とある原石の神造人形(エルキドゥ)   作:海鮮茶漬け

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大覇星祭編の本番です

後半付け足しました


大覇星祭編『下』
108.二日目


 その後の結末は原作通り、上条と土御門とステイルの三人でオリアナを撃退したそうだ。俺は吹寄の治療のため付きっきりということとなり、無事メンバーから離脱。全てが想定通りの結末を迎えたのだった。

 

 

 

 そして、激しい戦闘の後に訪れた平和の時間────など、当然訪れる訳もなく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大覇星祭二日目。

 今後の展開を見越して上条と行動を一緒にしようと画策していると、いきなりみさきちに呼び出しをくらった。

 

「ミサカネットワークを手に入れようとしている木原幻生を、とっ捕まえるのを手伝って欲しいんだゾ☆」

 

 そんな急すぎる内容を聞かされた挙げ句、場所を移動し俺はみさきちが所有するリムジンに乗っているのである。そして、その張本人は現在ここにはいない。

 

『貴方が天野(あまの)俱佐利(くさり)さんですカ。私はカイツ=ノックレーベンという者でス。おそらく短い間でしょうがよろしくお願いしますネ』

 

「うん、よろしくね」

 

 そんなリムジンの中で俺はみさきちに渡された携帯から、天井(あまい)亜雄(あお)絶対能力進化計画(レベル6シフト)計画の全責任を押し付けた、カイツ=ノックレーベンと初めましての挨拶をしていた。

 

 ……なんでさ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大覇星祭の事件として、使徒十字(クローチェディピエトロ)と雷神御坂がある。使徒十字は昨日の時点で解決し、二日目の雷神御坂の事件を解決すれば、大覇星祭での事件はなくなると言ってもいいだろう。

 そのため、オリ主は事件の終息を優先し(雷神御坂VS上条&削板が見たいという欲望あり)またしても事件に介入しようと考えた。そして、『とある科学の超電磁砲』の漫画を買っていたこともあり、大体の話の流れを知っていたため、今回は最終場面に登場し上条と共に解決しようと目論んでいた。

 

 しかし、現実は非情である。

 

「(……なーんで、よりにもよって俺を誘っちゃうの?いや、分かるよ?そりゃあ、こんな暗部どっぷりの問題に派閥の子達を介入させるのは駄目だし、弱い能力者だと幻生相手じゃ逆に足手まといもいいとこなんだけどさ。

 それにしたって、俺をあの妖怪ジジイと会わせるかね普通。ぶっちゃけあんな何をしてくるか分かったもんじゃない、マッドサイエンティストとこれ以上関わり合いたくないんですけど?)」

 

 表情や態度には出ないがオリ主のテンションはがた落ちであった。

 

「(……ゲテモノ科学を生み出す筆頭のイカレた一族である木原の中でも、さらに頭のネジが五本や十本抜けている妖怪ジジイの幻生が、相手とかマジで最悪もいいところだわ。

 それこそ、雷神御坂と戦う方が全然マシ。あー、あの脳筋サイドでお祭りしてー)」

 

 

 ※アニメで分かる通りそんな生易しいものでは断じてない。

 

 

「(幻生なんて仮に圧倒して捩じ伏せても、『ヒョヒョヒョヒョッ!』とか変な奇声上げて立ち上がってくるに決まってるんだよなー。

 それどころか、データを観測したいとか分析したいとかそんな理由で、暗部の兵器の二つや三つ呼び出すとか平気でしそう……。

 そもそも、幻生がファイブオーバーの一つも用意しなかったのは、心理掌握(メンタルアウト)を手に入れるには、殺さずに無力化しないといけないっていうのと、みさきち一人なら圧倒できると確信していたからだと思うから、下手に俺が介入しちゃうとあの妖怪が無駄にハッスルすると思うんだよなぁ……)」

 

 より安全を求めて武力を用意すれば、相手も同じ様に武力を用意するのは至極当然。ならば、危険だとしても食蜂(しょくほう)操祈(みさき)を一人にする方が、反って被害を抑えることになるのだ。

 

「(だから、上条と一緒に事件へ介入しようとしたのに……。というか、みさきちの好感度そんなに上がってたの?嬉しくはあるけど今回ばかりは誘って欲しくはなかったなぁ……)」

 

 カイツ=ノックレーベンとの挨拶が終わったため、あとの事に対して考える時間ができたオリ主は、ひたすらネガティブになっていた。いいとこ取りをしようとした罰である。

 

 そんなことを考えていると、オリ主を呼んだ張本人である食蜂操祈が再びリムジンに戻ってきた。そして、その隣に居る人物の顔を見て「え?これヤバくね?」と自分の置かれた状況に冷や汗を流す。

 オリ主はそんな形容しがたい居心地の悪さを抱きつつ、目の前に新たに現れた彼女に向かって言葉を発した。

 

「やあ、この頃よく会うね」

 

「天野さん!?」

 

 そこにいたのは予想通りの人物、食蜂操祈と並ぶ常盤台中学が誇る超能力者(レベル5)であり、電気系能力者(エアクトロマスター)最強の能力者。

 常盤台のエース御坂(みさか)美琴(みこと)が、驚愕の表情をしてオリ主の目の前に現れたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「──それで?いい加減説明してくれるんでしょうね?」

 

 目の前でミコっちゃんがぶちキレている。

 いや、本当にキレているなら電気がバチバチに出ているだろうから、これでもかなり押さえているのだろう。

 

「もちろんよぉ。そもそも、そのためにこうして話せる場を作ったんだし、こっちもこっちで時間が惜しいのよ。車で移動しながらちゃんと御坂さんにも理解できるように説明してあげるわぁ」

 

 ……何でそんなに喧嘩腰なんですかねこの二人は(呆れ)

 いやね?ミコっちゃんは婚后(こんごう)さんや佐天さんが巻き込まれたっぽいから分かるけど、みさきちはもっとやんわりとした感じで言った方がよくない?

 精神系最強なら当然ミコっちゃんの神経逆撫でするって分かってるよね?どんだけ気に入らないんだよ……。

 まあ、自分がしていたことをなぞるように、上条を相手にして同じ様なことされちゃあムカつくのも分かるけどさ。もうちょい穏便な方がいいなぁって思ったりしてね?(必死)

 はぁ……、ストレスで胃に穴が空きそうだわぁ……。

 

『大丈夫だよマスター。その程度の傷なら僕が修復しよう』

 

 違う。違うんだエルキドゥ。

 気持ちは嬉しいけどそうじゃない。そんな穴が空くことを前提に話をしないで欲しいんだ。身体に穴なんて空かない方がいいに決まってるしさ。

 

 そんなこんなで話は進み、ミサカネットワークのことや婚后さんの話を聞いて、取っ組み合いになりかけたり(何がとは言わないけど眼福でした)と、ちょっとした騒動があったもののリムジンは木原幻生の隠れ家へと迫っていく。

 

 ……やぶ蛇になるかもと聞いていなかったけど、逆に後回しにしておくと面倒臭いフラグになりかねないと思い至る。だから、ずっと気になっていたことを聞くことにした。

 

「君はどうして僕がここに居るのか聞かないのかい?」

 

 そう言うと、ミコっちゃんは何でもないように言葉を返した。

 

「そりゃあ、最初は何でここに居るのか疑問に思いましたけど、暗部の問題に天野さんが関わっているのを見るのは、これが初めてじゃないですし、あれだけ助けて貰ってれば誰だって敵だとは思わないですよ。

 それこそ、食蜂に操られている可能性もありますけど、いざとなればそこに居る食蜂に電流を流して止めさせるだけですから」

 

「あらぁ?御坂さん天野さんに(かつ)てコテンパンにされちゃったの忘れたのかしらぁ?そんな根拠もない余裕(りょく)を持っていると、また天野さんの手練手管で簡単にやられちゃうわよぉ?」

 

「な・ん・で、天野さんじゃなくてあんたが威張ってんのよ!つーか、あんたあの戦闘どこから見てたッ!?」

 

「直接見なくても戦闘があった場所の近くに転がってる石から情報を入手して、そのとき起きた出来事を再生すれば何をやっていたのかは簡単に分かるんだゾ☆

 私の心理掌握をただ記憶や認識を弄る程度の物だと勘違いしているなら心外だわぁ」

 

 君達ちょっと喧嘩腰過ぎない?(困惑)

 俺のターンだったはずなのに二人のいつものやり取りですぐに流されちゃったんだけど……。

 俺のモブ感がスゴくね?俺って本当に要るのかな?(遠い目)

 

「天野さんがここに居るのは幻生対策よ。今回幻生が手を出そうとしているのはミサカネットワーク関連。あの木原と高度な演算装置であるミサカネットワークの相性なんて(ろく)なことにならないわぁ。

 万が一にも私が出し抜かれるなんてことがあれば、既にチェックメイトなんてことにもなりかねない。万全に期すための必要な人材力よぉ。

 まあ、脳筋の御坂さんが乱入してくるって知っていたら、わざわざ天野さんにお手数をかけることもなかったんだけど。脳筋の御坂さんと違って天野さんなら暗躍の一つや二つはお手の物だし?」

 

「ほお~?この私を脳筋呼ばわりとはいい度胸ね。電子機器を自由に操る私の能力なら潜入なんて楽勝なんだけど、そこのところちゃんと理解できてるわけ?」

 

「分かってないみたいだから教えてあげるけど、木原一族は思考回路は狂っていても正真正銘、科学のスペシャリスト。あなたが戦ったテレスティーナ=木原=ライフラインは、木原の中では下の部類よぉ。

 彼女のインスピレーションは確かに木原特有の天才的なものだけど、やってたことは木原幻生の実験の延長線上に過ぎないし、超能力者(レベル5)の工学化なんて学園都市ならそう珍しい話でもないわぁ。

 それに対して木原幻生は、まさに木原の権化と呼ぶにふさわしいほどに狂ってる。あの爺さんは自分の好奇心を満たすためならどんなこともやるわ。絶対能力進化計画の主導者もそうだし、暗闇の五月計画もそう。

 科学の重鎮だからやりたい放題。今もどんな狂った実験をしているか予想もつかないわぁ」

 

 うーん、話をこうして聞くだけでも木原はクソ。木原一族は「被験者を壊さないと木原じゃない」みたいな、イカレた思想があるようだったし、まともなのって木原加群とかぐらいじゃない?

 噂で聞く木原那由多も風紀委員(ジャッジメント)らしいけど、なんかヤバイ奴みたいだし。

 

「(木原特攻の一方通行(アクセラレータ)が俺の代わりに事件解決してくれねえかなぁ……)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(……まさか、こういう展開になるなんてねぇ……)」

 

 私、食蜂操祈は御坂美琴という戦力を手に入れたにも拘わらず、浮かない顔をしていた。敵の凶悪さを知るなら本来なら得をしたと喜ぶべきではあるのだが、

 

「(直接的な戦闘員は天野さんが居るから、ハッキリ言って御坂さんって要らないのよねぇ。

 天野さんは私の能力を実際に使ったことがあるから、心理掌握の得手不得手もある程度は把握してるし、今までの付き合いからお互い息も合わせやすい。そして、暗部の手合いと戦うことも天野さんは御坂さんよりかは経験が多いわぁ。

 その上、天野さんの能力は直接的な戦闘はもちろんだけど、手札の多さから対策をすること自体がかなり難しい。御坂さんと天野さんでは対策をする項目が文字通り桁が違うんだからねぇ。

 幻生を相手にするならそのアドバンテージは、超能力者(レベル5)の火力よりも遥かに貴重なものになるわ)」

 

 仮に超能力者(レベル5)達と天野倶佐利が戦うとするなら、出力の違いからそのまま押し潰されるだろう。

 それこそ、類いまれな身体能力と正確な状況判断能力、コピーした能力の的確な使い分けなど、彼女の技術を使えば勝てる場合もあるだろうが、チート染みた能力を持つ第一位や第二位には、勝つことは不可能なはずだ。

 

 

 しかし、それは相手が超能力者(レベル5)の場合の話。

 

 

 相手が超能力者(レベル5)でなければ、彼女の力は無類の強さを誇る。

 

「(いくら幻生が学園都市のゲテモノ兵器を持ってきても、天野さんなら状況に応じていくらでも切り替えが可能。御坂さんには電気系の能力者対策を施した兵器を用意すればいいけど、天野さんにその方法は通用しないから、木原にとっては相性が最悪と言ってもいい相手。

 だからこそ、人間に関しては私が担当して、それ以外は天野さんが請け負うことで無敵の布陣になるはずだったのに。はぁ……、本当にいろいろ気が利かない残念な人ねぇ、御坂さんって)」

 

 完璧だったバランスが崩れることの要因ができてしまい、間違いなく作戦の成功率が以前よりも落ちている。全てが終わるまでそっとしておいてくれたらよかったのに。

 

「(まあ、例え死んでも心が痛まない駒が増えたと考えれば、一応プラスと考えてもいいかもしれないけどぉ。せいぜい私達の邪魔だけはしないでもらいたいわねぇ)」

 

 それぞれの策謀が渦巻く中、木原幻生の隠れ家へ突入が決行される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──その一分前。

 

「ぜえ……はあ……、何一人で盛り上がってるのよぉ……。私が、教えたんだから……私に……足並みを合わせるのは、当然でしょぉ……?」

 

「…………えぇ……」

 

 敵地に乗り込む前に既に疲労困憊なみさきちを見て、ドン引きなミコっちゃんがそこには居た。何故こういう状況になったのかはもう見たまんまなのだが、幻生の隠れ家に向かうまでの十数メートルでみさきちが体力を使い果たしたのである。

 

「……アンタ、前から何で体育の授業に出ないのかと思ってたけど運痴だったのね」

 

「は、はあ!?はああああ!?だだだだ誰が運動音痴なのよッ!?御坂さんが馬鹿みたいに全力で走っただけでしょう!?」

 

「いや、ただの駆け足なんだけど」

 

「…………」

 

 あっ、黙っちゃった。

 しかし、すぐに立ち直った彼女は胸を張って得意気な顔をする。

 

「まあ、私は御坂さんと違って一部分の質量が大きいからぁ、身体を動かすにあたって不便(りょく)が働くってだけだしぃ?持っている人間っていろいろと大変よねぇ?」

 

「おい、貴様。それは私に対して喧嘩を吹っ掛けてるのか?いいわよ。言い値で買って上げるわ。その胸に付いた脂肪を私の電流で蒸発させてあげる」

 

「あらあらぁ?私は一言もバストの事なんて言ってないんだゾ☆もしかして、自分の胸にコンプレックスを感じているのかしらぁ?まあ、自己主張力が性格と裏腹に、そんな控えめなら当然かもしれないわねぇ?」

 

「ッ!言わせておけば将来自分が横にブクブクに太るって分からないかしら、このキンキラ女ッ!!」

 

「ちょっと待ちなさい!それ誰から聞いたのッ!?さっさと言いなさいよこのビリビリ女ッ!!」

 

 わーわーぎゃーぎゃー、とそこから言い合いになった。

 ……君達ここが敵地の目の前って知らないの?いや、まあ、ここに幻生はいないんだけどさ(ネタバレ)

 だからこそ、そんな二人に親戚のオバサンみたいな温かい目で見ていると、二人が俺の視線に気付いたようで、頬を赤らめながら咳払いをして仕切り直した。

 

「ごほんっ……無駄話はここまでよ。それじゃあ、さっさとその木原幻生っていう奴を捕まえるけど、足を引っ張るんじゃないわよ」

 

「それはこっちのセリフだゾ☆邪魔だと判断したら躊躇なく見捨てるからそのつもりで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そんなぐだぐだな感じでミコっちゃんが最初に乗り込んだあと、残ったみさきちに気になっていたことを尋ねてみる。

 

「どうして僕に担がせなかったんだい?君一人を運ぶくらいなんてことないのは君もよく知っているだろう?」

 

 そう聞くとみさきちが答える。

 

「本当は私もそうして欲しかったんだけどぉ、今回天野さんを巻き込んだのは私なのは間違いないわぁ。例え、天野さんが私に言われなくても騒動に首を突っ込むお人好しだとしてもねぇ」

 

「(…………いや、実はバックレようとしてました……)」

 

 みさきちにぶん投げようとしていたとか言えないなぁ(遠い目)

 そんな俺の内心に気付かず、みさきちは喋り続ける。

 

「その私が天野さんをタクシー代わりに使えばどうなるかなんて明白よぉ。事情を知ってる上条さんには間違いなく良い顔はされないし、御坂さんに至っては知られた時点で言い返せないわぁ。

 それこそ、御坂さんに自分の先輩にまで敬意を示さない、礼儀知らずなんて思われるのは癪でしょう?

 私も自分自身を大概だとは思ってはいるけど、私にもポリシーがあるの。勘違いだとしてもその部分で見下されるのは我慢ならないのよぉ。

 下らないかもしれないけどその一線は絶対に譲らない。特に相手が御坂さんだと尚更ねぇ」

 

 なんかよく分からないが自分ルール的な奴なのだろう。原作でも「洗脳した人間に責任を持つ」とかあったけど、その項目の一つに新しく俺が入ると全く分からん。

 だって原作に俺が居ないもん。

 

「(……とか言ってるけど、単純に天野さんを派閥の子達みたいな分類で見られるのがイヤだっただけなのよねぇ。

 あの子達はあれで納得して私に付いてきてくれるけど、そもそも天野さんはそういう関係性じゃないし。どっちかと言うと御坂さんに天野さんが私の下に付いているって認識させるのがムカついたってだけの話なのよねぇ。

 あくまで天野さんと私の関係性は対等。それを認識させるのは合理性や効率よりも優先するべきことだった、それだけ。まあ、絶対に御坂さんにも天野さんにも教えないけど)」

 

 ふーっ、と息を吐いたみさきちが、こっちに振り向いて宣言する。

 

「先に防衛網を御坂さんに制圧されて、得意気な顔をされるのも気に入らないし、心理掌握で洗脳する私を天野さんがサポートする無敵のコンビで、パパッと制圧しちゃいましょう☆」

 

 そんな感じでミコっちゃんに続くように、女の子二人(一人はTS女子)は黒幕のアジトに乗り込むのであった。


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