『転生特典はガチャ~最高で最強のチームを作る~』   作:ドラゴンネスト

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二十四話目

まだ雨の降る中、暗い目をした木場は一人歩いていた。

 

(聖剣エクスカリバーへの復讐を忘れたことなどなかった。ちょっと学園の空気に呆けてただけだ)

 

彼の中に蘇った……いや、再燃した復讐心、

 

(仲間も、生活も名前も……主人であるリアス・グレモリーに貰った)

 

以前の人生を忘れて新しい人生を送ってもらいたいと言うリアスの願いでもあったのだろう。

それは確かに木場にとって幸せなものだった。

 

(これ以上の幸せを願うのは悪い事だ。想いを果たすまで、同志達の分を生きていて良いなどと思ったこと、っ!?)

 

どっさに感じた殺気に反応し、自身の神器から魔剣を創り出し、殺気が向けられた方へと振るう。

 

切りかかってきたのは白髮の同年代と思われる少年。互いに距離を取り狂気に満ちた笑みを浮かべる。

 

「やっほ、お久だね」

 

「『フリード・セルゼン』……まだこの街に潜伏していたのか」

 

「ありゃ? 御機嫌斜め? 俺っちは君との再会劇に涙ナミダでございますよ! しかも、こーんなスペシャルな武器とすんごーい、力まで貰っちゃって、超ご機嫌でございますって感じなのよ!」

 

「……その剣は!?」

 

フリードと呼んだ男の持っている剣に驚愕と同時に憎悪が宿る。その剣は、

 

「お前さんの魔剣とこの力を使った俺様のエクスカリバー、どっちが上か試させてくれないかね? お礼は殺して返すからさぁ!」

 

聖剣エクスカリバー。木場にとって憎悪の対象である剣だ。

しかも、それに注意が向いているが故に気付いて居ない。フリードの手に握られている時計のような物の存在に。

 

「そんじゃ、行っちゃうよー! へーんしん、とお!」

 

 

『ブレイブ……』

 

 

同時にそんな音が響くと、フリードは起動させたアナザーライドウォッチを己の中に埋め込む。

フリードだった男はエクスカリバーを片手に持ち、片手は剣が収められた盾と一体化している青い騎士を思わせる怪物へと姿を変えていた。

その名はアナザーライダーブレイブ。エグゼイドの世界に存在する仮面ライダーブレイブを歪め、誕生したアナザーライダーだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃四季達は、

 

「行って……火龍っ!」

 

「守護をっ」

 

「八雲っ!」

 

眼前の巨大な異形の怪物に詩乃の放った炎を纏った矢が突き刺さり、雫の防御術を受けた四季が攻撃を掻い潜りながら一撃を放つ。

 

旧校舎の修行中の三人であるが、今回は単純に修行だけでなく、新たな手札の実験でもある。

先ほどの攻撃で弱った異形に対して四季と雫は、

 

「行くぞ、雫」

 

「うん。私の力、四季に預ける」

 

そんな言葉を交わし、互いの気を共鳴させ、循環、そして増幅させる。

今は三人しかいないが相性によって二人以上の力を増幅させて放つ一種の合体必殺技である方陣技。

 

「「破邪顕正っ、黄龍菩薩陣!!!」」

 

その実戦での試し撃ちも兼ねていた。

 

「凄い技ね」

 

詩乃の呟きが溢れる。二人の方陣技は対象になった異形を跡形も無く消し去り、その威力は十分である事を物語っていた。

 

「対コカビエル用のカードには丁度いいかな、これは?」

 

破壊力では比較的下位に入る技だが、それでも十分に強力な破壊力を秘めている。

現在、仮面ライダーへの変身を除けば一番強力な手札なのだ。

 

「流石にウィザードの太陽蹴りは、な」

 

ファントムの方のフェニックスに対する仮面ライダーウィザードの決め技である。再生と強化を繰り返す不死のファントムに対して太陽に蹴り飛ばす事で文字通り、無限の死と再生を贈ったわけだ。

 

コカビエル相手にそこまでする必要があるかは分からないが、太陽に蹴り飛ばせば倒すことはできるだろう。

付け加えるなら今のところウィザードの力は暫く切り札として隠しておきたいのだ。…………余計なトラブルさえ起こらなければ。

 

「それはちょっとやり過ぎじゃない?」

 

「オレも今そう思った」

 

取り敢えず、叩きのめして引き取りに来た白龍皇に引き渡せばコカビエルの一件は解決なのだから、態々太陽に放り込んでまで確実に始末しなくてもいいだろう。下手したらオニキスでも十分である可能性だってある。

 

「今回ばかりは万が一の可能性も回避したいからな」

 

そもそも、自分達だけでなくアナザーライダーにナイトローグというイレギュラーまで居るのだから、何処でズレが生じるかは分からないのだ。

 

旧校舎地下での戦利品を拾い集めつつ、一度休憩のために地上部分に戻りながらそんな事を思う四季だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真神学園旧校舎。

其処が四季のダイオラマ球の中にある二つの建物の一つで、東京魔人学園剣風帖における主人公達の特訓場所である。

 

その中のミーティングルームとして利用している教室の一室。

どうやって此処に電気が通っているかは分からないが、冷蔵庫、ソファー、エアコンまで置かれた其処は一種のリビングルームとなっていた其処に特訓を終えた四季達三人の姿は有った。

 

「取り敢えず、オレの知識が正しければ、この先に起こるのは木場に関係してくる」

 

今回の事件は失敗してしまったら街一つが消えて無くなってしまうという大規模な被害が起こる。

その為に可能な限り情報は共有して置こうと判断した訳だ。

なお、この場所を選んだのはナデシコと並んで、間違っても誰かに聞かれる心配がないからである。

 

「敵は、先ずはぐれエクソシストのフリード。こいつはコカビエルが奪った聖剣を持っている」

 

「剣士なら私達が相手するのは不利ね」

 

「ああ。コカビエルを除いて唯一の戦闘要員だからこいつを倒せばあとはコカビエルだけだ。二人目は研究者のバルパー」

 

聖剣計画の首謀者でありこれから起こる事件の首謀者の一人としてその名を挙げる。

飽く迄原作ではコカビエルに始末されたので戦闘描写がなかった事から戦闘力は分からない。

研究者が弱いなどと言う考えは持たないほうが吉だ。

主役ライダーの色違いに変身する神とか、

レモン公爵なマッドドクターな戦極とか、

仮面ライダービルドの葛城親子とか、

他にも仮面ライダー世界には強い科学者は多い。

しかも、仮面ライダーに変身できる連中に限定しているが、ヴィランまで入れたらキリが無い程に強い科学者は多い。

 

「そして、最後に敵の首魁のコカビエル」

 

バルパーは一応コカビエルに不意を突かれたとは言え始末されたから、強かったとしてもコカビエルよりは辛うじて下に位置しているだろう。

バルパーの実力はさておき、事前の情報で要警戒なのはやはり堕天使の幹部のコカビエルだろう。

 

「堕天使勢力の幹部と言うこともあって強敵であることは間違いない」

 

原作では白龍皇の鎧を纏ったヴァーリに倒されていたが、下級から中級の堕天使からフェニックス家の三男とその前の敵と比べて爆発的に敵のレベルが上がってるとしか思えない。

 

「それに、問題は他にもあるでしょう?」

 

「ああ。ナイトローグの動きだよな」

 

詩乃の言葉にそう同意する。リアス・グレモリーとライザー・フェニックスとの婚約解消を賭けたレーティングゲームの特訓の最中に動いていた奴が今回は暗躍していないとは考え辛い。

 

寧ろ、奴が何らかの目的を持って動いているのなら、今回はグレモリー眷属もターゲットに入っている可能性さえある。

 

「上手く、コカビエル一味と共倒れにでもなってくれれば楽なんだけどな……」

 

「そう上手くは行かないわよね……」

 

「うん」

 

四季の言葉に同意する二人。実は既にナイトローグはコカビエル一味と接触しているのだが、そんなことを知るよしもない三人だった。

次に追加して欲しいキャラは(第2回)?(選ばれなかった人は次回持ち越し)

  • 切姫夜架(最弱無敗の神装機竜)
  • 長谷川千雨(魔法先生ネギま)
  • 更識楯無(インフィニット・ストラトス)
  • ユキ(プロジェクト東京ドールズ)
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