『転生特典はガチャ~最高で最強のチームを作る~』   作:ドラゴンネスト

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二十二話目

「イッセー、アーシア、改めて紹介するわ。こちらは支取蒼那、知っての通りこの学園の生徒会長よ」

 

「よろしく、イッセーくん、アーシアさん」

 

「こ、こちらこそ宜しくおねがいします!」

 

「あ……どうも!」

 

オカ研の部室にてリアスの紹介でこの学園のもう一人の上級悪魔であるソーナとその新人眷属同士の顔合わせが行われていた。その際に紹介された匙が資料にあった黒い龍人の様な怪物に変えられた被害者で有り、その際に四季に助けられたと言う話も明らかになった。

 

「ハハハ! オレのこともよろしくね、変なコウモリ男にバケモノにされた匙くん! つーか、アーシアに手を出したら殺すからね!」

 

「うん、よろしくね、訳の分からない怪盗から貰った道具のおかげでフェニックスに勝てた兵藤くん! 真昼間から女生徒襲うなんて本当にエロ鬼畜だよね、天罰に当たって死んでしまえ!」

 

互いの手を握りつぶさんばかりの勢いで握手をしている二人にリアスとソーナはため息をつく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしても……」

 

目の前の球技大会の練習風景を眺めながら四季は呟く。

 

「下手に旅行したらまた事件に巻き込まれるんじゃないか?」

 

「それは同感ね」

 

「うん」

 

先日の一件の経験談からの四季の呟きに同意する詩乃と雫の二人。

夏休みに入ったらサッサとみんなで旅行にでも行って冥界に連れて行かれる可能性を僅かにでも減らそうと考えたが、下手に何処かに出掛けたら事件に巻き込まれるとなっては堪ったものではない。

 

いっそナデシコの性能テストも兼ねて宇宙旅行にでも行くかとも考えてしまうのも無理はない。

 

そんなぶっ飛んだ夏休みの旅行の計画を四季達が立てている中、三人の視線の先ではリアス達オカ研の一同が何故か野球の練習をしていた。

 

単なる学校の球技大会とは言え先日のレーディングゲームで負けたリアスは勝利に飢えていた。なので今回の球技大会では是が非でも勝利が欲しいのだろう。

 

そんな勝利への飢えで力を狙われている側としては迷惑な話だが……。

 

「それにしても、なんで野球の練習なんてしてるんだ?」

 

「球技大会の練習だと思う。けど、球技大会で野球はしないと思う」

 

「野球以外にも、球技大会の部活動対抗の試合って、普通は特定の部が有利になる競技って採用されないわよね」

 

主にサッカーと野球、バスケ、バレーががそれに当たる。

 

「そうなるよな。やるならルールがシンプルな、みんな知ってる可能性が高い、ドッチボールとかだろうな」

 

まあ、その辺は四季の持つ未来に対する知識による物なので予測では無いが。

 

「帰宅部のオレ達はその時は見学だろうけどな」

 

「あと一人くらい居れば私達で部活を作れるのに」

 

学校内に自分達の拠点を得られると言うメリットから、以前から自分達で部活を作ろうと考えていた。

ある程度初期メンバーは顧問以外は全員が秘密を共有できるメンバーが望ましいと言う理由から、あと一人味方が増えてからと考えているが部活動の申請書は受け取っている。

 

なお、匙の一件で恩がある生徒会側としては四季達が部活を作ると言っても書類に不備さえなければ反対もし難いだろう。使えるものは最大限に利用する。

 

(それにしても……)

 

そんな球技大会の練習に一人、木場だけが身が入っていない。既にイッセーの家で過去にこの街に存在していたエクスカリバーの存在を目撃したであろうことを想像するのは容易い。

 

今まで燻っていた復讐心が燃え上がってようと関係ないことだが、他人の八つ当たりの復讐劇(笑)に巻き込まれたくは無いのだ。

 

(天界や教会じゃなくてエクスカリバーに復讐って、な)

 

そんな事を考えながら詩乃と雫の二人と連れ立って帰宅する。当面の悩みは前回米花町に行った時に巻き込まれた時間、そのお陰で貰ったガチャチケットだ。

 

 

『原作介入記念十連ガチャチケット』

 

 

とあるガチャチケットが届いた。間違いなく自分達が舞台のど真ん中にいる『ハイスクールD×D』ではなく『名探偵コナン』の方に介入したことが理由だろう。だが、何故かこのチケットのタイトルにはルビが見える気がする。

 

 

原作介入記念十連ガチャチケット(何やってんだ、お前は!)

 

 

と。まあ、介入と言うよりも予想外に事件解決の足を引っ張りかけたのでちょっと使う気になれないのだ。

 

このチケットは緊急時用に残しておくとして、現状は球技大会がのトラブルに遭遇しない事を祈るのみである。(自分達から介入する際は基本的に正体を隠したルパンレンジャーの怪盗コスチュームでなので)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、球技大会当日。女子はテニス、男子は元々女子校だった影響で人数が少ない為に複数の学年共同でのサッカーとなっていた。

 

ボールをキープしたまま相手のDFを躱しシュートを決める四季。

 

四季と一緒のチームに割り当てられたイッセーへのヘイトが集まっている為に、何故か彼を狙って一部超次元な技、ジャッジスルーシリーズが披露されている。

『死ね、兵藤!』やら叫び声が聞こえてくるが、周囲からイッセーに対してコロセコールが響いている上に、審判の教師(ジャッジ)も文字通りスルーしている。

 

イッセー達三人の変態行為に対する対応でストレス溜まったり、彼らの行動が原因で給料減らされたりして教師からイッセー達三人への怒りもあるのだろう。

まあ、そこは悪魔に転生した事による肉体的強度の強化も有り、多少鍛えているとは言え精々が運動部員程度の一般人の攻撃では多少痛い程度で済んでいるのだろう。

 

こんな時にも木場は心ここに在らずと言った様子を見せている。時折ボールが当たりそうになって危ないのだが本人は気にも止めていない様子だ。

 

そんな訳で実質2人が味方として機能しない状況での試合だったが、四季の所属チームの勝利に終わった。

試合終了後の対応がイッセーへの殺意を満たせなかった事に対する不満だらけだったのには内心、それで良いのかと言いたくなったが。

 

「なんか、もうサッカーじゃ無いな」

 

敵味方揃って励まし合いながら『本番は部活動対抗の方だ』などと言ってる時点でスポーツでは無いと思う。

リアスを始めとして美少女揃いのオカルト研究部の中の男子に二人だけの男子の一人の上に、女子からの人気も無いどころか、痛い目に合わせても寧ろ女子から感謝されるかもしれないイッセーに対して木場の分の敵意も向くのも当然と言える事だろう。

 

なお、普段から詩乃と雫と言う美少女二人と仲の良い四季に対しては木場と同じ理由で敵意を向ける者はいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、また女子校なだけに人数の多い女子のテニスでは、現在一年の詩乃と雫の二人の試合が繰り広げられていた。

 

「これで!」

 

「負けない」

 

さて、詩乃の力は単純な身体能力ではなく視力を中心に強化している。前線で戦うタイプでは無い彼女にとって敵を狙い撃つための視力の強化が必須なのだ。

 

それに対して雫の力は回復系や味方や自分にバフを掛ける術が中心となっている。

 

元々身体能力はそれなりに高い上に自身へのバフで強化している雫に対して、動体視力を強化した詩乃が物凄い精度で打ち返しにくい位置に打ち込んでいるというのが二人の試合の流れである。

 

「二人とも、なんか物凄いやる気だな」

 

そんな持てる手札を使った全力全開なテニスの試合を繰り広げている二人を応援しながらそう思ってしまう。

 

試合は最終的に詩乃が勝ったのだが、二人がやる気になっていた理由が判明するのは後日わかる事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、三年生の部では、

 

「行くわよ、ソーナ!」

 

「良くってよ、リアス!」

 

リアスのサーブがソーナのコートに突き刺さり、バウンドしたボールをソーナが打ち返す。……此処までは普通のテニスだ。

 

「お喰らいなさい! 支取流スピンボール!」

 

「甘いわ! グレモリー流カウンターを喰らいなさい!」

 

高速回転を加えて打ち返されたボールはリアスのラケットに当たる事無く、ボールが軌道を変えて急速に落下して行った。

 

 

 

『15-30!』

 

 

 

 

 

 

「魔力込めてないか、あれ?」

 

「込めてるわね、あれ」

 

「うん、あれは込めてる」

 

魔力込みの派手な試合を始めた二人に呆れた視線を向ける四季と詩乃と雫。

流石に普通の人間相手に魔力を使うと言う大人気ないマネはしていないだろうから何も言う気は無いが、納得してやっているのなら、魔力を使おうが必殺技を使おうが、相手をKOしようが問題は無いだろう。

試合やってるのは悪魔同士なのだし。

 

 

 

 

 

 

「やるわね、ソーナ。さすが私のライバルだわ」

 

「うふふ、負けた方が小西屋のトッピング全部乗せたうどんを奢る約束、忘れていないわよね」

 

「ええ! 絶対に私が勝たせてもらうわ! 私の魔動球は百八式まであるのよ?」

 

「受けて立つわ、支取ゾーンに入った物は全て打ち返します!」

 

どこかのテニス漫画のようなことを言いながらやる気十分といった様子の駒王学園の悪魔のトップの二人。

 

「なんか、賭けの対象が庶民的過ぎないか、あのお嬢様方」

 

「なんでうどんなのかしら?」

 

「小西屋のうどんは美味しいけど」

 

「オレはトッピングの全乗せはしない派だからな」

 

「それで、四季はこの試合はどっちが勝つと思う?」

 

「引き分けだと思うな、オレは。あれ……ラケットは強化してないし」

 

そんな二人の妙に庶民的な賭けにそんな感想を持つ三人。詩乃の問いに答える四季の目は二人の持つラケットを捉えていた。

賭けの内容とは打って変わって何処かのテニス漫画のような試合が続く中、最初に限界を迎えたのは四季の予想通り互いのラケットだった。

 

魔力を込めたパワーショットを強化していないラケットで打ち合っていればそれも道理だろう。それによって試合は両者優勝の引き分けに終わった。

次に追加して欲しいキャラは(第2回)?(選ばれなかった人は次回持ち越し)

  • 切姫夜架(最弱無敗の神装機竜)
  • 長谷川千雨(魔法先生ネギま)
  • 更識楯無(インフィニット・ストラトス)
  • ユキ(プロジェクト東京ドールズ)
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