このすば カズマが冷静で少し大人な対応ができていたら。 作:如月空
本編は短いですが、コレぐらいなら投稿ペースは上げられそうです(願望)
「はぁ…、どうすっかなぁ…。」
「…そうですねぇ……。」
俺達は部屋に付いている内風呂に入っていた。ドリスの時の様な屋外ではないので少し手狭だが小柄なめぐみんと入る分には問題はない。むしろ、密着できて嬉しいぐらいだ。
「あぅん!…こういう時ぐらいは我慢してくださいよ!」
「わ、悪い…、此れだけ密着してるとさ。」
本当に今のは不可抗力だ。まぁ、めぐみんと一緒に入るという時点で予想出来た事だが…。それに、めぐみんも気付いていて反対しなかったので同罪だろう。
つまりは、合意の上と言う事だ。
「ぅん!…かずまぁ?」
「あ、いや、こうなっちまったら一回しちゃった方が楽だろう?お互いさ。」
「うぅ…、私がこんな体になったのはカズマの所為ですからね!」
とまぁ、そんな感じでそのまま風呂場で3回程しちゃった俺達は脱力感に襲われながら布団に倒れ込んだ。
「それで…、何か考え付きましたか?」
「そうだな…。」
正直、やってる時は頭の中がめぐみんの事でいっぱいになっていて、まったく考えていなかったが。
「ハンスって、正体現すと俺達の屋敷ぐらいのでかさになるんだろ?しかも、爆裂魔法をもってしても倒せる確率が低い上に再生するとか。」
「バニルの話だとそうらしいですね…。」
あの後、バニルから皆に説明があった訳だが、それを聞いている内に皆が引きつりだしたんだよなぁ…。
「めぐみんの爆裂魔法でも致命傷にならないとなると如何するか…。」
仮に爆裂魔法で何とかなった場合でも、飛散してくるハンスの破片を食らえば多くの仲間達は即死ラインだ。リスクが大きすぎる。
俺が唸っていると、めぐみんが俺の上に乗って来て唇を重ねてきた。
「カズマ…、あまり一人で悩む必要はありませんよ。それに、私達では無理と判断したなら撤退しても私は怒りません。まぁ、アクアやミツルギは何か言ってくるかも知れませんが。」
「ああ、分かってるよ。ただ、逃げるのは本当に無理だと判断してからだ。」
俺がそう言うと、めぐみんは優しく微笑む。
「そうですね、最初から諦めるというのは貴方らしくありませんしね。」
「ああ、分かってるじゃないか。」
めぐみんの言葉にニヤリと嗤って見せると、ぷっとめぐみんに吹き出された。
「あ、ちょ…、カズ…むぅ!」
折角格好つけたのに、めぐみんに笑われて機嫌を損ねた俺はめぐみんの唇を奪ってそのまま服に手を掛けた。
「もう…、またですか?カズマ、回復が早くありませんか?」
「はは、俺はまだ若いんだ、回復が早いのは当然だろう?」
「はあ…、私も自衛の為に初級魔法ぐらいは取った方が良いのでしょうか?そうすれば、コレに冷気を掛けて鎮められますし。」
「…それは勘弁してくれよ、めぐみんの魔力でやったら凍りつい…て…。」
其処まで言った所で俺は言葉を止める。すると、めぐみんが何やら申し訳無さそうに口を開く。
「じょ、冗談ですよ?私にとってもカズマのコレは大事なんですから!?」
そう言いながら慌てるえろみんをスルーしていると、めぐみんは何かに気付いた様に目を見開いた。
「もしかして、カズマ。何か良い案が浮かんだのですか?」
「ああ、だけどまだ、ざっくりとしたイメージだけなんだけど。」
「それは?」
「さっきめぐみんが、回復が早いなら冷気を掛けて鎮めるとか言ってただろう?それで、めぐみんの魔力でやられたら凍りつくよなって考えたんだ。」
其れだけでめぐみんは気が付いたらしい。流石は俺の嫁にして相棒、そして紅魔族一の天才だ。
「それなら、爆裂魔法で一気に決めるよりも、少しずつ削って凍らせて……。」
どうやらめぐみんも俺と同じ様な考察に至ったようだ。
「ただ、防御はどうする?まともに盾として機能するのはダクネスとテイラーぐらいだぞ?」
ミツルギや俺も即死する事はないと思うが、俺達は斬撃を飛ばせるから攻撃に回った方がいい。
「そうですねぇ…。其処はギルドに要請しましょうか。後は…氷結させるメンバーですか。」
「ゆんゆんはハンスを切断させる要因として除外しても、ふにふら、どどんこ、後気は進まないけどあるえとねりまきもいる。」
「リーンはどうです?」
「あいつはまだ上級魔法をあまり使いこなせないからなぁ…。」
「じゃあ、ぶっころりーやそけっとを引っ張り込みましょう!カズマが特別製の専用刀を作るとか言えば乗ってくる筈です!」
ぶっころりー達か。確かに協力してくれるなら戦力としては十分だ。あいつらの強さは分かっているからな。
「後はウィズとバニルですが…。」
「ウィズは兎も角、バニルはあまりアテにしない方が良いだろう。俺達の貯金を狙っているかも知れないしな!」
「あー、それは有り得ますね…。」
どこぞの豚の如く、『救い料一億万エリス、ローンも可。』とか言っては来ないだろうけど、店のガラクタを引き取れって言われる可能性はある。
「とりあえず、方針は決まったな!」
「そうですね!…で、カズマ。」
「ん?何だ?」
「…ドサクサに紛れてナニしようとしているんです?」
めぐみんの問い掛けに、俺は出来るだけ優しく微笑み掛けて…。
「あ!カズマ!ぅむ…!?」
コレで4回目…4って数字は縁起が悪いから終ったらもう一回だな!
「ぷはっ!かず!うぅん!?」
兎に角、具体的な対策は決まった。後は安全面を考慮しながら戦える戦場を考えるだけだな。
キャラ設定、アルカンレティア編
サトウ カズマ 作中年齢16歳
アクセルの爆裂コンビにしてパーティーのリーダー。
ベルゼルグ王国屈指の魔王軍討伐部隊、アクセル軍(仮称)の司令官。
レベルは32と其処まで高くはないが、優秀な紅魔族に引けをとらない魔力を持ち、身体能力に関しても日々の訓練のお陰で魔術師とは思えない程高い能力を持っている。
彼の得意なスキルは『ライトニング・バインド』此れは、中級魔法のライトニングと盗賊スキルのバインドを掛け合わせた物だが、彼のオリジナルスキルとして一部では有名になっている。
又、彼の使用可能スキルは、レア職業以外のスキル全てだと言われている。(王国調べ)
去年の夏頃にアクセルに現れ、紅魔族の少女と共に頭角を現して、爆裂コンビと呼ばれる様になった。
又、上記の紅魔族の少女とは出会った頃から恋仲であると噂され、ロリコン説もあった為王室では警戒されていた。
彼が率いているチームは、魔王軍幹部のベルディアをはじめ、バニル、シルビア等の強敵を打ち倒す他、大悪魔ホースト、地獄の公爵マクスウェル。果てにはデストロイヤーまで破壊した。
最近では結婚の噂もあり、彼女の両親に挨拶に行ったと噂されているが定かではない。 著者アクセル編集部
サトウ めぐみん(予定) 作中年齢14歳
アクセルの爆裂コンビにしてパーティーのサブリーダー。
ベルゼルグ王国屈指の魔王軍討伐部隊、アクセル軍(仮称)の副司令官。
レベルは41とチームの中ではミツルギ氏の次に高く、身体能力も其処まで低くはない。
得意なスキルは彼女の代名詞とも言われている爆裂魔法のエクスプロージョン。それがアクセルの爆裂コンビと呼ばれる由縁でもある。
又、相方のカズマ氏とは恋仲の様で、出会った頃から回りに砂糖を吐かせる程、甘甘のバカップルだった様だ。
カズマ氏とはしょっちゅう口喧嘩をしている様だが、何時の間にか砂糖を撒き散らしているので見物には注意が必要だ。
最近では結婚が決まり、カズマ氏と共に両親に挨拶に行ったと噂されているが定かではない。
ただ、彼女はカズマ氏との間に出来た子を身篭っているらしいと、水色髪のアークプリーストが話していた。此方は信憑性が高いだろう。
よって、結婚の話はほぼ確実の話であると断言出来る。 著者アクセル編集部