真也達予科生は、今日始めての演習を行う
各自注意事項を聞く為に、レイラ教官より話を聞いている
side 真也
「さて、いよいよ予科生初めての宇宙演習だ・・・諸君は地上でのシュミレータ経験は十分に有ると思うが、オーバビスマシンの操縦は従来のそれとは、かなり異なるものだ・・・・・・パイロットスーツもこれまた異なる、まずはマニュアルを熟読し、10分後格納庫に集合!!」
久しぶりにレイラ教官に会ったが・・・・相変わらず勇ましい人だ・・・・
きっと姉御肌なんだろう
後で声をかけるか・・・・さて、着替えて格納庫に向かいますか
「狛江」
っと、レイラ教官か・・・・なんだろう、先に声を掛けられたが
「何でしょうか」
「確かお前はビアンカは初めてだったな」
確かにストラーダしか乗った事ないよな、俺
「はい」
「そうか、お前も知っていると思うがストラーダとビアンカでは性能、操縦性共々違うからな・・・・今日の演習で感覚を掴むように」
なるほど、一応注意を促しにきたのか
「分かりました」
「それでは遅れないようにな」
「はい」
とりあえず更衣室にいくとみんな着替え始めていた
そして着替え始めようと思ったら
「おい、ジョーンズ・・・・・それは何だ、お前は風呂でも行く気か?」
「ちっ違うよ!・・・・・ただ、ちょっと恥ずかしくてな・・・・」
なにを言っているんだ、他の奴はそんなそぶりも見せてないぞ
「しかし、まぁ・・・・止めやしないが、回りを見ろジョーンズ・・・・誰も着けてないぞ」
「確かに・・・・でも、今回は見逃してくれ!」
見逃すも何も・・・・
「俺は教官じゃないからな、まぁ、忠告はしたぞ」
「あぁ、ありがと・・・・それと俺はジョジョでいいよ・・・・・なんかくすぐったくてな」
「そうか、分かった・・・俺も真也でいいぞ、それじゃな、ジョジョ」
といって離れる、光太は・・・着替え終わってるな
「光太、そろそろ時間じゃないか」
「そうだね真也君・・・・けっこう落ち着いてるね、初めての演習なのに」
まぁ俺は宇宙は初めてじゃないからな・・・・・ビアンカは初めてだが
「そうか?ビアンカは初めてなんだが・・・・・そういう光太も落ち着いてるじゃないか」
「そうかな・・・・・まぁ、そろそろ行こうか」
「そうだな」
そして格納庫に向かった
暫くしてレイラ教官が来た
「片瀬、てるてる坊主じゃビアンカは操縦できんぞ・・・・・これは君達パイロット生命の安全を守る為のもだ、恥ずかしがる必要は無い、他のみんなもそう・・・・・取りなさい!!」
慌てて取る3人
何をやってんだか
「宇宙船のコクピットは風呂でも温泉でもない!・・・・まずは、スーツの機能性を実感して貰う・・・・・格納庫を大きく回って10週!」
半分くらい走った所で声を掛ける
「各自、自分の脈拍と血圧をチェックして・・・・どんな状況でも自分の状態を常に把握しておきなさい」
さて、チェックしますか・・・・うん問題なし
そうこうしてる内に走り終わり移動する
「本来なら0Gで搭乗するがしばらくはG有りで行う・・・・・まずはシートの感触を実感しなさい・・・・セット」
よし!それじゃ行きますか・・・・・
「セット」
『どうだ、各人固定できたか?君達のIDはそれぞれのビアンカに登録された、これからそいつらは君達の相棒という訳だ・・・・・・身長、体重、脈拍、血圧、その他の各種データはビアンカを通じて管制センターでモニタリングされている・・・・・最初は出力もバッテリーも抑え目にしてある・・・・・各所のチェック、後に待機』
まぁそうだろうな、チェックも終わったしそろそろかな
『これより格納庫並びにコクピットは0Gになる、スタンディングポジションはその際に調整するように・・・・・・・・・・重力制御オフ!!』
『これよりB-1クラスオーバビスマシンビアンカ発進します・・・・・・・エアー放出、ゲートが開きます』
『第1団、テイクオフ』
おっと、ストラーダと違ってビアンカは下に落とされるのか
まずは、姿勢制御して、第2、第3団の邪魔にならないところで静止しますか、
『各機、自分の位置を確認、まずは、各データのチェック、スタンディングポジションの調節・・・・・どう、初めての宇宙飛行は』
俺は初めてじゃないが・・・・まぁ、出力やバッテリー辺りを調べますか・・・・
出力は25パーセント、バッテリー40パーセントか・・・・
ストラーダで考えると出力は16パーセントくらいかな、他はどうかな
『それじゃ、私のビアンカを目印に集合』
おっと、それじゃあまず、レイラ教官の位置を確認、障害物は・・・・周りのビアンカのみ
まぁ、周りを避けながら行きますか
side out
side レイラ
「それじゃぁ私のビアンカを目印に集合」
ふふ、みんな四苦八苦して飛んでるな
お、もう二機着いたか
「うん、流石だな」
やはり藤沢、狛江は余裕だな
他のみんなももう少し経験を積めば、まともになるだろ
「よーし、良くやった、立って操縦ってうのは最初の内は馴染まないと思うが、追々これがベストなスタイルと分かって来るはずだ、さて」
『レイラ教官』
「ん、なんだ」
『片瀬さんが、まだ・・・・』
なんだと、とりあえず周囲を調べて・・・・・居た!
馬鹿な!なんであんな所に・・・・
「片瀬!なにをやっている!片瀬!!」
聞こえて無いのか・・・・しょうがない、強制制御・・・・・・
え!なんでアクセスできないの!
『御手伝いします』
町田か・・・・・バッテリーの残量から考えると
「そろそろだな」
『え?』
「町田、悪いがステルヴィアまで牽引してやってくれ」
『分かりました』
さて、どうしたものか
side out
side 志麻
落ち着いて落ち着いて落ち着いて、
『片・・・・なに・・・・・瀬!」
ここのプログラムはいらないし、この制御系の数値はこんなにいらない
「大丈夫、私は、上手くやってる、深呼吸して・・・・落ち着いて落ち着いて落ち着いて」
《エンプティ・・・・エンプティ・・・・》
あ・・・・これで、終わりなのかな
「片瀬、どうしてこうなったんだ」
どうしてなんだろ、もう無我夢中で
「えっと、もう無我夢中で操作していたらあんな事になっちゃって」
「とりあえず、操縦中に航行プログラムは弄らない様に・・・・それから・・・・・」
やっと終わった・・・・アリサ達が待ってるから早く行かなきゃ
「宇宙って外の景色を見ないで飛ぶんだね・・・・そんな事は分かってたつもりなんだけど、実際飛んでみると違和感たっぷり」
「たっぷり過ぎたかも」
アリサの言う通りかも・・・・でも
「ここ、いいかしら」
え!町田さん!?
「ど、どうぞ!」
「片瀬さん・・・だっけ、大丈夫だった?」
「はい・・・・・レイラ教官には絞られました・・・30分程・・・」
「単刀直入に聞くわ・・・・どうしてあぁなっちゃったの?」
「はぁ、とにかく何とかしなきゃと思って、色々邪魔なものを取っ払って行っちゃったらああなってしまって」
うんあの時は無我夢中だったから、ほんとに邪魔だと思ったもの全部書き換えちゃったし・・・・
「普通、教官機からのコントロールプログラムなんか、解除できないだろう」
うぅ、晶ちゃんまで・・・・でもあの時は無我夢中だったし・・・・
「まぁしーぽん、明日があるよ」
「しーぽん?なにそれ」
アリサはいったい何を言っているの?
「あなたのニックネームよ・・・あなたのビアンカ、ぽんぽん飛んでたじゃない・・・・だからしーぽんこれ決定」
「え!やめてよ~」
「可愛くていいじゃない」
やよいちゃんまで・・・・・
「まぁそんな事気にしないでカラオケでも行きましょ」
「アリサ・・・・・」
「そうね、カラオケで気分を変えて、また明日から頑張りましょう・・・・晶ちゃんも行くわよね」
「やよいちゃん・・・・」
うん、気分を変えて、また明日・・・頑張ります!
side out
それぞれの道は何処へ向かうか
そして時は流れ、来週・・・・真也達に前期中間試験が襲いかかる