誰よりも怯えた表情で話しているのを見た時には、思い出した、否
そう!この感情は、
前世で漫画を読んで数コマだけだが、その長い黒髪を後ろで縛り、六つ眼を持った異貌の鬼。
さらに額や首元から頰にかけて揺らめく炎のような黒い痣がある。衝撃過ぎて印象に残ったのを覚えている。
更に左右にある六つ目の真ん中両目に左目が「上弦」右目が「壱」と刻まれている。
間違いない!!!
そんな十二鬼月の上弦最強の鬼がどうしてここに?!!
「私は…あの方に…命を仰せつかって…ここに来た。その命…というのが…」
と不意に俺の方を見て
「そこにいる…逃れ者…の始末…だ。」
瞬間!俺に殺意が向けられる!
「それと…半天狗よ…いや、お前達は…何を…しているのだ?」
「儂らは、この鬼狩り供を片付けようと…」哀絶がここにいた理由を説明していると
「そんな事を…聞いて…いるので…はない。何故…上弦の肆…ともあろうものが…そんな無様な…姿を晒している…のかと…と聞いて…いるのだ?」
と怒りをあらわにしてきた黒死牟。
「ひっ!ちょっと待ってくれ!今からこやつら全員始末を…」
「始末…?…空喜は…バラバラ…にされ…可楽は…そこで…血の塊と化し、積怒は…炎に…包まれ…動けなくなり……そして…哀絶…お前は…そこの木に…槍で…貼り付け…させられている…という…のにか?」
黒死牟が独特な喋り方で疑問を投げかけると、哀絶はバツが悪そうにしていると、
「もう良い…そもそも…其処にいる…逃れ者は…最初から…私が…狩るべき獲物だ…ここは…私に任せよ…お前達は…下がるが良い。」
黒死牟がそう言うと、再生した空喜と炎から抜け出た積怒が喚いた
「待て!こやつら全員儂らの獲物じゃぞ!」
「腹ただしい!後から出てきて勝手に決め」
瞬間!空喜と積怒の体が細切れになった!
俺たちが戦慄していると
「積怒…空喜…お前達は…度が過ぎる…」黒死牟が哀絶のそばにいた
「も、申し訳ない。」と哀絶が謝っていると
「何も…怒っている…のでない…後から…出て来た…ことには…確かに悪い…と思うが…お前達は…「上弦の肆」だ。…「上弦の壱」である…私に…逆らって…はいけない…序列の乱れ……ひいては従属関係に皹が入ることを憂いているのだ。」
黒死牟が言い、
「気に食わぬの…であれば…入れ替わりの…血戦を申し込む…が良い」
「いやいや、それは無理じゃろう、悲しくなってくる。
仕方ないここは儂らは引こうぞ」
哀絶がそう言うやいなや、再生した空喜は固まった可楽を連れて行き、積怒も怒りながらも哀絶と共に引き上げた。
俺たちは、それを黙って見ていた。あの半天狗達より遥かに恐ろしく強大な敵が目の前にいたから、一歩も動けなかった。
「さて…始める前に…聞くが…逃れ者よ」 黒死牟と聞いた。
「なんだ?」と俺が言うと、
「何故…あの方の血を…与えられ…鬼に…なりながら…人を…守ろうとし…鬼狩り…に与して…おるのだ?」
黒死牟が怒りをあらわにしていたので、俺は冷静に返した。
「それは、俺の目の前人たちを死なせないを両親と弟に誓い、後の世の子供達の未来を守るためだ!」
「……実に…くだらぬな…」黒死牟がそう一瞥すると
「くだらぬだと……?」俺は内心怒りながらも聞いた。
「わからぬのか?…鬼である…ならば…人であった…ことなど…捨てよ…と言う…意味だ…」
「言ってくれるな!お前こそわからないのか! 鬼にはなく、人だからこそ持てる大事なものと強さを!!!」
そう言った途端に俺の側に能面の四人組が来た!
「鬼狩りの村田殿と煉獄さんは、無事に遠くの方に移動しました、煉獄さんは、最後まで戦うと言ってくださいましたが、相手はあの上弦の壱!
今は生きて帰り、このことを知らせた方が良いと説得したら、渋々ながらも、村田殿と一緒に逃げました。」
翁の面を頭後ろに付けた忍者がそう報告してくれた!
「そうか!ありがとう!」と俺が言うと
「話は済んだか?」
黒死牟が構えて来た。
俺は深呼吸して、目の前の敵に向き直ると
「行くぞ!黒死牟ー!」
その時!黒死牟と俺たちは激突した!!!
ーーーーーーー
結果から言えば、俺たちは負けた……
能面の四人組も倒されてしまい、日輪刀も折れてしまい、血鬼術も通じずに後に残ったのは俺一人……
それでも、逃げることと時間を稼ぐことにして、もう夜明けという所で黒死牟が迫って来た
ここで、俺は翁から俺の血鬼術は、自身の細胞の他にも普段から触れている物などを形を与えることが出来ると言われたのを思い出し、あることを試した。
それは''折れた日輪刀''を我が身に取り込み、''自分の刃''とすること、このままでは、原作の彼らに会えずに死ぬと思ったら、折れた日輪刀を自分の体に取り込んだ。
黒死牟はそれを見て一瞬驚いたが、すぐに襲って来た!
そして俺は、片腕を変化させて、一本の刀にしたそして日輪刀は、日の光を浴びて溜めている。
「血鬼術 ''日輪光''!!」
と黒死牟に向けて自分の腕の刀を太陽光で光らせ、放った!
「ぐああああー!」と黒死牟が光を六つ目に当てられて、顔が崩れて怯んでいる隙に、
俺の分身の能面鬼達を担いで血鬼術で強化した足で一目散に駆け走った!
「ま、まて!」黒死牟が追いかけようとするが、まだ、直接日の光を顔に浴びたダメージが残っているのか、顔の再生が遅くフラフラ状態だった。
「待たない!だかしかし!黒死牟!そして、見ているんだろう!無惨!いつか必ず、お前達を叩き潰してやるからな!」
と捨て台詞を吐いたものの、胸中は屈辱と敗北感でいっぱいだった。
今まで修業、鍛錬してきたというのに、これほどの力の差があるなんて、
それでも、今は耐えて人を守りぬいて、未来を守るために戦ってやる!
そして、原作メンバー達に会いに行こう!
それだけを胸に刻み前を向いて全力で走って行く!
ここまでご覧いただきありがとうございます。
次回からは、和星編に戻ります。
どうぞ、よろしくお願いします。