『転生特典はガチャ~最高で最強のチームを作る~』   作:ドラゴンネスト

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三十八話目

「覚えとけコカビエル! オレはエロと熱血で生きる赤龍帝の宿主! リアス・グレモリー眷属の兵士(ポーン)、兵藤一誠だ!!!」

 

(それで良いのか、赤い龍(ヴェルシュ・ドラゴン)!?)

 

その後のリアスとイッセーのやり取りにてやる気になってコカビエルへと宣戦布告するイッセーに対する四季のツッコミであった。

 

「ならば、もう少し楽しませて貰おうか」

 

 

『デュープ、ナーウ』

 

 

持ち直した精神を叩き潰す様に使われる新たなリング。

再び使うデュープのリングだが、今回は違う。光の剣を大量に作り出した先ほどとは違い、ダークワイズマン自体が二人に増えた。

 

「う、うそでしょう……」

 

一人でも強敵だったコカビエルが二人に増えた。その事実は持ち直した空気を再び絶望に叩き付けるには十分すぎる事実だった。

 

「やっぱり使ってきたか」

 

そのリングの存在を知っていたウィザードFD(フレイムドラゴン)達だけは動揺を見せていなかったが、それでも厄介な力であることは変わりない。

 

本体と完全に独立した同等の戦闘力を持った分身を生み出すのが、オリジナルの白い魔法使いのデュープの魔法なのだ。

 

「そ、そんなモン、ただの虚仮威しだろう、幾ら何でも……」

 

「いや、あれは本体と同等の力の分身を増やすリングだ」

 

二人になったダークワイズマンを虚仮威しだと言おうとするイッセーの言葉を遮ってウィザードFDはその事を教える。

 

「そう言う事だ。しかし、これは良いな、これならば魔王を同時に相手に戦えそうだな」

 

己の隣に作り出した分身の力を理解してダークワイズマンは満足気にそう呟く。

 

 

 

『ふふふ、確かに面白いな』

 

 

 

ダークワイズマンとイッセー達グレモリー眷属の間に何かが降ってくる。

 

「なんだ? あれは、まるで……」

 

纏った時にはクローズDの上からだったが、クローズDに重なった部分に降ってきた者の纏っていた鎧は似ていた。

 

背中に翼を持ったドラゴンを模した白き鎧。その姿は、

 

「『赤龍帝の鎧(ブーステッドギア・スカイル・メイル)』にソックリだ……」

 

イッセーの呟きが響く。

 

「……『白き龍(バニシング・ドラゴン)』。赤に惹かれたか、『白龍皇』よ、邪魔立ては……」

 

白い鎧……否、白龍皇の拳をハーメルンケインで受け止めながら、

 

「無用だ!」

 

一瞬拳とハーメルンケインが離れるとダークワイズマンと白龍皇の姿が交差する。

 

ダークワイズマンの後方に立つ白龍皇の手には毟り取られたダークワイズマンの羽根が握られていた。

 

「まるで薄汚いカラスの羽だ。アザゼルの羽はもっと深い常闇の様だったぞ」

 

「そうか、だが、お前の鎧は少し地味じゃないか?」

 

手の中の羽が零れ落ちながら告げる白龍皇の言葉にダークワイズマンはそう呟きながら、

 

「赤も少し入った方が良い色合いになるんじゃないのか?」

 

「ぐっ!」

 

白龍皇の肩の鎧の一部が切り裂かれそこから鮮血が飛ぶ。

ハーメルンケインには魔力による守りを無力化する力があり、オリジナルの白い魔法使いが使った際にはウィザードのインフィニティースタイルの装甲さえも切り裂いてしまう。

 

コカビエル自身の力に白い魔法使いの力が加わったダークワイズマンならば、禁手の鎧も切り裂く事も容易いと言う事だろう。

 

「なるほど、その姿はハッタリではない様だな」

 

「やれ」

 

ダークワイズマンの言葉に従い白龍皇に仕掛けるのはデュープのリングで生み出した分身の方だった。

 

「さて、お前の相手はオレが直々にしてやろう」

 

ウィザードFDと向かい合いながらダークワイズマンはそう告げる。

 

「それはどうも。でも、お前なら本体の方が向こうの相手をするって思ってたけどな」

 

「ふん、面倒だが、この力を渡された時の奴との約定でな。お前が現れた場合はオレの手で始末しろとな」

 

ナイトローグとの約定。その約定を守りたくなるほどダークワイズマンの力は強力なものと言うことだろう。

 

(ナイトローグの狙いは予想できるけど、コカビエルの中にあるウォッチを破壊するにはウィザードの力しかない今は、好都合だ)

 

敵の狙いは龍騎ライドウォッチを手に入れた時に仮設程度だが見えていた。だが、四季には戦わないと言う選択肢は無い。

 

切りかかってくるダークワイズマンのハーメルンケインをウィザーソードガンで受け止めると蹴り飛ばすことで距離を取り、

 

 

 

『エクスプロージョン、ナーウ』

『エクスプロージョン、プリーズ』

 

 

 

互いに距離を開けたウィザードとダークワイズマンが同じ魔法を使い、その中央で爆発が起こり互いの姿を爆煙が隠す。

 

「死ね!」

 

爆煙を切り裂いてダークワイズマンの投げつけた光の剣がウィザードFDのいるであろう場所へと投げつけられる。

 

「なっ!?」

 

だが、その光の剣は虚しく誰もいない地面に突き刺さるだけに終わっていた。

 

「何処に消えた!?」

 

ダークワイズマンは姿の消えたウィザードFDを探すが何処にもその姿は見えない。

 

 

 

『ドリル、プリーズ』

 

 

 

「此処だ!」

 

ダークワイズマンの後ろから地面を掘って現れたウィザードFDの振り下ろしたウィザーソードガンをダークワイズマンは翼で受け止める。

だが、ウィザードはウィザーソードガンを起点にダークワイズマンの頭を狙って回し蹴りを放つ。

 

「ぐっ!」

 

 

 

『エキサイト、プリーズ』

 

 

 

その一撃によって一瞬ダークワイズマンの動きが鈍った瞬間を逃さず、新たな魔法を使い全身をマッチョ化させて殴り飛ばす。

 

(なるほど、ウィザードの場合は気を魔力の代用に出来るのが強みか)

 

黄龍の器の力で外部から取り込んだ気を魔力の代用にしているため、今の四季は半無制限にウィザードリングの力を使えるのは強みでしか無い。

 

 

 

『コピー、プリーズ』

『ハイスピード、プリーズ』

 

 

 

ウィザーソードガンをコピーして二刀流になると、音声データのみ存在していた原点未登場のリングを使う。

 

「さあ、着いてこれるか!?」

 

その瞬間、ダークワイズマンの視界からウィザードFDの姿が掻き消える。

 

「なに!?」

 

視認できないほどのスピードを武器にしての連続攻撃によってダークワイズマンをほぼ一方的に攻撃することが可能になった訳だが、

 

(消耗が早くて回復が間に合わない。制限時間付きだな、これは)

 

他のライダーならばある意味において高速での戦闘を可能とするフォームは最強フォームにも匹敵する強力な力を持つが同時にそれには制限時間もある。

 

それ故に敵に視認されることすら許さないハイスピードのリングも魔力の消費が大きく、長時間の使用は不可能なリングになってしまっている。

 

実際そのリングの存在には驚いたものの、アナザーカブトの様な高速で動き回る敵に対する対策には最適と考えていた為、そのリングの存在を知った段階から能力については調べていたが、実践で使うのはこれが初めてだ。

 

だが、予想以上に切り札となり得るリングでもある。

 

「ぐ! がっ! こ、この……鬱陶しい!!!」

 

高速で動き回るウィザードFDの攻撃に晒され続け苛立ちを覚えたダークワイズマンは上空に飛び上がると新たなリングを使う。

 

 

 

『エクスプロージョン、ナーウ』

『エクスプロージョン、ナーウ』

 

 

 

連続して上空からのエクスプロージョンの魔法による爆撃、同時に光の剣も地上に向かって投げつける。

 

「っ!?」

 

 

 

『ディフェンド、プリーズ』

 

 

 

ディフェンドの魔法で作り出した炎の壁でダークワイズマンの魔法と光の剣による爆撃を防ぐウィザードFD。

 

「がっ!」

 

遂にエクスプロージョンの魔法で炎の壁が粉砕され、ウィザードFDの体が吹き飛ばされる。

 

そんなウィザードFDに対してトドメを刺そうとダークワイズマンは特大の光の槍を作り出す。

 

「たかが人間が! 貴様などさっさと始末して……」

 

「良いのか、オレだけに注意していて? ……動かない的なんて、当ててくださいって言ってるようなモンだぜ」

 

「何を……はっ!?」

 

その言葉の意味に気が付いたダークワイズマンだが、もう遅かった。

 

ウィザードFDが囮となってダークワイズマンの意識を己に向けて二人への注意を晒す事が先ほどまでの目的。

 

「行って」

 

ー『奥義・九龍烈火』ー

 

詩乃が放つのは九頭の火龍の力を最大限に発揮した奥義。ダークワイズマンを焼き尽くさんとその姿を飲み込む。

 

「ぐおおおおおおおおおおお!!!」

 

ウィザードFDへのトドメに気を取られていた為、無防備のまま炎に飲み込まれながら絶叫を上げる。

 

「外さねえ!」

 

ー『RED HOT BLAZE』ー

 

続いてアームドギアが変形したスナイパーライフルでの一点集中型の狙撃を行うのはクリス。

ハーメルンケインを持った片腕を狙いダークワイズマンから武器とリングを奪う。

 

「ぐっ! 小娘共がぁ!!!」

 

 

 

『チョーイイネー! スペシャル! サイコー!』

 

 

 

新たに響くのは今までとは違うウィザードライバーの発動音。その音に反応してそちらへと視線を向けたダークワイズマンの視界に映ったのは魔法陣を背に体にウィザードラゴンの頭を出現させたウィザードFDの姿だった。

 

「受けてみろ、炎を纏う、ドラゴンの息吹を!」

 

胸部に出現したウィザードラゴンの頭から放つ火炎放射『ドラゴンブレス』に飲み込まれ地面に落ちるダークワイズマン。

同時に白龍皇と戦っていた分身のダークワイズマンと激突する。

 

見ればハーメルンケインによるダメージを負っているが白龍皇が僅かに優勢だった様子だ。

 

着地すると素早く地面に突き刺していた二本のエクスカリバーを手に取り、

 

「束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流」

 

気を魔力の代用にし、二本のエクスカリバーへと魔力を流すと、エクスカリバー(fate)を真上に投げ、

 

十三拘束解放(シール・サーティーン)円卓議決開始(ディシジョン・スタート)! 」

 

《特例承認》

《ベディヴィエール、ガレス、ランスロット、モードレッド、ギャラハッド――》

 

「これは、世界を救う戦い」

《アーサー》

 

先ほど真上に投げたエクスカリバーを受け止めウィザードFDは二本のエクスカリバーを上段に構える。

 

連撃、約束されし勝利の剣(ダブル・エクスカリバー)!!!」

 

両手で真上に振り上げた二本の聖剣を同時に振り下ろす。

二つの宝具、二つのエクスカリバーの真名解放。それが四季の考えていた切り札だ。

なお、プロトの方のエクスカリバーは三対一でも、相手が精霊でも、隣にいるのが人類悪でも、パンを買ってくる為のおつかいのついでの戦闘でも使える仕様であった。

 

まあ、この場でコカビエルの好きにさせていたら人間界も巻き込んでのシスコン魔王二人が先頭に立って行われそうな聖書勢力の内乱に人間界も巻き込まれる危険があるので、そう言った意味では世界を救う戦いというのは間違いではないかも知れないし、隣に立つ仲間の一人は五度に渡って世界を救った戦姫で、それを振るう為に世界を救った英雄の仮面ライダーウィザードの力を借りている。

 

多少威力は下がっていても、此処でコカビエルを殺してしまっても不味い可能性があるので、返ってそれは好都合。

 

二振りの聖剣から放たれる極光を前に、聖剣への憎しみを抱いていた木場も、聖剣使いであったゼノヴィアも、神の死のショックのあったアーシアも、悪魔であるイッセーやリアス、朱乃も、子猫も、白龍皇も、その美しき輝きに、真の最高峰の聖剣の輝きに心を奪われる。

 

二つの聖剣の光の奔流に飲み込まれながら分身のダークワイズマンは消え去り、ライドウォッチが排出されたコカビエルは意識を失った。

 

勝利を確信して変身を解除すると四季は駆け寄ってきた詩乃、雫、クリスの三人とハイタッチを交わす。

次に追加して欲しいキャラは(第2回)?(選ばれなかった人は次回持ち越し)

  • 切姫夜架(最弱無敗の神装機竜)
  • 長谷川千雨(魔法先生ネギま)
  • 更識楯無(インフィニット・ストラトス)
  • ユキ(プロジェクト東京ドールズ)
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