トランスライブ!ラブフォーマーサンシャイン!!   作:セレブロス

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第8話

『ショック、ショック♪』

 

 外海から内浦湾に、マシンボイスが響いた。

 

 まだ早朝だと云うのにだ。

 

 しかし、1人の少女とその母親にとっては祝声だ♪

 

 「ママ♪ショックのおじちゃんの声が!」

 

 「はいはい、曜ちゃん。パパ帰ってくるのお昼よ」

 

 そう、少女……渡辺曜の父は定期船の船長をしており、実に1ヶ月ぶりの帰還なのだ。

 

 先程のマシンボイスは汽笛代わりなのだ。

 

 父の船はサイバトロニアンなのだから。

 

 なので、娘である彼女は喜びもひとしおなのだろう。

 

 「ねぇ、ママ!今日は、パパお休みかな?早く帰ってこないかなぁ~?」

 

 「ふふっ、どうでしょうね?でもきっと、すぐに帰って来るわよ♪さてと、じゃあママは朝ご飯の準備するから、その間曜ちゃんはこの前買ってあげたおもちゃで遊んでなさい♪」

 

 「うん!わかった~♪」

 

 母親は台所に向かい、娘は父親の書斎へと向かう。

 

 「本当にお父さんっ子なんだから」

 

 その背中を見送りながらクスッと笑う母親であった。

 

  ~~~~~

 

 「ん〜♪やっぱりこの辺の海風気持ちいい〜」

 

 『キャップ、俺も好き』

 

 船の艦橋にて1人の男性が窓を開け故郷近くの海風を堪能している。

 

 その前には操舵輪を握る、傷だらけのロボットが居た。

 

 広い艦橋には2人だけだ。

 

 『キャップ』

 

 「ん?どうした?」

 

 『本日、天候良好、予定通り、問題なし』

 

 「了解っと……しっかし、お前さんは相変わらずか……」

 

 『ショック、不便、感じない』

 

 「はいはい、分かったよ。んじゃそろそろ浅瀬になる、気ぃつけろよぉ」

 

 『了解』

  

 暫くして桟橋に付き、下船しよとするのたが。 

 

 『キャップ、止まる、身構える、そろそろ、大変?』

 

 「ああ、そろそろあの娘の全力なお出迎えは堪えるんでな……」 

 

 『ショック、アンカー、やる、任せろ』

 

 そして、下船すると……。

 

 ドーン!!︎ 突如として体に衝撃が走る。

 

 「パパ♪お帰りなさい~♪」

 

 「おっおう!ただいま曜!」

 

 満面の笑みを浮かべながら父親へ飛び込む渡辺の娘だった。

 

 父親はそれを受け止める。

 

 『キャップ、間に、合った、か』

 

 「助かったよショックウェーブ」

 

 「えへへ♪」

 

 父親から離れニコニコ笑顔で見上げる曜。

 

 その頭を撫でると嬉しそうな表情をする。

 

 『報告、ショック、やる、キャップ、帰れ、曜連れて』

 

 「うん、いやしかし、……」

 

 『その、状態、曜、引き離す、ショック、無理』

 

 「……分かった……任せるよ、ショック。……それじゃあ帰ろうか?」

 

 「うん♪」

 

 満面の笑みで父親と手を繋いで帰って行くのを見送り、社屋に向かうショックウェーブなのであった。

 

 

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