ぶんぶん丸がいつまでも死亡時の通知音が鳴らず恐る恐る目蓋を開くと体に緑色のエフェクトが出ており頭の横にナイフが落ちていた。
「時間になっても来ないから捜しに出てみてよかったです。助けに来るのが遅くなって申し訳無い。」
ぶんぶん丸さんですよね?と豪華なローブを羽織りお腹と眼光が赤黒く灯った骸骨がこちらを覗き込んでいた。
「……モモンガさん?」
「はい。こんな形ですが初めまして。確かに愛嬌は感じる姿をしてますね。直ぐ終わりますのでゆっくりしててください。」
これをどうぞとポーションをぶんぶん丸に渡すとモモンガは襲撃者に対峙した。
「いつまでたってもお前の様な屑はゴキブリみたいに湧いてくるんだな。ゴキブリらしく踏み潰してやるから覚悟するがいい!!」
襲撃者は怯えながらも気勢を張り答える
「なんでお前がこんな所にいるんだよ!」
「確かに普段なら来ない場所ではあるがそんな事は関係ないだろう?そういえば先程お前は自らを勇者と名乗ったな。喜べ!ここに魔王がいるぞ。勇者らしく私を倒して英雄になってみたらどうだ?」
雄大に手を大きく広げモモンガは語りかける。襲撃者はその言葉を聞くと右手をアイテムボックスに伸ばし何かのアイテムを取り使用しようと忙しそうに何度も手を振り回してる。
「さっきから脱出しようとしてるが貴様がぶんぶん丸さんに冥土の土産を聞かせている段階でこの空間には各阻害魔法を唱えておいたので逃げることは不可能だぞ」
その言葉を聞いて襲撃者はアイテム使用を諦めモモンガさんから背を向け走り出した。
「てめぇに勝てるわけがないだろ!お前は魔法詠唱者だから敏捷は低いだろうしこのままサヨナラさせてもらうぜ!」
そのまま数メートル進んだ所で襲撃者がいきなり爆発した。そのまま続けて無数の巨大な肋骨が虎鋏のように襲い襲撃者にダメージ与えた後に拘束する。
「なんでこんなところに罠が?!」
「はぁ………装備と戦い方をみたらある程度のステータス位予想がつくのだから罠位張っておくに決まってるだろう。こんなことも考え付かないとは弱いものいじめしかしてこなかったんだな貴様は」
「うるせぇ!モンスターは大人しく倒されてればいいんだよ!」
「もういい、時間をかけて拘束を解かれても困るし決着をつけよう。《
大きな3本の斬擊が襲撃者にぶつかりHPが0になったのかそのまま綺麗なエフェクトとドロップアイテムを残して消えていった。この一連の出来事を眺めていて私にはモモンガさんが魔王と自分自身を例えていたがそんなものではなく光輝く正義の