side 真也
『ナスカ発ファウンデーションⅡステルヴィア行きは定刻通り運行致します。当機ご利用のお客様は搭乗手続きを済まし第三ゲートにお進みください』
またステルヴィアに行く日が来た、
今度はちゃんと学生として・・・・
他の入学生は親とか見送りに来るだろうけど、親父はウルティマ、母は新規のプロジェクトで忙しいみたいで来れなかった
まぁ出立前にはちゃんと声をかけてくれたが・・・・
未だにハンカチ、チリ紙等言われるとは思わなかった・・・・・ちゃんと持ってきたぞ、ハンカチ、チリ紙・・・・
まぁそうこうしてる内に第三ゲートまできたが
「なによ!こないんじゃ無かったの!!」
ん?いったいなんだ?
「来るわよ、志麻ちゃんの出発だもん!日本からわざわざ交通費払ってペルーまで見送りににやってきたのよ!」
ここまできて喧嘩か?まぁ聞き耳立てるのも悪いし先に行くとしますか、
side out
side 志麻
「なによ!こないんじゃ無かったの!!」
なんでここにちーちゃんがいるの?
「来るわよ、志麻ちゃんの出発だもん!日本からわざわざ交通費払ってペルーまで見送りににやってきたのよ!
親と揉めて出て行くなら優しい言葉なんて当てにするな!」
な!
「離れ離れになっても寂しくなーい!
・・・・私には海人君がいるもん、真人がいるもーん!
いーか甘えん坊娘!物になるまで帰って来るな!べ~っだ・・・ふん!」
な・・・なによちーちゃんの馬鹿
ちーちゃんなら分かってくれると思ったのに
「帰ってくるよ!物になって帰ってくるよ!その時は・・・・・・ベーっだ!!」
もうちーちゃんなんて知らない
「・・・・・うう」
泣きたくなんか無いのに
「ほれ」
え?
「折角の門出だ、何も涙で飾る事もないだろ?
ほら、これあげるから涙拭いて・・・・」
そういってハンカチを渡してくるこの人は・・・・
「さて、君の知り合いだろ?今こっちに駆けてくるのは」
「ねーちゃーん!」
この声は、真人!
「すみません、これ借ります」
そういって涙を拭き取っている内に
「はい、餞別・・・」
「ありがと」
「大事に食べてよー」
まったく、でもなんだろ?あ!
「これ、ありが・・・・あれ?」
ハンカチを渡してくれた男の人はどこいったんだろう?
あとで探して返さなきゃ!
「あ!そうだ」
でも本当になんだろ、
《カシャッカシャ》
取り合えず振ってみたけどこの音だけじゃ分からないよ
む、とれない・・・・えい!
「あ・・・わぁー」
金平糖だ~
「それはなんですか?」
「え!・・・あ、え、あ!金平糖といいます」
「かわいいお菓子ですね~」
「あ!食べますか?」
「いやいや、それは大事にとっておきなさい」
「はぁ」
『まもなく、ナスカ発ステルヴィア行き離陸いたします。速やかにご着席ください』
『まもなく、離陸いたします』
こらから、私は宇宙へ
「うっひゃ~待って待って!悪かった!私が悪かったです!」
え?
「はぁ・・・・・ふぇ~・・・・寝坊!」
「え?」
『これより離陸いたします』
「はぁ~」
『重力ジャンプ順調に開始しました、これから3時間30分空の旅をお楽しみください。』
「しかしやっぱりピンとこないね~いざ宇宙へって行ってもほら!表は見えないし!」
「はぁ」
元気な人だな~
「で、あなたもやっぱり宇宙学園に行く人なのよね!」
「え、えぇ」
「てゆ~かファウンデーションに行くのは新入生か商売関係の人でしょうからね」
「お爺さんはー」
「んー、あててごらん」
「お!そうきたか・・・・・じゃぁアレだ!喫茶店のマスターか売店でフライドチキンとか売ってる人?」
「はっははは、それはいい」
なんか凄い人だ
「で、あなたは名前はなんて言うの?・・・・私はアリサ・グレンノース」
「えっと、私は片瀬 志麻です」
「ですって他人行儀だな~まぁ仲良く行こうよ仲良く・・・ですを抜いてもう一回!」
「私、片瀬 志麻」
ハンカチを貸してくれた人を探さなきゃ
・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
・・
駄目だ~人が多すぎて見つからないよ~
取り合えず、席に戻ろうかな
そうだ、金平糖をたべよう
ハンカチを貸してくれた人にも今度お礼としてあげようかな
一人で食べるのもなんだし、あ!あのお爺さんにもあげよう
「どうぞ」
「ん?いいのかい?」
「あ!いや、私も食べますので」
「どれ」
「それは、お砂糖、メイプル味」
「これは?」
「ソーダ味です」
アリサは・・・寝てる
《カリ》
ん、おいしい
「ステルヴィアに行って何をするつもりなのかな」
「それは、やっぱり勉強して」
うん今はそれしか思いつかないかな、漠然とし過ぎて
「当然勉強はするね、問題は勉強して何をするのか、何の為に勉強をするのか」
「とにかく、宇宙に行きたかったんです」
「ほう」
「見上げるんじゃなくて、普通に見たい、なんていうか・・・・正面から真直ぐ」
そう、これが今の私の気持ち
「はっははは、宇宙を真直ぐか、あなたはなかなか哲学的な事を言うね」
「私、言い方が突拍子もないってよく言われます」
「ほう」
「だから不思議なんです、よく宇宙学園の面接試験通たなーって、舞い上がって一杯一杯だったんですよ、ラッキだなーて」
《ガバ!》
え?ア、アリサ・・・・起きたの?
な、なんか眼が据わってて怖いんだけど・・・・
「睡眠終了ー!」
「「っ」」
「「あははははは!」」
『間もなくファウンデーションⅡステルヴィアが見えて参ります、只今、高度3000メートル』
「ステルヴィアだ!」
え!何処!?
ん~見えない・・・・・・あ!
「アレが・・・・ステルヴィア」
『こちらは、総合リーダー本科二年、町田 初佳です、新入生の皆さん、ようこそステルヴィアに、私達はあなた方を歓迎します』
「気分はまるでピーターパンね、窓の外にはティンカーベル・・・・そして側には」
「そして側には、ウェンディー」
私達もあんな風に飛べるのかな
「片瀬さん、お友達になりましょう」
「え?」
「あなたとなら、友達になりたい・・・・・ダメ?」
「えぇ、いいわ」
アリサと握手を交わしていると
「星の道のりは長い、オーバビスマシンケイティ、アレに君達が乗るのは何年後か・・・・・本当に覚えていないようだね・・・・・・ 受験番号B3048」
もしかして!
「あなたは!面接試験の時の!!」
「えーーーー!喫茶店のマスターじゃないの!!」
「リチャード・ジェームズ、宇宙学園ステルヴィア学園の主任教授です。
ようこそステルヴィアへ」
side out
side 初佳
さてそろそろかしらね
『フジヤマを肉眼でも確認!時間道理だ、初佳まずはよろしく!』
「了解、任せください」
さてケントの開会宣言の後ね
『これより、西暦2356、宇宙学園ステルヴィア校、新入生歓迎会を始めます」
さて時間ね
「さぁ、始めましょう・・・・・・全機、発進」
さて、行きますか
「一気に、仕上げます、GO!」
さてそろそろ良いころあいかしら
「こちらは、総合リーダー本科二年、町田 初佳です、新入生の皆さん、ようこそステルヴィアに、私達はあなた方を歓迎します」
さて、後は適当に流してステルヴィアに戻りますか・・・
「歓迎飛行、お疲れ様」
ケントか実行委員も大変だったでしょうに。
「実行委員長こそ、お疲れ様」
「あんなもの初めて見せられて、今年の予科生はついてるよ」
ふふ、嬉しいこといってくれるわね
「あこがれて、励みになって、勉強して、そうなると競争相手が増えちゃうな」
確かにそうなると学園としては良いでしょうが
「その時は、遠慮なく叩き潰します」
そう、私は負ける訳には行かないのよ
side out
side 真也
さてフジヤマも順調に運行中か取り合えずソファー辺りで休むとするか
「ふう、」
一息ついてコーヒーを飲む
「やっぱ休憩時はコーヒーでしょ」
うん、やはりコーヒーは美味い、砂糖ミルクは邪道!ブラックこそ一番楽しめる
「ここ、いいかい?」
ん?だれだ・・・こんだけ空いているんだから自由に座ればいいのに
「あぁ、ここは公共の場だ、好きに座ればいいさ」
「ありがとう、僕は音山 光太、君は?」
「俺か、俺は狛江 真也だ」
簡単な自己紹介を終えコーヒーを飲みだす
しかし、音山よ、それはなんだ、コーラじゃないようだが
「ん?これ?これは麦茶のコーラ割りだよ、好きなんだこの味
それにしても狛江君はコーヒーか、僕はコーヒー苦手なんだ」
麦茶のコーラ割りだと、しかしフジヤマに麦茶はあったか?もしや持参・・・・まさかな
それにしてもコーヒーが苦手だと、こんなに美味いものを・・・・まぁ、人それぞれか
「そうか、嗜好は人それぞれだ、まぁコーヒーが苦手な奴の大半の理由は苦味と酸味だがな、それが美味いというのに」
絶妙なバラスで調合されたコーヒーなど飲んだらそれ以外飲めなくなるほどの物だ
「そうなんだ・・・・僕は苦いのがダメだね、そうだ狛江君も飲んでみるかい?麦茶のコーラ割り」
まぁ飲まずに否定するのもなんだが聞いただけであまり飲みたい物ではないな
「いや、今回は遠慮しておくさ、まだコーヒーが残ってるからな」
「そう、じゃぁ今度試してみなよ、結構おいしいからさ」
いやいや、音山よ、そんなに飲ませたいのか?
しかしこの音山っていうやつは不思議な感じのする奴だな
独特の空気を持っているな
『間もなくファウンデーションⅡステルヴィアが見えて参ります、只今、高度3000メートル』
お!そろそろか
「じゃぁ、そろそろ行きますかな、それじゃな音山、今後ともよろしく」
「それじゃね狛江君、今後もよろしく」
音山と分かれて窓の付近に行く
ここからステルヴィアを眺めるのは2回目か
お!ケイティが出てきたな、さて、此れから俺が乗るのはビアンカだ
ストラーダはちょっとお休みか、
『こちらは、総合リーダー本科二年、町田 初佳です、新入生の皆さん、ようこそステルヴィアに、私達はあなた方を歓迎します』
よし!これから気合入れて頑張るぞ!
side out
そして真也は再びステルヴィアへと戻って来た
今度は新入生として
これからの物語はどのように進んで行くのか
次回宇宙のステルヴィア~宇宙の奇跡~ 第2話 始まり