『転生特典はガチャ~最高で最強のチームを作る~』   作:ドラゴンネスト

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番外編02 その2

「これで、今月に入ってから何人目だ?」

 

「100を超えた辺りから数えてはおりませんわ、主人様」

 

疲れたように呟く001こと秋と夜架。一応100までは数えていたのかと感心してしまうがそれはそれ。ってか、捕まえた侵入者の中には何人か見た顔もある。……以前捕まえたのと同じ顔だ。

捕まえた侵入者達を部下に引き渡し連行させると変身を解除し、プラグライズキーをポケットに収める。

 

本編と呼ばれるネギ・スプリングフィールドが来日する時間軸よりも前に、ガチャの特典で衛星ゼアを手に入れたのは大きく、それを九角インテリジェンスの開発した通信衛星として発表し、打ち上げに成功したことは大きい成果だ。

 

流石にゼアのデータの中にあった事で開発に成功したヒューマギアは企業内での試験的な運用に留めているが。……マギアが発生しても困るので。

 

衛星ゼアのバックアップもあり、いつの間にやら九角インテリジェンスの警備部門はモグリの魔法使い達の仲介所となっていた。

九角インテリジェンス傘下のモグリの魔法使い達は衛星ゼアからの支援によって魔法協会による追跡からもマンマと逃れている。

流石に悪質な連中は傘下に入れていないが、それでも関東魔法協会としては無視する訳には行かない。

 

先日は関東魔法協会側も痺れを切らしたのか、最高戦力の高畑・T・タカミチまで送り込んできたので、此方も最強戦力の秋がゼロワンまで持ち出して救援に向かう羽目になった。

無事、モグリの魔法使いの捕縛を行おうとしていたタカミチとその他の魔法使い達は見事にゼロワンの力によって撃退成功。流石に命を奪う気は無いので警察に捕まる程度に留めておいたが。

基本フォームとは言え経験不足の自分が圧倒できたのは、一重にゼロワンのスペックの高さによるものだろう。

 

その現状には、麻帆良学園では思い切り驚いている事だろう、魔法使い達が。

その光景が見れないのは内心残念と思ってはいるが、その結果が連日の魔法使いの侵入未遂である。

 

電子的には電子精霊はゼアの方で撃退され、物理的にもその尽くを秋達によって捕縛している物の、侵入者は後を絶たないのが現状である。

警察に捕まった魔法使い達はどうやったのかは大体想像できるが、無事釈放されて全員が元の職場に戻っているのには、本気で頭を抱えたくなった。

 

向こうも此方が関東の呪術師の連合組織というのは理解している以上は、そう簡単に手は引かないだろう。

その上、最近では世界各地の魔法結社との同盟の話まで進んで居る。(表向きは海外での彼らの隠れ蓑となっている会社との合併等)今回のタカミチの敗北は良い宣伝になった。

 

各々の組織に伝わる魔法技術の保護の為にも必要な処置とは理解しているが、魔法協会側としては、完全に魔法使いの闇ギルドと言ったところだ。そんなものは認めるわけには行かないだろう。

 

最優先は秋の身柄、次いで優れた科学技術を送り出し一代で大企業に押し上げている立役者のアルト・J・ナイトの身柄か研究データ。そして、それを成す為の最大の脅威が警備部のトップのゼロワンと、連中にしてみれば想定していないが、目標と脅威が同一人物という状況である。

 

「あまり気乗りは致しませんが、私達の麻帆良学園への入学計画は続行となるようです」

 

「まあ、向こうもオレ達を、と言うか特にオレを手元には寄せておきたいだろうからな」

 

そう、アキ・スプリングフィールドと同一人物と推測されている秋の存在を考えると、関東魔法協会側にこれを断る理由はないだろう。本当に同一人物なのか見極める為にも。

 

今更肉親の情も沸きにくい実の家族に対してはどうでも良いと思っているが、早めに対処したい対象がいる以上は放置できない土地でもある。

魔術的な存在である相手に純度100パーセントの科学で対抗できるのかという不安は残る。対抗策になりそうな物は手に入ったが、他の者に責任を背負わせることになる上に負担を考えると使わせたくはない。

 

「此方からの関東魔法協会への潜入者のリストを送っておきました」

 

「オレ達を含めて六人、だろ?」

 

「はい」

 

麻帆良学園に編入するのは、自分以外には夜架を含めて五人全員がガチャで呼び出したメンバーだ。

年齢的にも同年代の者が多くいるので、何人かは兄が担任となるあのクラスに配属されるかもしれない。

 

「まっ、未来の身内に親の負債を残すのはどうかと思うからな」

 

それと戦うのは自分よりも未来の世界に生きる世代。出来ることならば自分の手で決着をつけたいと思う。紛いなりにも、仮面ライダーと名乗る者として。

科学の力で生まれた英雄(仮面ライダー)を舐めるな。心の中で秋は何れ対峙するであろう敵にそう宣言する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻帆良学園。埼玉県に存在し、広大な敷地面積をもつ。

 

ここは学園を中心として発展していった都市であり、その総称として学園都市の通称で呼ばれている。

 

しかし、それはあくまで表向きの話。

 

実態は、明治頃にやってきた魔法使い達によって作られた関東魔法協会の本部である。

 

その中に於いて、協会の中心となりまとめ役をしているが麻帆良学園本校女子中等部学園長、骨格がどうなってるのか疑問なぬらりひょんを思わせる老人、近衛近右衛門である。

 

「……また、まんまと逃げられたようじゃな」

 

「申し訳ありません、後一歩のところまで追い詰めたのですが、タイミング悪く野次馬が集まってきまして」

 

部下の報告に苦い表情を浮かべる学園長。

 

「警察、住民の野次馬、急なイベント…………5回続けて邪魔されたようじゃの、しかし随分とタイミングが良すぎるとは思わんかね? タカミチくん」

 

学園長の問いに聴きに徹していた男、タカミチ・T・高畑が言葉を返す。

 

「確かに作為的に感じる部分が多いです。ですが、現場に集まった人たちはシロでしたよ。魔法使いとの関係性は見えません」

 

「気になるのはそこじゃよ、認識阻害の魔法を使っているにも拘らず、住民が我々の存在に気づき尚且つ警察を呼べると思うかね?」

 

そう、魔法無効化能力者やそれが効かない体質は希少なのだ。それが住人全員に、などと言う可能性など有り得るはずがない。

 

「そして、急に開催されたイベント。その主催者は」

 

「九角……」

 

理由の一つに九角インテリジェンスの影がある上、

認識阻害の魔法を短時間で無効化する技量を持った魔法使いに、警察へ介入できる権限を持った大企業で、全国にて対応できるネットワークを持った組織。

そんな条件に全て当て嵌まっているのだから、怪しむと思わない方が可笑しいだろう。

 

自然とタカミチの手に力が篭る。ゼロワンと名乗るバッタを模した黄色い強化スーツを纏った九角インテリジェンスの関係者に敗北したのは記憶に新しい。

 

(あんな力があの時の僕にも有ればな……)

 

思い出すのは師との死別の瞬間。

科学の力であるゼロワンならば誰にでも使える汎用性が有るはずだ。

未練だと思うが、そんな力があれば、今頃自分の師を救えていたと思わない事もない。

 

「奴ら意外に心当たりがない。そもそも魔法協会以外に世界中に勢力を持った組織など他にはありえん」

 

九角家事態最初は規模こそそれなりだったが、単なる関東の呪術師の一つでしかなかった。その力も日本の一地方の実力者。魔法協会とは比べ物になる訳がない小虫に過ぎなかったのだ。

それが、謎の人物アルト・J・ナイトが接触してから、表向きの顔である会社が爆発的に成長して行き、表の顔では科学の歴史を日々年単位で進歩させていると言われ、つい先日自社で人工衛星を打ち上げる所まで行った。

そして、魔法組織としての裏の顔でも世界中の反魔法協会の小規模組織のまとめ役となってしまっている。

 

警備部と言われる001と呼ばれる男の率いるチームによって調べようとした魔法使いは尽く捕らえられてしまっている。

その科学技術で作られたとされる特撮ヒーローの様な強化スーツの後継機と思われるゼロワンは遂にタカミチさえも敗北した。

こんな事実がある以上、これ以上迂闊に手を出すわけには行かないだろう。

 

「今後は、奴らの事を調べてみるしか無いじゃろう」

 

「それしかないですね」

 

ゼロワンや人工衛星の開発に関わったとされる謎の人物や自分達が探す行方不明となっているアキ・スプリングフィールドと同一人物と目される九角秋の事と、これだけでなく九角インテリジェンスについて調べる事は事欠かない。

 

……後日、そんな九角側から麻帆良学園側に五人の生徒の入学手続きが行われて、唖然としてしまう未来が待っているのを彼らは知らなかったりする。

次に追加して欲しいキャラは(第2回)?(選ばれなかった人は次回持ち越し)

  • 切姫夜架(最弱無敗の神装機竜)
  • 長谷川千雨(魔法先生ネギま)
  • 更識楯無(インフィニット・ストラトス)
  • ユキ(プロジェクト東京ドールズ)
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