side 真也
《pipipipipipi・・・・・・pipipipipipi》
ん?なんの音だ
聞き覚えの無い電子音に起こされ辺りを確認する。
「電話?」
「もしもし」
《あ、真也君?豪徳寺です。昨日は良く寝られましたか?》
どうやら心配して電話をしてくれたみたいだ。
「おはようございます。朱音さん、はい良く寝れましたよ」
《そう、それは良かったわ、それじゃぁ今日も昨日と同じ部屋に来てください
ね》
「分かりました、何時頃行けばいいですか?」
《そうですね・・・・10時くらいで大丈夫ですよ》
「分かりました。10時ですね、それではその時間に向かいます」
《それでは今日もお願いしますね、ではまた後ほど・・・》
「はい、では失礼します」
そう言い電話を切った
さーて、今日は昨日の続き、OSを仕上げよう・・・・・大体基礎は他のオーバビスマシンと変わらないから、大体1週間くらいで仕上がるはず・・・・
その後航行プログラムを組んで行って、デバック作業も合わせれば・・・・
長くても3ヶ月でプログラム自体は終わるはず、
まぁ頑張っていきますか・・・・っと腹の虫が鳴いたな
今日はコンビニにしよう
「いらっしゃいませー」
店員のマニュアル化した挨拶を聞き流しながら朝食を決める
とりあえずおにぎり・・・ツナマヨ、紅鮭は外せない、後は・・・・ん?
新発売!スパイシー唐揚げ山葵マヨ
なんだろう、凄く気になる・・・・145円・・・・微妙に高い・・・
うん・・・・まぁ、買うか
レジへ向かい
「105円が一点・・・・115円が一点・・・・145円が一点、合計三点で365
円になります」
「局員証で」
「はい、畏まりました、そちらにかざして下さい・・・・・《pi》はいありがとうござい
ます。こちらレシートと、商品になります。」
商品を受け取り出口へ向かう「ありがとうございました、またお越しくださいま
せー」っとやはりマニュアル化された挨拶を背に自室に戻って行った
自室に着き冷蔵庫から水を取り出し、おにぎりを消化する
「・・・・・新発売のスパイシー唐揚げ山葵マヨ・・・・・微妙だ・・・・兎に角山葵が邪魔だ、
マヨネーズだけにしとけばそれなりに・・・・」
うん、そんな事考えて食事を終えると時間は9時30分、
「さて、行きますかね」
と呟き自室を出た
局員に挨拶しながら目的地に到着、携帯で時間を確認すると9時45分・・・
・ちょっと早く着きすぎたな・・・・
部屋に入ろうとすると「真也君」と後ろから朱音さんの声が聞こえる
「おはようございます、朱音さん」
「おはよう、随分とはやいわね、きっちり15分前、」
「えぇ、やはり時間ぎりぎりよりも、余裕が欲しいですから」
「良い心掛けですね、では少し早いですが、作業を始めましょうか」
「はい」
そして部屋に入り作業を始める
う~ん、ビアンカやケイティとの性能差はどの程度なのだろう
それが分かれば、ストラーダの予測数値を的確に出せるのだが
「すみません朱音さん、ストラーダと他のオーバビスマシンの性能差はどの程度なのですか?」
「教えて無かったかしら?
性能差さね・・・・カスタムパーツを着けないノーマルスペックは
加速は、ケイティの1.5倍、旋回性能は、ビアンカの1.75倍、装甲はビアンカの1.1倍、バッテリーはケイティの2.75倍・・・・その性能を発揮させる為に機体サイズがケイティの1.5倍・・・・コストは・・・・・あまり考えたく無いけどケイティ5台分くらいね
航行プログラム次第なんだけど、どんなに上手く作ってもかなりピーキーな機体になるわね
あとアンカーワイヤーがストラーダには標準装備よ
使いどころが分からないけどね・・・・・
後、そういう情報は基本的にPCのストラーダフォルダに入っていから自由に見ていいわよ」
なるほど、ちょっと見てみようかな・・・・アンカーワイヤー、概要を読んでも実に意味が無さそうだ、360度打てる意味が分からん
機構がストラーダのフロントについてるのか・・・・
まぁ一応OSに組み込んでおこう、さて後は姿勢制御プログラムと
あ・・・・良い事思いついた、どんな機体にもリミッターが付いてるからその解除コードも組んでおこう、そうすればカタログスペック以上の性能が出るし
さーてプランも決まったしこのプランなら9月にはステルヴィアに行ける、
さて頑張りますか、
side out
side 朱音
うーん失敗したわ
まさか機体スペックを伝えるの忘れていたなんて
もうそろそろ13時ね、お昼は何にしようかしら
簡単にコンビニでいいかしら?
さて、真也君の作業状況は・・・・・・あ、相変わらず凄いわね
こういうのを天才って言うのかしらね
あ、作業もちょうどひと段落付いたわね
「真也君、そろそろお昼にしましょ」
「はい、分かりました」
うん、休憩前に首を鳴らす癖は局長にそっくりね
「私は、コンビニにしようと思うのだけど真也君はどうする?」
「自分もご一緒します。」
「じゃぁ行きましょうか」
今日は、何を食べようかしら
side out
そして240日が経過しプログラム、OS両方を完成させ
オーバビスマシン、ストラーダのシュミレーション過程を終えた真也は初めての宇宙へと繰り出す。
真也の新たなステージはファウンデーションⅡステルヴィアへと移ろうとしていた
side 真也
親父に無理やり連れてこられ、約8ヶ月、明日・・・・ようやくステルヴィアに行ける
航行プログラム、OSの完成自体は3ヶ月ちょいくらいで終わったがシュミレーターにインストールする前がデバックの嵐でもう1ヶ月、シュミレーターでの練習が4ヶ月・・・思い返せば色々あったが良い勉強になった
あの後、炊事洗濯掃除・・・・・母親がしてくれた事を自分でやるようになりこれからの寮生活も随分と楽になった
朱音さんも自分の料理をおいしいといってくれるまでになった
それからは料理が趣味のようになったがこれは些細なことだ
明日は早い、今日はもう寝て明日に備えるとするか
side out
side 朱音
あっというまに真也君が宇宙に上がる時が来てしまった
最初、心の中ではこんな子供にっていう思いがあったけど、それは最初の彼のプログラムを見て180度気持ちが変わったわ
今では弟のように思える
さぁ、明日は弟の門出よ、笑顔で送らなきゃね
side out