小鬼奮闘記   作:群衆者

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回想6

モモンガとぶんぶん丸の初邂逅から時間が経ち二人の間柄に変化が起こる。ユグドラシルだけでなく会社でも話す仲となり、ユグドラシルを二人で行動しているときにぶんぶん丸はモモンガの事を師匠と呼ぶようになった。初めの内はモモンガが嫌がり止めて貰える様にお願いしていたがぶんぶん丸が茶化しているわけではなく本気で尊敬し師事しているとモモンガに力説したためモモンガが泣く泣く折れることとなり、最終的に他のプレイヤーがいない時であればと許可を出した。

 

パワーレベリングの最中や職場での空き時間等のイベントまでの期間にぶんぶん丸はモモンガに色々なことを聞いていた。戦闘のコツ、ユグドラシルの細かいシステムや歴史、装備、アイテム、魔法、スキルの種類、そしてモモンガについて等だ。モモンガ自身もぶんぶん丸に気を許したせいか教えたがりな所が顔を表し、饒舌なり過ぎ話が止まらないこともあった。

 

特にモモンガが嬉しそうにぶんぶん丸に語るのはモモンガがギルドマスターとして所属しているアインズウールゴウンが話題になっている時である。ぶんぶん丸としても師匠であるモモンガが楽しそうに、又程よく自慢ともとれる話をしている様子は悪いものでは無く、ぶんぶん丸もその話題を多く振っていた。しかしギルドメンバーのIN率が減っている話題だけはモモンガが落ち込みながら、納得はしているんですけどね。と悲しみアイコンを出すのが居たたまれなく、ギルドメンバーに対しての話題は避けるように心掛けた。故にぶんぶん丸はモモンガのギルド拠点であるナザリック地下大墳墓について聞く機会が多くなり、未だ訪れていないのにも関わらずユグドラシルにおいて何故か一番詳しい施設となってしまった。

 

ちなみにモモンガは初期の方にギルド加入条件をぶんぶん丸に伝え、申し訳無いですがぶんぶん丸さんは入れない上にギルドメンバーの承諾が無いと見学も難しいと謝りながら教えていた。しかしぶんぶん丸はエンジョイ勢のゲーム初心者でありアインズウールゴウンというユグドラシル内でも上位に入るギルドに加入すると足を引っ張ってしまうと考えていた為、特に気にする様子もなかった。

 

職場でもぶんぶん丸こと山田勇気がモモンガである鈴木悟に話しかける事が増え職場での鈴木悟の印象が変わり始めた。今迄は常に疲れた顔をしており話し掛けても愛想笑いで言葉少なく答えていたのだが、山田と話ている時は普段とは全く違う表情を浮かべ会話を楽しんでいる様子が見て取れた。職場内の社員が理由を山田に聞いてみたところ、鈴木さんは人見知りだが見た目とは違い、凄く熱いハートを持っていて正義感が強く、その癖案外お茶目なところもある少年の様な心を持ったいい人だと教えてくれた。社員が思い返してみると確かに鈴木さんは仕事はそつなくこなしている上、職場や上司以外の悪口を言わないし同僚達や部下に無理難題を押し付けている事はしていなかった。それを理解し周りに伝えると鈴木さんに好印象を持つ者が増えていき鈴木悟の人間関係が良くなっていった。

 

そんな二人が少しずつ仲を縮めながら日々を重ねぶんぶん丸のレベルが100になった頃にぶんぶん丸の本命であるMTGとのコラボイベントが開始された。

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