天子「内容が深いわ................この先どうなるのかしら。」
朝のことである、あの天子が小説を読んでいたのだ。それも、コーヒーを飲みながら..............ではなく、相変わらず桃を食いながらであった。そんなやつこの世で天子しかいない、これは間違いない。
衣玖「あの..............総領娘様は一体、なにをお読みになっているのですか?」
衣玖は、天子が何を読んでいるのか気になるらしい。..................とはいえ、なんで桃食いながら聞いてくるんだ?それする必要あるか?..............相変わらずである。
すばる「よく分からん本をお読みになっていますよ、総領娘様は。」
衣玖「さりげなく私のセリフ真似てます?」
あぁ、真似ているぞ。
衣玖「..............まぁ、総領娘様が変な道にいかなければ、私はそれでいいんですけどね。」
すでに手遅れ説濃厚である。
すばる「.................まぁ、俺は外の空気でも吸ってくるよ。」
あんまりここに居ると、部屋中が桃臭くなりそうだ。そう思って、俺は家を出た。外に出ると、太陽が俺を照らしていた。今日は快晴である。というか、常に快晴か。天界は雲の上に出来ているので毎日、朝昼夜は、快晴なのである。まぁ、ようするに天気予報はいらないと言うことだ、やったね。
すばる「気持ちいいな~......................だが俺の視界に写っている前の奴はなんだ?」
俺の視界に写っていたのは、見た目は人間だが、後ろには黒い羽が生えており、少し遠いところで高速移動していた、あちこちに。
すばる「...................何しているんだ?何かの儀式か?」
俺がそう思っていると、突如方向を変え、こちらに向かってきた。..............向かってきた!?
すばる「ちょちょちょ待て待て待て待て!」
と言っても、止まってくれる気配がない。いやでも人がいる方向に普通突っ込んでくるか?....................あっよく見たら新聞持ってるわ、ご親切に届けてくれてありがとう...............じゃなーい!
?「ダイレクトー....................」
すばる「へっ?」
?「シュート!」
と言っては、俺に突っ込み、俺をぶっ飛ばして、後ろのポストにダイレクトシュートさせた。ポストにはしっかりと新聞が入っており、地味に上手い。と、俺は思ってしまうのだった____________________。
天子「どんな入れ方をしたら、すばるを一緒に巻き込むの?」
天子が、カラスみたいな見た目をした人に突っ込んだ。
?「あはははは.............つい気づかなかったもんで。」
すばる「いや思いっきりいるのに突っ込んだよね?」
目玉節穴か!と、思わず思ってしまう。
衣玖「というか、どんな入れ方したんですか?なんかドンガラガッシャーンみたいな音が盛大に聴こえたんですが。」
え、待てそれ大丈夫か?いろんなもの壊れてそうなんですけど?
?「えっとですね、なんかいつも通りにポストに入れるのは面白みに欠けましてね。どうせならダイレクトシュートして、勢い良く入れようかと.........」
天子「今すぐすばるに謝りなさい。」
?「すんませんでしたあぁぁぁぁぁ!」
謝り方が女の子が言う謝り方か?俺はもっと可愛い謝り方が良かったんだが、....................何言ってんだ、俺
すばる「というか、お前は人間なのか?それとも妖怪なのか?あんな高速移動できる奴、幻想郷中探してもいないと思うんだが?」
ふっふっふ~と、笑うカラス人間、何がおかしい?すると、手に持っていたカメラを俺に見せつけながら、自分の名前を名乗るのだった。
?「それは、私が幻想郷一のスピードを持つ、規則正しい射命丸だからですよ!
射命丸、か..............霊夢が新聞読んでたときに、何でかは知らんけど「射命丸め~!」って言ってたな.................何故だ?
?「あ、射命丸って呼ばれるの飽きちゃったんですばるさん、私の下の名前は文って呼びますんで文って呼んでくれませんか?」
すばる「いやそれ自分で言います?というか、ちゃんと最初からフルネームで紹介しろよ。」
文「え~.....................だってめんどくさいじゃないですか。」
文って呼ばれてほしいのか呼ばれてほしくないのかどっちなんだ貴様は。と、俺は内心そう思った。
衣玖「とにかく、ダイレクトシュートで新聞を入れるのはやめてくださいよ................家が壊れるんですから。」
すでにいろいろ壊れる音がしたんだがな?
文「それはそうとすばるさん!」
すばる「んっ?」
何を聞いてくるんだ?そのまま自分の家に帰ればいいのに。
文「あなたって最近幻想入りした人ですよね?だったらあなたの生活習慣を取材していいですか?」
すばる「はぁ!?」
だめに決まってるだろ、だってそれいわゆるストーカーって奴ですよね?こちとら1日中監視されるのも嫌なんですけど?
すばる「ダメに決まってるだろ?プライベートなんだから、それにこっちがかなり迷惑なんだが?」
文「むぅ..............仕方ないですね。じゃあこれなんだと思います?」
文は、自分のポケットからひらりと一枚の写真を出した、それを俺と天子に見せつけるように。
すばる 天子「!?////」
俺達は顔を真っ赤にした。だって、目の前にあった写真は、俺が天子に馬乗りしている写真だったからだ。
天子「ちょっと!?///なんでそんな写真持ってるのよ!?」
すばる「というかいつ撮ったんだそれ!?///」
衣玖「わぁ、撮ってたんだ、馬乗りしてる写真!」
すばる「衣玖!貴様もあん時見てたなー!?」
衣玖「しまった!ばれてしまいましたわ!」
どこで見ていたんだ、こいつらは!?
文「ふっふ~ん、私がたまたま天界のほうに通っているときに、偶然この光景に遭遇したんですよね~。それで、この写真をいつ載せるか迷ってたんですよね~。」
悪魔だ、こいつ悪魔だ!
文「もしもすばるさんが、自分のプライベートを新聞に公開していいならこの写真は新聞に載せません。でも、それでも嫌な場合は....................さて、どうします?」
悪魔だ、こいつ悪魔だ!(2回目)
天子「ちょっと!私たちにとって何にも得がないじゃない!ほかに条件はないの!?」
すばる「そーだそーだ!俺たちに何にも得がなかったらつりあわないだろ!」
文「と言ってもですね.....................うーん。」
文はしばらく考えた後、俺に向けて、挑戦を出してきた。
文「すばるさんが私を捕まえられたらこの内容はどちらともチャラにさしてあげますよ!」
と、俺におそらく無理難題な挑戦を出してきたのだった_________________。
天子「えっ!?無茶よ!射命丸はただでさえ幻想郷一早いのに、それをすばるにやらせるなんて!」
衣玖「そうですよ射命丸さん!すばるさんは指パッチンしか出来ないのですよ!?」
さらっと失礼なことを言うんじゃない、衣玖。
文「でもこれ以外に良い条件ないですよ?これでもマシな条件出してるんですよ?」
天子「あんたねぇ..............あの霊夢でさえもあんたのこと捕まえられないのに、すばるでどうやって捕まえればいいの?」
俺は思った...................ひょっとしたら瞬間移動を利用すれば、戦闘出来るんじゃねぇか?.................試してみるか。この能力が強いということを文に見せつけてやるんだ、俺
すばる「...............確かに悪くねぇ条件だ..............受けてたとうじゃねぇか。」
衣玖「えっ!?」
文「...........良いじゃないですかそのノリ............後悔しても知らないですよ?」
すばる「.............こっちのセリフだね。」
そう俺が言った後、文は勢い良く飛んで、ものすごいスピードで俺達の上空を移動し始めた。
衣玖「.................あれは瞬間移動か何かですか?」
知らん、ただあいつが速すぎるだけだ。
天子「ちょっと、やっぱり無理しない方がいいよ、すばる...............万が一新聞に載っても................大丈夫だから。」
天子は不安なのか、俺を止めようとしてくる。まぁ実際危ないんだろう、だってあれ瞬間移動とほぼ変わらんで................でも、俺は
すばる「安心しろ天子。」
ただそう一言だけ天子に言って、文の方に向いた。
すばる「(よく狙え.................俺には瞬間移動だけが武器じゃない...................そう、俺には右手だけじゃない、『左手』もある!)」
........................そこだ!!
文「ははは、瞬間移動でも私を捕まえるのはむずk..........!?」
私は驚いた、何故すばるさんは私の進行方向にいるのですか!?そして............何故左手を構えているのですか!?
すばる「いいか、一つだけ教えておこう。」
すばるさんは、空中で教えてくれた。
すばる「俺、カラテ習ってたから、そこそこ戦えるんだよねー」
そう言って、飛んでる私を、死なない程度に背中にパンチするのだった____________________。
文「................で、どうしてあなたは生きてるんですか。」
背中をさすさすしながら文が言った
すばる「あぁ...............簡単なことだ。」
俺は文に手を見せながら言った
すばる「雲に叩きつけられる前に、瞬間移動すればいい話なんだよ。」
文「.................どこまで強いんですか、その能力。」
文は悔しいのか、落ち込みながらそう言葉をこぼした
天子「とはいえ無茶しすぎよ!一瞬まじで死んだかと思ったじゃない!」
天子は怒りながら..................そして、心配しながらそう言った。
すばる「あはは.............ごめん。」
衣玖「ほんとですよ、すばるさんが失敗してたら、新聞一面に馬乗りの写真載せられてたのに。」
すばる「よーし衣玖?後で家の裏に来い。」
天子「まったく..................ほんとに。」
私は驚いた、あの能天気なすばるが、ちゃんと考えていたなんて...............すばるは指パッチンだけが取り柄なんかじゃない。だって................瞬間移動してたと同時に左手でパンチするなんて..................タイミングと勇気がないと、ほぼ『あの世行き』だった。どんだけ私に心配させるのよ...................でも、これだけは言えることがある。
私は、衣玖に怒っているすばるを見ながらこう思った
..................あんたが太陽を後ろにしてパンチしていた姿................カッコ良かったよ_______________________。
どうもです。
人を本気で殴ったことないです。
みなさんはありますか?