機械仕掛けの車椅子に乗ったゴブリンという珍しいキャラクターに目を奪われながらも二人は挨拶を返す。ダレッティは注目されているのに気付くと疑問を解消させようと語り始めた。「昔ちょっとした実験中に足をやってしまってね。それから作った
「役者も集まったし話の続きをしようじゃないか」グレンゾがダレッティに集まっていた視線の矛先を変えるように促す。「先程の
「元弟子だ。今は違う」ダレッティが即座に訂正を求める。
「すまんすまん、元弟子のムッツィオだな」手をひらひらと降りながら答える。
「何故ダレッティの元弟子であるムッツィオがあなたに
「そりゃあ俺があいつを
「どうしてそんなことを?」モモンガは食い気味に聞き返す。
「ムッツィオの理想の
「私はここのアカデミー出身でね。その時にムッツィオとは出会ったんだよ。そこで主席工匠を目指していたのだが私がゴブリンなのが気に入らなかったのか色々嫌がらせにあっていたんだ。それだけなら構わなかったんだが学校にいること事態が可笑しいと異議を唱えてきてそれは酷いものだった。それから先程話した実験の失敗が想わぬ幸運を私に授けてくれてね、それからアカデミーには訪れることはなくなったんだが…」
怒りアイコンを浮かべたダレッティは「今度は奴等がアカデミーだけでは飽きたらずパリアノからゴブリンを排除しようとしている話をグレンゾから聞いたんた。そこで私は復讐を決意した。私を迫害してきたアカデミーの奴等に鉄槌を振り下ろし今迄の諸行に対しての懺悔をさせてやろうと……」
怒りを思い出したダレッティを宥めながらグレンゾが話を纏める。
「そういうわけで利害が一致したから俺は小僧と手を組んだってことだ。質問の答えとこれからの行動について納得して頂けたかな?」
モモンガとぶんぶん丸は目を合わせ「とりあえずアカデミーの奴等に痛い目をみてもらう流れができましたね」
「そしてムッツィオを倒すのが当面の目標なんでしょう」「了解です。選民思想なんてクソっ食らえですから楽しくできそうです」「ですね」二人は笑顔アイコンを出しクックック…と意地の悪そうな声でハモる。
モモンガが代表して「了解した。これから宜しく頼む」そう答えるとグレンゾが仲間になったんだし装備を整えろよと二人にチュートリアルクリアの報酬アイテムを渡した。
書き留め切れたので暫くお待ち下さい