宇宙のステルヴィア〜星の軌跡〜   作:九龍

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第17話~これから~

 

 

ウルティマでの未確認飛行物体接触後

他のファウンデーションでもその様な物体と接触があった

学生はその接触の影響で2ヶ月遅れの始業式を迎える

 

 

 

 

 

 

side 真也

 

 

 

 

 

 

ウルティマでの接触後、ステルヴィアではその影響なのか2ヶ月の自宅待機を命じられた

そして今日は始業式

今は例の如く学長のお話・・・

 

『そして今日から新学期です、人類はこれから大宇宙に羽ばたく時期を迎えます、皆さんの双肩には新たな時代の先頭ランナーとしての期待が掛かりますが、それをプレッシャーと感じる事無く、誇りとして歩んでください、二ヶ月遅れの始業式となりますが、各自自宅待機の間も鍛錬を欠かさずレベルアップに励んだと思います・・・アップしたのはウエストだけでは困りますよ』

 

さて、今までセカンドウェーブの事だけだったがこれからはその先か・・・

それにしても幸先が悪いな・・・・ウルティマの件

親父も要請でウルティマに居るしな

 

『人類の新たな道を模索し、その時代を担うのは君達です、それでは長くなりましたがこれからも勉学に励み、来るべき未来の為に歩んでください』

 

長い話も終わりか

明日から通常の講義か、そして一日目から実機演習か

 

「真也くん」

 

この声は光太か

 

「どうした?」

 

「この後、部屋に遊びに行ってもいいかな」

 

構わないが

 

「片瀬さんはいいのか?」

 

「志麻ちゃんには真也君に用事があるって言ってあるから」

 

「そうか・・・片瀬さん関連の事か?」

 

「うーん・・・それもあるね」

 

なるほど、上手く行って無い訳では無い様だが

・・・確か光太は新システムのモニターをやっているって話だから、その件と片瀬さんとの折り合いがつかないのか?

 

「分かった、それじゃ後で俺の部屋だな」

 

「なんかごめんね」

 

「気にする事は無いさ」

 

 

そして自室に戻りサイフォンに火を入れ光太が来るのを待つ

コーヒーが出来るのを見計らった様に光太が来た

 

「いらっしゃい、まぁソファーにでも座ってくれ」

 

「ありがと」

 

俺は光太をソファーに座らせると出来たばかりのコーヒーを淹れ光太に差し出す

一息つき、光太に話をするように促す

 

「それで、話ってなんだ」

 

「うん、新型DLSのモニターで志摩ちゃんとの時間を上手く作れないんだ」

 

やはりその事か・・・

 

「一つ聞くがモニターは大体何時頃から始まるんだ?」

 

「18時くらいからかな」

 

「なら片瀬さんが誘って来たりしたら断らずに妥協案を出せば良いんじゃないか」

 

「妥協案?」

 

「あぁ、たとえば学園が終わった後、時間まで公園や展望台でデートするとかな」

 

「でも、学園が終わった後に蓮華先生に聞きたい事があるんだ」

 

いや、それは光太、お前が妥協しなきゃ駄目だろう

 

「それはモニターが終わった後でも問題は無いよな」

 

「うん、でも早く知りたいんだ」

 

「光太、それこそ妥協しなきゃ駄目だろう」

 

「そうかな」

 

「そうだ、だがコレは片瀬さんにも言える事だけどな、まぁ俺からのアドバイスは他の女性と二人きりになるのは止めておけ」

 

「?なんで」

 

「なんでって・・・それはお前、もしその場を目撃されたら勘違いされるだろう」

 

「でも実際に付き合っているのは志麻ちゃんだよ」

 

「それでも・・・だ、なぁ光太・・・片瀬さんが知らない男と二人きりで食事していたらどう思う」

 

「・・・・・なんか嫌だね」

 

「それは片瀬さんも一緒だ、もしそんな状況になりそうなら片瀬さんに連絡の一つでも入れておけ・・・だいぶ状況は変るだろう」

 

「なるほど」

 

「さて、まだ時間はあるがここでだらだらと時間を過ごすより片瀬さんを誘ってデートでもしてきたらどうだ?」

 

「うん、そうさせてもらうよ・・・それじゃぁ真也君、コーヒーご馳走様」

 

「あぁ、頑張ってな」

 

 

そう一言声を掛け光太を見送る

俺は、ストラーダの調子を見に行く事にした

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 志麻

 

 

今日は今学期初実機演習

更衣室で着替えに行く

 

一昨日買った新しい下着を着けて

新学期も始まったし・・・頑張ろう

光太君の好きな監督の映画も上映してるし今日の実習が終わったら誘おう

 

 

「あれ?しーぽん、見慣れぬ胸当てをしておるな・・・そんなの買ったけ」

 

「一昨日一人でね、買って来ちゃった」

 

「ふっふ~ん・・・光太の為」

 

っ!!

 

「なななな何を言ってるんですか、グレンノースさんそんな訳無いじゃないですか、お洒落ですよお洒落」

 

「なぁ~に敬語になってるのかなぁこの子は」

 

「私達16歳で、そういうのは大人になってからで、光太君もそういうのは望んで無い訳で」

 

「誰もそこまで言ってないでしょ・・・でもさぁ男は皆スケベだからなぁ」

 

「光太君はそんなんじゃないもん!」

 

「好きな人同士なら16歳でもおかしくないんじゃない?」

 

え!?やよいちゃん?

そうなのかな・・・別にそういう事をするのは平気なのかな

そういうやよいちゃんは経験が・・・・・

 

「さすがお嬢!大人な意見」

 

「法律上学生でも結婚できる訳だからね」

 

「ところでお嬢は?アレからピエールとはどうなの」

 

「どうかなってると思う?」

 

「思わない」

 

「大正解♪」

 

「アリサはどうなの」

 

「ん~光太はしーぽんが持っていっちゃったし、大は論外だしピエールは見かけだけだし」

 

「真也君はどうなの」

 

「真也?結構いいんだけどね・・・私はタイプじゃないかなぁ」

 

「でも結構人気あるみたいじゃない?」

 

「そろそろ行かないとレイラ教官にしごかれるぞ」

 

「あ!待ってよ晶!」

 

 

ちょ!おいて行かないでよ

 

「待ってよアリサ~」

 

私は急いでアリサ達を追った

そしてビアンカに乗り宇宙に出てレイラ教官の指示を待つ

 

 

『二ヶ月ぶりの演習だ、タイムは気にしなくていい、感を取り戻すくらいの気持ちでな・・・次、片瀬!』

 

「はい!」

 

 

久しぶりだけど大丈夫、タイムは何時も通り

 

『よし!次、狛江』

 

あ、強化装甲付きケイティ・・・

グレートミッションの時のレーザー砲も・・・

戦争とか実感が沸かないけど・・・大丈夫だよね・・・

なんか嫌な気分になっちゃった・・・演習が終わったら早く光太くんを誘お・・・

 

 

その後、自習を終え格納庫で光太君を映画に誘う為に話掛け様とする

光太君の集中している姿に見惚れ少しの間眺めていた

 

集中している光太君って格好良いな~・・・ってそんな事している場合じゃない

 

「光太君」

 

「うん?どうしたの志摩ちゃん」

 

「着替え終わったら一緒に後映画いかない?イブン・ソミュールの映画やってたよ、前光太君好きだって言ってたでしょ」

 

「ごめん、この後新システムのモニター頼まれてるんだ」

 

「また・・・なんだ」

 

「仕方ないよ・・・新システムのモニター出来るの、今の所僕しか居ないんだし」

 

うぅ~仕方ないよね・・・でもお休みする事は出来ないのかな・・・

 

「お休みする事は出来ないの?」

 

「ごめん、二週間前に決まっていた事だから」

 

「う~・・・分かった」

 

映画・・・光太君と行きたかったなぁ・・・

 

「でも、モニターは18時からだから、それまでお茶でもどうかな」

 

「うん!行く、場所は何処にしようか」

 

「この間行ったお店の割引券あったよね」

 

「そういえば貰ったね、期限何時までだったかなぁ」

 

「とりあえず着替え終わったら行こうか」

 

「うん!」

 

 

そうして言葉を交わし急いで更衣室に行き着替える

その時お財布に入っていた割引券の有効期限を確認する

 

明日までなんだ・・・光太君が誘ってくれなきゃきっとアリサ達と消費してただろうな

 

そして更衣室を出て光太君を待つ

 

「お待たせ、行こうか、志麻ちゃん」

 

「うん」

 

そうして手を繋ぎ目的地のお店に向かった

お店で2時間くらい話をしてた

 

「この間真也君が・・・っともうこんな時間か」

 

「本当だ」

 

「ごめん志摩ちゃん、そろそろ行かなきゃ」

 

「ううん、こうしてお茶も出来たし気にしてないよ」

 

「そう?それじゃまた明日」

 

そういうと光太君は会計をしてお店を出ていった

 

お会計、私の分まで払って行っちゃった・・・後で返さなきゃ

それにしても、短い時間だったけど光太君とデート出来て良かったなぁ

最近はモニターの事が忙しいのか余り時間が合わなかったし・・・

 

《メールを受信しました》

 

メール?誰からだろう

 

 

             夕飯一緒に食べよう!

             水上レストランで待ってるよ 

             時間は19時30から

 

                           アリサ

19時半にレストランね

まだ時間あるしりんなちゃんに電話でもしようかな

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 真也

 

 

 

今は光太と片瀬さんを除く皆が集り夕飯を食べていた

時刻は19時45分

 

「それにしてもしーぽん遅いなぁ~・・・ご飯食べ終わっちゃうよ」

 

アリサの言葉に対し遠くから声が聞こえた

 

「噂をすれば影だな」

 

「へ?」

 

アリサの気の抜けた返事を横に声の聞こえた方を見る

 

「おーい皆!りんなちゃんが戻ってくるって!」

 

「しーぽん!」

 

「ごめん遅くなっちゃった、さぁ食べよ食べよ!すいませーん、アンドロポトフくださぁい!」

 

「それで、りんなちゃんが戻って来るって?」

 

「うん、未確認飛行物体の所為でね」

 

嬉しそうに言うがそれはその物体にある程度危険を感じての処置だろう

 

「りんなちゃん、ウルティマに着いたばかりだろ」

 

「とんぼ帰りか~大変だな」

 

「うん、だからね」

 

「歓迎会やろう!」

 

片瀬さんの台詞をアリサが獲ったように言う

 

「こっちに着くのって四月くらい?じゃぁお料理は春の物ね」

 

「飾りつけどうしよう」

 

「インパクト欲しいかな、最初にバーンとさ」

 

「爆破だ!」

 

「それデンジャー」

 

「仮装パーティーは!?」

 

「歌とかどうかな皆で歌うの」

 

「りんなちゃんが入ってきたら一斉に歌うのね」

 

「ジョジョ!あんたも歌うのよ」

 

「うん、皆で歌おう」

 

「うん、やろう」

 

どうやら方向性は歌に決まったようだ

 

「じゃぁ作詞は僕にまかせてよ」

 

「良し!まかせた!」

 

「楽器は!?」

 

「ピアノなら弾けるけど」

 

「音楽室のオルガンを借りよう」

 

「折角だから踊ろうぜ」

 

「わー、何かミュージカルみたい」

 

各々がそれぞれ意見を出し未だ来ぬりんなちゃん歓迎会に思いを馳せる

一通り話しがすみ、ミュージカルの方向で決まった

 

時刻は21時

 

「さて、そろそろいい時間だ、みんな帰ろうか」

 

俺がそう言うと皆が今の時刻に気づき始めた

 

「あ、もうこんな時間かぁ」

 

「楽しい時間はあっと言う間に過ぎちゃうわね」

 

「そうだね」

 

「それじゃぁそろそろ出ましょうか」

 

お嬢の言葉で皆席を立ち会計を済ませ自室に帰る

 

自室に着くと一通のメールが入っていた

 

 

 

 

       件名:ウルティマ護送船団

 

        未確認飛行物体の件でウルティマ

        の住民の一部をステルヴィアで

        受け入れる事となりました。

        以下の学生はその船団に参加して

        もらいます。

 

 

        本科生

        ケント・オースチン

        ナジマ・ゲブール

        笙人 律夫

        町田 初佳

 

        予科生

        音山 光太

        片瀬 志麻

        狛江 真也

 

        以上の生徒は明日、ウルティマ護衛

        船団に追従していただきます

 

 

 

ウルティマの護送船団か・・・

りんなちゃんの歓迎会はりんなちゃんと俺、光太と片瀬さんの帰還パーティに変更か・・・笑えないな・・・

ストラーダの整備をしなきゃな・・・・

 

俺は自室を出て、ストラーダの所へ行った

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

ウルティマの住民を守る為に結成された護送船団

各々の思惑は

ウルティマの住民達の不安は

 

 

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