トランスライブ!ラブフォーマーサンシャイン!! 作:セレブロス
私の名前は、松浦果南♪
おじいと2人、淡島でダイビングショップを営んでいるの。
両親とは、どうしたのかって?
おじいの話だと、私が小さかった頃に海難事故で亡くなったらしい。
何だか淡泊だって?
だってさぁ、写真でしか知らないし。
記憶に無いんだもん。
何の感情も湧かないよっ……。
「果南、一寸出てくる」
「おじい、あ……お客さん?」
今日、予約あったけ?……。
「なんだ、ギルマー。お前さん、おじいなんて呼ばさせてるのか?」
「この
おじい?
お客さんも声が小さくて聞き取れなかったよ……。
~~~~~
「鞠莉お嬢様」
「何? スターブライト。って、近くに誰もいなくてよかったぁ……」
ママの故郷の日本に連れて来られて……住まいのある島(淡島)の海岸沿いを散歩してたら、一緒に来てくれた愛馬であるスターブライトが私に話しかけてきた。
もう、人間の言葉を話せるのは秘密なのに……。
「私と同じ匂いがします、お気を付けを」
「あら、サイバトロニアンの?」
「ダディ以外は私も知りませんが……この匂いは間違いないかと」
あら?
あれは、お店?
イルカさんが描いてあるから、観賞用のペットショップかしら?
「兎に角行ってみましょ。Go、Starbright♪」
「もう! 私の話聞いてましたか? マリー?」
ふふ♪
騎乗してるのは、私よ♪
それっ!
手綱を握り直して、揮うえば言うことを聞く様に教えているんだからね♪
~~~~~
守護者様からの言付けを伝えるべく。
果南さんの家でもある、ドルフィンショップに向かっていましたわ。
「ダイヤお嬢様!」
「何ですか?
私の護衛である……古くから内浦を守護してきた一族でもある、サイバトロニアンのナイトバードさん……人間体の時は、夜鳥さんと呼んでいる女の人……が私の前に移動しながら言ってきました。
「複数のサイバトロニアンの気配がしますっ!」
「果南さんの、お祖父さま以外のですか?」
「はい!」
「なら急ぎましょう! 果南さんは知らないのですから……」
「心得ました、ダイヤお嬢様」
2人で、急ぎ足からさらに駆けだしまたわっ!
~~~~~
あれ?
あの馬に乗ってるのて、転校してきた小原さんじゃない?
すっご~い!
流石は、あのホテルオハラのお嬢様だね!
それに、桟橋から駆けてくるのってダイヤじゃん!
さらに夜鳥さん迄……あの人護衛なんでしょ?
ダイヤ、体力無いんだから……ほら、もう息が上がってるし……。
置いてきぼりにしちゃダメだよね~。
~~~~~
な~んだ。
表にボンベとシュノーケルが列べてあるじゃない!
スキューバダイビングのショップなのね。
あら?
あそこに居るのって、今日話しかけてくれた松浦さんじゃないの♪
此所って彼女のお家がやっているのね♪
「Hello、松浦さん♪」
「小原さん! 凄いね、馬に乗れるなんてさぁ♪」
「うふふ、この子は大人しいもの、私の誕生日のお祝いなの♪ 小さい頃から一緒にいるのよ♪」
「ちょ、一寸待ちなさい、貴女……小原さんでは、ありませんか!」
あら、そのパッツンオデコは、黒澤さんじゃない。
という事は、そっちの黒服さんがかしら?
「スターブライト」
「黒服から匂いが……間違いありません」
小声でやりとりするのは、慣れているもの♪
「ダイヤどうしたの? そんなに慌ててさ。 夜鳥さんも?」
「夜鳥さん!」
「お嬢様、果南さんと家の中にお早く!」
「金髪だからってそんなに警戒することないよ、彼女は転校してきた小原鞠莉さんだよ。 ダイヤからも言ってよ」
「はぁ~、果南さんは……全く……」
黒澤さんはサイバトロニアンの事を知ってるってこと?
~~~~~
夜鳥さんに目配せすると……。
「小原様ですか、失礼致しました。 私、黒澤家に仕えております夜鳥と申します。 ダイヤお嬢様共々お見知りおきを」
そう言うと、小原さんに手を伸ばして、馬上から下ろしていましたわ。
「お見知りおき?」
小原さん……帰国子女には古い言い回しは分かりずらかったみたいですわね……。
「宜しくという意味ですわ、小原さん」
「えっと、黒澤さん……だっけ」
「黒澤ダイヤですわ、宜しく……って、教室でも挨拶しましたよね?」
「では、お馬の方は私が……お嬢様」
成る程、そつがないですわね。
「2人共、こっちこっち~♪」
果南さん……。
「松浦さん、待って……スターブライトは大人しいですけど……」
「私、馬の扱い方も、心得ておりますので」
「小原さんも心配いりませんわ。 果南さん待って下さいな」
「ところで、ダイヤはどうして家に?」
「それもお話しますから……」
ふう!
何とか、小原さん達を分けられましたわね。
後は頼みますわ、夜鳥さん。