その戦いは誰も目撃されなかった。
X784年 12月16日
その日、フェアリーテイルのギルドの中心メンバー達は伝説とされているアクロノギアによって、天狼島は地図から消滅した日の出来事だった。
アクノロギアは天浪島から離れる為に、その場から離れる為に飛び立とうとしていた。
「おいおい、派手にやってくれたなぁ」
天浪島から離れようとしたアクノロギアは突然聞こえたノーテンキな声に対して驚きの表情で、天浪島があった場所を見つめると、そこにいたのは小さな船に乗っている少年がいた。
その少年の見た目の容姿とは合わないバーテンダの服を身に纏っており、背中に背負っているのは不気味な竜の顔を摸した持ち手をした剣を背負っていた。
そんな少年を見たアクロノギアが取った行動、それは
「ッ!!!」
少年の目の前に迫り、その巨大な爪を使っての攻撃だった。
「相変わらず攻撃しかしない奴だな」
そう言いながら、少年が伸ばした手は、剣の持つと共に、迫り来る攻撃に対して、受け流しながら、アクロノギアの身体をよじ登っていく。
「まったく、本当にお前のやる事はいつもいつも滅茶苦茶だけどな」
少年はそう言いながらアクロノギアの頭へと昇ると、それまで笑顔を浮かべていた表情が一変して、怒りに燃えるような表情に変わりアクロノギアを睨む。
「今度ばかりは、やりすぎたな」
その言葉と共に手に持った剣をアクロノギアに叩きつけると、それまで恐怖を与えてきたはずの雄叫びは、恐怖する者の声に変わりながら海へと落ちていく。
アクロノギアはそのまま海の中へと叩きつけられ、巨大な水柱が現れ、上空ではゆっくりと落ちていく少年がいた。
「・・・」
水柱からすぐに立ち上がるようにアクロノギアは雄叫びと共に口には巨大な魔力を集めると共に
「メリオダスッ!!」
そこにはドラゴンの雄叫び声ではなく、人の声と共に目の前にいる少年、メリオダスを憎むようにその雄叫びを上げた。
その雄叫びは巨大な黒い魔力の炎となり、少年に向かっていき、少年の眼前には巨大な魔力の炎で視界に広がっていた。
「・・・全反撃」
少年はそれに対して、手に持った剣を軽く振ると同時に、迫りつつあった炎は瞬く間に方向を変えて、アクロノギアに向かって行った。
それに対して、対応する事ができずに炎を受け止めると同時に、海中の奥へと沈んでいった。
「逃げていったか」
メリオダスは周りを見渡すが、先程まで戦っていたアクロノギアがいなくなった事を確認すると、ため息をつきながら、海の上に着地する。
ずぶ濡れになりながらも、メリオダスは先程まで確かに存在していた天浪島に向かって泳ぎ始めた。
そして、メリオダスが天浪島へとたどり着くと同時に、その場は光に包まれると共に、海の上に現れたのはメリオダスと同じぐらいの年だと思われる少女がいた。
「おかえりなさい、メリオダス」
「・・・ただいま、メイビス」
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