宇宙のステルヴィア〜星の軌跡〜   作:九龍

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エピローグ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェネシスミッションに参加した人達

守れた物・・・その代償として失った物

各々の思いは星へ、宇宙へ、人へ

その辿った道のりは

 

 

 

 

 

side 真也

 

 

 

終わった・・・・

 

 

コズミックフラクチャーが閉じていく様をみて漠然とそう思った

 

『作戦・・・成功です!!』

 

ビジョンに移ったオペレータがそう叫んだ

 

『お前達よくやった!・・・俺達は、勝ったんだ!』

 

白銀指令の言葉で通信から歓喜の声が響く

ある者は編隊で飛び回り

ある者は涙を流す

 

『お前達、喜ぶのは帰還してからだ、総員ビジョンに帰還せよ!』

 

「了解!」

 

白銀指令の言葉で俺達はビジョンを目指した

 

そしてビジョンに着いた後会議室に通され、そこには学長と宇宙局の人が居た

 

「君達、今回のミッション・・・本当に良くやってくれた、本当にありがとう・・・今回の成功は君達学生が頑張ってくれたおかげだと私は思っている、本来なら直ぐにでも学生生活に戻してあげたい所だが、各宇宙学園を失った今・・・それをすぐに行う事が出来ない、そこで」

 

学長がそこで区切り宇宙局の人が話し出す

 

「我々宇宙局が君達の学園復旧までの間、地球に臨時学校を用意する事になった、しかしそれもすぐには用意出来ないのでしばらくの間、ミッションの疲れをとると思って羽を休めて欲しいと思う・・・準備が出来次第に各学生に通達するのでそれまでは待っていてくれ」

 

要するに臨時学校が出来るまでは休みと言う事か

 

「今現在ビジョンは地球圏に向かって進行中だ、およそ10日で地球圏に着く予定だ、着き次第にナスカからフジヤマが来る事になってい・・・君達はそれに乗り地球に降りてもらう、最後に本当にありがとう・・・我々からは以上だ」

 

話を聞き終え各自解散の流れとなった

 

会議室を出るとそこには見知った顔があった

 

 

「あ、真也くんやっと来た」

 

片瀬さんがそう言って出迎えてくれた

 

「御疲れ様」

 

光太が労いの言葉をかけてくる

 

「二人とも御疲れ様」

 

俺は二人に労いをかける

 

「今ね、休みの日に光太くんの家に遊びに行くって話をしてて真也くんもどうかなって思って」

 

誘ってくれるのは嬉しいが、そこは二人きりの方がいいのでは無いだろうか

 

「お前は良いのか、光太」

 

と光太に尋ねる

 

「うん、後真也君も町田先輩を誘って見ればいいんじゃないかな」

 

確かに旅行の約束を果たすには丁度良い機会だと思うが・・・

 

「光太くんの家って大きい島にあって其処には光太くんの家しか無いから騒いでも迷惑にならないし、すっごく綺麗な所なんだよ」

 

なぜ光太が言わず片瀬さんが・・・まさか行った事があるのか?

 

「やぁ~やぁ~御三方、お疲れ様ー」

 

後ろから聞きなれた声に振り返る

 

「アリサ!それに皆!」

 

片瀬さんが俺の変りに名前を呼ぶ

 

「というか俺達はお前達を見送ったはずなのに何故此処にいるんだ」

 

と俺は今更ながら聞いてみた

 

「それはね、約束したからかな」

 

大がそう答えた

 

「約束?」

 

「そう、約束・・・ちゃんと果たせたから良いんだ」

 

約束か・・・今回のミッション関連は間違い無いだろうけど、アリサ達がいて助かった事もあったからな・・・俺は何も言えないか

 

「そうか、それは良かったな」

 

すると片瀬さんが思い出したように言った

 

「あ!そうだ、アリサ達も来ない?休みの日に光太くんの家に遊びに行くんだけど」

 

と俺にした話た様にアリサ達にも聞く

 

「え?でも・・・」

 

とアリサは光太の方を向いた

 

「うん、みんな一緒の方が楽しいと思うし」

 

と光太は答えた

 

「ん~なんか悪い気がするけどりんなちゃんはどうする」

 

アリサはりんなちゃんに振る

 

「はいはいはーい!行きたいでーす!」

 

元気にそう答えた

 

「なら私も行こうかな」

 

とお嬢

 

「そっそれなら僕も」

 

とピエール

 

「晶はどうする」

 

「皆行くなら」

 

「じゃぁ俺と晶も行く」

 

と栢山さんとジョジョ

 

なるほど・・・皆行くのかなら初佳を誘ってみて、他のビック4の人も誘ってみるか

 

「じゃぁ俺は初佳に聞いてくるよ」

 

そう言って俺は皆と別れた

 

しばらくビジョン内を歩き初佳達を見つけた

 

「初佳、ちょっといいかな、ケント先輩達も」

 

と俺は初佳達に声を掛けた

 

俺は先程の話を初佳達にし、答えを待った

 

「君達がいいなら是非行かせてもらうよ」

 

とケント先輩達も概ね参加の意志を示した

 

「なら後日集合場所と時間をメールします、それと初佳ちょっといいかな」

 

俺は初佳と話す為、ケント先輩達と少し離れた

 

「一緒に旅行する話だけど今回とは別で二人きりで行かないか」

 

俺は初佳との約束の話を切り出した

 

「えぇ、今度は二人きりでね・・・楽しみにしてるから」

 

初佳は嬉しそうに笑った

 

初佳と少し話し初佳達と別れた

 

 

それにしてもこんな大所帯で行っても大丈夫なのか・・・

でも、楽しみにしている自分がいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジェネシスミッションから2年の歳月がたった

真也達予科生は本科の2年に

ビック4の人達は学園を卒業した

ステルヴィアの未だ工事中だが

ミッションから1年と言う短い間で学院とその周辺の工事は終わっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 初佳

 

 

 

 

「初佳、今年の新入生に片瀬さんの弟が来るらしいぞ」

 

 

私は今真也と一緒に新入生歓迎会の会場に居る

 

「そうらしいわね、教官1年生としてはびしびし鍛えちゃうおうかな」

 

ステルヴィア卒業し、私は教官職に付く事が出来た

周りからはパイロットの方が良いとか言われたけど

私は、ウルティマ奪還作戦時の時、レイラ教官の話を聞き教官職になりたいと思った

 

「そうか、なら今年の予科生はきっと大変だな」

 

私が教官職になる事を応援してくれたのは真也とレイラ教官

 

「それってどういう意味?」

 

おかげで私ははれて教官職に就けた

 

「いや、レイラ教官と初佳だと思うとね」

 

今こうして居られるのも周りの人達のおかげ

 

「酷いわね・・・そろそろ時間じゃない、後輩達を歓迎してこなきゃ」

 

私と真也はこれからもずっと一緒だと思う

左手の薬指にあるリング

 

「もうそんな時間か、それじゃぁ行ってくるよ」

 

真也から貰った指輪・・・まだ結婚はしてないけど私はつい薬指にはめてしまった

 

「えぇ、気を付けてね」

 

その時の真也の顔は何時でも思い出せる

顔を赤くし照れた表情

そしてもう少し待っててくれと言ってくれた時の顔

私は待ち続ける・・・二人の未来の為に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

side 真也

 

 

 

 

初佳と別れ格納庫に向かう

 

そこには歓迎飛行をする人が今か今かと待ち構えていた

 

「ごめん、遅くなった」

 

俺は皆に謝った

 

『大丈夫よ、時間まで後5分あるわ』

 

お嬢がそう言ってくれた

 

俺は急いでストラーダのシステムを起動し、フジヤマを待った

 

『フジヤマを肉眼でも確認・・・時間通りね、真也君!りんなちゃん!』

 

『了解!そろそろ行きまっしょい!』

 

「全機、発進!」

 

俺の号令と共に各々のオーバビスマシンが格納庫から飛び出す

 

俺はストラーダでお嬢はアルキュオンで、りんなちゃん達はケイティで

 

フジヤマの周りを飛び交い

宇宙という広大なキャンパスに文字を描く

 

「此方、ストラーダパイロット 狛江 真也です」

 

『アルキュオンパイロット 藤沢 やよいです、ようこそステルヴィアに』

 

『りんなだよ、ピータパンとティンカーベルのごしょうたーい!』

 

自分の台詞を言い終えストラーダをフジヤマに近づけ一気に加速する

そして編隊に加わり曲芸飛行を開始する

 

各々の機体交差させながら新入生に見せて行く

 

そしてそろそろ実行委員長の言葉か

 

俺は通信チャンネルをステルヴィアに合わせて音声を拾う準備をした

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 志麻

 

 

 

 

うー緊張してきた

真人も今年からステルヴィアにくるんだよね

そういえばアリサの妹さん・・・たしかミアちゃんだっけかな、ミアちゃんも入学して来るみたい

・・・なんか入学当初を思い出すなぁ

 

「さぁ~しーぽん、出番です」

 

うぅ・・・任せられないかな

 

「でも、やっぱりこういのはアリサの方が」

 

「ダ~メ!実行委員長はあんたなんだから」

 

うぅ・・・やっぱりダメだった

よ~し切り替えていかなきゃ

 

「さぁ~実行委員長のお言葉です、工事中のステルヴィアに入学してきた新入生達、今君達は偉大な一歩を踏み出した・・・さぁしーぽん」

 

アリサが私だけに聞こえる声で笑顔で言ってくれた

 

うん大丈夫

 

「えー、本科生2年の片瀬 志麻です、私は気の利いた事は言えませんが今年の新入生に合った時、どんな言葉を言うかずっと前から決めていました」

 

光太くん、聞いてるかな・・・見てるかな・・・でもねどんなに離れていたって、見えなくたって

光太くん、私は貴方が好きです

 

「ようこそ!ステルヴィアに!」

 

これが私の気持ちだから

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 光太

 

 

 

まさか歓迎会の日にミッションが入るなんて

でも、何時もの事か

 

『こんな日にミッションなんてついてないわね』

 

蓮先生が通信でそう言ってくる

 

「いえ、何時もの事ですから」

 

僕はそう答えた

 

『相変わらずね・・・なんで片瀬さんはこんな朴念仁に、じゃ』

 

蓮先生にはわからないだろう・・・僕にだってわからないだから

 

・・・・そろそろかな

 

僕は周波数をステルヴィアに合わせ音を拾う

 

『えー、本科生2年片瀬 志麻です』

 

どんなに離れていたって聞こえる

 

『私は気の利いた事は言えませんが新入生に合ったら今年の新入生に合った時、どんな言葉を言うかずっと前から決めていました』

 

煌いて優しい志麻ちゃんの声

 

『ようこそ!ステルヴィアに』

 

僕はそんな志麻ちゃんだから好きになったんだ

 

僕はミッションを早く終わらせステルヴィアに帰ろうと思いインフィーの速度を上げた

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人は歩き続ける

その歩みの先が見えなくとも

先人が歩いた軌跡を辿り

辿りついた後、自分で道を作る

 

今、星の軌跡を辿り新たな道とする為に

 

人類は歩き続ける

 

最初は軌跡を辿るだけだが

 

最後には新たな道となると信じて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇宙のステルヴィア~星の軌跡~ 完結

 

 

 

 

 

 




本編の再アップは作業は完了しました
実に9年前の作品である本作をお読み頂きありがとうございます
一通のDMをきっかけに再び日の目をみることになり
自分からはもう再アップすることは無かったと思います
この場を借りてお礼します、
きっかけをありがとうございました
また本作をお楽しみ頂けた幸いです
感想、誤字等ありましたらよろしくお願致します














本編の再アップは終わりましたが
if短編やバレンタイン企画の話を再アップしますので興味がある方は最後までお付き合い下さい
次が最後の再アップ作業になりそうです
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