『転生特典はガチャ~最高で最強のチームを作る~』   作:ドラゴンネスト

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十八話目

「君はこれから、紛い物の仮面ライダーシザースです」

 

 

『シザース……』

 

 

「あぁぁぁあ!」

 

目の前でアナザーシザースに変貌させた男を見下ろしながらナイトローグは溜息を吐く。

 

「ふう。手駒のアナザーライダーの確保も大変ですね」

 

いくつかのブランクライドウォッチを取り出し、同じ異形の顔が浮かんだライドウォッチへと変化させる。

 

 

『『『メイジ……』』』

 

 

アナザーメイジウォッチに変えた複数のライドウォッチを仕舞うとナイトローグはアナザーシザースを連れて姿を消す。

 

「こう言う作業に向いていないとはいえ。聖剣を盗りに行っている彼が羨ましいですね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無造作に持った鞘に納められた剣を持ちながらその仮面の戦士は二本目の剣を手に取る。教会が所有する聖剣……エクスカリバーの内の二本だ。

 

「これで良し」

 

彼、『仮面ライダールパン』は二本の聖剣を見事盗み出すことに成功し、教会を後にする。

あらゆるセキュリティを嘲笑い盗み出す様はまさに怪盗といった所だろう。

 

残りも盗み出しても良かったが、飽くまで任されていたのはそのうちの二本のみ。

予告状も出せず、盗み出した成果として己の名を名乗れないのは不満だが、今はその時では無いと任された役目に専念する。

 

「それでは……adieu」

 

誰に対して言ったのか定かでは無いが仮面ライダールパンは其処から姿を消して行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソードブリンガーを振り回しながら何処かの研究所のような場所で暴れまわるのは、仮面ライダーマルス。

 

「もう逃げられんぞ」

 

その研究所の所有者らしい男が怯えながら尻餅をついている。

 

『人間兵器』、人間を薬品により強化して強力な兵士を作り出すことを目的とした違法な研究施設。目の前の男はこの研究施設の代表で有り、主任研究者でもある。

だが、それも表向きのものでしかない。その研究施設は楽に強力な眷属を得たい悪魔の貴族が自身と契約した権力者を利用してスポンサーとして運営されていた。

死んだ所で成功例は悪魔に転生させればそれなりに使える兵士となる、と。使い捨てであっても駒は戻るので新しい兵士に使い直せば良い、そんな考えの元に作られた研究施設だが、目の前の黄金の騎士の手によってその日壊滅した。

 

「さて、今度はお前の命をオレ達のために使って貰おうか」

 

 

『デューク……』

 

 

「ぎゃあぁぁぁ!」

 

絶叫を上げながら男はアナザーライダーデュークに姿を変える。

 

「序でだ」

 

 

『スイカ!』

 

 

マルスは自身のベルトのロックシードをスイカに入れ替える。スイカアームズの力を利用して破壊し尽くし、マルスはその姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナイトローグ達がそんな暗躍する中、駒王では……

 

「すみません、朝田さんと北山さんはいますか?」

 

先日の反省から小猫が二人を呼びに来た。

 

流石にソーナからイッセーの今までの行動について注意されてから判断を改めたのだろう。

今までの行動の全ては悪魔への転生前の行動であり、リアスには主人としての監督責任はないが、それでも今後は主人として見ておくようにとのことだ。

 

そんな訳で同じ一年の小猫に使いを任された訳で、二人の姿を確認して二人の前へと向かって行く。

 

「えっと……」

 

「お二人にリアス部長が用が有るそうですから、一緒に来てもらえませんか?」

 

「「あの変態に近づきたくないから、嫌」」

 

ほぼ声を揃えて告げられる拒否の言葉。小猫も小猫でやっぱりと顔に書いてある。

 

何のつもりかは分からないが、イッセーが来たと言うことはリアスからの使いなのだろうと言うことは推測済みだった。

 

そもそも、一週間ちょっと程度で運動部の合宿の延長レベルの特訓でプロに勝てると考えてる時点で四季達の中でリアスの評価は低かったりする。

四季も外付けのガチャで力を貰った身の上ではあるが、それでも訓練場所には恵まれている。

 

 

『ダイオラマ球(in旧校舎&龍泉寺)』

 

 

があるためだ。外の一時間を中での1日にする機能のあるダイオラマ球と東京魔人学園シリーズの二大訓練場所が付属したネギまに出て来る便利アイテムである。しかも、ダイオラマ球の中での活動中は老化しないと言う女性陣に配慮された高性能タイプと付属の説明書に書いてあった。

 

休憩所として旧校舎の教室の一つの設備を整えたり(何処から電力が入って来ているか不明だが)、寺とは言えそのまま使える休憩所があったりして、下準備を終えてから毎日実戦訓練として潜っている。

結果、現在では旧校舎と龍泉寺の内3部屋は四季達のナデシコCに続くプライベート空間に、一番大きな一部屋はミーティングルームになっている。

 

そんな四季達の特訓事情はさておき、二人の返答にやっぱりと思っても小猫としてもそこで『はい、そうですか』とは行かないのだ。

 

「二人とも、迎えに……」

 

ちょうど四季が入ってくる。ちょうど良いとばかりに四季にも来て貰おうと思った訳だ。

イッセーが反対していたからリアスも彼は呼ばなかっただけで元々彼にも目は付けていた。呼んだとしても文句があるのはイッセーだけだろう。

 

「すみません、天地先輩にもリアス部長が用があるそうなので来て頂けませんか?」

 

そう告げられた小猫の言葉にどうすると言う視線を二人へと向けると、四季に任せると言う意思のこもった視線を返してくる。

 

イッセーや木場相手ならバッサリと断っても良い、場合によっては武力行使で黙らせても良いが、流石に小猫のような小柄な少女にお願いされると断り辛い。

 

「仕方ない、何度も来られても困るからな」

 

これは本音である。何度も来られても困るので小猫の頼みを聞いてオカ研に行く事を了承する。

 

「四季、良いの?」

 

「何度も来られても困るからな」

 

詩乃の言葉にそう返す四季。毎回来られては動き辛くなるのは避けたいのだし。

 

そんな四季の意見には二人も同意して小猫の先導の元にオカ研に向かうことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オカ研の部室にある旧校舎。何度も利用しているダイオラマ球の中に設置されている旧校舎も似たようなものだが、掃除が行き届いていて誰にも利用されていないと言うのが不思議なほどに綺麗になっている。

 

(リアス・グレモリーが人間界での拠点に利用するから掃除も整備もしてあるって所か)

 

その点に関しては特に思う事はない。一応旧校舎と名のつく建物は似たような物を自分達も利用しているのだし、いずれは解体される建物なのだ、自分金や、自分の実家の金で改装したのなら文句は無い。

 

「部長、連れて来ました」

 

「入って良いわ」

 

オカ研の部室前に着くと子猫は軽くノックをして部室の中にいるリアスとそんな会話を交わしてドアを開ける。

 

「おお、一年の詩乃ちゃんに雫ちゃん!? ……って天地まで何でいるんだよ?」

 

入った瞬間、二人に視線を向けた後四季の姿を見て不満そうな顔を浮かべるイッセーを無視してその部屋の主人であるリアスへと視線を向ける。

 

「こちらの呼び出しに応じてくれてありがとう、朝田さんに北山さん。それに、貴方も来てくれて嬉しいわ、天地四季くん」

 

リアスは微笑みながら次の言葉を告げる。

 

「私達、オカルト研究部はあなた達を歓迎するわ。悪魔としてね」

 

微笑みを浮かべながら告げられた言葉に警戒心を抱きながら促されるままにソファーに座る。

 

「粗茶です」

 

「どうも」

 

話をする前に朱乃が三人の前にカップに入ったお茶を出す。それに手を付けずに四季は目の前にいるリアスへと視線を向ける。

 

「それで、ご用件は何でしょうか、グレモリーのお嬢様? まさか仲良くお茶をする為に呼んだ訳じゃ無いでしょう」

 

「ええ、単刀直入に聞くわ。貴方達、『セント』と言う人物の名前に心当たりはある?」

 

「セント?」

 

何の事だと疑問を浮かべる中聞き間違いに気が付く。

 

(そう言えば、ドライバーに刻んでおいたな、開発者の名前として)

 

葛城巧では無く桐生戦兎の名前を刻んでおいたのだが、イッセーに渡したスクラッシュドライバーのその部分が残っていたのだろうと考える。

 

この世界には存在しない仮面ライダーシリーズの中の登場人物の名前だなどと、知る術も無いだろう。

 

「知らないですね」

 

「貴方が黒い騎士に変身するのに使った道具、あれの開発者の名前じゃ無いのかしら? あの黒い騎士と似た物を確認しているのよ」

 

クローズドライグの事だろう。オニキスもクローズも共にドラゴンモチーフの仮面ライダーだ。特徴は似ているので同一の開発者と疑うのも無理はない。だが、

 

「残念ながら、オレのカードデッキ……ああ、これの呼び名ですけど、これを開発したのはユーブロンと言う人物です」

 

嘘は言っていない。四季の持っているオニキスのデッキはユーブロンの開発した物で間違い無いだろう。

 

「っ!? そう、それで……そのユーブロンと言う人とはどこで出会ったの?」

 

残念ながら知りたがっていた情報とは違うかもしれない、そんな事実に表情を歪めるが、直ぐに表情を引き締め直す。

セントとユーブロン、別の名前を使っている同一人物と言う可能性もあるし、違ったとしてもその人物に接触して四季がカードデッキと呼んだ変身の道具を自分達も入手できればそれで良いのだから。

 

「オレが貰ったのは最初に生徒会の人達を助けた後ですね。鏡の中から現れた、異星人の科学者を名乗ったユーブロンさんから、ね」

 

THE大嘘。鏡の中、アナザーリュウガやオニキスだけしか移動手段がない場所にいるのだから接触も難しいと考える他ない。

 

(私達の分は諦めるしかないわね。でも)「そ、そうなの」

 

ユーブロンと名乗った者が異星人と名乗ったと言うのはツッコミどころだが、それよりも優先するのは勧誘と交渉だと考え直す。

 

「改めて、天地くん、そのカードデッキかしら? それを譲ってもらいたいの、赤龍帝の神器を宿したイッセーがそれを使えればもっと強くなれるはずなのよ」

 

「はあ?」

 

「金銭でも、願いでも、それに見合う対価は支払うわ。それと、朝田さんと北山さん、貴女達に私の眷属になって貰いたいのよ」

 

悪魔である以上欲しいと思ったものはどんな手を使っても手に入れたい。

そして、ライザーの時にイッセーが使った力はリアスも魅了された。それと似た強力な力が目の前にある。

悪魔という者の象徴的な色の一つである黒とドラゴンと言うモチーフ。イッセーが身に付ければ赤龍帝の籠手と合わせて、漆黒の鎧に赤の籠手、紅の殲滅姫と呼ばれた自分に仕える為に用意されたのではと思いたくなる程の取り合わせだとリアスは思う。

 

「残念ながらお断りだ。詐欺を働く気はないんでね」

 

「詐欺? どう言う意味かしら?」

 

「カードデッキには悪用防止の為に最初の使用者のDNA情報が登録され、それ以降は同じDNA情報を持つ者にしか使えない。つまり、売ったところでそっちは使えない道具に対価を支払っただけに終わる」

 

使えないものを売るのは詐欺だと考える上に、大事な手札の一つを売るわけにはいかない。

開発者ならば書き換えることはできるだろうが、リアス達は四季の言葉に本当かどうか疑問に思う。

 

「そんなのやってみなきゃ分かんねえだろ!? オレだって使えるかもしれないのに!?」

 

「イッセーの言う通りよ! 試しても居ないのにわからないわ! それに、そうだとしてもアジュカ様なら解析することも……」

 

四季の言葉にイッセーが噛み付く。それに同調してリアスも技術担当の魔王ならば解析し、使用者情報を書き換えることも、量産する事も出来るだろうと叫ぶ。

 

「どっちにしても譲る気は無い。何より……アンタが支払うって言った対価、魔王のお兄さんなら兎も角、単なる次期当主ってだけのアンタに支払って貰えるとは思えないんでな」

 

「っ!?」

 

家を継いだわけでは無いのに払えるのかと言う言葉。その言葉に一度言葉を失ってしまうリアスだが、

 

「それなら此方が対価を支払ってからそれを渡して貰うと言う形にしても良いわ」

 

「そっちが支払えたとしても売る気はない」

 

「そう……。それで、貴女達の返事は…」

 

目の前の力は魅力的過ぎたが断られた以上は、もう一つ魅力的な力を持った彼女達への勧誘の方へと意識を切り替える。

 

「私は断るわ」

 

「私も嫌」

 

リアスの問いに返す形で詩乃と雫からの断りの言葉が響く。

次に追加して欲しいキャラは(第2回)?(選ばれなかった人は次回持ち越し)

  • 切姫夜架(最弱無敗の神装機竜)
  • 長谷川千雨(魔法先生ネギま)
  • 更識楯無(インフィニット・ストラトス)
  • ユキ(プロジェクト東京ドールズ)
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