宇宙のステルヴィア〜星の軌跡〜   作:九龍

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第20話~帰還の途中で~

 

ウルティマ奪還作戦が終わり護送船団はステルヴィアへの帰路

ステルヴィア到着を15日後にウルティマ奪還作戦に参加した者達は疲れを癒していた

 

 

 

 

 

 

 

side 真也

 

 

 

 

割り当てられた部屋

この部屋で65日も過ごしている

最初の頃は慣れなかったが今はそういうわけでもない

一応、光太との相部屋で気兼ねが無いのが救いだったな

 

「ただいま」

 

声と共に帰ってきたのは光太だった

 

「お帰り、遅かったな」

 

「うん、ちょっと志麻ちゃんと一緒に居てね」

 

「そうか、まぁ邪魔になるなら俺はストラーダの所に居るが」

 

「うーんそういう事じゃないんだけどね、話は変るけど前回の奪還作戦の時声みたいの見なかった?」

 

声?一応この間の作戦の時様々なデータを観測していたけど見ていないよな

 

「俺は気が付かなかったが」

 

「そうなんだ、志麻ちゃんが見えたって言うんだ、僕はそれをモニターの時から見えているから、真也君ももしかしたらって思ってね」

 

「なるほど、だが片瀬さんが感じた声と光太が感じた声は同じかも知れない、だが光太と同じ様に感じたとは限らないな」

 

「なんで?」

 

「光太は新型DLS、片瀬さんは普通のDLSだからだ」

 

「そっか、なら志麻ちゃんも新型DLSを使えばもっと・・・」

 

「難しいと思うぞ」

 

「でも志麻ちゃんはきっと新型DLSを使えると思うんだ」

 

「確かに使えるだろう、光太が見ていた物が見えた可能性があるからな、でも片瀬さんは光太と違う、光太の簡単が片瀬さんにとっては難しいかも知れない」

 

「そんな事無いと思うけど」

 

「光太、お前片瀬さんに新型DLSを使わせる気か」

 

「うん、帰ったらリチャード教授に話そうと思って」

 

「そうか、片瀬さんはお前と違って初めて新型に触るんだ、ちゃんと初期行程を経てやらせた方がいい、さっきも言ったが光太と片瀬さんは違うからな・・・それに一緒にモニターをやる事になったら片瀬さんを気に掛けろよ」

 

「うん、気をつけるよ」

 

時間は22時か・・・やることも無いし寝るか

 

「さて、俺はそろそろ寝ようと思うが、光太はどうする」

 

「僕も寝るとするよ」

 

「そうか、それじゃぁお休み」

 

「お休み」

 

部屋の明かりを落とし床についた

 

 

 

 

 

 

side 初佳

 

 

 

この間の作戦からどうも狛江君が気になって仕方が無い

この気持ちは何だろう

まさかとは思うけどこれが・・・

 

「初佳も色を知るか」

 

いきなりケントに声を掛けられ驚いた

 

「っ!ケント」

 

「色を知るか・・・我々も協力しよう」

 

「笙人・・・彼方まで」

 

「人は人を求める、それは形の合った歯車のように回りだす」

 

「ナジー・・・」

 

三人ったら・・・・

 

「私の情報では狛江は懇意にしている存在はいない、攻めるなら今が好機」

 

「しかし狛江君は人気が高い、それこそ予科生で彼にアタックしようと考えている女生徒は多いはずだ」

 

「恋は戦争、勝ち取らなければ意味は無い」

 

「でも、私恋愛なんて・・・」

 

ビック4になる前も練習ばかりでそういった事はしていなかったし・・・

 

「うーんここは手堅くデートからかな」

 

「私の情報によると狛江は大のコーヒー党らしい、豆を自身でブレンドするほどだそうだ」

 

「それならステルヴィア内の喫茶店でコーヒーの美味いお店辺りに誘うのが一番かな」

 

「でっでも!誘う理由が」

 

「あるじゃないか、この間助けてくれたお礼っていう都合のいい物が」

 

確かにそれを理由にすれば大丈夫かも知れないけど

 

「そしてこれが狛江の行っていないであろう喫茶店のリスト、そしてこの喫茶店はまず無いだろう」

 

確かに大手の喫茶店の裏手にあって分かりにくい場所だけど

その前に笙人はどこからこの情報を

 

「でもこんな情報どうして」

 

「ふむ、狛江と仲がよい音山の情報だ」

 

っ!それは狛江君に私の気持ちがばれている様な物じゃない

 

「安心しろ、音山はそういう情報に疎い」

 

「なーに、きっと大丈夫さ、とりあえずステルヴィアに帰ったら後悔の無いようにしなよ」

 

「とりあえず、お礼を言っておくわ、ありがとう、ケント、笙人、ナジー」

 

「なーに礼には及ばないさ」

 

「私も大した事はやっていない」

 

「それじゃ頑張って」

 

 

そう言って割り当てられた部屋に帰って行く

 

なんと言うか、嵐の去った後みたいね

全部はステルヴィアに帰ってから、それまではちゃんと気持ちに整理をつけないと

これが本当に恋なのかどうか

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

side 志麻

 

 

 

 

光太君と話終わり今は割り当てられた部屋

ステルヴィアまで後15日

でも、光太君と良く一緒にいるけどあれから進展もあんまり無いし

でっでもアレ以上の事をするつもりも今の私にはそんなつもりも無いし

そんな勇気無いし、多分光太君も望んで無いだろうし

でも光太君が迫って来たら・・・どうしよう・・・

やよいちゃんは変な事では無いって言っているけど

・・・う~どうしたら良いの

そうだ!アリサに連絡しよう、そうすれば変な事考えないでいられるし、時間は22時だけどアリサは何時も寝るのは24時くらいだから大丈夫かな

とりあえず白銀先生に許可を貰わなきゃ

 

部屋を出て、白銀先生の部屋に着いた

 

「失礼します」

 

「どうした片瀬、こんな時間に」

 

「通信室を使いたいんですが」

 

「なんだ?友達に連絡か?」

 

「はい!」

 

「そうか、使っても良いが今回の作戦は機密事項だ、決して喋るなよ」

 

「分かりました」

 

「よーし、それじゃ使って良し!」

 

「ありがとうございます!失礼します」

 

そう言い白銀先生の部屋を出て通信室に向かう

そして通信室に着き、アリサのアドレスを入れた

 

「アリサ?もう寝ちゃったかな、とりあえず私も光太君も、真也君もりんなちゃんも無事だよ」

 

15分くらい待つと返信が帰ってきた

 

『おぉ!しーぽん!元気そうで何より何より、今まで連絡の一つも寄越さないから心配してたよ』

 

アリサも変らないなぁ

 

「ごめんなさーい、それでね、もう日付が変るから後14日くらいでステルヴィアに着くんだ、皆は変わりないかな」

 

またメッセージを送り返信を待つ

 

『そうだね、皆相変わらず元気だよ、でも周りはだいぶ変っているからそれは帰ってからのお楽しみ!』

 

そっか、帰る頃には80日も経っちゃうだもんね

 

「分かった、楽しみにしてる、それじゃもう遅いし切るね、それじゃぁお休み」

 

数分後

 

『了~解!それじゃお休みぃ』

 

 

その返信を確認して、私は通信室を出た

 

時間も遅くなり、部屋に戻るなり私は布団に包まった

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれの思いを胸に人は歩いて行く

それぞれの未来は

 

 

 

 

 

 

 

 




本日の再アップ作業はここまでです
明日も引き続き行いますのでよろしくお願い致します
当小説を楽しんで頂けたら幸いです
よろしければ誤字脱字報告、感想等頂ければと思います。
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