『転生特典はガチャ~最高で最強のチームを作る~』   作:ドラゴンネスト

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ちょっと未来の時間軸です。


幕間の物語『IS異聞帯』001

「おい、誰かいないのか!?」

 

「居たら返事をしろ!」

 

イチイバルのギアを纏ったクリスとビルドに変身した四季が声を上げながら廃墟の街を走り回って居た。

 

此処は地図上での場所は東京を指しているが、あるのは廃墟になった光景のみ。

 

「誰も……居ないのかよ」

 

「ここも全滅か……」

 

ビルドが取り出した地図に×印を付けると敵が現れる前に急いでその場を後にしてナデシコCに帰還する二人。

これで日本の主要都市は完全に全滅だ。四季達がこの世界に来てから数日の間続けて居た生き残りの人間の探索の成果は未だに実って居なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事の起こりは夏休みの旅行から帰って来た翌日の事だった。

 

ギャラルホルン擬きの機械に反応が有り、それを確認して驚愕を露わにする。

 

 

『インフィニット・ストラトス』

 

 

緊急事態を告げるアラーム音が鳴り響く中、新たに表示され点滅する世界の名。自分達の誰とも関わりのない世界の名が表示されてたのだ。

 

四季としてはあまり関わりたくない世界の為に普通ならば放置したかったが、この異常事態には動かざるを得なかった。

 

急遽完全装備の元で装備の一式を持ってナデシコCを動かしインフィニット・ストラトスの世界に転移したのだが、

 

「っ!?」

 

世界を移動した際に見た光景に言葉を失ってしまう。

 

「ねえ、この世界ってあんな物が出て来る世界なの?」

 

「いや、この世界には……まあ、宇宙からの敵ってのは出て来たけど、明らかにアイツは違う」

 

巨大な山の様な怪獣、『多事多難怪獣 ゴーヤベック』。ナデシコCの姿を確認した瞬間、背中の火山から打ち出す火炎弾を放って来る。

 

「回避! それから、高度を上げて射程外まで!」

 

「うん!」

 

詩乃の指示で火炎弾を回避、そして高度を上げてゴーヤベックから距離を取り射程外まで逃げ出していく。

 

「くそ! ナデシコCなのが仇になったな」

 

このナデシコCは電子戦と主砲であるグラビティブラストが武器で有るが、ミサイルも装備された原作の後日談仕様だ。

だが、ゴーヤベックの様な怪獣相手など初めから想定されているわけが無い、純対人間相手の戦艦だ。

 

「どうする、アタシ達が出るか!?」

 

「怪獣相手にMSやVFは流石に不利だ!」

 

クリスの言葉に四季が答える。手持ちの機体は、パワードスーツサイズのMS(のちに使って見て分かったことだが何気に状況によってMSサイズに巨大化出来た)のアメイジングストライクフリーダムとシャイニングブレイクでは怪獣相手にはサイズ的に不利だ。

VFもあの火力相手では一発でアウトだ。

 

「今は怪獣の活動範囲から離脱。状況を調べよう」

 

「ええ」

 

流石にナデシコCのグラビティブラストを撃ち込めばなんとかなりそうだが、地上に向かって撃つような武器では無い。

怪獣があの一体だけとは思えないのだし、今は状況を確認するのが先決だ。

 

暫く上空を飛行しながらモニターに地上の様子が映すと、そこには廃墟になった街並みが映し出された。

 

「酷い……」

 

「これがアラームの原因だった訳か」

 

モニターの光景に思わずそう呟く雫と四季。

 

「四季、現在地が分かったわ……」

 

「ああ、此処は東京……だろ」

 

「ええ」

 

その日から四季達は怪獣の活動範囲に拠点としたナデシコCが入らないように注意しながら生存者の探索を開始したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結論から言うと、怪獣の活動範囲の外に生存者は居なかった」

 

これまでの生存者の探索は怪獣の活動範囲の外を、主にナデシコCからレッドダイヤルファイターで探索地域に四季とクリスが移動して探索する事だけだった。

流石に一体でも相手にするのは大変な怪獣相手にはスピードに優れ、また持ち運びに便利なレッドダイヤルファイターが良いと判断したのだ。(主に戦闘ではなく逃走がメインだが)

単独での戦闘力の高い四季とクリスの二人が探索して詩乃と雫が留守番というのもそれが理由だ。

 

「上空から怪獣の動きを見ていると時折何故か姿を消している。このタイミングでオレとクリス先輩が活動範囲に入り込む」

 

四季の言葉に合わせてナデシコCのモニターに映って居た過去の映像にある怪獣の姿が突然掻き消える。

 

「あの巨体が潜れる穴も無いし、再出現までは捜索は出来ると思う。それで……」

 

「ええ、私達は艦で待機ね」

 

「ああ。流石にナデシコを留守にする訳には行かないからな」

 

いざという時にはナデシコCを動かして貰いたいので必然的に誰かは残って貰う必要がある。

詩乃と雫の二人は防御力の高いナデシコCに残って貰う形となっていた。

 

「流石に勝てないにしてもアタシ達なら逃げ切れるからな」

 

「ああ。対抗策があるとは言っても奥の手は残しておきたいからな」

 

そう言って四季が視線を向けるのはレッドダイヤルファイター。グッドストライカーを中心に合体する事でルパンレンジャーの巨大戦力であるルパンカイザーに合体できる。

最初から巨大な相手と戦うことを前提としたルパンカイザーならば怪獣相手にも十分に対抗できるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、ビルドの姿の四季とイチイバルのギアを纏ったクリスは遠巻きに活動する怪獣の姿を確認しながらその姿が消えるのを待っていた。

 

活動を終えた怪獣は先日確認した映像の様に突然姿を消し、辺りには何事もなかったかの様な廃墟だけが残っていた。

 

それを確認すると互いに頷きあい二人は怪獣の縄張りへと侵入する。

 

「こうも道が悪いとバイクは使えないな」

 

「ああ、もっと早く動けりゃな」

 

そんな会話を交わしながら周囲の安全を確認しつつ声を上げる。

 

「おーい、誰かいるか!?」

 

「いたら返事しろー!」

 

怪獣から身を隠しているものが居るのならば、こうして大声を上げていれば反応くらいは有るだろうと思っての行動だが、残念ながら何の反応も返ってこない。

 

「此処にも誰もいないのか」

 

これ以上成果をあげられない場合はこの世界のことは既に滅んだと考えて忘れてしまった方が良いかとも考えながら、尚も四季は捜索を続ける。

 

「っ!?」

 

そんな時、ビルドは何かが崩れる様な音を聞いた。

こんな状況では微かな物音にさえ敏感に反応してしまう様になってしまっていたが、今回はそれは間違いでは無かった様だ。

 

 

 

『…………うぅ…………』

 

 

 

何かの呻き声の様な声がどこからか聞こえて来た。

 

「っ!?」

 

その声に気付いたビルドは立ち止りそちらへと視線を向ける。明らかに怪獣のものでは無い弱々しい声。間違い無く人のものだ。

 

「クリス先輩、人の気配だ」

 

「ホントか!?」

 

「間違いない。けど……」

 

この状況では無事とは言い切れない。急いでビルドの先導で声の聞こえた場所へと急ぐ二人。

 

声が聞こえたのはすぐ近くに有った辛うじて原形をとどめて居るビルだった。所々屋根が崩れていていつ崩壊してもおかしくない状況だが、既に瓦礫の山になっているビルに比べればまだマシと言えるだろう。

 

「居ないのか、居たら返事を!」

 

声の様子から危険な状況と判断し声を上げてそう叫ぶ。

 

「おい、こっちだ!」

 

クリスの言葉に従って彼女に指示された場所に向かうと其処には1組の男女が倒れて居た。

 

共に四季達と同年代に見える、バンダナを巻いた男と三つ編みにヘアバンドの男よりも年上に見える女性。

 

「生きてるのか!?」

 

「幸いにも、な。だけど、外傷も酷いし、見た所衰弱もしている様子だ。急いでナデシコに運ぼう」

 

動かすのも危なそうだが、取り敢えず外傷程度ならば生きてさえいればなんとかなる。

 

「……なあ、あれってアタシ達以外にも効くのか? それに、衰弱してる奴らに使って大丈夫なのか?」

 

「そう言われると不安だけど、他に意識の無い相手に使って効果のありそうなものはない」

 

目の前に倒れる二人の様子を見て問いかけられたクリスの言葉に不安を覚えながらもビルドはそれを取り出す。

 

取り出したるは『妖精の鱗粉』。複数人の傷を完全に癒す回復薬だ。それが致命傷であっても癒すことの出来る魔人学園由来の品。

ガチャだけではなく修行場の中での入手が可能なために常に四季達全員が幾つか携帯している。

 

強力な回復力があるが故に、彼らほど衰弱した状態に使ってはファンタジー系の回復薬でも危険な可能性もあるが、今から雫を呼んでいては間に合わないだろう。

助ける手段はどっちにしても一つしかないのだから、賭けるしかないのが現状だ。

 

迷う時間すら惜しいと二人に妖精の鱗粉を吹きかける。

 

キラキラと輝く光の鱗粉に包まれながら倒れていた二人の男女の傷が癒えていく。

 

とは言え、一命は取り留めたとは言え一度二人を連れてナデシコCに戻る必要が有るだろう。

 

「クリス先輩はそっちの女性を」

 

「ああ。……だけど大丈夫なのか?」

 

「あー、医務施設は一度も使ってないのが不安だけどな」

 

その辺はAI頼りなのが情けない所である。

手持ちのレッドダイヤルファイターに四人乗りは無理なのでナデシコCの方から来てもらう必要がある。

なので二人を抱えて怪獣の出現に警戒しつつ、合流地点まで急ぐ必要がある。

 

ナデシコCの詩乃に連絡を入れて迎えを頼むとビルドが男を、クリスが女を背負って合流地点へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸いにも外に怪獣の姿は無かった。それを確認するとラビットタンクからホークガトリングにフォームチェンジして外に飛び出してナデシコCとの合流地点に急ぐ。

少しでも急ぐために飛行能力のあるタカガトリングにフォームチェンジしたが、幸いにもそれは問題なかった様だった。

 

だが、ナデシコCとの合流地点まであと少しという所で地震のような振動が二人を襲う。

 

「「っ!?」」

 

地面を砕く様に出現する新たな怪獣。

 

「くそ! あと少しだってのに」

 

「オレが時間を稼ぐ、その隙に先輩は……」

 

レッドダイヤルファイターを呼び出して時間を稼ごうとした時、怪獣の頭部をミサイルの爆発が襲い、そのまま地響きを上げて倒れてしまう。

 

 

『この場合、貴方の為に急いで来たの。って言うべきかしら?』

 

 

通信機から聴こえてくるのは詩乃の声。ミサイルを撃ったであろうナデシコCの影が二人の真上に現れる。

ネギま編におけるスーパー戦隊の力は?

  • カクレンジャー
  • ハリケンジャー
  • ニンニンジャー
  • シンケンジャー
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