『転生特典はガチャ~最高で最強のチームを作る~』   作:ドラゴンネスト

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五十九話目

ムサシ魂。仮面ライダーゴーストに於いて主人公にとって基本フォームと並んで使用頻度の高いフォームだ。

 

ダークゴーストのガンガンセイバーとサングラスラッシャーによる二刀流はもっともムサシ魂に適した装備だろう。

 

オニキスもまたドラグセイバーを手にダークゴーストと何とか切り結ぶが、剣の腕では矢張りダークゴーストの方に分がある。

 

「これなら正面からでも私の勝ちだね~」

 

「流石に剣の腕で宮本武蔵には勝てないな」

 

その点は素直に認める。

オニキスと言うよりも龍騎とドラゴンナイトは平成ライダーの中でも最強フォーム以外のフォームチェンジが存在しないライダーだ。

局面によって特化形態になれるライダーに比べたらスペック的には負ける部分も多い。

 

(どうする?)

 

そう考えながら次に取るべき一手を模索するが答えは出てこない。

今更ながら手札の多いビルドにダークゴーストを任せた方が良かったかとも思うが、それはそれ。

怪盗の姿でないとビルドには変身できないので(正体を隠す意味で)

 

(なら)

 

無い物ねだりしても仕方ないと考え事前の策を模索すると、後ろに跳びドラグブラッカーを足場にダークゴーストの真上に飛ぶとそのままドラグセイバーを振り下ろす。

 

「っ!?」

 

落下の勢いも利用した斬撃をガンガンセイバーとサングラスラッシャーを交差させて受け止めるダークゴーストだが、オニキスは交差させられていた剣に触れ、

 

「破ぁ!」

 

発勁を放つ。

交差させた剣による防御を越えて至近距離で打ち込まれた発勁は無防備なダークゴーストへと叩き込まれる。

 

「キャア!」

 

悲鳴を上げて吹き飛ばされるダークゴーストを見送りながらドラグセイバーを突きつける。

 

「悪いな。オニキスの力だけじゃ手札不足だったんでな」

 

「むぅ~、やったな~」

 

不意打ちを受けたダークゴーストは立ち上がると新たな眼魂を取り出す。

 

 

『カイガン! ノブナガ! 我の生き様!桶狭間!』

 

 

新たにチェンジするのは紫のパーカーと火縄銃を模した姿『ノブナガ魂』。

 

そして取り出したのはガンガンハンド。それを銃モードへと切り替えるとその引き金を引く。

 

「えーい」

 

「っ!?」

 

再び銃撃に切り替えたダークゴーストはオニキスから距離を取りガンガンハンドの引き金を引く。

 

「それそれそれ~」

 

「っ!?」

 

今度は動きながらの銃撃。オニキスから距離を取りながらの銃撃は攻撃の密度は低いが簡単には近寄らせない物だ。

 

「三千世界に屍を晒しちゃえ~」

 

 

『オメガスパーク』

 

 

無数に分裂したガンガンハンドの銃モードがダークゴーストの背後に現れる。

 

「これが私の三段撃ちだ~」

 

「くそ!」

 

敵を殲滅せんと放たれる分裂したガンガンハンドによる銃撃。

一撃目をかわしても二撃目が、二撃目を避けた後は三撃目が。隙間なく放たれる銃撃はオニキスの逃げ場を奪いながら、彼を追い詰め、

 

「うわぁ!」

 

最終的にその姿を銃撃の嵐の中に飲み込む。

無数の銃撃による一斉射撃による煙が晴れた後には跡形もなく消え去ったようにオニキスの姿はなくなっていた。

 

「やった~」

 

「喜ぶのは早いぞ!」

 

勝利を確信するダークゴーストの背後からオニキスの飛び蹴りが放たれる。

予想外の不意打ちにガンガンハンドを手放しながら地面を転がるダークゴースト。

 

「えぇ~、何で〜!?」

 

「そう言う計算じゃオレの方が上だった様だな。うまくそっちの攻撃を誘導させてもらった」

 

口ではそう言っているがタイミング的にはかなり危険なものだった。

オニキスの最大の利点であるがゆえに、敵の必殺技の発動に合わせて逃げ込める様な鏡面の位置は戦いながら常に確認していたが、逃げ込むタイミングはかなりギリギリだった。

 

だがこれは、ミラーワールド、又はベンタラを舞台に戦うライダーの最大の利点だ。

 

ドラグセイバーからブラックドラグクローに変えたオニキスのパンチが追撃に放たれるが、ダークゴーストはそれを避けながら、

 

 

『カイガン! ベンケイ!』

 

 

「くっ!」

 

ゴーストドライバーから飛び出したパーカーゴーストがオニキスを弾き、その隙に新たな姿へとチェンジする。

 

 

『アニキ! ムキムキ! 仁王立ち!』

 

 

頭を覆う頭巾が付いた白いパーカーに七つの武器らしき絵柄に変わった仮面の姿『ベンケイ魂』に変わったダークゴーストはガンガンセイバーにクモランタンを合体させたハンマーモードで殴り掛かる。

 

「え~い」

 

「くっ!」

 

振り下ろされたガンガンセイバーの一撃で校庭に大穴を開けるベンケイ魂の剛力を受けては拙いと考えて回避する。

 

「まだまだ~」

 

今度は横薙ぎに振るわれたハンマーモードのガンガンセイバーをバックステップで避けると、オニキスはそのまま校舎の壁を蹴りダークゴーストから更に距離をとる。

 

校舎の壁を蹴りながらダークゴーストの真上へと跳ぶとブラックドラグクローの龍の口の部分に炎を集める。

 

「せいっ!」

 

ブラックドラグクローから打ち出された炎がダークゴーストへと向かうが、

 

「ほいさ~」

 

ガンガンハンドを取り出し、ロッドモードに変形させたダークゴーストはそれを回転させてオニキスの炎を防ぐ。

 

オニキスの炎を防いだダークゴーストはそのまま落下するオニキスに対してロッドモードのガンガンハンドを振るい打ち落とそうとするが、オニキスはガンガンハンドの先端を蹴って空中で軌道を変えてその一撃を回避する。

 

「ふっ!」

 

そして、着地すると同時にダークゴーストの頭を狙った回し蹴りが叩きつけられる。

 

「がはっ!」

 

「つぅ……」

 

だが、ダークゴーストも咄嗟にガンガンハンドを突き付ける。

カウンターの要領で腹部にガンガンハンドを叩きつけられたオニキスと、オニキスの回し蹴りを受けたダークゴーストが互いに距離をとる。

 

「これでどうだ〜」

 

ダークゴーストがガンガンハンドを地面に叩きつけると薙鎌、鉄の熊手、大鋸、刺又、突棒、袖搦を模したエネルギーがオニキスへと襲い掛かる。

 

(ならこっちも)

 

その動きから次の敵の狙いを理解したオニキスは、後ろに下がりながらカードデッキから新たなカードを取り出す。

 

同時にオニキスに襲いかかろうとしていたエネルギーの薙鎌、鉄の熊手、大鋸、刺又、突棒、袖搦が後方から飛んできたマイクロミサイルによって軌道が変わる。

 

「えぇ~!?」

 

「先輩、ナイス!」

 

「ああ、叩き落とさなくても反らすくらいは出来るぜ!」

 

絶妙のタイミングでの援護射撃をしてくれたクリスへと賞賛の声を上げ、ブラックドラグバイザーにカードを装填する。

 

 

『FINAL VENT』

 

 

「はぁぁぁ」

 

 

『オメガドライブ』

 

 

「えーい!」

 

背後に現れるドラグブラッカーの吹き出す炎と共に打ち出されるオニキスの必殺技ドラゴンライダーキックに対抗する様に放たれるダークゴーストのオメガドライブ。

 

オニキスとダークゴースト。二人のライダーの必殺キックが互いの中間点でぶつかり合う。

 

「おおおおおお!」

 

二つの必殺キックが中間点でぶつかり合い拮抗する。そして、互いに相手を打ち倒さんと力を込めあった瞬間。

 

巨大な爆発音と共に二人のライダーは吹き飛ばされ変身が解除される。

 

「互角か!?」

 

吹き飛ばされながらも態勢を立て直して吹き飛ばされたダークゴーストを睨む四季。

 

「きゅ〜。こうなったら〜……」

 

吹き飛ばされた少女が立ち上がりながらそう言って取り出すのは一つのライドウォッチ。

 

 

『ムゲン魂』

 

 

少女の手の中のウォッチが眼魂へと変わる。

今までのそれとは違う形状の眼魂。

 

 

『ムゲンシンカ! 』

『アーイ! バッチリミナー↓・バッチリミナー↑! 』

『チョーカイガン! ムゲン!』

『KEEP・ON・GOING! ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!GODゴースト!』

 

 

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