宇宙のステルヴィア〜星の軌跡〜   作:九龍

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IF~片瀬 志麻~

 

 

 

 

 

 

 

これはもし、片瀬 志麻と狛江 真也が付き合ったら

と言う可能性の世界

 

 

 

 

 

 

 

 

side 志麻

 

私は真也くんの部屋に泊まりに行く準備をしていた

 

真也くんと付き合ってもうすぐ2年

 

予科生の時のクリスマス、光太くんに告白されたけどそれを断って私が真也くんに告白した

真也くんの返事を聞いた時は思わず嬉しくて涙を流してしまった

 

「およ?しーぽん、寝巻きを持ってどこに・・・はは~ん、真也の所ね」

 

アリサは良く真也君の事でからかってきたけどもう慣れちゃった

 

「えへへ、うん真也くんの所」

 

アリサは額に手をやりかなり大げさに嘆く

 

「あぁ!あの純朴なしーぽんは何処に行ってしまったのか」

 

というかアリサ達がからかってばかりだからこうなったんだと思うけど

 

「それじゃ行ってくるね」

 

「真也に襲われないようにね」

 

「ん~真也くんはそんな事しないと思うけど求められれば・・・」

 

「はいはいご馳走様」

 

アリサはあきれたように言って私を送りだした

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 真也

 

 

 

 

今日は土曜日・・・と言うことは志麻が泊まりに来る可能性が高い

本科生になって1年たった辺りから良く泊まりに来るようになった

 

最近一段と可愛くなってきたから正直危うい

まぁ好きな人と一緒に居られるのは嬉しいが・・・精神的にきつい物がある

 

まぁ何時も通り俺がソファーで寝ればそれだけで理性は保てるはずだ

 

ドアの開く音がし入って来た人を確認する

 

「来ちゃった」

 

はにかみながら言う志麻は可愛かった

 

俺はサイフォンからコーヒーを淹れミルクと砂糖と一緒に志麻の前に置いた

 

「ありがと」

 

と志麻がお礼を言いコーヒーに手を伸ばした

それにミルクと砂糖を入れ口をつけた

 

俺はそれを見て自分のコーヒーを飲んだ

 

「真也くんは良くそのままで飲めるね」

 

「まぁ俺はブラックが一番美味しいと思っているからね、志麻は無理してブラックを飲むことは無いよ」

 

そう言ってまたコーヒーを口に運ぶ

 

「そうだね・・・あ!一緒に映画見ようよ、前真也くんが見たがってたのレンタルサイトからダウンロードして来たんだ」

 

俺が見たがってた映画って言うとあれかな

 

「もしかしてメテオ?」

 

「そう!私も興味出てきちゃったから・・・どうかな?」

 

今の時刻は19時30分

映画を見ると夕飯が22時くらいになりそうだな

 

「その前に夕飯にしよう」

 

そう言って俺はキッチンに向かう

 

「あ、私も手伝うね」

 

志麻と一緒に台所に立ち調理を始め15分

一通り調理を終え味見をする

志麻の方はまだ調理中で手が塞がってる

 

「志麻、こんな感じで良いかな」

 

俺はスープを救い志麻の口に入れた

 

「う~ん、もう少し濃くても良いかも」

 

成る程、となると塩を一つまみ入れて丁度良いくらいかな

 

「もう一度、どうかな」

 

さっきと同様に志麻の口に入れ感想を待つ

 

「うん!丁度いいかも・・・よし、真也くんあーん」

 

志麻が作っていたピラフをスプーンですくい俺に差し出す

 

「うん美味しいよ」

 

俺は素直にそう答えた

 

そしてテーブルに並べ夕飯を一緒に食べた

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 志麻

 

 

 

 

「ご馳走様」

 

真也くんと一緒に作った夕飯を食べ終った

 

「それじゃ映画を見ようか」

 

「うん、ちょっと待ってて」

 

私は端末を液晶に繋いで再生する

 

この映画は2000年の地球が舞台はまだ人類がそこまで宇宙に進出していない時代

 

宇宙局が巨大隕石を観測した事から始まり、その隕石を砕く作戦にヒロインの恋人が参加する事になる

 

『ミーシャ・・・ごめん、でも分かってくれ!俺はお前の住むこの星を守りたいんだ!』

 

『そんな・・・そんなのって!』

 

『必ず帰ってくる・・・だから待っててくれ』

 

『ハイト!』

 

私も真也くんも映画に集中している

そして物語も後半

 

 

『この船に積んであるミサイルはもう無い』

 

『そんな・・・まだ・・・まだ半分も残っているんですよ!それじゃ!』

 

『地球落下軌道の隕石は巨大隕石の欠片だ・・・この宇宙船をそいつの横にぶつければ軌道をずらせるかもしれない』

 

『それなら・・・』

 

『だが問題がある、隕石にぶつける為には最低3人は・・・この船と運命を共にしてもらう事になる』

 

『助かるかもしれないのは1人・・・公平にクジで決めよう、此処にある配線の下に切り傷があるのが当たりだ』

 

各々がクジを引いていく

 

『ハイト、お前が最後だ』

 

クジを引くハイトそして

 

『嫌だ!俺は死にたくないんだ!』

 

一人の男がそう叫び船尾に着いている脱出艇に乗り込み出て行ってしまった

 

『まて!今出て行ったら先の隕石の残骸が!』

 

男は聞く耳を持たず出て行って・・・・そして隕石の破片が脱出艇にぶつかり爆散してしまった

 

『こうなったら俺達3人でやらなければならないな』

 

『最後になるかもしれん・・・地球に通信を入れておきたいやつは入れておけ』

 

『ミーシャ・・・すまない・・・約束を守れなかった・・・・だが、お前のいる地球は必ず守って見せるからな』

 

 

そうして男達の船は隕石へ向かった

 

男達の命と引き換えに

 

隕石の地球落下は防がれたのだった

 

 

 

 

 

映画を見終わった私と真也くん

不意に真也くんが言葉をもらした

 

「なにか・・・考えさせられる映画だった」

 

「うん・・・」

 

「ミーシャを守りたかったハイト・・・死んでもいいから一緒に居たかったミーシャ」

 

私はミーシャさんの立場ならずっと一緒に居たかったと思う

 

「真也くんは何が正解だと思う?」

 

「多分だけどコレに正解は無いと思う・・・でも地球を守るという事だけで言うならハイト達の行動は正解だと思う・・・でもミーシャの気持ちも理解できるし・・・もしも俺がハイトの立場だったらきっと同じ事をしていた」

 

「でも、もしそんな状況になっても一緒に頑張ろうね」

 

「あぁ」

 

不意に時間を見ると22時30分

 

「そろそろ寝ようか、先にシャワー浴びてきなよ」

 

「うん、そうする」

 

私はシャワールームに行きシャワーを浴びる

 

さっきの映画・・・私はどんな事があっても真也くんと離れたくない

きっとミーシャさんもそう思ってたはずだもん

 

 

シャワーを終え真也くんに変る

私は真也くんがシャワーから出てくるのを待つ

 

あるお願いをする為に

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 真也

 

 

 

 

「あがったよ」

 

志麻の声を聞き俺は返事を返しシャワールームに行く

 

身体と髪を洗いシャワーで流す

 

この後の試練を耐える為に冷たいシャワーで心を引き締める

 

 

「お待たせ」

 

 

そう言ってシャワールームを出ると志麻が駆け寄ってきて来る

 

「ねぇ真也くん・・・お願いがあるの」

 

そう言って上目遣いで見てくる志麻

 

シャワーの後の所為か赤い顔にシャンプーの香り

 

俺は耐えた

 

「手を握って一緒に寝て欲しいの・・・ダメ?」

 

上目遣いで首を傾げるなど高等テクニックを駆使する志麻

 

俺は耐え切れず

 

「・・・・わかった」

 

そう答えた

 

 

 

 

ベットに入り

 

左側に志麻が居る状態

 

手には志麻の温もり

 

「真也くん・・・どんな事があっても一緒に頑張ろうね、それじゃぁお休み」

 

「あぁ、お休み」

 

その言葉を後に左から聞こえる志麻の寝息

 

その晩、俺が眠れる事は無かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




7年前の物です
当時if話を始めて描いて
こんなので大丈夫なのか?と不安になりながら執筆していた記憶があります


誤字脱字、感想等ありましたらよろしくお願いします
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