小鬼奮闘記   作:群衆者

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回想7

イベントが実施されてから数日が過ぎ、初期情報が出回り始めた頃の会社での昼休み。休憩所でのテーブルに向かい合わせで座っている山田勇気と鈴木悟は互いに集めた情報による意見交換を開始し山田が鈴木に聞きた。

「結局出現してきたのは何ヵ所でしたっけ?」

 

「全部で4箇所でしたが二人で行けそうなのは1箇所だけでしたね。予告PVで散々煽ってきた癖に肩透かしもいいとこです。ですが結構難しいらしくて未だに最後までクエストクリアしたって情報は出てきてないです」

 

「そうなんですか、自分の方でもMTG自体の方から手掛かり掴め無いかと思って調べたんですけどMTGってスタートは紙媒体のカードで遊ぶTCG(トレーディングガードゲーム)なんです。そしてそのカードを元にバックボーンに物語があったらしく、今回はその話を題材にしてイベントを作成したみたいですね。どのストーリーかは調べたいんですけど昔と違って政府(うえ)からの規制が入っててもう読めないのも多いので難しいと思います」

 

「なるほど、こちらは出現した街に関する聞き込みからなんですがクエストを与える相手のNPCが複数いるようで受けるNPCによって報酬も違ってくるらしいです。しかもクエストを受けることのできるNPCはなにやら条件があるらしくプレイヤーが全てのNPCから選ぶことは無理との話でした。なおかつ、一度NPCを決めてクエストを開始すると再挑戦は受け付けなくなるみたいです。」

 

「うへぇ…。やり直しがきかないのは辛い所ですね。」

 

「まあ、運営者が鬼畜なのはいつものことですから。」

 

「どのNPCを選ぶかも重要ですね。俺等を受け入れてくれそうなやついました?」

 

「うっすらとでしたがゴブリンっぽいNPCがいたとの情報は入ってます」

 

「ゴブリンのNPCがいるんですね!じゃあそいつにしましょうよ!?」

 

「有力候補にはしときましょうか。クエストするかは実際に話を聞いてみてからということで。」

 

「了解です。そういえば限定ガチャ回してみましたよ!」

 

「おっ、内容はどうでした?」

 

「最初にガチャとは別に1人につき1つ限定のマナプールって名前の指輪渡されました。説明文を読んだらその指輪を装備して起動するとカウントダウンタイマーが起動して一定時間毎に装備者に相応しい色のマナと呼ばれる数字がストックされていきます。そのマナを消費すると今回のイベントで出てくる巻物(スクロール)やアイテム、スキル等が発動できるみたいです。そしてタイマーが0になると指輪は停止して再始動までにクールタイムが必要となる。とのことです。」

 

「面白いですね!」

 

「はい。MPを使わずに魔法が撃てる様なので私には楽しそうです。」

 

「マジックキャスターの私にもマナさえあればスキルがリキャストタイム無しで連発できるのは使えそうなので気になりますね。とりあえず私もガチャ1回せば貰える用なのでその指輪は手にいれてみます。その後は実験にガチャで出てきた巻物(スクロール)でも試し撃ちしてから考えます」

 

「そろそろ昼休みも終わりますね。じゃあまた夜に会いましょうか。」

 

「そうですね、一緒に実験しましょう。」

二人は重い腰をあげ互いに頑張りましょうと声掛をし仕事に戻っていった。

 

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