IS - 女装男子をお母さんに -   作:ねをんゆう

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初投稿です。
投稿者ページも何が何やら……
甘やかしてくださいお願いします何でもしますから


1.プロローグ

「実は君に、女装をしてIS学園に通って貰いたい。」

 

「……え?」

 

「……君に、女装を、して貰いたい。」

 

「ええぇ……」

 

お髭がふさふさとした、とってもダンディーなお偉いさんに、真剣な顔でそんな事を言われた経験が、皆様にはございますでしょうか?

 

僕にはあります(半ギレ

 

現在進行形であります(大混乱

 

綾崎直人15歳、生まれつき女性ホルモンが強い体質なのかは分からないけれど、自他共に認めてしまうほど男には見えない見た目をしています。

容姿以外には取り立てて主張できることもない自分がどうしてこんなことになってしまっているのかと言えば、話は2週間ほど前まで遡ります。

 

1人目の男性IS操縦者である織斑一夏くんが公に発表されてから少し経つと、各学校では当然のように男子生徒へ向けた適正検査が行われました。

自分自身は特に期待していた訳でもなく、どころか当日は弟妹達が拾ってきたインフルエンザに当てられてダウン。その数日後にある再検査すら受けることができず、本来ならばそれでこの話題は終わるはずでした。

 

……ところが、

 

「大丈夫です!『綾崎くんならきっと乗れる!いや、むしろ乗れなきゃおかしい!』という先生達の総意の元、IS委員会に頼み込んで特別に検査が受けられることになりました!」

 

「検査の為にIS学園まで行く必要がありますが、交通費諸々は政府から出ますし、学校も公欠になります!安心して行ってきて下さいね!」

 

という、世界一ありがたくない配慮によって再々検査を受けることとなり、

 

 

 

その結果、

 

 

 

「………ほんとに動いちゃった。」

 

『打鉄』と呼ばれるISをしっかりと纏った僕の姿が、そこにはあった。

 

初めてISに触れた感想ですか?

波乱万丈の足音が聞こえました(半ギレ

 

『……え?ほんとに男が?』

 

『実は女の子だったりしない?』

 

『いえ、その確認は事前にしっかりと……』

 

『ってことは本当に2人目!?』

 

『あんなに可愛いのに!?』

 

『あんなに可愛い子が女なわけないだろ!』

 

『綾崎ちゃんは俺の嫁』

 

『男嫌いな私でもあの子なら……』

 

『おい誰かこいつ等つまみ出せ』

 

などと好き勝手な事を言われた挙句、通されたのは小さな個室。バタバタと慌ただしい部屋の外に対して僕の心は諦観と達観でそれは静かなもので……

 

……そんな静けさも目の前のダンディズム溢れるおじさまの一言で吹き飛んだんですけどね!もうやだこんな世界!!

 

「……女装、してくれないだろうか?」

 

分かったよ!やるよ!やればいいんでしょう!チクショーめ!!3回も言わなくてもやるよ!

 

スカートだろうとなんだろうと穿いてやる。

妹達に懇願されて偶に穿かされていた経験が役立ちました。(涙目

 




割と書き溜めてるのでポポポーンと投げて逃げます。

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