アカプスで建造されていたインフィニティーの同型機アルキュオン
ジェネシスミッションを合理的に行う為、
射撃をインフィニティー
情報処理をアルキュオン
そして、ミッションの関係者意外は地球へ避難する事になった
side 志麻
「・・・ぽん、・・・しーぽん、時間だよ」
体を揺らされながら、声を掛けられる
この声はアリサ・・・
そういえばこの後ジェネシスミッションの訓練だっけ
顔を冷水で洗い目を覚まさせる
「は~目ー覚めた!」
「少し頑張りすぎじゃない?ミッションまでまだ時間があるんだから少し休ませて貰うとかさ」
アリサは心配そうに声を掛けてくる
でも現状で一番遅れてるのは私、もっと頑張らないと
「ダメだよ・・・一番遅れてるんだもん、それじゃぁ行って来るね、アリサも避難の準備しなきゃダメだよ」
そういい残しシュミレーションルームに走って向かう
「すいません遅れました!」
その声と共に部屋に入った
「大丈夫、まだ時間になってないよ」
ケント先輩にそう言われ息を整え準備を始める
DLSに表示される各最低点
その情報を処理し最低点を捕らえる
私はいっぱい練習してDLSをもっと上手く使えるようにならなきゃ・・
そして私の心は焦りで埋まって行く
・・・だめ、もっとDLSになれないと
このままじゃ・・・ダメ・・・
訓練が終わり、町田先輩とナジマ先輩にシャワーに誘われたけど
「私は後で行きますから」
といって断った、その直後、レイラ教官が来て私をラウンジに誘った
「コーヒーでいいか?」
「あ、はい」
「何か悩みでもあるのか」
そうレイラ教官に言われ胸の内を話た
「みんなどんどん上出来るようになっているのに・・・私だけもたもた・・・・」
「入学当時を思い出すな、なにをやっても無茶苦茶だったお前がプログラミングだけは秀でていた・・・・もう少し自分を信じてみろ」
レイラ教官と話が終わり、自室へ向かう途中、私はある考えをしていた
入学当初はDLSなんて使って無かった・・・それじゃぁDLSを使わない方がよく出来るの?
でもDLSの方が優れているからそっちを使う訳で・・・
「志麻ちゃん」
良く知る声に考えと足を止める
「光太君」
「志麻ちゃん大丈夫?最近頑張りすぎじゃない?」
うん、アリサにもそれ言われた・・・でも
「ダメだよ光太くん、心配してくれるのは嬉しいけど・・・私はまだDLSを上手く使えないんだもん」
「なら、この間みたいに助け合えば!」
「それじゃダメなの!ちゃんと・・・ちゃんと役割をこなせるようにならないと・・・何時までたっても光太君と同じ物が見れないの!」
「志麻ちゃん・・・」
「だから私は頑張る、一歩一歩ちゃんと歩いて行く、だから・・・」
「分かったよ・・・でも僕も志麻ちゃんの歩みを助けたいんだ」
「光太君・・・・」
「だから、一緒に頑張ろう、これからも一緒に歩けるように・・・」
「・・・うん」
それから光太君と別れ、アリサの待つ自室に向かう
「おっかえりー」
アリサが元気な声で迎える
「ただいま」
「おやー?元気ないなぁ・・・やっぱりミッションの事?」
ミッションもそうだし、訓練もそう、光太君は私の歩みを助けたいって言ってくれたけど、このことは私一人で頑張らないと
だって・・・・あの時の白銀教官の言葉
《片瀬にはアルキュオンで情報処理をしてもらう、そして音山はその情報を元に射撃だ》
ミッションの時、頼れるのは私だけ・・・だから・・・だめだめ!弱気になるな片瀬 志麻
「よし!ここで考えてたら明日のミッションに響いちゃう、テレビでもみて気分を変えよう!」
そしてテレビをつけるとそこには良く知ってる顔
って!ちーちゃん!?
「ん?どううしたの」
『い、いいですか?』
『どうぞ』
『志麻ちゃん、やっほー!』
え?え?どういうこと?
『この女性は先のグレートミッションでインフィニティに搭乗した片瀬 志麻さんのお母さんです』
「何ぃぃぃぃ!お母さん!?」
アリサの驚いた声が部屋に響く
そしてちいちゃんが話しだした
『去年末は、貴女とっとと宇宙に行っちゃうし、そういえばステルヴィアに入学する時も貴女は話を決めてとっとと出て行っちゃいました、結局ちゃんと話が出来ないまま、ここまできました』
でもそれはちいちゃんもいけないんだよ
『ううん、それは半分は私の所為・・・いいえ殆ど私の所為だと分かっています、貴女が私の元から飛び出したいというのは分かっていた・・・当たり前でしょ、母親だもん・・・だけどね、そうい物分りの良い私より自分勝手の私の方が強いのよ・・・貴女が好き、貴女を愛してる・・・どうしても貴女を前にすると言えなかった、恥ずかしいから手紙とか書いたけど、今貴女がこのテレビを見ていたら聞いて!志麻ちゃん、私は貴女という娘を産んで良かったと思います』
お母さん・・・
『私が海人君と出会って恋をして愛し合って・・・そして貴女が生まれました、だから貴女がいるの』
不意に涙が出てきた・・・この前まで感じてた孤独感は今はもう無い
私は・・・もっと頑張れる
『貴女は私と海人君の誇りです・・・頑張れ!片瀬 志麻!、頑張れ、頑張れ!』
お母さん・・・私、頑張る・・・もっと頑張るよ
「・・・気晴らしどころ、かぼろぼろになっちゃったね」
そういうアリサもぼろぼろじゃない
「だから貴女がいる・・・か」
急にアリサが抱きしめてきた
「え、なに?」
アリサは何も言わない
アリサの体温を感じる
それに鼓動も
何故か凄く安心する
しばらくしてアリサがこぼす
「・・・私からも、頑張れ」
うん、頑張るよ
もう、私は大丈夫だから
「アリサ・・・ちょっと行って来るね」
そう言って部屋を出た
ちいちゃんから大切なものを貰った、アリサからも、だから私は
私はさっき考えていた事を言いに白金教官の部屋を目指した
部屋に着き、中に入るとレイラ教官も一緒にいた
「どうした片瀬?」
「あの、アルキュオンのシステムを変えたいんです」
「要するにアルキュオンの仕様変更か」
「はい、アルキュオンのDLSを外して欲しいんです、ビアンカのシステムに戻したいんです」
白銀教官はレイラ教官に話を振る
「どう思う?」
「試してみる価値はある」
「古いシステムに戻すという事だぞ」
「新しいから良いとは限らんだろ、それに片瀬のプログラミング能力を生かすにはDLSは邪魔なのかも知れない、シュミレーションで確認してみる」
「・・・・分かった、まずデータを見せてもらおう、返事はそれからだ」
「はい!」
もう、後は無い・・・でも、コレが私の中での一番だと思うから
「レイラ、明日シュミレーションでデータを取って来てくれ」
「はいよ」
そして私はレイラ教官と共に白銀教官の部屋を出た
「もう、後が無いぞ」
「はい、でもコレが一番だと思うから」
「そうか、なら自分の答えを信じるんだぞ」
「はい」
レイラ教官と別れ部屋に着くとアリサが避難の準備をしていた
「ただいま」
「お帰り、もう大丈夫そうだね」
「うん、準備終わった?」
アリサは親指を立て
「完璧!」
「明日、だもんねフジヤマの最終便」
「そうだね・・・しーぽんしっかりね」
「うん」
しばらくして私とアリサは床に就き明日を待った
side out
side 真也
訓練が終わりしばらくして初佳と会っていた
「片瀬さん、大丈夫かしら」
初佳が心配そうに言う
「大丈夫だろう、何より光太もいるし、アリサもいる」
「私は、ちょっと無茶しすぎだと思うわ」
確かに頑張りすぎだと思う
でも
「外野で叫んでもしょうがないさ、俺は俺が出来る事をするよ、片瀬さんのサポートもそうだし今回のミッションもね」
「そうね、私も私の出来る事をするわ・・・ねぇ真也、このミッションが終わったら二人で旅行にでも行きましょうか」
「初佳と二人きりか、いいねそれ、なお更このミッション成功させなきゃな」
「えぇ、そしてこれは願掛け・・・真也が無事でミッションが上手く行くように・・・ね」
初佳が不意に俺の前に立ち顔を近づける
そして唇に残る感触
「え?」
最初は良く分からなかったが・・・これ、キスか
「や・る・気、出たでしょ」
「あ、あぁ、これは・・・来るものがあるな」
初佳の照れた表情
ダメだ可愛いい
あぁ、まともに思考が回らない
「それじゃ私はこの後ナジーと話しがあるから」
「あ!まって初佳、明日お嬢達が地球に避難するんだが光太としーぽんとで見送りをするんだけど一緒にどう?」
「私も行くわ、やよいとも話しがしたいし」
「それじゃ明日迎えに行くよ」
「分かったわ、待ってる」
「それと」
俺は初佳を抱きしめ
「え?」
そして初佳にキスをする
「俺からも、願掛け、無事に・・・一緒に帰れるように」
「真也・・・」
「それじゃぁ俺もストラーダの整備してくるよ」
「えぇ、また明日」
「また明日」
そうして格納庫に着くころやっと思考が戻ってきた
よくよく考えるとなんて恥ずかしい事をしたんだ俺は!
顔から火が出るとは良く言うがまさにだな
・・・・きっと今の俺は耳まで赤いぞ
side out
side アリサ
今はフジヤマのゲート前
しーぽんと光太、真也と町田先輩は見送りに来た
私達はある計画を実行しようとしていた
それはしーぽん達にも言ってない
「アリサ・・・」
「それじゃぁ行ってくるね」
しーぽんと抱き合い別れを言う
私達はゲートを潜り様子を見る
きっと私達が見えてる内はしーぽん達はあそこから動かないだろう
そしてエスカレーターで上った後
「みんな準備は良い?」
「ついに始まるのね」
「うん、俺達の」
「計画が」
「それじゃぁ行くわよ」
「「「「おーー」」」」
小さな声で叫び私達女性陣は女子トイレに
別にお花を詰みに来たわけじゃなく目指すは通気口
「うへぇ、空気悪!」
「仕方無いわよ」
「文句言わずにさっさと進む」
「ゴーゴー!」
私の言葉に続いてって人!?
「し!!」
「ねずみか?通気口なんかよりダストシュートの方が住みやすいだろうに」
私達は狭い通気口の中で顔を見合わせダストシュートを目指した
そして大達と合流した
「それじゃぁ約束を果そう」
side out
フジヤマの最終便が地球へ向け離陸した
それに伴いステルヴィアも移動を始めた
ミッション開始まであと少し
それぞれの意思は
それぞれ目指すものは